今回はミレイ視点です
では、本編
ただ1つの決意
あらすじ
倉を整理していたら翔聖は聖夢剣を発見した
翔:「どんな能力なんだろう」
ミレイは紅魔館の中庭で弓矢の練習をしていた
ミ:「はっ!」
ミレイは見事に矢を的中させる
美:「おー凄いですねぇ」
門番をしていた美鈴が声を掛ける
ミ:「ありがとう 美鈴さん」
ミレイは美鈴に近づく
美:「ミレイさんって弓道とか習ってたんですか?」
ミ:「うん 小さい頃ね」
美:「なるほどなるほど...ひっ!」
突如美鈴の横にナイフが刺さる
ミ:(咲夜さんかな)
ミレイはナイフを見て悟ると美鈴から離れる
美:「...やらないと殺させる...」
美鈴はそう呟くとミレイを見て
美:(秋祭りから帰って来てから元気がない)
そう思った
ミレイは自室に戻り矢を手入れしながら
ミ:(なんだろう...秦羅君が幸せになったのに...何で涙が...)
ミレイは涙を流していた
すると
?:「ミーレーイ」
ドアからミレイを呼ぶ声が聞こえる
ミ:「フラン?」
ミレイは涙を拭くと声の主に問う
フ:「そうだよ 入っていい?」
ミ:「うん いいよ」
フ:「お邪魔しまーす あれ?忙しかった?」
フランは手入れしてるミレイを見て聞く
ミ:「いや、暇だったから」
フ:「そっか...ん?」
フランはミレイの顔を見て
フ:「泣いてるの?」
ミレイの目元が赤くなってるのに気づく
ミ:「...いや、眠いだけだよ」
フ:「そっか...」
フランは話題を考えてると
フ:「ミレイって弓を使って戦うの?」
ミ:「うん」
フ:「どうして?」
フランは首を傾げる
ミ:「私の決意だから」
フ:「決意?」
ミ:「この弓で秦羅君や皆の役に立つっていう決意を込めたから」
ミレイは弓を握りしめる
フ:「そっか ミレイは優しいんだね」
ミ:「え、そう?」
フ:「優しいよ 絶対に他人を優先するからそして他人の為に怒れたり泣いたりするから」
フランの言葉にミレイは
ミ:「...そっか ありがとう...フラン」
フ:「どういたしまして」
ミ:「.....ヒック..グス」
突如泣き出すミレイ
フ:「ど、どうしたの?」
フランは泣いたミレイを見て驚く
ミ:「ごめんね...フラン」
フ:「ミレイ...どうしたの?」
ミ:「分からないの....」
フ:「分からない?」
フランは首を傾げる
ミ:「秦羅君が幸せなのに...何で泣いちゃうだろ」
フランはその言葉を聞くと
フ:「泣くのは当たり前だよ 好きな人に恋人が出来たんだもん 悲しくて当たり前だよ」
ミ:「そうなんだ でも...涙を見せたくない....私のせいで秦羅君が悲しむのを見たくないから」
フ:(やっぱり優しい)
フランは優しく抱きしめると
フ:「泣いていいよ 私が受け止めてあげるよ ミレイお姉ちゃん」
ミレイはフランの言葉を聞くと
ミ:「うわぁぁぁぁんっ!!」
フランに抱きつきながら泣いた
~部屋の外~
咲:(ミレイさん...あなたは強い方です)
続く
どうでしたか?
ミレイは辛くないはずがありません 普通なら辛いのに我慢するミレイ
では、次回を楽しみに