東方翔霊録~守りたい未来~   作:来翔

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どうも来翔です
今回は秦羅の秘密が分かります
では、本編


光と闇の狭間

あらすじ

翔聖と霊夢と共に気に入った団子を買いに人里に来ていると秦羅と会い 秦羅が半妖だと知る

翔:「人妖って人間と妖怪の間に産まれた存在だよね?」

霊:「そうよ」

 

紫:「博麗神社ならいいわね」

紫はそう言うとスキマから秦羅と霊夢を押し出す

霊:「乱暴ねぇ」

霊夢はなんとか着地するが

翔:「ぶっ!」

翔聖は着地出来ずに地面に激突してしまう

紫:「あらら..」

霊:「で、秦羅について聞くわよ 彼については謎が多すぎるからね」

翔聖をスルーする霊夢

翔:(スルーされたっ!?)

紫:「ええ、わかったわ まず彼は父親が妖怪 母親が人間の人妖よ」

紫の言葉に翔聖は

翔:「あれ? 秦羅 って僕と同じ世界から連れてきたのに..僕の世界に妖怪っていたんだね」

紫:「いるわよ 姿とかが見えないだけで」

翔:「ふぅーん で、何で特殊なの?」

紫:「特殊なのは...血よ」

翔霊:「血?」

翔聖と霊夢は首を傾げる

紫:「秦羅は受けている血の割合が普通じゃないの」

翔:「普通じゃない?」

紫:「ええ、本来なら10の割合でやるなら5と5 もしくは6と4の割合なんだけど...彼は人間が8 妖怪が2の割合なのよ」

紫の発言に霊夢と翔聖は言葉を失う

紫:「それにより...人間だけど妖怪の血もあるという不可思議な事に」

翔:「そっか...なら蒼魔剣が扱えたのも」

紫:「恐らく彼の妖怪の血に反応したのでしょうね」

霊:「なるほど...」

紫:「そして彼は悩んでいる」

霊:「悩んでいる?」

霊夢は首を少し傾げる

紫:「自分は光と闇どちらなのか...を」

翔:「どういうこと?」

翔聖は訳が分からない

紫:「光というのは人間 闇というのは妖怪の事よ」

翔:「なるほどね」

紫:「本来の人妖なら どちらにもなれるけど...秦羅は違う」

霊:「人間の血が濃いけど妖怪の血も少なからずあるからでしょ?」

紫:「そんな感じね」

翔:「???」

翔聖は訳が分からず混乱する

霊:「えっとね 普通の人妖は半分ずつ血があるから光と闇のどちらにもなれるけど 秦羅は光の存在の人間の血が濃いけど闇の存在の妖怪の血も少ないけどあるから選択出来ないのよ」

霊夢は翔聖に説明する

翔:「ふぅーん でも血が濃い人間になればいいじゃん?」

紫:「受け入れてくれるかしらね 普通の人妖ならともかく濃い人間の血に少ない妖怪の血をもった人妖を」

翔:「受け入れてくれる場所はあるでしょ」

紫:「仮にあったとしても秦羅は..迫害されたトラウマで住みはしないでしょうね」

霊:「迫害されてたのね...」(だから他人との関わりを持とうとしないのね)

暗い雰囲気になるなか翔聖が

翔:「でもさ そんなに急いで選ばなくてもいいと思うんだ」

霊:「なんで?」

翔:「だってさ 少なからず受け入れてくれる人はいるじゃん 僕とか霊夢とかさ それにもしかしたら心から受け入れてくれる人はもういると思うんだ」

霊:(妖夢ね)

翔:「それにまだ若いんだし ゆっくり選べばいいじゃん」

霊:「それもそうよね」

霊夢は翔聖の意見に納得する

紫:(本当に凄い人ね 翔聖って人は)

紫はそう思うとスキマに入り帰ろうとすると

翔:「待ってっ!」

翔聖は呼び止める

紫:「?」

翔:「秦羅の両親は?」

紫:「彼の両親は事故で亡くなってるわ でも秦羅を守るために両親は命を落としたわ」

紫はそう言うとスキマに入ってく

翔:「....秦羅の強さはこれだな」(大切な人の命を背負ってるからか)

翔聖はそう呟く

 

続く




どうでしたか?
秦羅は大切な人の命によって生きている事がわかりました
そして、秦羅はどちらを選ぶのか
では、次回を楽しみに

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