東方翔霊録~守りたい未来~   作:来翔

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どうも来翔です
今回から最終部の第3部に突入します
では、本編


第9章
始まり


キャラクター紹介

 

神代翔聖:本作の主人公。輝月に唯一対抗出来る聖月を持っている。

博麗霊夢:本作のヒロイン。翔聖の恋人で翔聖を守ると誓った 。

守森秦羅:第2の主人公。輝月との戦いで蒼魔剣を失う。

神成ミレイ:神の子と言われている 現在は疲労からか目が覚めない。

輝月:全ての元凶。現在は消息不明。

 

~激闘から数週間後~

 

翔聖と霊夢は人里を歩いていた。

 

霊:「珍しいわね。翔聖から人里に行こうなんて」

翔:「いやぁ……前デートした時の団子が食べたくてね」

霊:「だからそんなに団子を買ったのね...…にしてもよくこの状況でのんびり出来るわね」

 

霊夢はため息をつきつつ言う。霊夢の言うとおり、今は輝月との決戦が刻一刻と迫っているのだ。

だからこそ、準備もあるだろうが、翔聖はのんびりとしていた。

本当に幻想郷を守れるのは不安に思えてきている。

 

翔:「確かにそうだけどさ。今あるこの時間を大切にしたいからさ」

霊:「確かにそうね」

 

霊夢は翔聖の言葉に頷く。霊夢は翔聖同様に溺愛しているようだ。

 

翔:「あ、話変えてもいい?」

霊:「?……いいわよ」

翔:「ありがとう。激闘の後……皆は大丈夫なの?」

霊:「魔理沙と咲夜と妖夢は無事ね」

 

霊夢の挙げた名前に翔聖は驚く。

 

翔:「3人だけ...…?秦羅とミレイと神楽は?」

 

翔聖は心配そうに言う。大切な仲間だ、心配するのは当然だ。

 

霊:「無事と言えば無事なんだけど……」

翔:「...…?」

霊:「神楽は……消息を断ったわ。多分、彼女の実力からすると生きてるとは思うけど、秦羅に至ってはあの後、白玉楼に帰ってないそうよ」

翔:「神楽は無事として...…秦羅が」

 

言葉を聞いた翔聖が暗い表情になってしまう。

 

霊:「ミレイは...…意識はあるけど...…まだ眠りから覚めないわ」

翔:「そんな...…疲労のせいなのかな」

霊:「分からないわね...…」

 

秦羅と霊夢が話してると

 

「悪いけどこれは直せない」

?:「そうか...…しょうがないな」

 

2人の話し声が聞こえる。

 

翔霊:「ん?」

 

2人が声が聞こえる方を見ると鍛冶屋から青い長髪の少女が出てくる。

霊:「女の子が刀を直しね...…物騒な世の中になったわね」

 

霊夢の言葉を聞いて少女は眉をひそめる。

 

?:「……女の子だと...…」

霊:「え?違うの? 女の子の顔だけど」

 

霊夢の言葉で少女は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?:「何故気づかん...…僕だ、秦羅だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔霊:「えぇぇ~っ!」

 

少女と思われた人物は秦羅であった。

 

翔:「秦羅って長髪だったんだ。そして服装も変化、青が基準だったなのに白のロングコートに青いマフラーとは。何かに似ている気がする」

秦:「ものすごい勘違いだ」

 

秦羅は服装を指摘されて反論する。

 

霊:「女の子にしか見えないわよ」

秦:「余計なお世話だ」

 

秦羅がふてくされていると

 

翔:「ところで秦羅はなんで鍛冶屋に?」

秦:「……これを直しにな」

 

秦羅は無残にも折れた蒼魔剣を翔聖達に見せる。

 

翔:「...…酷いね なんて言われたの?」

秦:「この剣は強力過ぎて直せないだとさ」

霊:「なるほどねぇ。しかしあんたの実力なら蒼魔剣が無くても大丈夫でしょ?」

 

霊夢の言葉を聞いた秦羅は

 

秦:「....…僕は蒼魔剣が無いと能力もスペルカードも使えないんだ...…そして人妖である限り....…弱い存在だ」

 

秦羅は最後の言葉を呟くと去っていく。

 

翔:「人妖...…」

霊:「秦羅って人間じゃないの?」

 

霊夢がそう言うと

 

?:「彼は人妖よ。しかも特殊な」

 

紫がスキマから出てくる。

 

翔:「紫さんっ!?」

 

翔聖はまだ驚く。

 

紫:「いい加減なれなさいよ」。

 

紫がため息をつく。2年前から変化しないのだため息もつきたくなる。

そんな紫に

 

霊:「秦羅について詳しく」

 

霊夢が声をかけた。やはり、彼が人妖ということが引っかかるようだ。

 

紫:「しょうがないわね……わかったわ。なら別の場所で」

 

紫は2人をスキマに引き込む。

 

続く

 




どうでしたか?
次回は秦羅の秘密が分かります
では、次回を楽しみに
そして、第3部も応援よろしくお願いいたします

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