リボーン×東方~外界異変~   作:Lan9393

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十五話:兄と妹、紅白巫女とマフィアボス(未定)。

霊夢Sido

 

  笹川がまた来た。

今度は、お誘いらしい。

沢田が私を連れて外へ出ていく。寝てたってのになんなのよ・・・。

 

「博麗さんもいくよね?」

「何で私が・・・」

「・・・」

「・・・あーハイハイ。行くわよ」

「・・・!」

 

パァッと表情を明るくした笹川は私の手を握る。

ブンブンと揺らして、ニコニコ笑う。

何が面白いのだか。

沢田がガッツポーズしてる。どうせ、(京子ちゃん可愛い!)と思ってるんでしょうけど。(正解)

ムカつくから殴る。腹にヒット。

 

「ゔぐぅ?!」

 

はいはい自業自得自業自得。

笹川は満面の笑みで言った。

 

「行こっか!」

 

・・・こいつ、沢田を見ているのかしら。

 

「・・・もう、めんどくさいわね」

 

ピクピクする沢田を見捨て、笹川についていく。

 

 

「救いは・・・救いは・・・」

 

無い。

 

——————————————————

 

「うん?!京子、ダレだそいつらは?!」

 

鼻絆創膏の男が筋トレしていたらしく、汗だくでこちらを見て不思議そうに首をかしげていた。

家に入ったら見える筋トレ模様ってなによ。

 

「私のお友達!ツナくんと・・・博麗さん!」

 

私たちを指して笹川が笑った。

・・・まあ、いいか。なにもいわないでやっても。

 

「俺は笹川了平で、京子の兄だ!極限によろしく頼む!」

「っ?!沢田綱吉です、よ、よろしくお願いします・・・」

「・・・博麗霊夢。よろしく頼むわ」

「応!」

 

了平さんは笑った。

それに対し、私はため息を吐くしかない。

 

「どうしたというのだ、博麗よ」

「別に・・・暑苦しいやつだなと思っただけよ」

「おお!極限にありがとう!」

「褒めてない・・・のだけど、まあいいか」

 

とてもマイペースな人らしい。

了平さんは「?」を浮かべている。

「なんでもないわ」と言ってやると、なんだかムカつく笑みを浮かべられたのでつい殴ってしまう。

そのパンチは了平さんの手のひらにきっちりと収まってしまった。

 

「!!」

 

受け止めた瞬間、了平さんはニヤリと笑った。

 

「いいパンチだ!是非、ボクシング部n・・・!」

「うらっ!」

 

了平さんを蹴り上げる。

しかしそれは腕によって防がれてしまう。

反射神経はいい方なのね。

 

「はっはっは!楽しくなってきたな!」

「知らないわよっ?!」

 

しゃがみこむ。

了平のパンチが頭上を通り抜ける。

危ない。しゃがまないと顔面にパンチが入ってたわ・・・。

 

「京子ちゃんのお兄さんって、いつもこうなの?」

「うん!そうだよ?」

「へ・・・へぇ、す、すごいね。お兄さん」

「ふふふっ。そうでしょ?お兄ちゃんはね、いつもああなんだけど、私が小さいころからずぅっと私を守ってくれたんだ」

 

笹川の笑みが目に入る。

沢田もそれを見て、「そっか」と笑った。

私には向けられない笑みだった。

 

(・・・なんだ、本当に仲がいいのね。私、入るスキがないわ)

 

なんて考えてしまった。

何を考えてるのよ!思考を飛ばすように了平さんの腹へパンチをいれた。

 




友人N氏が話を監督してくれるとなんか・・・話が・・・。
まとまっている気がする!!!!

というわけで、笹川兄妹のお話でした。
なんか、了平×霊夢フラグですねはい。
ツナ京好きだけど、好きだけど今回はツナ霊なんだぁああああああああ!!!
クリスマスのお話も書いてます。
次は山本のお家へお邪魔します。
友人N氏完全作話。文章に起こすのが次の僕のお仕事。

では!

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