リボーン×東方~外界異変~   作:Lan9393

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十一話:フラン「えーい!」ツナ「ぎゃぁあ?!」

綱吉Sido

 

  翌日。家でフランちゃんを背負いながらリビングを右往左往する。

何でだろう、落ち着かない。

 

ピーンポーン。

 

わ!また来たっ!この頃は来客が多いなぁ・・・。

オレは思考の片隅でそう考えながら応答する。

フランちゃんをおいて、だ。

 

「はいー?」

『沢田綱吉の御宅でしょうか』

「はい、そうですが」

 

綺麗なお姉さん?

・・・どこか誰かに似たような。

 

『受け取って欲しいものがあるので、いいでしょうか』

「どうぞ・・・」

 

オレは一旦それを切るとドアを開けた。

すると、缶ジュースが渡される。

なんだろう・・・とても不安だ。

後ろからフランちゃんが抱きついてきて、缶ジュースを眺める。

お姉さんがビックリしたように目を丸くすると、口を開けた。

刹那、パァンッ!と缶ジュースが塵と化す。

それを見たお姉さんは舌打ちをし、「では」と告げてそそくさと去って行く。

な、なんだったんだ・・・。

 

「なんだ、脆いの。つなよしのコップより脆いよ」

「まったく・・・フランちゃん、急に壊しちゃダメだろ?」

「はーい!」

 

オレらはリビングへ戻る。

するとそこには、妖夢と山本、リボーンが居た。

なんでだ?さっきまで玄関にはオレがいたはずだが・・・。

 

「あ!綱吉さん」

「よう!ツナ!」

「おいダメツナ、さっき誰に会った?」

「ひぃっ!銃を向けるな!銃を!・・・綺麗なお姉さんだったよ。変な缶ジュース渡してきた」

「・・・ふん」

 

ニヤッとリボーンは笑って見せた。

オレは首を傾げる。

 

「おそらく、そいつはビアンキだ。俺の殺し屋仲間だな」

「えええ?!殺し屋?!」

「そう。まあ、簡単にいえば、あいつの渡す料理は全部毒物だ。絶対食うなよ、魂魄、山本」

「「はい!(おう!)」」

「オレには忠告しないのかよ!」

 

リボーンはオレを見る。

なんだよ?オレが首を傾げると、リボーンはオレの背後を指差す。

そこはフランちゃんがいる。

フランちゃんがどうかしたのか?

 

「お前の後ろにいるそいつがいる限り、お前は死なねーだろう」

「え?フランちゃん?なんで?」

 

フランちゃんと目を合わせ、首を傾げる。

本人もわかっていないようだ。

ダメジャーン。

多分破壊能力を指して言ってるんだろうけどなぁ・・・。

 

「まあ、そんなわけだ。じゃあ俺は博麗んとこ行ってくる」

「?ああ、帰ったんだっけ。じゃあオレも・・・」

「お前はくるな。あいつは今少し神経質になっているからな」

「邪魔ってか?!」

「ああ。それとフランと離れるな。・・・じゃあな」

 

リボーンはスタッと降り立つと玄関から去って行った。

山本、妖夢が苦笑したままオレを見る。

なんだ、その生暖かい目は。

 

「じゃあ、私も稽古があるので失礼しますね」

「ああ。俺も野球の練習しなきゃな!じゃあなー!」

「二人とも、バイバーイ!」

 

彼らは何をしにきたんだろう。

オレは頬を掻く。

 

——めんどくさいことになりそうだなぁ。

 

なんて、思いながらオレはフランちゃんの頭を撫でた。




タイトル思いつかなかっただけですはい。

次はハルですね。そっちの方がよさそう。
・・・ツナ←ハルじゃなくなるかもですが、よろしくお願いします。
百合~(殴

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