霊夢Sido
そして、翌日。
今、私たちは、並盛中にいる。
あれから、妖夢が「不安じゃない」と言ったこと。それは、喜ばしいことだ。
私も親しい人間が嬉しそうにしているのは、素直に嬉しいと思える。
そこまで残忍な性格はしてないし。
・・・まあ、自分ではかりかねているだけなのかも、だけど。
「沢田」
「なんだよ、博麗」
私と沢田は、そろってそこの・・・消化器の入ってる赤い箱っぽいのっていえば伝わるかしら?・・・そこをずぅっと見ていた。
沢田に呼びかけると、沢田は不機嫌そうに目を閉じてため息混じりに言った。
「・・・別に。なんでリボーンさんがそこでお茶を飲んでいるかの理由が聞きたかっただけ」
「これはお茶じゃない。珈琲だ」
「あら、ごめんなさいね」
「そういう次元の話できない気がしますけど・・・」
リボーンさんはあまり人が注視しないところに基地を作るのが得意なようだ。
とてもユニークなところに作っている。
そしてそこでお湯を沸かして珈琲を飲む・・・とても、赤ちゃんとは思えない行動ね。
「それで?リボーンさんはなにを妖夢に教えてようっていうの?」
「ボンゴレファミリーについてだ」
「ボンゴレ・・・?」
私を一瞥する。・・・なによ。私には教えたくないってわけ?
苦笑したリボーンさんは、私の肩に乗ると、ゆっくりと喋り出した。
「お前の霧雨魔理沙はいるか?」
「・・・さあ?学校にはいないんじゃない?」
「よし、そいつを連れて来い、博麗」
「教えてくれたっていいじゃない?」
「教えるぞ?」
「・・・まったく、リボーンさんはワガママね」
私はリボーンさんを妖夢に押し付けるように抱きかかえさせると、走って校内を出る。
バレなければいい。
しばらく走っていると、見知った金髪が頭を書きながら何かを移動させてるのが見える。
髪の毛?いや、頭・・・?
人。しかも、男ね!
「ちょっと、魔理沙!!その人は・・・」
「んぁ?ああ、霊夢か。いやぁー、何か爆弾持って飛びかかってきたからさ。思いっきり殴ってやったのぜ」
「あのねぇ・・・。なにをしたらそうなるわけ?」
「んー?勝手に怒ってきたから一発。理不尽だろー?」
「あんたが何か言って怒らせたんじゃなくて?・・・そこの人、平気?」
さきほどまでもがもがと金髪、霧雨魔理沙に首根っこ掴まれてたのに声をかける。が、返事はない。
「・・・人殺しは犯罪よ」
「してねえ!!・・・おーい」
ぺちんぺちんぺちん。魔理沙が往復ビンタで目覚めさせようと試みる。
いや、流石にそれで目覚めさせても、頬が痛いからまた怒らせるだけでしょ。
私は魔理沙の頭を小突く。
魔理沙は止まり、ん?とこちらを見上げてくる。
男はむすっとした顔で胸ぐらを掴まれていた。頬は赤い。
多分、羞恥の赤ではない。叩きまくったからだと思う。
「あのなぁ、女」
「お?起きたか。よかったよかった!」
「そういう問題じゃねぇ!!とっとと離しやがれ!」
「わりーわりー」
ケラケラと笑いながら魔理沙はそいつを手放す。
そいつはケッと言うと、さっさと行ってしまう・・・。
ま、関係ないか。
「リボーンさんが呼んでるわ。行きましょう」
「ん?リボーンが?りょーかい、行くか!」
魔理沙は男のことなど一切気にしていないのか、快活に笑って私の肩に手を置いた。
まったく、元気なやつ。
私たちは学校へ戻る。
すると、そこには、殺されそうな沢田と、殺しそうなリボーンさん。
そして寝ている妖夢の姿だった。
猛烈に反省してます。
この小説は友人との会話からネタを仕入れていたんですが。
その友人からの意見が辛辣で・・・。
フランフランは付き合いそうにないとか、そういうことで。
そしてスクワーロ幸せにしろいわれました考慮しました。・・・相手誰だ?!
え?えーりん?!え?輝夜?!え?さとり?!(敵だった)
どうしろと?!
・・・・とりあえず、最初にカップリング確定したのは癖ですが、撤回するわけにも行きません。
このまま行きます。そしてスクさん幸せにしてみせる!!
・・・この男、誰かわかったでしょうか?
そして魔理沙さんとーじょー!霊夢さんはボンゴレについて、知りません。名前しか。
霊夢がリボーンと知り合い=その周りの自機メンバーは知ってる
と言った感じ。妖夢さん知らなかった気がするけど。
まあ、魔理沙さんと霊夢さんの絆がそれだけ強いんだ!!
そうだ!!
ヴァリアー早く行きたいです。だって、黒曜編は東方とくっつく人でないんだもん。
あ、雲雀さん出さないと。
ではでは、また次回です~