真琴「どうした駄作者。とうとうおかしくなったのか?」
おかしくなってないよ!というか駄作者というのをやめろ!
真琴「嫌だ。今更変えるのも面倒だし」
普通に名前か作者でいいじゃないか!いや、そんなことより、お気に入り件数が2ケタになったんだ!
真琴「そうだな。こんな駄文撒き散らしてる作者にも応援の言葉をくれる人もいるし、ありがたいことだな」
はい!これからも頑張ります。今まで感想や指摘をして下さった方々、ありがとうございます。これからも「儀式デッキ使いの日常」をよろしくお願いします!
では本編をどうぞ!
大海原を、船が進む。現在、真琴達が乗る船はアカデミア本校がある島へと向かっている。そんな中真琴はというと....
「zzz」
寝ていた。船が出港してそうそうに部屋(と言っても簡単なつくりの部屋だが)で眠ってしまっていた。さすが真琴。みんなの期待を裏切らない。と、そこへ
「真琴〜。酔い止めの薬無い?.....って寝てるのか。..,うぷっ。起きろ〜!」
彩花がきてエルボーで真琴を叩き起こす。しかし、彩花はなかなかグロッキーだ。いろいろとマズイ状況になっている。
「ぐえっ。.....彩花、もう少し起こすのはどうにかならないのか?.....と、そういう状況じゃないな。ちょっと待ってくれ。......ほらよ。甲板に出るぞ.....はぁ、めんどくせぇ」
「ごめん....真琴。うっぷ」
「吐くなら海にな」
彩花を支えながら甲板に出る。
「風に当たっていれば、まだ楽になるだろ」
「ありがと」
するとそこへ
「おーい、御鏡君!」
「ん?三沢じゃないか。久しぶりじゃないか」
「ああ、久しぶりだな。しかし君はオシリスレッドなんだな。番号といい、デュエルといい相当良かったのに」
「ああ、あっちの都合でオシリスに入れるしか無かったらしい。まあ、月一試験で寮入れ替えもあるし、なんとかなるさ。めんどくせぇが」
「はは。君らしいな。しかし月見原君は大丈夫かい?」
「あまり声をかけてやるな。さっきまですごくグロッキーだったからな。これでもマシになったんだ」
「そ、そうなのか」
「おーい、三沢〜!」
「三沢くーん」
「ん?」
赤い制服を着た二人組がこっちにやってくる。
「三沢!あん時以来だな!.....っとこちらさんは?」
「ああ、こいつは御鏡真琴君だ。御鏡、こっちは遊城十代だ」
「はじめまして、御鏡真琴だ。まあ同じ寮なんだ、よろしく頼む」
「おう!よろしくな!呼び方は十代でいいぜ?俺も真琴って言うし」
「わかった。十代だな」
「......あーっ!御鏡君って受験番号34番のサフィラ使いの!」
「サフィラ使いって訳じゃないが....まあ、サフィラは使ってたな。所でお前誰?」
「オイラは丸藤翔ッス。アニキ共々よろしくッス!」
「なあ翔そのサフィラ使いって強かったのか?」
「すごいッスよ!試験官相手に試験用のデッキとはいえ、ノーダメージ勝利してたッス。強いッスよ!」
「そうなのか!なあ、真琴!デュエルしようぜ!まだまだ島につくのに時間があるし」
「めんどくさい.けど.....彩花がこんな状況だしな、いいぜ、受けて立ってやる」
お互いにデッキをシャッフルし、デュエルディスクにセットする。周りにはちょっとした人垣ができていた。周りの奴らも暇だったのだろう。
「「デュエル!」」
真琴LP4000
十代LP4000
「先攻は俺が貰うぜ!ドロー!」
十代が力いっぱいドローする。
「俺は手札から魔法カード、E-エマージェンシーコールを発動!デッキからE・HEROと名のつくモンスターを1体手札に加えるぜ!」
フィールド上に浮かび上がる『E』の文字
「俺はデッキからE・HEROバーストレディを手札に加えるぜ!そして融合発動!手札のバーストレディとフェザーマンを融合!現れろ、マイフェイバリットHERO!E・HEROフレイムウィングマン!攻撃表示で特殊召喚だせ!」
炎を操るHEROと空を飛ぶHEROが融合し、右手に竜の顎のようなものを持った新たなHEROが場に登場した。
E・HEROフレイムウィングマンATK2100
「へっへん!こいつが俺のマイフェイバリットモンスターさ!俺はカードを2枚伏せてターンエンド!」
十代
手札6→3→1
モンスター/フレイムウィングマン
魔法、罠/セットカード2枚
「俺のターンドロー」
いつも通りやる気の無い声のもと、デッキからカードをドローする。
「(儀式を使っている俺が言うのも何だが、融合の手札消費は凄いものがあるな)俺は手札より魔法カード、エンジェルバトンを発動!デッキから2枚ドロー!1枚捨てる」
いつものごとく、下準備を整えるために、ドロー加速と墓地を肥やす。
墓地に送られたカード→儀式魔人リリーサー
「俺はマンジュ・ゴッドを攻撃表示で召喚!効果によって、デッキから儀式魔法、祝祷の聖歌を手札に加える!」
たくさんの手がある神が登場すると、儀式魔法を真琴に手渡す。
「俺は魔法カード、天使の施しを発動。3枚ドローし、2枚捨てる」
今度は天使が現れて、3枚を施すが、代償に2枚を落として行く。
捨てられたカード→儀式魔人デモリッシャー、祝祷の聖歌
「俺は手札より魔法カード、儀式の準備を発動!デッキから、竜姫神サフィラを、墓地から祝祷の聖歌を回収する!」
フードをかぶった怪しい集団が、デッキから取り出した儀式モンスターと、墓地から回収した儀式魔法を差し出す。
受け取ると、役目が終わったため、消えていった。
「お!いきなり儀式召喚か!」
「ああ、手札から儀式魔法、祝祷の聖歌を発動。この瞬間、墓地の儀式魔人リリーサーとデモリッシャーの効果。このカードを墓地から除外することで、儀式召喚のための生贄素材とすることができる。現れよ!竜姫神サフィラ!」
純白の翼を持った姫神の名に恥じない美しいモンスターが姿を現す。
竜姫神サフィラATK2500
「そいつがお前のエースモンスターか!く〜、カッコいいな!」
「はは、ありがとう」
「お互いのエースが1ターンでそろったか。なかなか見応えのあるデュエルになりそうだ。しかし御鏡はあれだけカードを消費しながら手札は初期手札の枚数のままか」
「うう、負けるな〜、真琴〜」
「アニキ!頑張るッス!」
真琴手札6→5→6→7→5
「手札より速攻魔法、サイクロンを発動、左側のカードを破壊するよ」
破壊されたカード→ヒーローシグナル
「バトルだ!サフィラでフレイムウィングマンを攻撃!」
「リバースカードオープン!ヒーローバリア!相手の攻撃を1度だけ無効にできる!」
「くっ、そのカードは対象を取らないカード....サフィラの攻撃は無効にされる....」
渦をまく不思議なバリアが攻撃しようとしているサフィラの前に現れ、サフィラの攻撃を弾いてしまった。
「マンジュゴッドではフレイムウィングマンを破壊できないし、メイン2に移行。カードを2枚伏せてターンエンド。エンドフェイズにサフィラの効果発動。デッキから2枚ドローし1枚捨てる。を選択2枚ドローし1枚捨てる。これで終了だ」
真琴
手札5→4→2→3
モンスター/竜姫神サフィラ、マンジュ・ゴッド
魔法、罠/セットカード2枚
捨てられたカード→儀式魔人ディザーズ
「く〜っ!ワクワクすんな!俺のターンドロー!俺は魔法カード、強欲な壺を発動!デッキから2枚ドロー!」
十代手札2→3
「全く、こんな時に手札補充カードかよ....」
「へへん!これが実力さ!俺はカードガンナーを攻撃表示で召喚!そして効果を発動するぜ。デッキからカードを3枚まで落として、落とした枚数の数×500ポイント、攻撃力をアップさせる!俺が落とすカードの枚数は3枚だ」
「‼︎(攻撃力を上げるモンスターか。元々の攻撃力が400しか無いから落とし穴が発動できねぇ)通るぜ」
カードガンナーATK400→1900
落ちたカード→ネクロ・ガードナー、E・HEROネクロダークマン、E・HEROシャドーミスト
「お、ラッキー!墓地に送られたシャドーミストの効果発動!デッキからシャドーミスト以外のE・HEROをサーチするぜ!俺がサーチするのはE・HEROバブルマン!」
影の濃いE・HEROが黒い霧の中を進み、少しすると出てきて、十代に新たなるHEROを渡すと、墓地に落ちていった。
十代手札3→2→3
「でもアニキは召喚権は使っちゃってるし、融合は手札にないでしょ!どうやってサフィラを倒すのさ!」
「まあ、焦るなよ、翔。HEROにはHEROの戦うべき舞台というのがあるんだ!フィールド魔法、摩天楼-スカイスクレイパーを発動するぜ!効果は知ってるか?」
「安心しろ。知っている」
十代がフィールド魔法カードゾーンにカードを置くと、あたりがアメリカンコミックに出てきそうな夜景となる。
「そうか!じゃあバトル!フレイムウィングマンでサフィラに攻撃!スカイスクレイパーシュート!」
「(くそっ、手札にオネストがいねぇ。仕方が無い。)墓地の祝祷の聖歌の効果を発動!」
「「「墓地から魔法カード⁉︎」」」
「うおっ⁉︎」
周りが予想外に驚くから少しびっくりしたようだ。
「このカードを除外する事で、1度だけ、儀式モンスターの破壊を無効にすることができる!」
「でもダメージは受けて貰うぜ!」
フレイムウィングマンATK2100→3100
真琴LP4000ー(3100ー2500)=3400
「ちぇっ、破壊出来なかったか。なら、カードガンナーでマンジュゴッドに攻撃!」
「くっ!」
真琴LP3400ー(1900ー1400)=2900
「どうだ!俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ!」
カードガンナーATK1900→400
十代
手札3→1
モンスター/フレイムウィングマン、カードガンナー
魔法、罠/セットカード1枚
「やった!アニキが先手を取ったッス!」
「十代が先手を取ったが、御鏡にもオネストや、おそらく入っているであろう、エフェクト・ヴェーラーなどの強力なカードがある。まだまだ読めないぞ」
「俺のターンドロー」
真琴手札3→4
「俺は手札から2体目のマンジュゴッドを攻撃表示で召喚!効果によってデッキから、救世の美神ノースウェムコを手札に加える!」
再びマンジュゴッドが登場し、今度は儀式モンスターを手渡す。
「そして速攻魔法、異次元からの埋葬を発動!除外されているカード3枚を墓地に戻す」
真琴手札4→3
墓地に戻ったカード→儀式魔人リリーサー、儀式魔人デモリッシャー
「よし、手札から儀式魔法、救世の儀式を発動!この時、墓地の儀式魔人リリーサー、デモリッシャー、ディザーズを除外し、儀式素材とする!いでよ!このデッキの切り札!救世の美神 ノースウェムコ!」
真琴の目の前に帽子が現れ、長い階段が現れる。すぐ前には、かしずく女性が現れる。真琴がその帽子を手に取り、女性にかぶせると、光が溢れ、その女性モンスターが降臨する。
「お前のエースモンスターはサフィラじゃ無かったのか?」
「いや、サフィラはエースさ。こいつは言うなれば.....相棒かな?小学生の頃から使ってるし」
そうなのである。このモンスターは真琴がはじめて手に入れたレアカードなのである。はじめて手に入れたカードが儀式モンスターであったために、今まで儀式デッキを主に使ってきたのである。ちなみにルインもほぼ同時期に手に入れているが、その話はまた別の時に。
「召喚時ノースウェムコの効果発動!フィールド上のカードを儀式素材にしたカードの枚数ぶん選択し、選択したカードが存在する場合、このカードはカードの効果によっては破壊されない!儀式素材にしたのは、リリーサー、デモリッシャー、ディザーズの3枚!俺が選択するのはサフィラと俺のフィールド上のセットカード、そして十代のセットカードだ!」
ノースウェムコの周りの3つの光球がそれぞれのカードに入っていく。
「いくぞ十代!バトルだ!俺はマンジュゴッドでカードガンナーに攻撃!」
十代LP4000ー(1400ー400)=3000
「カードガンナーが破壊されたため、1枚ドロー!」
十代手札1→2
「ノースウェムコでフレイムウィングマンに攻撃!」
「墓地のネクロ・ガードナーの効果発動!このカードを除外して相手モンスターの攻撃を1度だけ、無効にすることができる」
「やはり落ちていたか。なら俺はサフィラでフレイムウィングマンを攻撃!」
「フレイムウィングマン!」
十代LP3000ー(2500ー2100)=2600
「俺はこれでターンエンドだ」
真琴
手札3→1
モンスター/竜姫神サフィラ、救世の美神ノースウェムコ、マンジュ・ゴッド
魔法、罠/セットカード2枚
「ライフが逆転したッス!」
「それ以上にフィールドの差が激しいな。御鏡はモンスターが3体にセットカードが2枚に対し、十代は1枚だけだ。さて、どうやって切り抜けるのかな?十代」
「ん〜、ふぅ。真琴は強いよ。そう簡単には負けないよ」
「アニキー!頑張れ〜!」
「へへ!楽しいな!俺のターンドロー!」
十代手札2→3
「俺は伏せていたカードを発動するぜ!お前が儀式の準備なら俺はこいつだ!融合準備!俺はE・HEROエリクシーラーを見せる!俺はデッキからクレイマンを、墓地から融合を回収するぜ!」
「悪りぃ、ちょっと待った」
「ん?どうしたんだ?」
「説明をしてなかったからな。お前が融合召喚しようとしないから知ってるものとばかり思ってたから。儀式魔人リリーサーは儀式素材になった場合、このカードを儀式素材にした儀式モンスターがフィールド上に存在する限り、相手は特殊召喚を行う事が出来ないんだ」
「な!じゃあ、融合出来ないのか⁉︎」
「そう言うことだ」
「死者蘇生もか⁉︎」
「そうだな」
「ズルイッス!特殊召喚を封じるとか!リスペクト精神に反するッス!」
「いや、儀式素材に出来るから多用していたらこういう事ができてな、相手のエースを出させず、自分のペースでデュエル出来るんだ。まあ、サイバー流の言う、リスペクト精神とは相反するかな?だからあまり良く思われないんだよね、俺って」
「へー。でも、俺は悪いとは思わねーぜ!」
「ありがとう」
「なら俺は墓地のネクロダークマンの効果発動!このカードが墓地に存在する場合、1度だけ、手札からレベル5以上のE・HEROを生贄無しで召喚できる!俺は手札のE・HEROエッジマンを攻撃表示で召喚するぜ!」
デッキに入るE・HEROの中では最高の攻撃力を誇るエッジマンが場に出るが、登場した時に空いた大きな穴に落ちてしまった。
「悪いな、エッジマンには退場願おうかな。リバースカード、落とし穴だ」
「エッジマン!」
「悪いな。これも勝負なんでな」
「う〜ん悔しいけど、楽しかったぜ!」
十代
手札4枚
モンスター/無し
魔法、罠/無し
「俺もだ。俺のターンドロー、バトル!ノースウェムコでダイレクトアタック!」
十代LP2600ー2700=0
「ふ〜、負けた負けた!悔しいなぁ。次は負けねぇぞ!真琴!」
「時間があれば相手するよ。十代も強いからな。なかなかハラハラするタイミングもあったし」
「なあ!もう一度やろうぜ!」
「望むところだ。と言いたいところだが、あと少しで着くぞ。次のデュエルはまた今度な」
「うーん、残念だ。でもまたやろうな!ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」
そう言って十代と翔は離れていった。その時翔は少し不機嫌だったが。周りでは、いいデュエルだったな!とか話されている。
十代達がいなくなった後、三沢と儀式について話をしていた。
「俺も儀式を使おうと思うんだが」
おもむろに取り出したカードは「リトマスの死の剣士」だった。
「三沢も儀式使うの?それじゃあ、真琴とかぶるな。まあ、使うカードは違うけどな。ああ、真琴はありがと、ずいぶん楽になったよ」
「そうか」
「御鏡を見ていて、少し儀式を見直そうと思ってな」
「そうか。そのモンスターはレベル8か。デモリッシャーやリリーサーとの兼ね合いが少し辛いな。でも元々こいつ自身でディザーズの効果を持っているのか」
「そうなんだ。それに表側で罠カードが存在する必要があるが、なかなか使えるカードだと思わないかい?」
「こいつを使ったコンボを作るとすると......グラヴィティバインドや、スキルドレインとかはどうだ?こいつはすり抜けれるからな。かなり優位にたてるぞ」
「そうか!そういうカードもあったな!」
とか
「なんで落とし穴なんだ?奈落の落とし穴の方がよくないか?」
「リリーサーを儀式素材にしたモンスターがフィールド上にいると、相手は特殊召喚が出来なくなるからな、攻撃力が1000以上のモンスターを破壊する落とし穴の方が奈落の落とし穴よりいい場合があってな、両方投入しているんだ」
「なるほど」
とか、
「あの時最後まで伏せていたカードはいったいなんだったんだ?」
「ああ、あれはリビングデッドの呼び声だよ。サフィラがもし倒されたとしても、リカバリーが効くようにね」
「契約の履行でもよくないか?」
「サフィラはエンドフェイズに効果が発動するし、相手ターンでも使えるリビングデッドの方がいいかな〜ってね?」
「なかなか考えているんだな」
「デッキはある意味、自分の分身だからな。だからこそ、心を込めて作るんだろ?」
「そうだな。そうに違いない」
こういうような話をしていると、島が見えてきた。そして、島に上陸する。
「じゃあ、俺はこっちだから、じゃあな」
「そか。じゃ」
「私はこっちだから。入学式、すっぽかして、寝てちゃダメよ!」
「はいはい」
「ハイは1回!それに前科があるから言われるのよ!全く」
「はーい」
それぞれの寮へいったあと、体育館で入学式を行った。しかしどこの学校でも、やはり校長の話は長いものだ。そうこうしてるうちに入学式は終了。出ようとすると、
「アナータがシニョール御鏡デスーカ?」
おかっぱ頭の人が話しかけてきた。
「はい、そうですが、誰で、どうかしましたか?」
「ワターシはクロノス・デ・メディッチデスーノ。校長が、話があると言って呼んできて欲しいと言っていたノーネ!だからここに来たのでスーノ」
「ああ、あなたが手紙の。そうですか、ありがとうございます。それでは、校長室にいってきますね」
「礼儀正しい人は好ましく思いまスーノ、これから、頑張るノーネ」
「ありがとうございます」
そう言って、校長室に向かう。何があるのかといろいろ考えているうちについてしまった。
「PDAに地図機能があるって便利だな」
とまあ、グズグズする理由も無いし(すぐに終わらせて、部屋で寝たいし)校長室の扉をノックした。
「どうぞ」
中から声がしたので、入る
「失礼します。御鏡真琴です。呼ばれてきたのですが、何か問題でもありましたか?」
そう言うと、
「いやいや、とんでもない!私達の身勝手な理由でオシリスレッドにしてしまった事を謝ろうと思ってね。本来ならラーイエローに入るはずだったんだが、君しか寮の許可が終わっていない人はいなかったんだ。.....今回の相手が、プロの時にかなりお世話になった方でなかなか断り辛かったんだよ。.....とまあ、話がずれたけど、君の能力は高く買っている。ラーイエロー程度にまで、レッド寮の改装や融通はしてあげれるけど、どうする?」
なかなかいい人のようだ、鮫島校長は。しかし、
「いいです。1人を贔屓してはだめですよ。しかし、俺の能力を高く買ってくれているのは、素直にお礼を言います。それに、寮入れ替え試験もあることですしね。まあ、なんとかなると思います。ああ、いや、他の人がザコだ、と言う意味では無いですよ」
「そうですか、そう言っていただければ、こちらも助かります。これからの学園生活、頑張って下さいよ。話は以上です」
「そうですか、では、失礼します」
そう言って校長室を出る。寮へ戻る途中、たまたまデュエルリングのそばを通る時、
「ねぇ、万丈目さん、こいつクロノス教諭を倒したやつですよ!」
「へへん、実力だぜ」
十代と青の制服を着た3人組が言い合いをしていた。
「お〜い、どうしたんだ、十代?あと、そこにいる人も姿を見せた方がいいよ」
「え?」
こう言うと
「すぐに出ようと思ったんだけどね」
柱のすぐ隣から1人の女性が出て来た。
「別に咎めている訳では無いよ」
「そう」
「大方、十代の実力を見たかったんだろ」
「さて、ね?」
出て来た女性と話をしていると
「しかし万丈目君、君は何をしようとしているのよ、全く」
「天上院君、このドロップアウトにこオベリスクの実力をわからせてやろうと思ってね。」
「もうすぐ歓迎会がはじまるわよ」
「チッ、戻るぞ、お前ら」
そう言うと、さっさと戻っていってしまった。
「貴方達も早く戻った方がいいわよ。私は天上院明日香」
「俺は遊城十代」
「僕は丸藤翔ッス」
3人が自己紹介をしていく。
「貴方は?」
「俺は御鏡真琴だ。まあ、よろしくな。っと、さっさととさ戻るぞ、十代。寮の歓迎会がホントに始まっちまう」
「そうね。じゃまた」
そう言ってお互いに別れた。
「キレイな人ッスね〜」
「さっさと戻るぞ」
「ちょっと待って下さいッス!アニキ〜!」
「ハハハハハ!」
歓迎会には間に合った事だけはここに記しておく。
実は作中には書かれていませんが、十代はかなり真琴君にデュエルしようと持ちかけています。全部断っているが。
真琴「はぁ、十代といるのは楽しいんだが、あれほどデュエルしようぜとさそわれるとは」
ご苦労様です。
真琴「......お前ザマァとか思ってないか」
ナ、ナンノコトカナー
真琴「白々しい」
はは、何とでも言え、お前がいじめてくるから悪いんだ
真琴「はいはい。じゃあ、今日のキーカードだ」
救世の美神 ノースウェムコ
儀式・効果モンスター
星7/光属性/魔法使い族/攻2700/守1200
「救世の儀式」により降臨。
このカードが儀式召喚に成功した時、
このカードの儀式召喚に使用したモンスターの数まで、
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードを選択して発動する。
選択したカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードはカードの効果では破壊されない。
真琴「攻撃的な効果の多い儀式モンスターの中で防御的な効果を持つという、異彩を放つモンスターだ。こいつはカード効果による破壊に耐性がつき、儀式素材にデモリッシャーやディザーズを使用すればかなり場残りがいい」
真琴「また、レベル7儀式の中で最高攻撃力を誇り、属性も光だからオネストも使える。作中のように、サフィラと一緒に入れてみるのも面白いかもな」
真琴「しかも、儀式魔法も1ターンだけだが、対象に取らせないようにする効果を持っている。儀式モンスターの中でも運用が比較的簡単なモンスターだろう」
真琴「じゃあこの辺で終わりだ」
デュエル中のミスやカードテキスト間違い。タイミングの問題など、間違っていたら指摘の程を、よろしくお願いします。感想もお待ちしております。