儀式デッキ使いの日常   作:アリスとテレス

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真琴「と、言うわけで前回からの続きだ」
すいません、1話にまとめようとすると、ひどい程長くなるのが目に見えていたので切りました。
真琴「デュエルも割と佳境に入っているな」
まあ、あと2ターン程で決着ですね。
真琴「ここまでやってこれたことに俺は驚きを隠せないな」
あはははは。とりあえず最後までお付き合いの程を、よろしくお願い申し上げます!
では、どうぞ!


幻の歌と幻の魔

前回のあらすじ!

 

三幻魔が紫音の身体をのっとった!そして十代達がやられてしまった!

真琴が紫音を止めるためにデュエルを開始!

三幻魔の前に手も足も出ない真琴!しかし、紫音のために手に入れていたカードが手札に来る!そして、勝つために次の一手を考え始める!

しかし、圧倒的状況には変わりなく、真琴のLPは風前の灯!諦めるな!カードを引くんだ!ドローするんだ!運命を切り開け!

 

 

 

なんか厨二病臭い

 

 

「……(ハイパーブレイズ!)」

 

ウリアの攻撃が真琴の前にいたプレサイダーを吹き飛ばす。

 

そして、ターンエンドを宣言する。しかし、真琴は度重なる紫音のモンスター達の攻撃により、ガタが来ていたのだ。

ついに踏ん張りが着かず、倒れ伏す。それを見た紫音がゆっくりと手を掲げると、振り下ろす。すると、周りの三幻魔が真琴に対し、トドメとばかりの攻撃をする。

 

紫音が見ていた夢と同じ光景だった。予知夢....と、言われるものだ。しかし、当たって欲しく無かったものだが。ウリア達の攻撃により、真琴が吹き飛ばされ......無かった。

ウリア達の前に、小さな体を割り込ませ、攻撃をなんとか防ぐ奴らがいた。

 

ルインとノースウェムコだ。ウリア達の体躯の前には小さなものだが、主と認めた人を守るため、全身全霊をもって、三幻魔の攻撃から守る。

 

『ご主人....様!....はやく、早く戻って来てくださいまし。私達の壁も、そうそう持ちません!ご主人様!』

『.....私達はどうなっても、構いません!ですので、主.....目を覚まして....!』

 

ルインとノースウェムコが身を削って守っていた。

 

 

 

 

 

 

 

真琴は目を覚ました。しかし周りは暗かった。

 

「ここは、どこだ?」

 

真琴は周りを見渡す。しかし、何も無い。

 

「なんなんだ?」

 

困っていると、声が聞こえる。何時ぞやの光景を目にした。

 

 

 

「なぁなぁ!真琴!」

「あ?なんだ?」

「なにか本に載ってたんだけどさ、ここ見てくれよ!」

 

十代達が本の一角を指差す。

 

「ん?『ピースの輪』?なんだこれ」

「なんでも初代デュエルキングがとあるデュエルをする時に、これを信頼している友人達と作ったらしいぜ」

「『この輪がある限り、俺達は仲間だ!たとえ消えようと、必ず助けるし、困っているなら、助けにいく!』らしいッスよ!」

「俺たちもやってみようぜ!」

「はぁ?」

 

十代は真琴を連れ出すと、周りにいるやつらを巻き込み、集める。結局何時もの奴らが集まった。

十代、翔、万丈目、明日香、真琴、彩花、陽美、そして、紫音。

 

「この輪の絵が俺たちの絆のあかしだ!」

 

そう言いつつ十代が全員の手を巻き込み絵をかく。

 

「ったく、こんなことをしても意味なかろうに」

「意味はあるぜ」

「ん?」

「俺たちの心の原点がここになるんだ!どんなに辛くても、支えてくれる仲間がいるってことは、とてもうれしいものなんだぜ!」

「....そうか」

 

 

 

ここで光景は途切れる。しかし、周りから倒れたはずの十代たちが姿を現す。

 

「真琴!悪いけど後は頼む」

「十代」

「真琴君頑張るッス!」

「翔」

「ふん!貴様は俺が倒すんだ。それまで負けられては困るんだ。....勝てよ」

「万丈目」

「私が認めた人よ。負けたら、許さないわよ」

「明日香」

「あんたはめんどくくさがりやだけど、一本筋を通す。その事だけは、信用しているからね。勝ちなさいよ」

「彩花」

「師匠は強いから大丈夫!絶対勝てる!」

「陽美」

 

周りの人が次々と語りかける。そして、離れた位置にいた紫音が言う

 

「まーくん....助けてとは言わない。でも、止めて。もう、こんな事はしたくないの」

 

消え入りそうな声で言う。しかし、真琴は

 

「お前達よぉ、なんでこんなとこにいるんだ?」

「ここはお前の記憶の中だ」

「私達の記憶。でも、倒れている私達の魂が共鳴した。それだけのことよ」

「でもそろそろ限界っぽいな。じゃぁ、真琴!後は頼むぜ」

 

十代達が手をそれぞれ差し出す。真琴は紫音を連れて来る。そして光が溢れかえる

 

 

 

 

 

そんな時に目が覚めた。

 

 

 

 

「ぐっ.....うっ.....」

『ご主人様!大丈夫ですか⁉︎』

『....主様!よく戻って来られました!』

 

 

真琴はなんとか軋む身体にムチをうち立ち上がる。既に身体は限界。精神力だけでデュエルを続けていた。

そして、ルイン達が前からどいた。幻魔達の攻撃が止んだのだ。

 

「……(あのまま倒れていればよかったものを。ターンエンドだ)」

「お前のエンドフェイズにリバースカード発動!貪欲な瓶!5枚のカードをデッキに戻して1枚ドロー!」

 

戻したカード→和睦の使者、天使の施し、大天使クリスティア、攻撃の無敵化、聖なるバリアミラーフォース

 

そして、紫音がターンエンドを宣言する。

真琴は記憶の中の続きのような物を幻視していた。周りに十代達がいて、手をそれぞれ差し出している。そして、その手の甲には、全員揃って一つの輪になる絵が描かれていた。

 

「仲間....か。案外、悪くないかもな」

 

真琴はゆっくりと、デッキトップに手を掛ける。そして

 

「俺のターン、ドロー!」

 

カードを引く。しかし、引いたカードは、なんとなくわかっていた。

 

「俺が引いたカードはピースの輪!」

「……(なんだそのカードは⁉︎このタイミングで発動⁉︎)」

「このカードは、相手フィールドにモンスターが3体以上存在し、自分フィールドにカードが存在しない場合のドローフェイズにドローした時のみ発動できるという非常に厳しい発動条件だ。しかし、効果は極めて強力だ。デッキから好きなカードを1枚手札に加える!」

「……(なんでもサーチできるだと⁉︎)」

 

まさしく微かな、しかし確かにある最後の希望のピースを手にした。

 

「俺が手札に加えるカードは命削りの宝札!」

 

真琴の場に出たカードが光ると、1枚のカードとなり、手札に加わる。

 

「俺は永続魔法、神の居城ヴァルハラを発動!効果により、手札から天使族モンスターを特殊召喚できる!現れよ!幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト!」

 

幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトATK2600

 

「モーツァルトの効果発動!手札のアテナを特殊召喚!」

 

アテナATK2600

 

「そして、魔法カード、命削りの宝札を発動!デッキから手札が5枚になるようにドローする。俺の手札は0枚!よって5枚ドロー!」

 

真琴の周りの幻の十代達がそれぞれ1枚ずつ、カードを投げ渡す。その投げ渡されたカードを真琴は受け取る。

 

「俺は魔法カード、死者蘇生を発動!よみがえれ!シナト!この瞬間、アテナの効果により600ポイントのダメージだ!さらにマンジュゴッドを召喚!効果により高等儀式術を手札に加わる。そして、アテナのもうひとつの効果により、マンジュゴッドを墓地に送り、墓地の天使族モンスターを復活させる!蘇れ!破滅の女神ルイン!もちろんアテナのバーン効果は発動される!」

 

天界王シナトATK3300

破滅の女神ルインATK2300

 

紫音LP7000→6400→5800→5200

 

真琴のエースモンスター達がズラリと並ぶ。

 

「いくぞ!墓地から罠カード、ブレイクスルースキルを発動!ウリアの効果を無効化する!」

 

神炎皇ウリアATK6000→0

 

「さらに魔法カード、フォースを発動!ラビエルの攻撃力を半分にし、ルインに吸収させる!」

 

 

幻魔皇ラビエルATK4000→2000

破滅の女神ルインATK2300→4300

 

「バトルだ!神炎皇ウリアに天界王シナトで攻撃!天界剣一閃!」

「……!(リバースカードオープン!攻撃の無敵化!このターンバトルフェイズに発生する戦闘ダメージは0となる!)」

「モンスターだけでも破壊させてもらう!さらにルインでラビエルに攻撃だ!」

「……(くっ!しかし、攻撃する相手を間違えたな!これでは私のフィールドを全滅はできまい!)」

「いや、これでいいんだ!ルインは相手モンスターを戦闘で破壊した場合、続けて攻撃を行うことができる!」

「……(なんだと⁉︎)」

「行け!ルイン!ハモンを攻撃!紅槍の葬送撃!」

 

真琴は苦しみ続けられた三幻魔を掃討した。

 

「....俺はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

真琴

手札3→4→3→2→1→5→3→1

モンスター/天界王シナト、破滅の女神ルイン、アテナ、幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト

魔法、罠/セットカード2枚

 

「……(ふざけるな!ふざけるなぁ!我らが一瞬でやられただとぉ!)」

 

三幻魔は自らの分身が一瞬で全て破壊されたことに驚きを隠せないようだ。

 

「……(なれば最後の手段だ!私のターンドロー!私はE・HEROプリズマーを召喚!さらにリバースカードオープン!コピーナイト!コピーナイトの攻撃力は0!よって速攻魔法、地獄の暴走召喚を発動!効果により、プリズマーを並ばせる!」

「儀式モンスターは儀式召喚を成功させないと特殊召喚できない.....さらに俺のデッキにアテナとモーツァルトは1枚ずつだ」

「……(私はデッキから2体のプリズマーを特殊召喚!)」

 

E・HEROプリズマーATK1700

 

「……(プリズマーの効果発動!混沌幻魔アーミタイルを公開し、デッキから我らを墓地に送り名前を変える)」

 

水晶のような身体でできたHEROは身体にその一部を光らせると、次の瞬間朧げな三幻魔になっていた。

 

「……(失楽園の効果で2枚ドロー。いくぞ、3体の幻魔の名を冠したプリズマーを除外!現れよ!混沌幻魔アーミタイル!)」

 

紫音LP5200→6200

 

混沌幻魔アーミタイルATK0

 

「攻撃力が0?」

「……(混沌幻魔アーミタイルの効果発動!自分のターンの間攻撃力が10000ポイント上昇する!)」

「なんだと⁉︎」

 

混沌幻魔アーミタイルATK0→10000

 

3体の幻魔が融合した、モンスターがその巨体を揺らす。

 

「……(バトルだ。消し飛べ!天界の王よ!混沌幻魔アーミタイルの攻撃!ディアボリックエミッション!)」

「リバースカードオープン!ファイナルライフガードナー!うぐぉぉぉぉぉ!」

 

アーミタイルのブレスが真琴のエースモンスターであるシナトを捉える。しかし、その余波からリバースカードから現れた盾を持ったモンスターのような罠が、危機一髪踏ん張らせる。

 

真琴LP300→100

 

「効果により、デッキから速攻魔法、旗鼓堂々を手札に」

「……(もう、やめればいいのになぜそこまで抗う。死ねば楽になるぞ?)」

「....俺が俺でいるためだ。ここで逃げたら俺で無くなっちまう。それに死ぬことは最大の逃げで、今必死に生きようとしているやつに対する最大の冒涜だ」

「……(ふん、くだらぬ。人間とはかくに下らぬな。カードを3枚伏せてターンエンド)」

 

混沌幻魔アーミタイルATK10000→0

 

紫音

手札6→7→5→2

モンスター/混沌幻魔アーミタイル、コピーナイト(E・HEROプリズマー)

魔法、罠/セットカード3枚、神の恵み、失楽園(フィールド魔法)

 

 

「俺のター.....ごはぁ!」

 

真琴がカードをドローしようとすると、口から血を吐く。肺を少し傷付けたようだ。

 

『ご主人様⁉︎』

『主⁉︎』

 

真琴は口元を拭うと、毅然とした姿で立ち上がり、構える。しかし、出血量が思った以上に多く、身体がふらつく。気を抜けば、すぐにパタリといってしまうくらいに今の真琴は危なっかしかった。

 

「ぐ、俺は魔法カード、強欲な壺を発動。効果で2枚ドロー」

 

血が滴る手で真琴は最後にすべくカードを引く。

 

「さらに魔法カード、エンジェルバトンを発動。デッキから2枚ドローし、1枚捨てる」

 

 

捨てられたカード→高等儀式術

 

「リバースカードオープン!トラップスタン!」

「……(ここで⁉︎いや、神の警告などを警戒してか!しかしリバースカードオープン!和睦の使者)」

「くっ、発動タイミングを間違えたか。しかし、まだだ!俺はデュナミスヴァルキリアを召喚し、アテナの効果発動!デュナミスヴァルキリアを墓地に送り、天界王シナトを復活させる!」

 

 

紫音LP6200→5000

 

「カードを全て伏せてターンエンド」

 

真琴

手札2→3→2→0

モンスター/アテナ、幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト、天界王シナト、破滅の女神ルイン

魔法、罠/セットカード3枚

 

「……(私のターンドロー!このターンで終わらせてくれる!)」

 

紫音LP5000→5500

混沌幻魔アーミタイルATK0→10000

 

「……(いくぞ!混沌幻魔アーミタイルの攻撃!ディアボリックエミッション!)」

 

アーミタイルのブレスが幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトに降り注ごうとしたその瞬間、真琴は笑みをこぼす。

 

「……(恐怖のあまりおかしくなったか!)」

「恐怖?そんなんじゃない。勝利を確信しただけだ!」

「……(何⁉︎)」

「いくぞ!1枚目のリバースカードオープン!禁じられた聖杯!」

「……(何⁉︎うがぁぁぁぁ!力が抜けるぅぅぅぅ!)」

 

アーミタイルATK10000→400

 

「そして、これが最後の希望だ!リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!これにより、墓地のモンスターを蘇生させる!さらに旗鼓堂々!墓地の装備魔法を自分フィールドのモンスターに装備できる!」

「……(ふん!しかし、貴様の墓地に装備魔法なんて存在するはずがない!)」

「それはどうかな?」

「……(何⁉︎)」

「幻魔どもよ。お前達は紫音の記憶を読み、俺のプレイングを知っていたのだろう?キチンと魔法などによる墓地肥やしで落とした墓地のカードを確認していた。しかし、たった1度だけ、お前達は怠った時がある」

「……(そんなはずは....はっ!)」

「そうさ。あの時だ」

 

 

 

「……(メタモルポッドの効果で5枚ドロー)」

「俺は1枚捨て5枚ドローする」

 

 

 

「……(あの時か!)」

「そうだ!そして、装備するカードはこいつだ!団結の力!蘇れ!光神テテュス!バトルはもう止めれまい!」

 

幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトATK2800→6600

 

幻奏の歌姫に周りのモンスター達の力が集約されていく。

 

「紫音を救え!プロディジー・モーツァルト!レクイエムニ短調、コムニオ、ルックス・エルテナ!」

 

攻撃名は一応モーツァルトが作曲のレクイエムです。

 

紫音LP5500-(6600-400)=0

 

「うがぁぁぁぁ!」

 

紫音から闇が抜けていく。

 

 

「(こんなところで我が連敗するだとぉ!愚かで矮小な人間に!)」

「人間は愚かだ。だが、愚かだからこそ、前を向いて歩くんだ。貴様のように己の力に溺れたりなどはしない!」

「(おのれぇぇぇ!)」

 

そして、紫音から完全に抜けきる。真琴は血だらけの身体ですまないと思いながら、気絶している紫音を抱きとめる。周りを囲っていた闇も晴れ、いつの間にか起きていた十代達が駆け寄る。

 

「大丈夫か⁉︎真琴!」

「これで大丈夫に見えるなら凄いな」

「でも、勝ったのね」

 

真琴の腕の中で眠る紫音が皆に安心感と、勝利を確認させる。

 

「真琴が勝ったんだ!」

 

十代が天高く叫ぶ。しかし、その喜びの中でまだ三幻魔は諦めていなかった。

 

「(うぉぉぉぉぉ!まだだ!まだ我は終われぬ!)」

 

そう言いながら紫音に闇の触手(?)のようなものを絡ませ、空間にできた次元の裂け目に引きずり込もうとする。

真琴達も突然の事で驚いたが、紫音を引っ張り、必死に踏ん張る。

 

「(貴様らの中で1人でも道ずれにしてくれる!)」

 

三幻魔の声に真琴はハッとなる。

そして、デッキからあるカードを1枚引き抜くと、紫音の手に持たせる。

そして、真琴は全員は押しのけ闇の触手を切り裂き、次元の裂け目に三幻魔ごと飛び込んだ。

次の瞬間、次元の裂け目が掻き消される。

 

「....真琴?.......真琴ぉぉぉぉぉ!」

 

とある少年の物語がここで終わった。

 

 

 

 

一週間後、三幻魔と戦った所にはとある石碑があった。

 

 

『友人との絆の場』

 

 

真琴が帰って来るならここからだろうと建てられたようだ。

 

「ったく、なんでこん事を。これじゃお墓だぜ」

「全くね」

「いや、きっと真琴は生きてるさ!なんたって俺たちの仲間だからな!」

「十代....」

 

そして、1年目が終わる。

 

とある3人は石碑に代わる代わるきていた。

 

「ったく、あんたは無茶ばっかりして。やっぱり私がいないとダメね。....早く帰ってきなさいよ」

 

彩花がそっと石碑を綺麗にしていく。

 

 

「師匠....貴方とデュエルがしたい。だから早く帰って来いよ!」

 

周りのゴミを掃除していく。そして、最後に

 

 

「まーくん、やっぱり貴方は変わってなかったわね。結局お節介なんだから。どれだけ私が救われたと思ってるの?本当はアイドルとかなんてなりたく無かった。でも、貴方のおかげでここまで来れたの。だから....貴方のためだけの歌。捧げるから....」

 

紫音は歌う。

 

 

 

そして、時は過ぎていく。

彼は今はいずこに?

 




はい!これでおしまいです!ありがとうございました!
真琴「俺は結局勇者エンドかよ」
いや、結局これが簡単なので
真琴「おい。駄作者、考えるのが面倒とかじゃないだろうな」
ふん。何を言っているんだい?僕が一度でも真面目に考えたことがあったかい?
真琴「ダメだこいつ、早くなんとかしなければ」
ふぅはははははははは!勝てばよかろうなのだぁぁぁぁぁ!ちょっと待って!それなに!何を構えているの⁉︎
真琴「滅符『破滅のトゥエンティカウント』!」
だからそれ違うゲーあばばばばばば!
真琴「悪は滅んだ」
む、無念.....ガクッ。
真琴「では、今回のキーカードだ」

旗鼓堂々
速攻魔法
自分の墓地の装備魔法カード1枚と、
その正しい対象となるフィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択した装備魔法カードを選択したモンスターに装備する。
この効果で装備した装備魔法カードはエンドフェイズ時に破壊される。
このカードを発動したターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
「旗鼓堂々」は1ターンに1枚しか発動できない。


真琴「今回俺が最後の最期に発動したカードだな。墓地の装備魔法を装備できる」

真琴「装備カード自体の採用が低いが、コンバットトリックみたいなことができる。しかし、装備カード自体が使いたいならアームズホールの方が優秀だ」

真琴「装備カードは魔法カードなので、能動的に墓地に送ることのできるサモンプリーストとは相性がいい。さらに、相手ターン中に発動すればデメリットもほぼ無いに等しくなる。ちなみに特殊召喚できなくなるのはこのカードの発動後であって、誓約効果では無い。なので自ターンで使う場合は特殊召喚したいモンスターを出してから使うようにしよう」

真琴「破壊は効果による破壊なので、ガルドニクスの効果が使えるし、効果で破壊されないモンスターなら、場に残り続けるぞ」

真琴「運命を切り開く1枚になることもあるカードだ。是非使って見てくれ」



真琴「こんなところか。今回で本筋は終わりだが、エピローグ的な物を作者が用意しようとしているようだ。まあ、本筋は終わったからもういいや。って人は今まで半年ほどの間ありがとうございました。個別エンドが気になる人は作者に出してくれと言ってくれ」
はい!半年ほどの間よく私も続けることができたと思うぜ。
真琴「チッ、倒れてなかったか」
俺が消えたらこの話を誰が完結させるんだよ!
真琴「全ては神のみぞ知る。神なんて信じてないが」
うはぁ。とりあえず、気が向いたら出します。では!

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