儀式デッキ使いの日常   作:アリスとテレス

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お待たせしました〜!
真琴「少しだけ伸びてしまっな」
リアルが忙しいからねぇ?
真琴「ま、こんな時期だしな」
さてさて、サブタイトルの通り、彼女達のデュエルだよ
真琴「今までは負けてしかないからな。今回は楽しみだ」
真琴君のあのモンスターも活躍するよ!
ては、本編をどうぞ!


冥府の住人と踊り子達

タニアとの戦いから数日。

真琴達は束の間の平穏を過ごそうとしていると、突如港に潜水艦が着いた。そこの人が真琴を宣言し、デュエルを仕掛ける。ダイダロスを軸にしたアトランティスデッキを使ってくるも、幸蔵叔父さんと何度かやってる事もあり、攻略法はわかっていた。アトランティスを高速で破壊し、レベル5のモンスターをなかなかだささず、終始真琴のペースでデュエルし、勝利を収めた。その後2日ほど連れ去られたが、なんとか帰還した。

 

その後、名探偵と名乗る男が現れたが、それは迷探偵の万丈目に企みがばれ、デュエルとなったが、なんとか万丈目の勝利に終わった。

そのデュエルが終わった後に、十代はなんでも無敗伝説を持ったアビドス3世とデュエルしたとかなんとか言っていた。しかし、真琴は聞き流していたが

 

真琴達はなんとか攻め寄せる敵(?)を打ち倒し、残りは2人となっていた。

 

さてさて、そんな中、明日香の兄である吹雪はいまだに記憶を戻していなかった。夜、眠る吹雪の隣で心配そうにしている明日香。目を閉じて、小さな頃、攻撃力を強くすればいいんだと思っていて、吹雪にそれは違うよと言われていた頃を思い出していた。

そこに

 

「取り戻したくないか?」

「え?」

「兄、吹雪の記憶を取り戻したくないかぁ?」

 

 

黒い炎が明日香の近くで浮いていた。それを見た明日香は誰がいるのかと警戒するが、謎の呪文のような物が唱えられると目の焦点が無くなり、連れ去られてしまった。連れ去られた時に吹雪が何かを感じたのか、起き上がり、手を伸ばしたが消えてしまった。

 

 

レッド寮でも真琴の部屋では、タイタンが現れた頃にルインとウェムコが

 

『ご主人様、闇の気配がします』

『.....これは保健室からか』

「そうなのか?」

 

 

そして真琴が外に出ようとすると、十代達が来る。

 

「真琴の精霊も闇の気配を感じたのか⁉︎」

「ああ、お前達の精霊も落ち着かない様子だな」

「ああ、いつもよりずっと静かでな、何かあるとおもうんだ」

 

 

そして真琴は保健室に向かう。その途中、カイザーとクロノス教諭に出会った。

 

「カイザー!」

「十代か。お前も何か感じたのか」

「わた〜しは非科学的なのは信じないノデスーガ、今回は嫌な予感がスルーノ!」

 

クロノス教諭も何か嫌な予感がするらしい。

デュエリストの感はバカに出来ないからな。

 

そして真琴達が保健室に着くと、吹雪さんがベッドから落ちていた。カイザーが駆け寄り、抱き起こす

 

「た……い…‥た…‥ん……」

 

と、言うとまた目を閉じてしまった。

 

「タイタン⁉︎それ、俺が戦った事があるぞ!真琴もだけど」

「ああ、かなりの強敵だった」

 

そんな話の後ろでクロノス教諭は汗をダラダラ流していた。

真琴達は知らないが、この前にタイタンを雇ったのはクロノス教諭だったのだが、ギャラ(仕事の報酬)を払わなかったことに対するものだと思っているからだ。

 

 

 

 

 

廃寮か何処かの洞窟内。そこで明日香は気が付いた。すぐ近くではタイタンが謎の魔法陣?か何かを書いていた。

 

「失われた兄の記憶を教えてください」

「なら私とデュエルするがいい。失われた兄の記憶を蘇らしたいのならなぁ」

 

タイタンはそう言うと立ち上がり、

 

「私に勝てば兄の記憶は蘇る。しかし、私が勝てば七星門の鍵とともにお前を闇の世界に連れて行き、新たな闇のデュエリストとするぅ」

 

すると、タイタンはデュエルディスクを投げ渡す。

明日香はタイタンを見つめる。

 

「覚悟はいいか!」

 

 

そして、明日香がデュエルディスクをセットし、デュエルを始めようとすると、真琴達が来た。

 

「もう始まっちゃってるッスよ!」

「ヤバいんだな」

「明日香!やめるんだ!そいつは闇のデュエリストかもしれない」

 

そう言っていた後ろではクロノス教諭がいい笑顔をしていた。ギャラの問題では無かったようだからだ。まあ、どうでもいいか。

 

明日香がデッキをセットし、吹雪の方を少しだけ向いて、決意の顔をする。

そして、お互いがデュエルディスクを構える

 

 

「「デュエル!」」

 

「先攻は私だ。ドロー」

 

タイタンはその専用のデュエルディスクでカードを手札に加える。

 

「私はデーモンピカドールを攻撃表示で召喚。カードを伏せてターンエンドだぁ」

 

カオスネクロマンサーのようなモンスターが馬に乗っているように見えるモンスターが現れる

 

「(乗ってるモンスターはカオスネクロマンサーに似てるけど、こちらはデーモンと名のついているからかなりの補助をうけれんだろうな。と言うか墓地依存のあっちと効果全く違うけど)」

 

真琴は状況を冷静に観察する。

 

デーモンピカドールATK1600

 

タイタン

手札5→6→4

モンスター/デーモンピカドール

魔法、罠/セットカード1枚

 

「私のターン、カードをドロー!」

 

明日香はカードを確認し、手札に加えると

 

「私はサイバーチュチュを召喚!」

 

サイバーチュチュATK1000

 

「直接攻撃モンスターかぁ」

「そうよ。このカード以上の攻撃力のモンスターしか場にいない時にこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる!」

「厄介な効果モンスターだ。さあ、攻撃したらどうなんだ?」

 

タイタンは余裕ぶった態度で明日香のデュエルを見る。その落ち着き具合か、セットカードが厄介な効果のカードと読んだようだ。

 

「私はサイクロンを発動、そのセットカードを破壊させてもらうわ!」

「何だと⁉︎」

 

突如発生した竜巻がタイタンのバックカードを破壊した。タイタンの驚き具合から見ると強力なカードだったようだ。

 

 

破壊されたカード→/デスカウンター

 

「いくわ!バトル!サイバーチュチュでタイタン、貴方にダイレクトアタック!」

 

タイタンLP4000-1000=3000

 

 

「カードを1枚伏せてターンエンドよ」

 

明日香

手札5→6→5→4→3

モンスター/サイバーチュチュ

魔法、罠/セットカード1枚

 

「私のターン、ドローぉ」

 

タイタンはその独特の言い方でデュエルディスクから吐き出されたカードを手に取る。そして

 

「バトルだぁ。デーモンピカドールでサイバーチュチュに攻撃だぁ」

「リバースカードオープン!ドゥーブルパッセ!その攻撃は私が受けるわ!」

 

明日香LP4000-1600=2400

タイタンLP3000-1000=2000

 

「でも次のターン、サイバーチュチュは貴方にダイレクトアタックができるようになる!」

 

 

 

「らしくないな」

「ああ、明日香君はどこか焦っているようだ」

「(焦っていたとしても、デュエルの状況をみれているだけマシじゃね?)」

 

明日香の少しだけ変なプレイングに驚きを隠せない十代達。

しかし、真琴はあまり心配してなさそうだ。

 

 

「(このコンボで確実にタイタンにダメージを与えているはず)」

「どうしたぁ?」

「なにっ?」

「何を焦っているぅ?プレイングが乱れているのではないかぁ?」

「失われた兄の記憶を取り戻したい。それだけよ」

「ふむぅ、まあいいだろぅ。私は手札から儀式魔法マタドール降臨の儀式を発動するぅ。手札のレベル6、デーモンの召喚を儀式素材とし、現れろぉデーモンズマタドール!」

 

 

タイタンは儀式魔法により、新たなデーモンを特殊召喚する。

 

デーモンズマタドールATK0

 

現れたのは悪魔っぽくない、人のような雰囲気のモンスター。

 

 

「攻撃力、守備力共に0のモンスター。そこにどんなタクティクスがあるというの」

「今までのは闇のデュエルではない。これからが真の闇のデュエルだぁ」

 

タイタンの言葉に驚きを隠せない状況の明日香。しかし話されていることをほっぽりだして真琴はタイタンの出した儀式モンスターをどう手に入れるか考えていた。

 

 

「私の闇のアイテムが今目覚める、闇の闘技場ダークアリーナを発動!」

 

辺りに闇がたちこみ、真っ暗になる。まわりからもなにが起こっているのかがわからなくなってしまった。

 

「敵が見えない!どういうこと⁉︎」

 

明日香も焦っているが

 

「何なノーネ?」

「真っ暗で何も見えないんだなぁ」

「中でなにが起こってるんだ⁉︎」

 

万丈目達も焦っていた。

 

「私はこれでターンエンドたぁ」

 

タイタン

手札4→5→2→1

モンスター/デーモンピカドール、デーモンズマタドール

魔法、罠/闇の闘技場ダークアリーナ(フィールド魔法)

 

「このカードが発動されている中だと、相手モンスターを確認すらできないの?」

 

「(いや、デュエルディスクで確認しろよ。カードの確認出来なかったら重大なルール違反だぞ)」

 

真琴は地味にリアルなことを考える。

 

「一つ言っておこう。この闘技場の中では攻撃表示モンスターは必ずバトルを行わなくてはならないぃ。そしてそのバトルの攻撃対象を選ぶのはこの私だぁ」

「なんですって!」

「闇を通して見えるぞぉ。貴様が闇に怯える姿が」

「闇を怯えるのは生物の本能よ!でも人間はその本能を超える理性を持っている!闇の先の希望という光を見出すのよ!私のターンドロー!」

 

明日香はドローしたカードを、確認すると

 

「私はエンジェルバトンを発動!デッキから2枚ドローし、1枚捨てる。さらに増援を発動!デッキからブレードスケーターを手札に!そして融合を発動!手札のエトワールサイバーとブレードスケーターを融合し、融合召喚!サイバーブレイダー!このモンスターは相手の場のモンスターの数によって効果が変わるモンスター。タイタン貴方の場には2体のモンスター。よってこのモンスターの攻撃力は倍となる!パ・ド・トロワ!」

 

サイバーブレイダーATK2100→4200

 

 

「攻撃力4200ねぇ」

「この圧倒的な攻撃力で、全て打ち倒すわ!バトル!」

 

明日香はバトルを宣言する。しかし真琴は

 

「あのバカ!」

「ん?どうしたんだ真琴?」

「デーモンズマタドールは攻撃力0なだけに強力な効果を持っている!」

 

 

「サイバーブレイダーで攻撃よ!」

「ならばデーモンズマタドールでお相手しよう」

 

 

サイバーブレイダーが蹴りを放つも、デーモンズマタドールは破壊出来なかった。そして、額の角からビーム(?)をだして、サイバーブレイダーを破壊してしまった。

 

「なぜ?攻撃力4200の強力モンスターでも倒せないなんて」

「失礼、説明が遅れたな。デーモンズマタドールは戦闘では破壊されず、私への戦闘ダメージは起こらない。しかし、戦闘終了時、このモンスターと戦闘を行ったモンスターを、破壊する」

「なんですって⁉︎」

「サイバーチュチュもバトルを行ってもらうぞ」

「忘れたの?サイバーチュチュは相手プレイヤーに直接攻撃できるのよ。むやみに貴方のモンスターと戦闘を行う理由が無いわ」

「サイバーチュチュは私のフィールドにサイバーチュチュより低い攻撃力のモンスターが存在する時のみ発揮される。しかしデーモンズマタドールの攻撃力は0よって直接攻撃はできないのだぁ。まあ、この攻撃は先程のドゥーブルパッセの効果により、直接攻撃となるがなぁ」

 

タイタンLP2000-1000=1000

 

タイタンは明日香の攻撃宣言を受けたサイバーチュチュの攻撃によろめくも、余裕の笑みだった。明日香達には見えないが。

 

「私はモンスターをセット。ターン、エンド」

 

明日香

手札3→4→1→0

モンスター/セットモンスター1体、サイバーチュチュ

魔法、罠/無し

 

 

真琴とのデュエルの後に闇に呑まれたタイタンは身の上を語り出す。闇に引きずり込まれ、そこから救われたい一心で闇の力を手に入れたようだ。仮面やら至る所に血管が浮かび上がる。真琴達は見えないが。

 

 

「知性と智略の限りを尽くして戦うのがデュエルよ!」

「お前の兄もそういうかな?」

「貴方と兄さんは違うわ!」

「まあいい、このターンで勝敗が決まる。私のターンドロー!」

 

ドローしたカードを見てタイタンは笑う。

 

 

「バトルだ。デーモンピカドールはお前の好きな直接攻撃ができるモンスターだ。闇の闘技場ダークアリーナがフィールドに存在する場合、相手プレイヤーに直接攻撃できる。くらえ!デーモンピカドールで攻撃!」

 

 

明日香LP2400-1600=800

 

 

「さらにデーモンズマタドールでサイバーチュチュに攻撃。破壊だ」

 

明日香のフィールドがドンドン空っぽになっていく。

 

「(私が伏せているモンスターはサイバージムナティクス。次のターンのドローでモンスターを破壊すれば)」

「明日香ぁ。お前の考えている事は分かっているぞ」

「なんですって⁉︎」

「私はデーモンバンデリジェーロを召喚」

 

デーモンバンデリジェーロATK900

 

「このモンスターは召喚時相手モンスター1体を破壊できる。しかし召喚ターンに攻撃できないのが残念だがなぁ」

「(っ!タイタンは私をいたぶってたのしんでいる!)」

「カードを伏せてターンエンドだぁ」

 

 

タイタン

手札1→2→1→0

モンスター/デーモンバンデリジェーロ、デーモンピカドール、デーモンズマタドール

魔法、罠/闇の闘技場ダークアリーナ(フィールド魔法)セットカード1枚

 

 

「(兄さんが私にもう一度優しい言葉をかけて欲しい一心で戦かったけど、ごめんなさい。もう、明日香には戦う力が残されていません)」

 

 

明日香は闇のデュエルによるダメージの苦痛で意識が遠のいていった。そして倒れ伏してしまう。その時に吹雪は何かを感じ取ったのか、手を伸ばす。しかし、闇の力の前に弾き飛ばされてしまう。

 

「吹雪さん。明日香に呼びかけてやってくれ。吹雪さんの声を聞けば、明日香は必ず勝ってくれる!」

 

 

吹雪は十代の話に頷くと

 

 

「あ…すか。明日香」

 

 

かすれながらも、声を出す。

その声は

 

「ここまでだな。貴様にはデュエルを続ける力は残されてはいない。そして、闇のデュエリストとして蘇る道がある。さあ、サレンダーしろぉ」

 

 

倒れ伏し、タイタンにこう言われる明日香の元に届いた。

 

「【明日香!勝て!勝って戻ってくるんだ!】」

「にい....さん?」

「【明日香】」

 

兄の叫びが聞こえたからか、明日香はふらつきながら立ち上がる。

 

「なにぃ⁉︎」

 

そして、明日香はデッキトップに手をかける。

 

「(この場面で勝つにはサイバーブレイダーを召喚するか、闇の闘技場を破壊するしか無い。でも私の融合デッキにはサイバーブレイダーは無い。そして、もし闇の闘技場を破壊できたとしても、まだモンスター達がいる。でも、だとしても、私は勝つ!)私のターン、ドロー!」

 

明日香はドローしたカードを見るとすぐさま発動する。

 

「私は命削りの宝札を発動!デッキから手札が5枚になるよう、ドローする!」

 

明日香は運命を託したドローで恐らく最強のドローソースを手に入れた。なんちゅードロー運。そして、ドローしたカードを見ると、驚いた。

 

 

 

真琴がダークネスと戦って、その後気が付いたその日にあったことである。

 

真琴が帰る途中の明日香を呼び止め、人気のない場所に移動する。そして

 

「なにかしら、いきなり呼び出して」

「ダークネスはお前の兄だっんだな?」

「....ええ」

「俺と十代との連続デュエルで、記憶が飛んでしまったのかもしれない。もとより、闇のデュエル自体が問題なんだが、それでも連続で使わせてしまった」

「でも、兄さんを取り戻してくれたじゃない。ゆっくり待っていれば、兄さんは記憶を戻してくれるはずよ」

「そんな悲しそうな顔をして言われてもな」

「えっ?」

 

真琴は明日香の目に溜まった涙を指で拭く。明日香は真琴にされて気が付いたのか、急いで拭く。

 

「これを貸す。お守りだ」

「これは!こんなカード、受け取れないわ!」

「言っただろう?お守りだと。お前の兄の記憶が戻ったら返してくれ。それまで、お前の代わりに俺が。俺が無理の時も、このカードが、お前を守ってくれるはずだ」

 

そう言うと、真琴は立ち去ってしまった。そこには明日香ただ一人残された。

 

 

 

「私は大地讃頌を発動!手札の地属性儀式モンスターのレベルと同じになるように儀式素材を生贄とし、儀式召喚を行うことができる!私は手札のレベル8、ギルフォード・ザ・ライトニングを儀式素材とし、現れよ!カオス・ソルジャー!」

 

 

儀式召喚されたモンスターは、真琴が深夜の女子寮でジュンコとのデュエルの時に召喚したモンスターだった。

 

 

カオス・ソルジャーATK3000

 

「そんなカードをなぜ貴様が持っているぅ」

「このカードは私の友達のカードよ!私の為に、自分の大切なカードを渡してくれたの!だからこそ、タイタン!貴方に勝つわ!」

「しかし、この闘技場の中では、そのモンスターも無力!」

「真のプリマは踊る場所を選ばないわ!そして、何度困難に見舞われようと、立ち上がるの!手札から魔法カード、死者蘇生を発動!再び舞い踊りなさい!サイバーブレイダー!」

「ふむぅ、私の場には3体のモンスターがいるぅ」

「相手モンスターが3体の時、相手のカード効果、全てを無効にする!パ・ド・カトル!」

「残念だが、死者蘇生発動時にリバースカード、侵入禁止NoEntry!を発動ぉ!全てのモンスターは守備表示となるぅ!」

 

 

明日香の場とタイタンの場のモンスターが守備表示となり、サイバーブレイダーがそこに飛び出してくる。しかし、このままだと、タイタンにはダメージを与えることはできない。サイバーブレイダーの効果により、闇は払われ、元の明るさになった。

 

「手札から魔法カード、アドバンスドローを発動!フィールドのカオス・ソルジャーを生贄に2枚ドロー!私は融合回収を発動!墓地のブレードスケーターと融合を回収!そしてエンジェルバトンを発動!デッキから2枚ドローし、1枚墓地に」

 

捨てられたカード→融合

 

 

「そんなに回した所でダメージは与えられん。諦めるのだなぁ」

「いや、私の勝ちは揺るがない!」

「なにぃ⁉︎」

「私はブレードスケーターを召喚。そして、戦線復活の代償を発動!その効果により、再び立ち上がって!カオス・ソルジャー!」

「それでも私は倒せんぞぉ!」

「そんな事は知っている。だからこそ、このカードが使われるのよ。メテオストライクを発動!装備モンスターに守備貫通能力を持たせる!装備対象はもちろんカオス・ソルジャー!」

 

再登場してきたカオス・ソルジャーは力がみなぎっているようだった。そして、タイタンの悪魔たちから守っているようにも見える。

 

「行くわ!バトル!カオス・ソルジャーでデーモンズマタドールに攻撃!」

「うわぁぁぁ!」

 

タイタンLP1000-(3000-0)=0

 

カオスソルジャーの剣戟の余波がタイタンに当たり、吹き飛ばされる。そして、タイタンの回りには小さな黒いナニカがあった。そのナニカがタイタンを呑み込んだ。タイタンは助けてくれぇ!や、嫌だぁ!などと叫んでいたが、自業自得とも言える。それに、闇に呑まれてしまっているが故に助けることは不可能と真琴にルイン達が言っていた。暫くすると、タイタンがいたその場所には仮面しか残っていなかった。

 

 

廃寮から出て、明日香と吹雪が向き合う。

 

「吹雪兄さん」

「明日香」

 

 

2人はそっと抱き合う。

 

 

「お帰りなさい。兄さん」

「ただいま。心配かけたな」

 

2人は抱き合うのをやめると

 

「でも兄さん、なんで闇のデュエルの世界なんかに」

「自ら望んで入ったわけでは無いさ」

 

吹雪のその時の話や、闇の世界での話をする。そして

 

 

「誰がやったのかはわからない。が、その時デュエルをしていたのは大徳寺先生だったんだ」

「「「「「「えっ」」」」」」

 

 

たくさんの謎を残し、夜は明けたのだった。

 

 

そんなシリアスムードの中でも真琴はお構い無しに眠そうな顔をしていた。




はい!と言うわけでタイタン再びでしたー
真琴「カオスソルジャーの活躍はフィニッシャーか。地属性、戦士族だからまだ噛み合うのか」
はい。そうなんですよね〜。しかし、登場させるのが難しいので扱いが大変ですよ〜。儀式モンスターは。まあ、使うんですがね?
真琴「はいはい。と、今回のキーカードだ」


サイバーブレイダー
融合・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2100/守 800
「エトワール・サイバー」+「ブレード・スケーター」
このモンスターの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
相手のコントロールするモンスターが1体のみの場合、
このカードは戦闘によっては破壊されない。
相手のコントロールするモンスターが2体のみの場合、
このカードの攻撃力は倍になる。
相手のコントロールするモンスターが3体のみの場合、
このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にする。


真琴「効果が相手モンスターによって変化する少し特殊なモンスターだ」

真琴「1体の時は戦闘破壊耐性が、2体の時は巨大化。3体の時は超強力な封殺効果だ」

真琴「このカードにおジャマトリオ+地盤沈下で強力なロックとなる。融合がそのモンスターでしかできないものの、リクルーターや、サーチ回収に数多く対応しているため、揃えるのは難しくない」

真琴「第一期の明日香のエースカードだ。つかってみてくれ」



真琴「こんな所か?」
ミスや、こうすればいいのでは?という指摘はいつでも募集しています。
感想を入れてくれればとても作者は嬉しいです。皆様の感想が作者の活力です。
では、また次回。



みなさん、クロスオーバーソウルズはどうでした?作者はいろいろと悲惨でした。


5箱買ったんですが、ウサギ4(シク2スーレア2)銀河サイク(3)でした。これはよし!と思いましたよ。ええでもね!ソピアは0ってどういうことなんだ!ガイアペライオ!ファーニマル!貴様らに用はない!俺にソピアをよこせぇぇぇ!

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