儀式デッキ使いの日常   作:アリスとテレス

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今回登場だよハルトォォォォォォォ!
真琴「やかましい」
何故か叫ばなければならない気がした。反省も後悔もしていない。
真琴「......(無言の腹パン)」
ぐふっ!はいすんません静かにします。
真琴「今回は前回に引き続き、タニア戦だな」
はいそうです。今回は真琴君がたたかうよ!
真琴「チッ、面倒な」
いい加減主人公として自覚もてば?
真琴「面倒くさい」
そんなズバッと言わないでよ....っとそろそろ本編を
どうぞ!


はたから見ると唯の殴り合い

タニアとのデュエルが行われた次の日の朝、もう一度コロシアムに行くと、外で三沢がうずくまっていた。

三沢に大徳寺先生があの後、何があったかを聞くと、三沢は

 

 

「あの後、俺の持つ全ての....6属性、さらに作っていた7つの種族のデッキ、全てがかなわなかった。俺は....無力だ」

「三沢...」

 

 

三沢はぼーっとしていた。気が抜けていた。レッド寮の食堂で虚空を見つめ、何もしていなかった。

それを影から十代達は見ていた。

 

「三沢君、元気無いッスね」

「あれからずっとあんなんだぞ」

「うわぁ、オムライスにジャムかけてるよ」

「ソースを飲んでるぞ!」

「それはタバスコだ!飲みものじゃ....」

「あそこまで気が抜けている三沢君も珍しいわね。いつも冷静なだけに」

「そうだな。負けたのが相当にショックだったのかな」

 

真琴達は様々な所で頭を悩ます三沢を目にした。そこで、十代達は三沢を呼んでデュエルしようと言うことになったらしい。デュエルをすればなんでもわかる!正直その理論に真琴は着いていけていないが。

 

 

「どうしたんだ?みんなして俺を呼び出して」

「なぁ、三沢!デュエルしようぜ?」

 

十代はデッキとデュエルディスクを取り出す。だが、三沢は

 

 

「いや、俺はできない」

 

 

と、首を振る。

 

「どうしたんだよ?びびっちまったのか?」

「びびる?いや、そんなのじゃない。わからなくなってしまったんだ」

「女がか?」

「ちがう!デュエルがだ」

「どういうことなんだ?」

「あのタニアという女は、セブンスターズの闇のデュエリストでありながら、そのまっすぐな戦い方には尊敬すら覚える。またデュエルしたいと思わせる程にな。だが、彼女とデュエルしたいが、今の俺の実力だと、彼女を満足させられるデュエルができないんだ!」

 

との事だった。三沢は頭を抱える。

 

 

「デュエルを通じてできたお互いの絆のような物か」

「ああ」

「良かったな!三沢!」

 

カイザーの解釈に三沢は頷く。すると、十代は訳の分からない事を言い始めた?

 

「そんなもう一度デュエルしたいデュエリストに会えて!ああ!俺も早くデュエルしてー!」

 

安定のただのデュエルバカだった。この前頭が良くなっていると思ったのは勘違いだろうか。多分勘違いだ。(反語では無い)

 

 

その夜、十代はデッキ構築をしていると、三沢が来る。なんでもタニアの闘気を感じるそうだ。

 

 

そんな中、真琴は

 

 

「おい!来たぞ!タニア!」

 

コロシアムの前にいた。

 

 

「おやおや?一人かい?でも嬉しいよ。私のデュエルへの渇望を理解してくれて」

 

 

タニアは自らが飼っている虎に乗って現れた。

 

「あんな苛立ち紛れの闘気をばら撒かれると、こちとら寝ようにも寝れないからな。狩らせてもらうぜ」

「ふふふ、いい面構えね。いいわ!デュエルしましょう!」

 

 

真琴はコロシアムの中に入ろうとするが呼び止められる。

 

 

「お前、名は?」

「御鏡真琴。....どうとでも呼べ」

 

そう言って中に入っていく。その少し後に十代達がやって来る。

 

「タニアっち〜!」

「いないわね」

「どういうことなんだ?」

「いや!中からデュエルの匂いがする!」

 

 

三沢達が首を傾げる中、十代達はは中に突入する。中では真琴とタニアがデュエルを始めようとしていた。

 

 

 

「ここに2つのデッキがある。死して名を残すか、負けても生きながらえ、生き恥を晒すか」

「バカな!2つともあいつが勝つということじゃないか!」

「......悪いが、負けるつもりはさらさら無い。勝って、名を残させて貰おう」

「そのいきやよし!先攻後攻はコイントスでいいかしら?」

「いいぜ」

「表は私の先攻、裏はお前の先攻だ」

 

 

コインが大きく放たれ、落ちる。少しの回転の後に向いたのは....裏!

 

 

「先攻は俺だ!」

「そのようね」

 

 

真琴の先攻となる。そして、向かい合う。

 

 

「「デュエル!」」

 

「俺の先攻、ドロー」

 

真琴は眠そうな目をこすりながらドローする。ヤル気の無い声が一層ヤル気の無い声になっていた。

 

 

「俺は終末の騎士を召喚!召喚時に効果発動!デッキから儀式魔人プレサイダーを落とす!カードを1枚伏せてターンエンド」

 

真琴は黒い服に赤いマフラーをつけた戦士を召喚する。その戦士は召喚時にデッキから儀式魔人を落として行った。

 

終末の騎士ATK1400

 

真琴

手札5→6→4

モンスター/終末の騎士

魔法、罠/セットカード1枚

 

「私のターンドロー!」

 

タニアはドローカードを見ると、ニヤリと笑う」

 

「私はアマゾネスの聖戦士を召喚する!アマゾネスの聖戦士は自分フィールドのアマゾネスと名のつくモンスターの数×100ポイント攻撃力をアップさせる!」

 

アマゾネスの聖戦士ATK1700→1800

 

「そしてさらに、フィールド魔法、アマゾネスの死闘場を発動!発動時にお互いのライフを600ポイント回復させる」

 

真琴LP4000→4600

タニアLP4000→4600

 

「おいおい、ライフを回復させてくれたぞ?」

「流石タニア。こういうデュエリストなんだ」

 

フィールド魔法が発動されると、周りが鉄格子で囲まれる。まさしく、1対1のデュエルとなった。

 

「モンスター達だけに闘わせるのは失礼だからね!バトル!アマゾネスの聖戦士で終末の騎士に攻撃!」

 

真琴LP4600-(1800-1400)=4200

 

「この瞬間、死闘場の効果発動!モンスターが戦闘を行った場合、ライフ100ポイント支払い、相手ライフに100ポイントのダメージを与える!」

 

効果発動の宣言をすると、真琴とタニアから霊体のような物があらわれ、お互いに殴り合った。

 

「いい拳じゃない」

「あんた、やるな」

 

真琴LP4200-100-100=4000

タニアLP4600-100-100=4400

 

 

「ケンカ....ケンカなんだな」

 

はたからみれば言い逃れができないケンカ状態。

 

 

「これでターンエンドよ」

 

 

タニア

手札5→6→5

モンスター/アマゾネスの聖戦士

魔法、罠/無し

 

 

これ見てて思うけどセットカード伏せないこと多いな。なんでそんなにライフに自信持てんだ?

 

「俺のターンドロー」

 

真琴のターンに移る。真琴もこの状況に、少し危機感を覚えたようだ。

 

「俺は増援を発動!俺はデッキから光子竜の聖騎士をサーチする!そしてマンジュゴッドを召喚!召喚時に効果発動!デッキから光子竜降臨をサーチする!」

 

真琴は、サーチカードで、あっという間に儀式を揃える。

 

マンジュゴッドATK1400

 

「いくぞ!俺は手札の光子竜降臨を発動!墓地に眠る儀式魔人プレサイダーを儀式素材として除外し、儀式召喚!光子竜の聖騎士!」

 

光子竜の聖騎士ATK1900

 

「バトルだ!光子竜の聖騎士でアマゾネスの聖戦士に攻撃」

 

光子竜に乗った騎士がアマゾネスの聖戦士を自慢の槍で貫く。

 

タニアLP4400-(1900-1800)=4300

 

「この瞬間、光子竜の聖騎士の効果により、デッキから1枚ドロー!さらにプレサイダーを儀式素材にした儀式モンスターが相手を戦闘で破壊したため、さらに1枚ドロー!」

 

真琴はあっと言う間に儀式による手札損失をリカバリーする。

 

「さらにマンジュゴッドでダイレクトアタックだ!」

 

 

タニアLP4300-1400=2900

 

「俺はこれでターンエンド」

 

真琴

手札4→5→3→5

モンスター/マンジュゴッド、光子竜の聖騎士

魔法、罠/セットカード1枚

 

 

「私のターンドロー!」

 

タニアは引いたカードを見ると笑う。

 

 

「私はアマゾネスの剣士を召喚する!」

 

 

アマゾネスの剣士ATK1500

 

タニアが繰り出したのは、三沢戦でも出てきた、戦闘ダメージを相手が肩代わりするモンスターだった。

 

「バトル!アマゾネスの剣士でマンジュゴッドを攻撃!」

「チッ!」

 

 

真琴LP4100-(1500-1400)=4000

 

 

「まだだ!アマゾネスの死闘場の効果発動だ!」

 

 

タニアが死闘場の発動を宣言すると、再び霊体のようなものが現れ殴り合う。

 

4000-100-100=3800

2900-100-100=2700

 

「カードを2枚伏せてターンエンド」

 

タニア

手札5→6→3

モンスター/アマゾネスの剣士

魔法、罠/セットカード2枚

 

「俺のターン、ドロー」

 

真琴は深く、静かだった。

 

「俺はマスマティシャンを召喚。効果により、儀式魔人プレサイダーを墓地に」

 

マスマティシャンATK1500

 

 

「上手い!マスマティシャンならステータスは同じ!」

「破壊されるが、戦闘ダメージは起こらない!」

 

「バトルだ!俺はマスマティシャンでアマゾネスの剣士を攻撃!」

「リバースカードオープン!アマゾネスの弩弓隊!」

「チッ!」

「攻撃力を500下げて、強制的に攻撃させる!」

 

 

マスマティシャンATK1500→1000

光子竜の聖騎士王1900→1400

 

真琴LP3800-(1500-1000)=3300

 

「死闘場の効果発動だ!」

「面白い!」

 

「な!あいつ何考えているんだ⁉︎」

「真琴も何か考えがあるんだろ」

 

真琴のフィールド魔法の効果発動に周りは驚く。

タニアはもちろん乗り、殴り合う。

 

真琴LP3300-100-100=3100

タニアLP2700-100-100=2500

 

「効果により、デッキから1枚ドロー!....まだだ!光子竜の聖騎士の攻撃だ!」

 

真琴LP3100-(1500-1400)=3000

 

真琴のモンスター達は、惹かれるようにアマゾネスの剣士に攻撃するも、返り討ちにされる。

 

「死闘場の効果だ!」

「来い!小僧!」

 

そして、真琴は何を考えてか、死闘場の効果を使い続ける。

 

真琴LP3000-100-100=2800

タニアLP2500-100-100=2300

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

真琴

手札5→6→5→6→5

モンスター/無し

魔法、罠/セットカード2枚

 

「私のターンドロー!」

 

タニアは勝ちを確信しているのか、余裕の笑みだった。

 

「私はアマゾネスペット虎を攻撃表示で召喚!攻撃力がこのカード以外のアマゾネスモンスターの数×500ポイントアップする!」

 

アマゾネスペット虎ATK1400→1900

 

「バトル!アマゾネスの剣士でダイレクトアタック!」

「リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!蘇れ!光子竜の聖騎士!」

 

再度登場、聖騎士さん。なんだか疲労の色が見て取れるようだ。

 

「バトル続行!アマゾネスの剣士で攻撃!戦闘ダメージはそちらが受けて貰うよ!」

 

真琴LP2800-(1900-1500)=2400

 

「光子竜の聖騎士の効果で1枚ドロー」

「死闘場の効果を発動!」

「....」

 

タニアも死闘場の効果を発動する。真琴も無言でそれにならう。

 

真琴LP2400-100-100=2300

タニアLP2300-100-100=2100

 

「リバースカード、一族の誇りを発動!アマゾネスの剣士を特殊召喚!さらに手札から速攻魔法、アマゾネスの調教師を発動!アマゾネスペット虎の攻撃力を400ポイントアップさせ、守備貫通能力をつける!もっとも、今は必要無いがな」

 

アマゾネスペット虎ATK1900→2300

 

「行け!アマゾネスペット虎!光子竜の聖騎士を攻撃!」

「リバースカードオープン!攻撃の無敵化!これにより、光子竜の聖騎士は戦闘によってモンスターは破壊なくなる!」

「ダメージは受けて貰うよ!」

 

真琴LP2300-(2300-1900)=1900

 

「さらに戦闘は行われため、アマゾネスの死闘場の効果を使うよ!」

「....」

 

真琴LP190000-100-100=1700

タニアLP2100-100-100=1900

 

「カードを1枚伏せる。これでターンエンドよ!」

 

タニア

手札3→4→3→2→1

モンスター/アマゾネスペット虎、アマゾネスの剣士

魔法、罠/セットカード1枚

 

「マズイな」

「マズイわね」

 

明日香と万丈目は現状をマズイと思っていた。

 

「どうしたんだ?」

「いや、今の盤面だと、アマゾネスペット虎にしか攻撃ができない。さらにそれをかいくぐったとしても、アマゾネスの剣士がいる。真琴のLPも決して多いとは言えない。さらにタニアは恐らく、最後の剣士を握っているだろうからのあの笑みだ」

「強力なモンスターを出しても、弱いモンスターを出してもダメ。そんな状況なの」

「なんだって!」

「頑張れ〜!真琴君〜!」

 

十代たちは焦っていた。

 

「俺のターンドロー」

 

そんな中真琴はカードを引く。

 

「......なあ、タニアよ」

「何かしら?」

「星は時に人々の願いの結晶だと言われる事がある。夜空という暗い中で輝きを放つからな」

「それがどうしたのかしら?」

「なら、その人々の願いが集まってできた星がさらに集まってできる物....即ち銀河!見せてやるよ、この世で最も美しいとされる物(星)の輝きを!」

 

真琴が手札からカードを抜き、デュエルディスクにはめ込む。

 

「俺はフォトンクラッシャーを召喚!そして、手札から魔法カード、フォトンサンクチュアリを発動!これにより、フォトントークンを2体、守備表示で特殊召喚する!ただし、このターン光属性モンスターしか召喚、特殊召喚できないがな」

 

フォトンクラッシャーATK2000

フォトントークン1DEF0

フォトントークン2DEF0

 

真琴の場に光球のような2個のトークンと、大きな鎚を持ったモンスターが現れる。

 

「モンスターはともかく、そんなトークンで何ができるのかしら?」

「俺が今から召喚するモンスターは自分フィールド上の攻撃力が2000以上のモンスター2体を生贄に捧げる事で特殊召喚できる」

 

「そんな召喚条件⁉︎」

「何がおかしいんだ?」

「攻撃力が2000以上ということは、生半可なモンスターでは殴り倒されることは無いでしょ?そのモンスターたちを生贄に捧げてする意味はあまり無いじゃない?」

「あ!」

「そういうことよ」

 

 

「いくぞタニア!人の思いは星となり、星は集まり銀河となる!その輝きの中で強さを見せつけろ!特殊召喚!銀河眼の光子竜!」

 

銀河眼の光子竜ATK3000

 

 

「綺麗....」

「すげぇ....。すげぇよ!真琴!」

 

光球2体が消え星空に消えると、どういうことか、星空の中から真琴が呼び出したモンスターが現れる。

その光景、真琴を除く全員が魅入っていた。

 

「これでフォトンクラッシャーでアマゾネスペット虎を攻撃し」

「光子竜の聖騎士でアマゾネスの剣士を破壊」

「そして銀河眼の光子竜でダイレクトアタックをすれば」

「真琴の勝ちなんだな!」

 

後ろの観客席は賑わっていた。

 

 

「いくぞ!バトル!フォトンクラッシャーでアマゾネスペット虎に攻撃!」

 

タニアLP1900-(2000-1900)=1800

 

「死闘場の効果を私は使うわ!」

「.....」

 

タニアはアマゾネスの死闘場の効果を使う。真琴も発動させた。

 

真琴LP1700-100-100=1500

タニアLP1800-100-100=1600

 

「リバースカードオープン!攻撃の無敵化!これでバトルフェイズの間、アマゾネスの剣士は戦闘によって破壊されない!」

「マズイ!これじゃ、真琴が負けちまう!」

「次のターン、タニアが銀河眼の光子竜に攻撃することで真琴のLPが尽きる....!」

 

タニアは勝ちを確信し、後ろの観客席ではお通夜のごとき暗さとなった。

 

「まだ俺のバトルフェイズは終わっちゃいねぇ!銀河眼の光子竜でアマゾネスの剣士を攻撃!」

「相手の攻撃で負けるなら自分の攻撃で負けるときたか!だがそのいき、嫌いじゃないよ!」

「......俺は負けない!」

「何を今更!」

「攻撃の瞬間、銀河眼の光子竜の効果を発動!このモンスターと、相手モンスターをバトルフェイズ終了時まで、除外する!次元の彼方まで飛べ!ギャラクシーアイズ!」

 

銀河眼の光子竜が次元の裂け目にアマゾネスの剣士もろとも飛び込んだ。そしてタニアの場には何もなくなった。

 

「これで俺のモンスターの攻撃は通る!行け!光子竜の聖騎士!ダイレクトアタック!」

 

タニアLP1600-1900=0

 

何も守るもののないタニアに聖騎士が攻撃をする。そして、最後に何故か発生した、死闘場の効果で真琴の霊体のような物が腰を落とし、右手を前にし、左手を下げて構えを取り、捻じり込むように左手を突き出し、タニアを思いっきり殴った。そしてソリッドヴィジョンが消えた。最後の最後に粋な演出だった。

 

 

「そうか!真琴が度々死闘場の効果を発動させた訳が!」

「え?どういうこと?万丈目君?」

「真琴は一撃で倒せるラインまで相手のライフを減らしたかったんだ。自らのライフを犠牲にしてでもな」

「え?でもそれって下手したら真琴君が負けたんじゃ」

「そうかもしれない。だが、奴は勝ったんだ。それに、タニアの闘志に....武闘家としてのタニアの魂に応えたかったのかもしれないがな」

「そんなもんかなぁ?」

 

 

タニアは立ち上がると

 

「いいデュエルだった。最後の最後に最高の男とデュエルできたようだ」

「あんた、強かったよ」

「ふ、そんな労い、いらないよ」

 

 

そう言うと、タニアが突如光を発した。そして収まると、白い虎になった。

真琴達を一瞥すると、元いた虎とともに消えて行った。

 

「お、俺は虎に惚れたのか⁉︎」

「まあ、いい女だったじゃないか」

 

観客席では三沢がうなだれていた。それを見て励ます万丈目。なんだかお前も変わったなと思う真琴だった。

 

 

「あれ?所でこのコロッセウムみたいなの、どうするんだろう?」

 

真琴の疑問は朝日と共に徹夜のせいで働かない頭に浮かび上がって来たのだった。

 

 

ちなみにその日、真琴は授業中、とても眠そうな顔をしていたらしいが、これは余談だな




はい!と、言うわけでタニア第二戦でした!
真琴「と言っても俺は初めてだがな」
まあまあ(苦笑)でもアマゾネスってやっぱ純粋なビートダウンが1番強いや
真琴「アマゾネスの里の加護があれば賢者や聖戦士が強力なモンスターに化けるからな」
さらにペット虎以外が戦士族だから種族統一がしやすいのも特徴だね。属性も地属性で統一されてるから、群雄割拠や御前試合を入れても問題無いんだよね〜
真琴「まあ、いろいろと戦略のあるデッキの一つだな。アマゾネスの女王と里はあまり噛み合わないがな。さてと、今回のキーカードだな」



光子竜の聖騎士
儀式・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1900/守 800
「光子竜降臨」により降臨。
このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚する。
また、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキからカードを1枚ドローする。


真琴「今回のフィニッシャーだな。白龍の聖騎士をイメージして作られたのだろう。種族と効果で特殊召喚されるモンスターを除き、すべて全く同じだ。まあ、あちらは攻撃できないが、こちらは出来る事を考えると、少し強化されてるのか?」

真琴「戦士族なので作中のように増援でサーチする事が可能だ。普通はフォトンスラッシャーだろうがな」

真琴「また、プレサイダーを儀式素材とすると、2枚ドローが可能となり、手札リカバリーがかなりし易くなる」


真琴「ゼアルでの唯一登場した儀式モンスターだ。活躍かほぼなかったので、自分達の手で活躍させてやってくれ」


真琴「こんなところか?」
はい、そうですね。では、デュエル中のミスやこうすればいいのでは?などといった意見はいつでも募集しております。感想も書いていただけたらなと思います!皆様の感想が作者の活力です!
それではまた次回!


........次はネタ回かな?まあ、作者の気分次第ですが(笑)

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