儀式デッキ使いの日常   作:アリスとテレス

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今回から七星門編ですね
真琴「そうだな。ようやく半分ってとこだな」
はい、そうですね。一応七星門までの予定なんですよねー。
真琴「とりあえず俺は巻き込むなよ」
ゴメン、無理。
真琴「駄作者よ。ここ最近エタってきてないか?儀式の扱い方は難しいからもっと気をつけろよ」
むぅ、そんなんですよね。あとオネストに頼りすぎだと思いますね。まあ、強いんですよねー。オネスト。
真琴「光属性がメインなら普通に投入できるカードだしな」
真琴君はまあ、頑張ってね?
真琴「面倒だからヤダ」
ぶれないねぇ。っとそろそろ本編を。
どうぞ!


セブンスターズ編
七つの鍵と封じられた魔.....そして黒の巨竜


十代達が課外授業として、遺跡に行ったりしていたりしたが、普段は平安で平凡な日常を過ごしていたある日

 

「あー、よく寝た、おっしゃー!メシだメシだ!」

「えー、寝てたっすか⁉︎」

 

十代が授業中にもかかわらず昼寝していたが、授業が終わると同時に起きて、昼メシを食べ始める。

そこに

 

「あー、十代君、これからちょっと校長室に来て欲しいのにゃ」

「ん?校長室?」

 

この大徳寺先生よ話に翔達は不安そうな顔をする

 

「アニキ!また何かやったんすか?」

「うーん、何もしてないと思うんだがなぁ?」

 

十代と翔の話に

 

「フハハハハ!貴様とは短い付き合いだったな!」

 

万条目は高笑いをする。しかし

 

「ああ、万丈目君もにゃ」

「へ?」

「あと三沢君に天上院君。それに御鏡君もにゃ」

 

言われた人が連れ立って校長室に向かう。そして校長室の前でカイザーとクロノス教諭と会った。

 

「カイザー?何故ここに」

「いや、俺も全くわからないのだ。ここに呼ばれたのか」

「おーや?ここに間違い探しーがありますーノ」

「だってさ。気にするなよ万条目」

「お前のことだよ!」

 

ナゾのコントを十代達はしていた。真琴はそれをカイザー達と呆れながら見ていた。

 

中に入ると校長が真剣な顔をしていた。

 

「これから話すことをよーく聞いてください」

 

こう、言い始めると雰囲気はおちゃらけた物から真剣な物となった。

 

「この学院の下に古より伝わる3枚のカードが封印されているのです」

「この学院ってそんなに古くからあったのか?」

「キチンと話を聞け!十代!」

 

十代はズレた感想を抱くが、万丈目が嗜める。

 

「この学院はそのカードを封印したものの上に建っているのです」

「で、その封印されているかーどとは?」

「はい、それは3幻魔と呼ばれるカード。それが一度世に放たれれば、人の心は闇に包まれ、世界は破滅へと向かう。そう言い伝えられています。そして、その封印として、7つの鍵が作られました。それがこれです」

 

そう言いつつ、校長は小さなケースを取り出すと、中を見せた。小さな板状のようになっているが、7つに分かれていた。

 

「そして、その3幻魔を復活させるためにこの鍵を奪おうとする者が現れました」

「なんだって!」

「その者達は七星門.....セブンスターズと呼ばれる者達です。そのうちの1人はすでにこの学院に入り込んでいます」

「この鍵をどう守れと?悪いが腕っ節は言っては悪いがからっきしなやつもいそうだぞ?」

「それはこの鍵を奪うには古来より決まっています。.....デュエルです」

「は?」

「デュエルですか?」

「はい。なので、ここにはこの学院きってのデュエリストのみなさんに集まって貰いました。....まあ、数人ほど人数合わせがいますが」

「あなたの事ですーノ」

 

クロノス教諭の嫌味に十代も辟易していた。

 

「まあ、とりあえずこっちに道場破りをしにくる奴がいるから倒せって事だな!俺はいいぜ!」

「まあ、今はそう考えてくれて構いませんが....とりあえず了承した人はこの鍵を受け取って下さい」

 

こう言うと十代は一目散に鍵を取る。それを見たカイザーも続き、残りのみんなも取って行く。そして最後の1つになった時

 

「ん?真琴?なんで取らないんだ?」

「これは大徳寺先生のだろう。俺は取る必要もなかろう」

 

こう言っていた。

 

「怖気付いたのか?」

「そう取って貰って構わない。もとより面倒ごとはゴメンだからな」

 

そう言うとサッサと校長室を出て行った。去り際に

 

「まあ、十代の鍵を共に守る事にするよ。これでいいだろう?」

 

皆が何かを言う前に釘を指して?いった。

 

「真琴はブレないなぁ」

「全くね」

 

全員がため息を付いた。

 

 

 

そして夜。明日香がレッド寮に来ていた。

 

「十代は強い奴からと言っていたけど、私はそうは思わないわ。(やるなら、まずは勝ちやすい相手からだから)」

 

十代は寝ていたが突然胸にかけていた鍵が光り始めた。

 

「なんだ?なんだ?」

「十代どうしたの⁉︎」

「どうかしたのか、十代」

 

隣の騒ぎが気になったのか、真琴も起きて十代の部屋に入った。そして眩い光がおさまったかと思うと、場所を移動していた。火山の中だった。

 

 

「ふふふ、闇のゲームにようこそ」

 

突然、火の手が上がったかと思うと、中から黒い服を着た男が現れた。

 

「我が名はダークネス。七星門の一人。まずはお前を狩らせて貰うぞ。遊城十代」

「何がなんだかわからんがデュエルだな!」

「そして負けた者がこのカードに封印されるのだ」

 

1枚のカードを出すダークネス。

 

「そして貴様が負けた場合、奴らも火の海に沈むのだ!」

 

 

ダークネスの指差す先には翔と隼人がいた。

 

「翔と隼人を離しやがれ!」

「ふふ、それはデュエルで勝ってからだな」

「わかったよ!」

 

 

「「デュエル」」

 

 

「私の先攻だ。ドロー!」

 

ダークネスがカードを引く。するとニヤリという笑みを浮かべると

 

 

「残念だが、早々に終わりのようだ」

「なんだと⁉︎先攻でどうやって勝つって言うつもりだ⁉︎」

「私は黒龍の雛を召喚!」

 

黒龍の雛ATK800

 

「こいつはブラックドラゴンの雛。黒龍の雛の効果発動!このカードを生贄に、手札から真紅眼の黒龍を特殊召喚できる!現れよ!真紅眼の黒龍!」

 

真紅眼の黒龍ATK2400

 

「レッドアイズ....遊戯さんの親友かつライバル、城之内さんが使っていたカード....」

「俺はカードを1枚伏せ、手札から黒炎弾を発動!さらに速攻魔法、連続魔法を発動!まずは黒炎弾でレッドアイズの攻撃力分のダメージを、そして連続魔法の効果で手札を全て捨て、黒炎弾と同じ効果を得る!よってもう一度黒炎弾を受けてもらう!」

「なんですって!」

「残念だが、これでおわりだ!黒炎弾2連発!」

「ぐわぁぁぁぁぁ!」

 

十代LP4000ー2400ー2400=0

 

「ふ、カードに封印されて貰うぞ」

 

そうやってダークネスがカードを掲げると、十代に闇がまとわりつこうとするが、真琴の隣にいたルインとウェムコが阻止する。

 

「残念だが、俺にも勝ってからだな。ダークネス。俺と十代がこの鍵を守ってるんでね」

「ふ、まあいい。ならば貴様ともデュエルと行こうか」

 

そう言いつつデュエルディスクを構えようとするが、真琴はデッキを渡す。

 

「カットだ」

「む」

 

お互いがカットし、ある程度離れる。そして

 

 

「「デュエル!」」

 

「先攻は俺だ。ドロー」

 

真琴がカードを引く。チラリと手札を見ると、すぐさま行動に出る。

 

「俺は手札からマスマティシャンを召喚!効果発動!デッキからレベル4以下のモンスターを墓地に送る事ができる!俺はデッキから儀式魔人デモリッシャーを落とす。カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

真琴

手札5→6→5→4

モンスター/マスマティシャン

魔法、罠/セットカード1枚

 

「ふ、私のターンドロー!」

 

ダークネスがカードを引く。

 

「ふ、残念だが、このターンでは決めれないようだ。私は手札からミラージュドラゴンを攻撃表示で召喚!」

 

 

ミラージュドラゴンATK1600

 

「ミラージュドラゴンはバトルフェイズの間、相手の罠の発動を封じる!バトルだ!ミラージュドラゴンでマスマティシャンに攻撃!」

 

真琴LP4000ー(1600ー1500)=3900

 

「マスマティシャンの効果発動。戦闘破壊された場合、1枚ドローできる。ドロー」

「ふむ。カードを2枚伏せて、永続魔法、未来融合フューチャーフュージョンを発動。融合デッキのF・G・Dを公開し、デッキから素材としてドラゴン族モンスター5体を墓地に送り、ターンエンドだ」

 

墓地に送られたカード→真紅眼の飛竜、真紅眼の黒龍、レッドアイズダークネスメタルドラゴン、メテオドラゴン、サファイアドラゴン

 

ダークネス

手札5→6→5→2

モンスター/ミラージュドラゴン

魔法、罠/セットカード2枚 、未来融合フューチャーフュージョン

 

「俺のターンドロー!」

 

真琴は苦々しい顔をする。ちょっとのダメージでもこれだ。大ダメージを受けると、かなりキツくなるだろうと考えていた。

 

「俺はマンジュゴッドを召喚!効果発動!デッキから竜姫神サフィラを手札に加える!そして祝祷の聖歌を発動!フィールドのマンジュゴッドと墓地の儀式魔人デモリッシャーをコストとし、現れよ!竜姫神サフィラ!」

 

真琴の場に現れたのはおなじみのドラゴン族モンスター。リリーサーを儀式素材としてないぶんフィールド制圧力は落ちるが、それでも強力なモンスターだ。

 

「バトル!サフィラでミラージュドラゴンを攻撃!」

「ちぃ!」

 

ダークネスLP4000ー(2500ー1600)=3100

 

「やはりお前も闇のゲームのダメージを受けているのだな」

「当たり前だ。最後に立っていた者が生き残る。それが闇のゲームのルール」

「....俺はカードを1枚伏せてターンエンド!エンドフェイズにデッキから2枚ドロー!1枚を墓地に。これで終了だ」

 

捨てられたカード→ネクロガードナー

真琴

手札5→6→5→6→4→3→4

モンスター/竜姫神サフィラ

魔法、罠/セットカード2枚

 

「ふふふ、私のターンドロー。スタンバイフェイズ。未来融合の効果が発動し、カウンターが進む。メイン。私はリビングデッドの呼び声を発動。墓地の真紅眼の黒龍を特殊召喚!そして、真紅眼の黒龍を生贄に、現れよ!究極のレッドアイズ!真紅眼の闇龍!真紅眼の闇龍の効果発動!墓地のドラゴン族が血となり肉となる。攻撃力は墓地のドラゴン族の数×300ポイント、アップする!今の私の墓地には6体存在する。よって攻撃力は1800ポイント上昇する!」

 

真紅眼の闇龍ATK2400→4200

 

「攻撃力4200ですって⁉︎」

「真琴君、頑張るっす!」

「気張るんだな!真琴〜!」

 

「まだ私のターンは終わっていない。手札から魔法カード、マジックプランターを発動。リビングデッドの呼び声を墓地に送り、2枚ドロー!」

 

場の対象のなくなった邪魔なカードを除去しつつ、手札を肥やす」

 

「私は強欲な壺を発動!デッキからカードを2枚ドロー!ふふふ、私のレッドアイズ達が貴様を倒せと言っているようだ。私は死者蘇生を発動!墓地のレッドアイズダークネスメタルドラゴンを蘇生させる!」

 

レッドアイズダークネスメタルドラゴンATK2800

 

「レッドアイズダークネスメタルドラゴンの効果発動!1ターンに1度、墓地か手札のドラゴン族をは呼び出す事ができる。私は真紅眼の黒龍を特殊召喚!」

 

 

再三再四特殊召喚される黒龍。なんだか疲れているようにも見える。

 

「私は真紅眼の黒龍を対象に、メタル化魔法反射装甲を発動!そして装備したレッドアイズを生贄に、デッキからいでよ!レッドアイズブラックメタルドラゴン!」

 

レッドアイズブラックメタルドラゴンATK2800

 

ドラゴン族のようだが、実は機械族です。こいつ。

 

「手札から闇の量産工場を発動!墓地の真紅眼の黒龍とメテオドラゴンを回収し、融合を発動!回収した2体を融合素材とし、現れよ!レッドアイズの進化系の一つ!メテオブラックドラゴン!」

 

 

メテオブラックドラゴンATK3500

 

ダークネスの場にずらりと高い攻撃力のモンスターが並ぶ。正直ここまでくると壮観だ。

 

「バトル!レッドアイズダークネスメタルドラゴンでサフィラを攻撃!」

「リバースカードオープン!和睦の使者!戦闘によってはモンスターは破壊されず、戦闘ダメージも俺は受けない!」

「ふむ、ならばターンエンド。エンドフェイズ!真紅眼の飛竜の効果発動!このターン召喚していないため、私は墓地の真紅眼の黒龍を蘇生させる!」

 

真紅眼の黒龍ATK2400

 

ダークネス

手札2→3→2→3→2→3→0

モンスター/レッドアイズダークネスメタルドラゴン、真紅眼の闇龍(ATK3900)、真紅眼の黒龍、レッドアイズメタルブラックドラゴン、メテオブラックドラゴン

魔法、罠/無し

 

「俺のターンドロー!」

 

真琴はドローしたカードを見ると少し難しい顔をする。

 

「バトル!俺は竜姫神サフィラでレッドアイズダークネスメタルドラゴンに攻撃!」

「攻撃力の低いモンスターで攻撃?」

「行くぞ!ダメージステップ!俺は手札から速攻魔法、収縮を発動!元々の攻撃力を半分にする!」

 

レッドアイズダークネスメタルドラゴンATK2800→1400

 

「ぬぐぅぅぅ!」

 

ダークネスLP3100ー(2500ー1400)=2000

 

「俺はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

真琴

手札4→5→4→2

モンスター/竜姫神サフィラ

魔法、罠/セットカード3枚

 

「私のターンドロー!スタンバイ!カウンターが進む。そして効果により、融合召喚扱いとして、融合召喚される!現れよ!F・G・D!」

 

F・G・D ATK5000

 

「ファイブゴッド⁉︎かなり希少なカード⁉︎」

「真琴君!頑張るっす!」

「気張るんだな〜、真琴〜!」

 

周りもこの召喚はかなり驚いていた。

 

「バトルだ!ファイブゴッドでサフィラを攻撃!」

「墓地のネクロガードナーの効果発動!このカードを除外することにより、1度だけ、攻撃を無効にする!」

「ならばダークネスドラゴンで攻撃!」

「墓地の祝祷の聖歌の効果発動!このカードを除外し、1度だけ儀式モンスターを破壊から守る!」

 

真琴LP3900ー(4200ー2500)=2200

 

「メテオブラックドラゴンで攻撃!」

「ぐぅぅぅぅぅ!」

 

真琴LP2200ー(3500ー2500)=1200

 

「これで終わりだ!レッドアイズブラックメタルドラゴンでダイレクトアタック!」

 

次々サフィラにドラゴン達のブレスが襲い、破壊してしまった。そして真琴にブレスが迫る。

 

「きゃぁぁぁ!真琴⁉︎」

「真琴君⁉︎」

 

 

「リバースカードオープン!ガードブロック!戦闘ダメージを0にして1枚ドロー!」

「それでも少しだけ生き延びただけだ!真紅眼の黒龍でダイレクトアタック!」

「リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!蘇れ!竜姫神サフィラ!」

「チッ、バトルは中断する。メイン2!私は手札からアドバンスドローを発動!レッドアイズダークネスメタルドラゴンをリリースし、2枚ドロー!戦線復活の代償を発動!真紅眼の黒龍をリリースし、墓地からレッドアイズダークネスメタルドラゴンを蘇生させる!その効果により、真紅眼の黒龍を蘇生させる!そして、これで終わりだ!手札から黒炎弾を発動!真紅眼の黒龍の元々の攻撃力分のダメージを与える!」

 

再三再四蘇生されてきた真紅眼の黒龍が大きく口を開けて黒炎を球として打ち出す。

 

「手札のモンスター効果発動!ハネワタ!ハネワタの効果により、このターン終了時まで効果ダメージを受けない!」

「生き延びたか。しかし、時間は大丈夫かね?」

 

ふと翔達を見ると、かなり危険な状態だった。

 

「ふふ、君と彼ら。どちらが先に倒れるのかね。私はこれで私はターンエンドだ」

「お前のエンドフェイズ、サフィラの効果により、墓地からマンジュゴッドを回収する」

 

ダークネス

手札0→1→2→0

モンスター/レッドアイズブラックメタルドラゴン、メテオブラックドラゴン、F・G・D、真紅眼の闇龍(ATK4200)、真紅眼の黒龍

魔法、罠/無し

 

「俺のターン!」

 

真琴がデッキトップに手をかけるが、突如膝をつく。

 

「真琴⁉︎」

「ぐ、ぅぅ」

「ふふ、どんなに強がっていたとしても体は正直だ。私のドラゴンにやられるか、君が根を上げるか、どちらが先だろうかね」

 

今まで静かに見ていた(?)明日香が前に出ると

 

「ここに鍵があるわ!私の鍵と魂をあげるから真琴君達は見逃して!」

「明日....香?」

 

暫く沈黙が訪れる。しかし、それを破ったのは真琴だった。

 

「ちょっと待てよ。まだデュエルは終わってないぜ」

「でも!もうこれ以上は無理よ!とっくに限界が来てるじゃない!」

「うるせぇ!」

「⁉︎」

 

真琴にしては珍しく大声を出す。

 

「俺はなぁ、もう限界です。とか言って、自分の可能性を殺す奴は大っ嫌いなんだ。やるならもっと、遠くを、前を見ていたいじゃねぇか。本当の限界なんて自分が思ってるより、もっと、もっと遠くだったりするんだぜ」

「でも、その体じゃ」

「大丈夫だ。まだ....まだ戦える....!」

 

真琴はふらつきながらも立ち上がる。

 

「見てろよ!」

「もうやめなよ!」

「これは俺とダークネスの1対1のデュエル。それのお互い自分の命掛けてんだ。周りの奴らに迷惑わけにはいかんだろ」

「そんなことは」

「おいおい、こういう時は男ってのはめんどくさい生き物なんだよ。面倒だが今ぐらいはカッコ付かせろ。本当に面倒だが、今はやらないといけない時だってのは分かるからな。続きだダークネス。俺のターン!」

 

真琴がそう言いつつデッキトップに手をかける。そして

 

「ドロー!」

 

カードを引く。しかし、その時に翔達は炎に呑まれる。

 

「(時間はかけられねぇ。このターンで終わらせる!)俺はマンジュゴッドを召喚!デッキから救世の儀式を手札に加える!さらに手札から魔法カード、エンジェルバトンを発動!デッキから2枚ドロー!1枚を捨てる!」

 

いつも真琴のピンチに駆けつける汎用魔法。小さな天使が真琴に2枚のカードを渡し、1枚を落として行く。

 

捨てられたカード→救世の儀式

 

「俺は手札から魔法カード、儀式の準備を発動!デッキから救世の美神ノースウェムコを、墓地の救世の儀式を回収する!」

「来るか!」

 

真琴はふらつく体にムチをうち、カードを使う。

 

「俺は救世の儀式を発動!手札の儀式魔人リリーサーとフィールドのマンジュゴッドを儀式素材とし、現れよ!救世の美神ノースウェムコ!効果により、俺はお前の未来融合フューチャーフュージョンと俺のサフィラを選択する!」

『よくもご主人様を傷つけましたね!許しませんよぉぉぉー!』

 

ウェムコ達の怒りはものすごかった。ノースウェムコの出した光球が選択したカードに入っていく。

 

救世の美神ノースウェムコATK2700

 

「リバースカードオープン。リロード。手札を全てデッキに戻し、戻した枚数分のカードをドローする。俺は1枚のカードを戻す。来い!逆転のカード!ドロー!」

 

そして来たカードを見るとニヤリと笑う。

 

「このデュエル、俺の勝ちだ!」

「なんだと⁉︎」

「バトルだ!ウェムコで真紅眼の闇龍に攻撃!」

「また収縮か⁉︎しかし、それでは私は倒せないぞ!」

「収縮じゃねぇよ。もっと強力なカードだ」

「.....まさか!」

「ダメージステップ計算前!俺は手札からオネストを墓地に送り、効果発動!俺のノースウェムコは、お前の闇龍の攻撃力分、アップする!」

 

救世の美神ノースウェムコATK2700→6900

 

「攻撃力6900だと⁉︎」

「行け!ノースウェムコ!救世のサンライトストーム!」

 

ダークネスLP2000ー(6900ー4200)=0

 

ノースウェムコの光弾だダークネス自慢のモンスターを打ち倒し、ライフを消し飛ばす。そしてダークネスは倒れる。

 

「うぁぁぁぁ!」

「ダークネス⁉︎」

 

突如としてダークネスの周りに炎のような何かが出る。近付こうと明日香が前に出るが、真琴が倒れてしまう。

 

「ちょっと、真琴!大丈夫なの⁉︎ってきゃぁ!」

 

明日香が真琴の隣に来ると、十代と真琴の周りにも炎のような何かがでてくる。そして気を失った。

 

 

 

翔と隼人が気が付くと、火山の火口近くにだった。

 

「あ、明日香さん!大丈夫なんだな?」

 

近くの翔と明日香を起こす。

 

「ちょっと、真琴と十代は?」

「2人とも、傷はそこそこあるけと、息はきちんとしてるんだな」

「そう。よかった(これが闇のゲーム。想像以上ね)」

 

そう安堵すると

 

「ダークネス?....あなたは!」

 

ダークネスに近付き、顔を見ようとするとダークネスだった人は何か言うと気を失う。そこに駆けつけた鍵を持つ残りの3人の生徒が来る。

 

「おい!どうしたんだ!」

「十代!真琴!」

「これが七星門か」

 

それぞれ口々に言う。そして明日香がダークネスを抱き締めているのに気がつき、何事かと聞くと

 

「わからないの?兄さん。吹雪兄さんよ」

「なんだと⁉︎」

 

そして、驚きと共に夜は開けた。

 

 

 

追記だが、十代は七星門の後でかなり吹雪にデュエルを挑むが返り討ちにあいまくったようだが、これは余談だな

 




はい、というわけでダークネス編でした。
真琴「あのレッドアイズの大量展開は驚いたな」
作者も書いてると楽しくなってしまいました(苦笑)
真琴「しかし、結局倒したのは2体だけだな」
はい。ライフが先に無くなってしまいました。
真琴「まあ、それはそれで仕方が無いだろう」
そうなんですよねー。とりあえずここ最近デッキのアイデアが無くなってきてるのでなにか言って欲しいんですよねー。
真琴「駄作者よ、つまりデッキのネタが枯れてきたと言いたいのか?」
そういうことだ!
真琴「駄作者ェ。とりあえず今回のキーカードだ」


レッドアイズダークネスメタルドラゴン
効果モンスター(制限カード)
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、
手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の
ドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。


真琴「自フィールドのドラゴン族1対を除外するだけで特殊召喚できる軽い召喚条件にターン1で同名以外のドラゴン族を手札か墓地から呼び出すことのできるモンスターだ」

真琴「特殊召喚限定ではないので、普通に蘇生、アドバンス召喚ができるぞ」

真琴「蘇生してきたモンスターを神秘の中華鍋やアドバンスドローのコストにしてみるのも面白い。作中でもアドバンスドローが見えたな」

真琴「ノーコストでドラゴン族を呼び出せるので、少々上級が多くてもこのカードが居座るだけで相当のアドバンテージとなる。ただし、何の耐性も無いので、守るか蘇生させ続けるかは個人の判断だな」

真琴「ドラゴン族デッキと言えば必ずと言ってもいいほどの採用率の高さ他に類を見ないだろう」

真琴「このカードは強力なカードだ。このカードで好きなドラゴン族を呼ぼう」


真琴「こんなとこか?」
はい!では、デュエル中のミス。こうしたらいいのでは?などの指摘は随時募集中です!
感想もいただけたら嬉しいです!皆様の感想が作者の活力です。
では、また次回!


クリスマス、いかがお過ごしでしたしょうか?作者は1人プロットを打つのとデュエルに忙しかったのでとくになにもしていません。あ、相手がいないわけでは無いのですよ?(ボッチの逃避)
リア充めぇ滅び((殴

と、とりあえず大晦日、そして正月、みなさんゆったり過ごしてください。来年もよろしくお願い申し上げます。

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