儀式デッキ使いの日常   作:アリスとテレス

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いや〜、前回の調子に乗った精霊戦国時代のやつ予想外に好反応で作者驚きです。
真琴「駄作者は深夜のテンションで書き連ねたのにな」
いや〜、次の朝みて死にたくなったね。まあ、骨組みができたので肉付けして出してみたら面白い!と言ってもらえました。
真琴「駄作者よ正直に言え」
はい!面白いといっていただきありがとつございました!
真琴「あんなノリはもうごめんだがな。いや、でも俺の出番が減るしそれはそれで......」
ん?どうしたんだい?作者の気分でまたあんなことをするかもしれませんが、これからもよろしくお願い申し上げます。

ではそろそろ本編を。
どうぞ!


親善デュエル!吠える武装竜

もけ夫達とのデュエルも終わり、しばらくすると、親善デュエルの日となった。

そんな中、真琴はと言うと

 

「zzz」

 

部屋で寝ていた。盛大に。

そこに彩花が来る。

 

「流石に真琴とは言え、こんな所で寝ているわけが.....無いと思った時代が私にもありました」

 

彩花は寝ている真琴を見て驚いていた。そして起こす(物理)しかしノリいいな。

真琴を起こすと港に急いで向かった。

 

港に着くと、人垣が出来ていた。もう着いたようだ。潜水艦からノース校の校長が出てくる。

 

「ようこそいらっしゃいました。一ノ瀬校長」

「今日はウチの悪童達がお世話をかけます」

「いえいえ、こちらこそ」

「して、トメさんはお元気ですかな?」

「はは、もちろん元気ですよ。トメさんはこの親善デュエルでは欠かせない人ですから」

 

校長先生達は握手をすると、意味深な言葉を言っていた。そこに十代が出ると

 

「話はそれくらいにして、真琴の相手ってだれなんだ⁉︎」

「これ、行儀の悪い」

「はは、それは「校長、自分で名乗ります」ん?」

 

潜水艦から新たな人達が出てきた。

 

「今日の相手は俺だ!」

「誰だ?」

「俺だ‼︎」

「誰だ?」

「だからこの俺、万丈目さんだ!」

「ええっ!万丈目⁉︎」

「貴様!さっきから万丈目さんを呼び捨てにしやがって!」

「いてこましたろか!」

 

十代と万丈目達は謎のコントをしていた。それに区切りが着いた頃、突然ヘリが来た。

そしてヘリが着陸すると、中から万丈目に似た2人が降りてきた。

 

「に、兄さん」

 

どうやら万丈目の兄弟のようだ。それを無視して真琴は先に建物の中に入る。それに万丈目達も続く。

 

 

どうやら今回の親善デュエルは日本全国に報道されるようだ。十代が髪の毛をセットしていた。そして、真琴は廊下を歩いていると、トイレの中から声が聞こえてきた。無視して通り過ぎようとするが、聞こえてきたのは、聞き捨てならない物だった。

 

「くそっ!いつもいつも、みんな『勝て』としか言わない!負けるわけにはいかないんだ!勝って勝って、勝ち続けるんだ!そうしないといけないんだ!勝ち続けるしか無いんだ!くそっ!」

 

万丈目が水道の所で....うずくまって、自分に言い聞かせていた。

それを見た真琴はすこしばかり逡巡した後、何も言わずそこを離れた。

 

 

デュエルフィールドにお互いの学校の代表が出てくる。

 

「真琴!しっかりね!」

「羨ましいぜ!なぁ!俺と変わってくんね?」

「師匠!楽しいデュエル、期待してるぜ⁉︎」

「まーくん、しっかりね!」

 

デュエルフィールドの脇で彩花達が応援してくれる。

 

「今日の親善デュエル、司会をさせていただく、クロノスナノーネ!さテー、代表の発表ナノーネ!アカデミア本校、数多の儀式モンスターを使いこなす、レッド生の麒麟児!御鏡真琴!」

 

ドワァァァァ!と、周りから真琴への応援とヤジが飛ぶ。

 

「ソシーテ!「自分の名乗りくらい、自分でやる!」おりゃま?」

 

万条目がクロノスの紹介を自分でぶった切って叫ぶ。

 

「俺がここを退学して、せいせいしたとか言っていたやつ!しかたがないと言っていたやつ!耳をかっぽじってよーく聞け!不死鳥のごとく地獄の底より蘇ってきた俺の名は!」

 

こう言うと手を高く上げ、

 

「一」

「十」

 

と、万丈目が数え出すと、ノース校生も続く。

 

「「「「「「百」」」」」」

「「「「「「千」」」」」」

 

そして万丈目が再度手を高く上げる。

 

「万丈目サンダー!」

「「「「「「「「「「サンダー!サンダー!サンダー!」」」」」」」」」」

 

歓声が上がる。かなりのカリスマである。

 

「十代の言っていたことも頷ける」

 

十代はこれがデュエルフィールドに上がる前に、尊敬するとかを言っていた。本当に大変だったんだろうと思われる。そしてお互いがデッキをカットし、デュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル!」」

 

「先攻は俺だ!ドロー!」

 

万丈目がカードを引き抜く。その目からはものすごい闘志が見て取れる。

 

「俺はモンスターをセット、カードをセットし、ターンエンド」

 

万丈目は闘志を漲らせている割には落ち着いた動きだしだった。

 

万丈目

手札5→6→4

モンスター/セットモンスター1体

魔法、罠/セットカード1枚

 

 

「静かな立ち上がりだな」

「意外か?」

「いや、そうでもないさ。俺のターンドロー」

 

真琴は万丈目のターンを見て、動くか考えていた。

 

「まあ、少しはいいだろう。俺はマンジュゴッドを召喚!効果により、デッキから高等儀式術を手札に加える」

 

マンジュゴッドATK1400

 

「バトルだ!マンジュゴッドでセットモンスターを攻撃!」

 

マンジュゴッドがセットモンスターを数多の手で攻撃する。

 

「セットモンスターは仮面竜!戦闘で破壊され、墓地に送られた場合、デッキから攻撃力1500以下のドラゴン族モンスターを呼び出せる!俺が呼び出すのは、アームドドラゴンLv3!」

 

仮面竜が破壊されると、その後に小さなドラゴンがデッキから出てきた。

 

「........俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

真琴

手札5→6→5→6→5

モンスター/マンジュゴッド

魔法、罠/セットカード1枚

 

「俺のターンドロー!」

 

万丈目がデッキからドローし、手札に加えると、アームドドラゴンが突如として光だした。

 

「どういうことだ?」

 

十代達は頭の上に?マークを浮かべていた。

 

「あ、あのカードはノース校秘伝のカード!一ノ瀬校長!」

「ふふふ、言ったでしょう?私は本気だと。今回のご褒美は私がいただきますよ」

「くっ!負けるな!真琴君!」

 

校長達は何か含みのある話をしていた。

 

「アームドドラゴンはスタンバイフェイズに進化する!現れよ!アームドドラゴンLv5!」

 

アームドドラゴンLv5、ATK2400

 

「なんだ⁉︎進化したぞ⁉︎」

「あれは伝説のレベルモンスター。数は少ないけど、条件を満たす事でレベルが上がるモンスターの総称よ」

「もちろんレベルが上がるごとに強力なステータスと効果となる」

「そんな!真琴君負けるなッス〜!」

 

三沢の説明に十代達は危機感を覚える。

 

「俺は手札の仮面竜を墓地に送り、アームドドラゴンLv5の効果を発動させる!墓地に送ったモンスターよりも攻撃力の低いモンスター1体を破壊する!もちろん破壊するのはマンジュゴッド!」

 

アームドドラゴンの棘が飛び出るとマンジュゴッドに突き刺さる。

 

「これで貴様の場はガラ空きだ!バトル!アームドドラゴンLv5でダイレクトアタック!アームドバスター!」

 

アームドドラゴンの剛腕が振るわれ、真琴に大ダメージを与える。

 

真琴LP4000ー2400=1600

 

「ふ、これで貴様も何もできまい。俺はターンエンドだ」

 

万丈目

手札4→5→4

モンスター/アームドドラゴンLv5

魔法、罠/セットカード1枚

 

「俺のターンドロー」

 

真琴は大ダメージを受けたにもかかわらず、平静?としていた。感情の起伏が薄いからだろう

 

「万丈目よ。いい攻撃だ。ならばこちらも全力で答えるべきだろう。デュエリストとして。まずは熟練の黒魔術師を召喚!」

 

熟練の黒魔術師ATK1900

 

「そして俺は手札から儀式魔法、高等儀式術を発動!デッキからコスモクィーンを儀式素材とし、現れよ!マジシャンオブブラックカオス!熟練の黒魔術師に魔力カウンターが乗る!」

 

マジシャンオブブラックカオスATK2800

 

真琴の場に黒魔法をおさめた者たちが集う。

 

「バトル!マジシャンオブブラックカオスで攻撃!」

「くっ!」

 

万条目LP4000ー(2800ー2400)=3600

 

「しかし、リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!これで墓地からモンスター1体を蘇生できる!俺が蘇生させるモンスターはもちろんアームドドラゴンLv5!」

 

ブラックカオスの魔力弾に破壊されたと思ったドラゴンが再び場に戻ってくる。

 

「チッ、そいつを破壊するてだてが俺の手札には無い。俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

真琴

手札5→6→4→3→2

モンスター/マジシャンオブブラックカオス、熟練の黒魔術師

魔法、罠/セットカード2枚

 

 

「またアームドドラゴンが復活しちゃったよ」

「大丈夫なんだな」

「どうしてそんなこと言えるのさ!」

「真琴の場にいるマジシャンオブブラックカオスの攻撃力は2800。そしてアームドドラゴンの効果は手札のモンスターを1枚墓地に送り、送ったモンスター以下のモンスターを破壊する。でもマジシャンオブブラックカオス以上の攻撃力を持つモンスターなんてデッキにそうそういないんだな」

「そっか。頑張れ〜真琴君〜!」

 

万条目かデッキトップに手を起きつつ言う

 

「その程度の布陣で俺と俺のデッキを止めれると思うなよ!俺のターンドロー!」

 

万条目は引いたカードをそのままアームドドラゴンのコストにする。

 

「俺が捨てたカードは闇より出でし絶望。こいつの攻撃力は2800だ!」

 

マジシャンオブブラックカオスは飛び出して来たアームドドラゴンの棘に破壊される。

 

「もちろんまだアームドドラゴンの攻撃は残っている!アームドパニッシャー!」

 

真琴LP1400ー(2400ー1900)=900

 

「ふふふ、これでアームドドラゴンはさらなる進化を遂げる。いでよ!アームドドラゴンLv7!」

 

アームドドラゴンがさらに巨大化し、威圧感のある風体となる。

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

万丈目

手札4→5→4→3

モンスター/アームドドラゴンLv7

魔法、罠/セットカード1枚

 

 

 

「俺のターンドロー。....俺はモンスターを伏せてターンエンド」

 

真琴は特に何もせずターンを渡す。

 

真琴

手札2→3→2

モンスター/セットモンスター1体

魔法、罠/セットカード2枚

 

「ふふ、何も出来ないようだな俺のターンドロー!」

 

万条目はかなり調子に乗って来ていた。

 

「見せてやる!アームドドラゴンの最終進化系を!アームドドラゴンLv7を生贄に!現れよ!アームドドラゴンLv10!」

 

アームドドラゴンLv10 ATK3000

 

アームドドラゴンの最終進化系だけあって威圧感もハンパではない。

 

「これがアームドドラゴンの最終進化系....」

「まずいっすよ!このままだと真琴君が負けちゃうッス!」

「これはかなりキツイな。真琴の勝ち目がさらに無くなってしまったぞ」

 

 

「あんなカード、俺が渡したカードの中に無かったぞ!」

「なんだと!」

 

そこかしこで悲喜こもごもな声が聞こえる。1番叫んでいるのは校長だろうが。

 

 

「俺はさらに手札から仮面竜を攻撃表示で召喚!」

 

仮面竜ATK1400

 

1番始めのターンに伏せられたモンスターが再度登場する。捨てられたり、破壊されたり....なんだか苦労モンスターのようだ」

 

『ご主人様、大丈夫なんですか?』

『....このままだと、ズルズルと負色が濃くなってしまいます。なにか挽回を』

 

後ろからルインとウェムコが聞いてくる。今回のデッキには入ってないのでヒマなようだ。すると向かい側の万丈目の所でも

 

 

「お前は出て来るな!手札でコストにでもなってろ!」

『そんなぁ〜、アニキ、それはないぜ〜』

 

オジャマイエローとコントをしていた(無意識)

 

「いくぞ!俺はアームドドラゴンLv10でモンスターを攻撃!」

 

伏せられていたモンスターは見習い魔術師だった。

 

見習い魔術師DEF800

 

「見習い魔術師の効果発動。デッキからレベル2以下の魔法使い族モンスターをセットできる。俺は同名モンスターをセットする」

「ならば仮面竜で攻撃!」

「再び発動。デッキから水晶の占い師をセットする」

 

 

「フゥ〜、なんとか耐え切ったぜ」

「しかし依然として真琴の不利であることには変わりない。ここが勝負所だぞ」

「真琴〜!負けたら承知しないんだからな〜!」

「師匠〜!」

 

三沢達の応援も力が入る。ノース校の方も「サンダー!」と大きな声援が続く。

 

「俺はターンエンドだ」

 

万丈目

手札3→4→3→2

モンスター/アームドドラゴンLv10、仮面竜

魔法、罠/リビングデッドの呼び声(対応無し)

 

「俺のターン.....」

 

真琴のドローの時、目をつむった。心を落ち着けている。そして周りでなぜか風が巻き起こり始め、そして

 

「ドロー!」

 

カードを引いた瞬間に突風。そしてカマイタチが巻き起こり、真琴の周りのデュエルリンクに軽く傷をつけた。

 

「俺はモンスターをリバース!水晶の占い師をリバース!効果発動!デッキトップを2枚めくり、1枚を手札に、もう1枚をデッキボトムに戻す!」

 

めくられたカード→ブラックマジシャンガール、闇の量産工場

 

「俺は手札にブラックマジシャンガールを加える。そして、水晶の占い師を生贄に、現れよ!ブラックマジシャンガール!墓地にブラックカオスがいるのでパワーアップ!」

 

ブラックマジシャンガールATK2000→2300

 

 

「ブラマジガール....欲しいよぉ」

周りの奴らは血涙を流していたり、嫉妬の目をしていたりしていた(主に男)

 

「しかし、そのモンスターでは俺のアームドドラゴンを倒せないぜ!」

「まあ、慌てるな。弟子がいるのに、師匠がいないのも問題だろう?リバースカードオープン!賢者の宝石!デッキからいでよ!ブラックマジシャン!」

 

黒魔術の師弟が集う。

 

「それでも俺のアームドドラゴンは倒せないぜ!」

 

万丈目は勝ちを確信した。

 

「いくぞ!これが俺を勝利へと導くカード!手札から速攻魔法、黒・爆・裂・破・魔・導を発動!」

「なんだと⁉︎」

「このカードは、元々のカード名がブラックマジシャンとブラックマジシャンガールのカードが自分フィールド上に存在する場合にのみ発動できる速攻魔法。キツイ発動条件だが、効果は極めて強力だ。相手フィールドのカード、全てを破壊する!これが師弟の合体技!ブラックバーニングマジック!」

 

ブラックマジシャンとブラックマジシャンガールが2人で作った魔法により、万条目の場が一掃される。

 

「しかし、発動すればそいつらも攻撃が出来なくなるはず」

「残念ながら、この魔法でブラックマジシャンガール達の行動が阻害される事は無い」

「なん.....だと.....」

 

万丈目は負けを悟り、ジリジリと後退する。

 

「バトルだ!ブラックマジシャン達でダイレクトアタック!」

「無駄だ!手札からモンスター効果発動!バトルフェーダー!これで攻撃を無効に」

「リバースカードオープン。天罰!。手札を1枚捨て、バトルフェーダーは無効化される」

 

突如として、鐘の音が鳴り響くが、その元凶は雷を浴びて爆破される。

 

それを見たテレビ局は生放送の中継をカットさせた。

 

そしてブラックマジシャン達の魔法が万丈目を捉えた。

 

万条目LP4000ー2300ー2500=0

 

「俺の勝ちだ」

 

そして真琴はそう宣言した。

 

「俺は....俺は....」

 

万丈目が蹲ると、そこに万丈目の兄貴達が来た。

 

「準!貴様!万丈目グループに泥を塗りやがったな!」

 

万丈目の兄貴の1人が胸ぐらを掴み引き上げる。そして右手をグーにして殴ろうとすると

 

「それまでにしておけ」

 

真琴の仲裁?が入る。

 

「お前は黙っていろ!」

 

2人に睨まれるが真琴はいにも介さず

 

「あんたは何をしているんだ」

「準は万丈目グループに泥を塗りやがったんだ!」

「勝負に勝ち負けがあるのは必至。なぜそこまで躍起になる」

「我々は世界で1番の企業になるのだ!」

「ふぅむ、そして負けてしまったサンダーに対してその対応か」

「世の中結果こそが全て!経過なぞどうでもいい!」

「そんなことは!.....真琴?」

 

真琴達の話に十代達が割って入ろうとするが、真琴は手で制する。

 

「あんたの言っていることは正しい」

「だろう?」

 

真琴の言葉に気を良くしたが

 

「社会に出れば、誰も経過など見てくれない。見るのは結果だけだ。....しかし、ここはどこだ?アカデミアだ。結果だけで点数をつけられる場所では無い。それに、社会に出て、結果だけ見る理由は、皆が努力しているからだ!」

「だが、しかし」

「駄菓子も菓子も無い!ここはアカデミア!アカデミアの理で動く!あんたの言う社会の理は通用しない!それに、社会に出たとしても、経過を見ることの出来ない人間は成長が無い!なぜなら失敗した理由がわからないのだからな!」

「ぐっ、」

「万丈目は今までの自分に足りない物は何か、わからないながらに努力したんだ!だからこそそれを見たノース校の生徒は万丈目に着いて来たんだ!」

 

真琴がこう言うとそこかしこから万条目を讃える声が聞こえてくる。

 

「万丈目と俺のデュエル。周りの奴らは納得したみたいだぜ?それともなんだ?まだゴネるつもりか?」

「くっ....帰るぞ!」

 

サッと踵を返すと、2人は帰って行った。そして、それを見届けると

 

「あー、疲れた。こんなの俺のキャラじゃねぇよめんどくせぇ」

 

真琴はこう言いつつどっかに行ってしまった。

 

そして夕方となり、出港の時間が近付いて来た。

 

「じゃあな、万丈目。またデュエルやろうぜ」

「いや、俺はノース校には戻らない」

「どう言うことだ?」

「俺はここでやり残したことがある。江戸川!キングの座はお前に返すぜ!」

「サンダー⁉︎どう言うことですか⁉︎」

「校長。また厄介になるぜ」

「はい。万丈目君は元よりここの生徒。問題はございません」

 

などと言うやり取りをしている時に真琴は

 

「家族.....か....」

 

屋上で夕焼けを見ていた。

 

「あ!まーくん、こんなとこにいたんだね」

 

そこに紫音がやって来る。

 

「みんな待ってるよ?今回のデュエルの勝者を」

 

紫音の言葉に真琴は

 

「いや、家族ってなんだろうなと思ってしまってな」

「そういやまーくんはお袋さんは亡くなってたんだったよね....」

「そう暗い顔をするな。もう割り切ってる。親父も帰ってくることはほとんどなかったけど、俺を大切にしてくれていたことはわかるしな」

「そう....」

 

何かいい雰囲気だった。そして紫音が勇気を出して真琴の手を握ろうと伸ばした時に

 

「師匠〜!迎えに来ましたよ!」

「真琴!あんたがいなくてどうするのよ!」

「全く!あんたは手が焼けるんだから」

 

と、彩花達が来た。

 

「ん?お前達も来たのか....さて、そろそろ下に降りるとするか」

 

そう言って真琴は下に降りていくが、残った女の子ズは

 

「「「..........」」」

 

無言で睨み合っていた。

 

「師匠〜。今度オレとデュエルしてよ」

 

陽美はそうそうに避難していた。

 

 

 

そしてノース校の潜水艦は出港していった。

その時、サンダー!とノース校の生徒が言っていたので、万丈目はかなり慕われていたのであろう。

真琴もこの慕われ方からして、性根は決して悪い奴では無いのだろうと思った。

 

そして再び、いつもの日常に帰っていく。




はーい、今回は万条目君でした!
真琴「今回のデュエル、かなりギリギリだったな」
書いてて楽しかったですけどね。アームドドラゴン好きですし
真琴「駄作者.....アームドドラゴン使ってるデッキはなんだ?」
アームドドラゴンではなく、ただのドラゴン族です!
真琴「だと思ったよ。さて、今回のキーカードだ」

黒・爆・裂・破・魔・導
速攻魔法
(1):元々のカード名が「ブラック・マジシャン」と
「ブラック・マジシャン・ガール」となるモンスターが
それぞれ自分フィールドに存在する場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。

真琴「今回のフィニッシャーの2体で繰り出すことのできる速攻魔法だ」

真琴「発動条件は補助カードの豊富さからさほど難しくは無い」

真琴「しかし、速攻魔法故にダイアモンドガイでの発動は出来ないし、元々の名前なのでプリズマーで名前をパクったとしても発動は出来ない」

真琴「しかし、速攻魔法なので、相手のバトルフェイズの時にでも打てるのは十分な強みだ。みんなも試してみてくれ」

真琴「さて、こんな所かな」
はい!では、デュエル中のミス。こうしたらいいのでは?などの指摘は随時募集中です!
感想もいただけたら嬉しいです!皆様の感想が作者の活力です。
では、また次回!

.....あれ?ドローしたらカマイタチが起こる?.....あれ?

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