君のやる気が無いだけだろう。
真琴「面倒なことはだれしもやりたく無いものだからな」
そりゃねぇ?
真琴「しかし、前に3~4日で投稿するとか言っときながら6日のペースで投稿してるな」
うう、忙しいのと、原作に通るようにしようとしてると、かなり時間がかかってしまって....
真琴「まあ、俺は楽だがな」
ぐぬぬ。
あ、今回は会話文との間に隙間を開けました。こちらの方が読みやすいかな〜と。とりあえず反応が気になりますが。
真琴「私!気になります!か?」
いや、それ関係無くね?....っと、そろそろ本編を。
では、どうぞ!
さてさて、今度のノース校との親善デュエルが行われるらしく、学校は賑やかになっていた。その中で、相手の学校の代表が1年生なので、こちらも1年生の方が良いのでは?という話となり、会議は混迷していた。カイザーは十代を上げるが、校長は真琴を、クロノスは三沢を上げ、誰を出すか、なかなか決まらないでいた。そして、真琴達に話したところ、デュエルで決着にしようぜ?という事になった。
そしてデュエル。まずは三沢VS十代。三沢の封魔の呪印の効果により融合が発動できなくなり、十代は苦戦するも、最後はサイクロンブーメランによるバーン効果で勝利した。
次に三沢VS真琴。真琴の儀式魔法を徹底的に止めに来る三沢と、邪魔させないとばかりの応酬が続くも、最後は死者蘇生で蘇って来た真琴のデビルズミラーの前に三沢は沈んだ。
最後に十代VS真琴のデュエルとなり、船以来の対戦と相成った。高速でデュエルを終わらせるとばかりの十代の攻撃をのらりくらりとかわしながら真琴は手札を揃え、スカルライダーのライダーキックで仕留めた。
さて、かくして真琴は学園の代表となってしまったのである。
「ダイジェストとか、作者も手抜きだな」
「ん?どうしたんだ?真琴?」
真琴のつぶやきに十代は首を傾げた。
「ん?なんか電波を受信したようだ」
「そうか?まあ、とにかく、お前のデッキにフレイムウィングマン入れてくれよ!」
「ウォータードラゴンはどうだ?炎属性に圧倒的に優位に立てるぞ!」
「ここはサイバーブレイダーなんてどうかしら?ダイレクトアタックの時の爆発力は売りよ!」
「僕のパワーボンドも!」
「デスコアラもいいんだな!」
真琴は周りから自分のカードを入れてくれと頼まれていた。
「悪いがお前らのカードはいれるつもりは無いぞ?あ、でも普通にE・HEROのセイラーマンとかはありだな。考えよう」
と、言うとダッシュで逃げ出した。
「あっ!逃げた!」
「待つっす!」
「私のエトワールサイバー!」
「デスコアラもなんだな」
と、それぞれ勝手なことを言いながらかけていった。
「なんとかやり過ごしたな」
と、十代と真琴は息を吐いた。
「って十代?何故ここにいるんだ」
「へへっ!真琴の事だし、だいたいわかるぜ?デッキについても、儀式デッキにするんだろうなって思ってるしから、メインデッキはだいたい決まってるんだろ?なら融合デッキに入れればいいかなってな!」
「十代がマトモ.....だと⁉︎」
「俺だって考えるさ」
「作者〜!十代のキャラがぶれてるぞ!」
「そこまで言うか?」
「まあ、それくらい珍しいということだ」
てこてこてこ、と真琴と十代は上に向かって歩く。そして屋上に出た。
「ここならどうだ?」
「ん?いいんじゃないか?お前がサボっている場所だろ?」
「ゲッ、ばれてたか」
「バレバレだ。どれだけお前がサボってたか知ってんだぞ?」
「み、見逃してくれ〜」
「とりあえず勉強しような?」
「ううう」
真琴と十代は話をしていると、誰かがいることに気が付いた。
「やぁ」
寝転びながらそいつが手を振ってくる。
「こんにちは。僕の名前は茂木もけ夫、よろしくね」
と、言いながらこちらに手を振ってくる。すると、真琴の隣にルインとウェムコが出てくる。
『なんだかのんびりとした人ですねぇ?ご主人様?』
『....つかみどころが無い』
それを見ると、突然もけ夫君が起き上がる。そして
「その隣にいるのはカードの精霊かな?」
「!、お前、カードの精霊が見えるのか?」
「うん。ということは君は遊城十代君と御鏡真琴君かな?」
「そうだが」
「何で俺達の名前を知ってんだ?」
「君達は有名だからねぇ。突然だけど、デュエルしない?」
「む?何故だ?」
「君達の話を聞いたら、デュエルがしたくなってね」
「いいぜ!じゃあ」
十代は即答するが
「なぁ、十代このデュエル、俺に譲ってくれないか?」
「ん?真琴にしては珍しい」
「いや、さっきまでの鬱陶しいストレスを解放したい」
「お、おうとりあえずその後ろの禍々しいナニカを抑えてくれ。怖い」
真琴は前に出ると、周りに黒いナニカを噴出させていた。感情をなかなか表に出さないので、よくわからないが、真琴だって一人の人間。怒りもするし、悲しみもする。とりあえず今回はあまりの鬱陶しさにウンザリしていたのだろう。
「じゃあデュエルだよ?」
「ああ」
お互いにデッキを渡し、カットした。するとそこに翔達が来た。
「あ!兄貴達!何してるッスか⁉︎」
「見りゃわかるだろ?デュエルしようとしてんだよ」
お互いがデュエルディスクを構える。
「「デュエル」」
「先攻は僕だね、ドロー」
もけ夫がにこにこしながらカードを引く。
「僕はこのモンスターを召喚するね?もけもけ」
もけもけATK300
「「「かわいい〜!」」」
出てきたのはのほほ〜んとした何を考えているのかわからない小さなモンスター。
「カードを3枚伏せてターンエンドだよ?」
もけ夫
手札5→6→5→2
モンスター/もけもけ
魔法、罠/セットカード3枚
「俺のターンドロー!」
真琴は少しは落ち着いたとはいえ、それでも周りに黒いナニカを出しながらカードをドローする。正直怖い。
「俺は手札からギルガースを召喚!」
ギルガースATK1800
現れたのはもけもけと真反対のいかつい悪魔族のモンスター。手に持つ刀を弄ぶ。
「バトルだ!ギルガースでもけもけに攻撃!」
「リバースカードオープン!人海戦術!さらにリバースカード!ガードブロックも発動!デッキから1枚ドローだよ」
もけ夫はリバースカードを巧みに使い、次に繋げた。
「(サイクロンとかの魔法、罠破壊は無いか)カードを1枚伏せてターンエンド!」
真琴
手札5→6→5→4
モンスター/ギルガース
魔法、罠/セットカード1枚
「僕は君のエンドフェイズに人海戦術の効果を使うよ。デッキからハッピーラヴァーを攻撃表示で召喚。そしてドロー」
ハッピーラヴァーATK800
ちっちゃいなかなか可愛い天使がもけ夫の場に現れる。
「僕は手札の天空の使者 ゼラディウスの効果を使うよ。このカードを手札から捨ててデッキから天空の聖域を手札に加えるよ?そして発動!」
辺りは天使の住まう聖なる場所となる。
「さらに僕は手札からもけもけを召喚!そして永続魔法怒れるもけもけを発動!」
もけ夫はもけもけ専用サポートカードを使う。が、
「「「かわいい〜!」」」
「私もデッキにもけもけ入れようかしら〜?」
「俺もそうしようかな〜?」
後ろはそれどころではなかった。
「バトルだよ?ハッピーラヴァーでギルガースに攻撃!」
小さな天使の攻撃がギルガースに迫る。しかし、それを見た十代は首を傾げる。
「攻撃力の低いモンスターで攻撃?どういう事だ?」
「まあ、見てたらわかるよ」
ハッピーラヴァーの攻撃はギルガースにはじき返されて倒されてしまった。
「僕のライフは天空の聖域の効果で減らないよ。そして怒れるもけもけの効果でもけもけの攻撃力は3000になる」
もけもけがピンク色に染まると、攻撃力がかの青眼と並ぶ。
「もけもけでギルガースを攻撃だよ?」
真琴LP4000ー(3000ー1800)=2800
「僕はこれでターンエンドだよ?エンドフェイズに人海戦術の効果を使うよ。デッキからハッピーラヴァーを守備表示で特殊召喚。これで終わりだよ?」
もけ夫
手札3→4→3→2
モンスター/ハッピーラヴァー(守備表示)、もけもけ
魔法、罠/セットカード1枚、人海戦術、怒れるもけもけ、天空の聖域(フィールド魔法)
「俺のターンドロー」
真琴は落ち着いた雰囲気でドローする。周りに黒いナニカが無ければなお良かったが。
「俺は速攻魔法、手札断殺を発動。お互いに手札から2枚墓地に送り、デッキから2枚ドローする」
墓地に送られたカード
(真琴)→高等儀式術、磁石の戦士マグネットバルキリオン
(もけ夫)→融合、ダンシングエルフ
「俺は魔法カード、儀式の準備を発動。デッキから破滅の魔王ガーランドルフを、墓地から高等儀式術を手札に加える。そして発動。デッキからエンシェントエルフと岩石の巨兵を儀式素材とし、現れよ!破滅の魔王ガーランドルフ!」
破滅の魔王ガーランドルフATK2500
真琴の場に現れたのは破滅をもたらす魔王。ノースウェムコの対となる?モンスターだ。効果もノースウェムコの防御的な物と違い、とても攻撃的だ。
「破滅の魔王ガーランドルフの効果発動!フィールド上のこのモンスター以外で、このモンスターの攻撃力以下の守備力を持つモンスターを全て破壊する!そして破壊したモンスターの数×100ポイント、攻撃力がアップする!」
ガーランドルフの発する闇のオーラにより、もけもけとハッピーラヴァーは苦しみだし、破壊されてしまった。
破滅の魔王ガーランドルフATK2500→2700
「バトルだ!破滅の魔王ガーランドルフでダイレクトアタック!」
「リバースカードオープン、リビングデッドの呼び声!墓地からもけもけを呼ぶよ?」
もけ夫は墓地から再びもけもけを呼び出し、壁とした。
「.....俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
「じゃあエンドフェイズに人海戦術の効果を使うよ?僕は最後のもけもけを特殊召喚するね」
真琴
手札4→5→4→5→3→2
モンスター/破滅の魔王ガーランドルフ(ATK2700)
魔法、罠/セットカード2枚
「僕のターンドロー」
もけ夫はいつもの通りのマイペースながらドローする。するとそこに変なヘルメット?をかぶったクロノス教諭が飛び降りて来た。
「これ〜が、シニョールもけ夫の力なノーネ!」
と、指を指した先にはふにゃふにゃになった三沢達がいた。
「かつてブルー生の中で一番だったのデスーガ、シニョールとデュエルした人達が次々とやる気を無くし、このアカデミアを去って行ったノーネ!」
クロノス教諭がもけ夫の過去を話すが、ここはカット!
デュエルに戻る。
「ごめんね?話が長くて。じゃあ、僕は手札から魔法カード、融合賢者を発動。デッドから融合を手札に加えるね?さらに闇の量産工場を発動。墓地からもけもけを2体手札に加えるね?」
もけ夫はもけもけを3体集めた。そして
「僕は魔法カード、融合を発動!手札とフィールドのもけもけ。合計3体を融合。キング・もけもけを融合召喚」
キング・もけもけATK300
現れたのは巨大なもけもけ。しかしそのステータスは全くもって変化していない。やる気が無いのだろうか?それはわからないが
「行くよ?僕はキングもけもけで破滅の魔王ガーランドルフに攻撃するね」
キングもけもけが声を音波とばかりにだすが、ガーランドルフは苦もなく耐えると、手から闇の球を作り、もけもけに投げつけた。キングもけもけが破壊されると、もけもけ3体がもけ夫の場に揃った。
「キングもけもけは場から離れると墓地から3体のもけもけを呼び出すんだ。じゃあ僕はもけもけで破滅の魔王ガーランドルフに攻撃だよ?」
再びもけもけがガーランドルフに特攻する。そして爆発。それを見た残りのもけもけは怒りだし、体をピンクにさせた。
「怒れるもけもけの効果により、もけもけの攻撃力は3000となる」
もけもけ1、ATK300→3000
もけもけ2、ATK300→3000
「じゃあもけもけで破滅の魔王ガーランドルフに攻撃」
真琴LP2800ー(3000ー2700)=2400
「じゃあこれで終わり。もけもけでダイレクトアタックだよ?」
「リバースカードオープン!ガードブロック!ダメージを0にして1枚ドロー!」
もけもけの音波が真琴に届くが、不思議なバリアが真琴へのダメージから守る。その後1枚のカードが残った。
「じゃあ僕は手札から神秘の中華鍋を発動。もけもけをリリースし、ライフを回復するね。そしてエンドフェイズに人海戦術の効果により、デッキからダンシングエルフを特殊召喚するね」
もけ夫LP4000→7000
ダンシングエルフDEF200
「これでターンエンドだよ?」
もけ夫
手札2→3→4→1→0
モンスター/もけもけ1、もけもけ2、ダンシングエルフ(守備表示)
魔法、罠/怒れるもけもけ、人海戦術、天空の聖域(フィールド魔法)
「俺のターンドロー」
真琴は圧倒的ライフ差に加え、壁まで用意されてしまった。どうやって突破するのでしょうか?しかし、真琴や十代のやる気がなくなっていないのを見てクロノス教諭は混乱していた。
「俺は手札から魔法カード、絶望の宝札を発動。デッキからカードを3枚ドローする。その後デッキを全て墓地に送る!」
真琴が発動したカードは一か八かのカード。3枚を与える代わりにデッキが無くなる、まさしく崖っぷちのデュエルをしいるカードである。墓地を活用するワンキル特化型のデッキには優秀な補助カードだが、真琴のデッキはそうでは無い。真の崖っぷちである。
「俺は手札から魔法カード、大嵐を発動。お互いの魔法、罠カードゾーンのカードを全て破壊する!そしてさらにチェーン!墓地墓地の恨み!相手の墓地のカードが8枚以上なら、相手モンスターの攻撃力を0にする!」
もけもけ1、ATK300→0
もけもけ2、ATK300→0
もけもけ達から力が無くなる。ダンシングエルフは守備表示だったため、あまり影響を受けなかった。
「俺は手札から魔法カード、死者蘇生を発動!墓地から破滅の魔王ガーランドルフを特殊召喚!」
再登場、ガーランドルフ。先ほどのお返しとばかりにやる気がみなぎっているように見える。
「そして闇の量産工場を発動!墓地のエンシェントエルフと岩石の巨兵を手札に加える!そして融合発動!先ほど加えた2体のモンスターを融合する!現れよ!砂の魔女!」
真琴が珍しく融合召喚した。現れたのはワインレッドのローブに身を包む魔女。しかし魔法使い族ではなく岩石族というすこし特殊なモンスター。
「さらに手札から装備魔法、巨大化を発動!装備するのは破滅の魔王ガーランドルフ!」
ガーランドルフの姿が大きくなる。
ガーランドルフATK2500→5000
「バトルだ!砂の魔女でもけもけを攻撃!さらに破滅の魔王ガーランドルフでもう一体のもけもけに攻撃だ!」
砂の魔女の魔法弾とガーランドルフの闇の衝撃がもけもけに向かう。しかし、もけもけはなんとか押し返そうとしていた。
「もけもけがやる気を出している....」
もけ夫LP7000ー(2100ー0)ー(5000ー0)=0
そしてもけ夫のライフをごっそりと削りとっていった。
「いやぁ〜強いね〜」
「お前もなかなかだったよ。ロービートとはやったことが無くてな。いい経験になった」
「それは良かったよー。それに、デュエルはやっぱり楽しいね。たまにはやる気を出してみようかな?」
「やめとけ。疲れるだけだ」
「おいおい、真琴、それは無いだろ〜」
「十代?俺のやる気は常にローだ!」
「威張る事じゃ無いな」
「あははは!でも疲れたから寝るね〜」
と、言うともけ夫は寝てしまった。後ろでも三沢達が、クロノス教諭もいつの間にか寝ていた。取り残された十代と真琴は
「どうする?」
「帰ろうぜ?」
「そうするか」
さっさと寮に帰って行った。
なお余談だが、三沢達は次の日まで寝ていたので寮では大変だったそうだ。
はーい、今回はもけもけロービートが相手でした〜!
真琴「疲れたから寝るぞ」
あとちょっとだけ待って!
真琴「チッ!とりあえずさっさと今回のも終わらすか。ってことで今回のキーカードはこれだ」
破滅の魔王ガーランドルフ
儀式・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2500/守1400
「破滅の儀式」により降臨。
このカードが儀式召喚に成功した時、
このカードの攻撃力以下の守備力を持つ、
このカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスター1体につき、このカードの攻撃力は100ポイントアップする。
真琴「こいつが儀式召喚された時にこいつ以外のモンスターを破壊する効果だ。大抵の上級モンスターはこいつより守備力が低い事が多いから除去は可能だ」
真琴「さらに突進などで攻撃力は発動にチェーンすれば上がった数値以下の守備力のモンスターを破壊できるぞ。まあ、裏を返せば収縮などを相手に使われて破壊の範囲が狭まる事があると言うことでもあるがな」
真琴「自分のモンスターも巻き込むので、場に出す時は気をつけろ。しかし、3体以上を除去できれば攻撃力は上級の及第点である2800に届く。さらに相手の場がこのカード効果の後ではガラ空きになることが多い。なのでダイレクトアタックもしやすいぞ」
真琴「まあ、こんなとこかな?」
はい!では!デュエル中のミス。こうしたらいいのでは?などの指摘は随時募集中です!
感想もいただけたら嬉しいです!皆様の感想が作者の活力です。
それでは!また次回!
最後にちょっとした問題を。真琴君の最後に持っていた手札はなんでしょう?
ヒントは悪魔と岩石混成デッキですよ〜(ニヤリ)