儀式デッキ使いの日常   作:アリスとテレス

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ふう、ようやく副将戦だよ。
真琴「俺は出なくていいから楽だ」
君はもう少し主人公してくれないかなぁ?
真琴「面倒」
一言で終わらすな!
真琴「zzz」
寝るなー!
真琴「駄作者よ、いい加減この展開も飽きて来てると思うぞ?読者の皆様は」
うっ!まあ、頑張ります....っと、そろそろ本編を
では、どうぞ!


大会!副将戦!

「さてさて、ようやく副将戦ですが、先程のタッグ戦とは打って変わり、静かなにらみ合いが続いております。ブルーチームが先に2勝しているので、レッドチームは勝つしか無いこの現状!やはりまだまだ目が離せない!」

「今回は3年生でかなり活躍した丸藤亮君の弟の翔君が出て来ましたね。お互いに気合も入っているようですし、まだまたわからないですね」

「はい!さて、お互いがデッキを渡し、カットした!所定の位置についたぞ!ここで終わってしまうのか⁉︎それともレッドチームが望みを繋ぐのか⁉︎運命の分かれ道!決着を見逃すな!さあ!」

 

 

「「デュエル(っす)!」」

 

先攻はルーレットにより、翔となった。

「ぼ、僕のターンドロー!」

翔は緊張感からかかなり硬い。

「僕はモンスターをセット、カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

手札5→6→3

モンスター/セットモンスター1体

魔法、罠/セットカード2枚

 

 

 

「俺のターンだ。ドロー」

翔は落ち着いた立ち上がりとなった。しかし相手は動じることもなくカードを引く。

「俺は手札から魔法カード、トレードインを発動。手札の堕天使ゼラードを捨てて2枚ドロー。手札断殺を発動。お互いに2枚墓地に送り、2枚ドローする」

 

 

ブルー生→堕天使スペルビア、堕天使エデ・アーラエ

翔→スチームロイド、サブマリンロイド

 

「俺は手札からヘカテリスの効果発動。デッキから神の居城ヴァルハラを手札に。そして発動する」

鍵のような天使が墓地にいくと、突如周りは神殿の中となった。

「神の居城ヴァルハラの効果発動。自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札から天使族モンスターを1体特殊召喚できる。ただし1ターンに1度だけだがな。俺は手札の光神テテュスを特殊召喚!さらに手札からウィクトーリアを攻撃表示で召喚!」

 

ウィクトーリアATK1800

光神テテュスATK2400

 

 

「バトルだ!セットモンスターにテテュスで攻撃!」

テテュスが羽を広げて、翔のセットモンスターを攻撃する。表側になったモンスターはヘリコプターのようなモンスターだった。攻撃を受けるも、なんとか持ちこたえる。

「ジャイロイドの効果だ!戦闘によっては1ターン1度、破壊されない!」

「ならウィクトーリアで攻撃!」

「リバースカードオープン!スーパーチャージ!」

1度は堪えたが2度目は堪えきれず、破壊されてしまう。しかし、突如現れた車が翔に手札を渡して去っていった。

「スーパーチャージは相手がロイドと名のつくモンスターへの攻撃宣言時に発動できる。デッキから2枚ドローだ!」

翔は2枚ドローする。

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

ブルー生

手札5→6→6→5→4→2→1

モンスター/光神テテュス、ウィクトーリア

魔法、罠/セットカード1枚、神の居城ヴァルハラ

 

 

「僕のターンドロー!」

翔はまだガチガチだ。

「僕は手札からエクスプレスロイドを攻撃表示で召喚!エクスプレスロイドの効果発動!墓地から2枚のロイドを回収できる!僕はスチームロイドとサブマリンロイドを回収!」

新幹線のようなモンスターが出たと思うと、乗っていた?2体のロイドが翔の手札に加わる。

 

エクスプレスロイドATK400

 

 

「僕は手札から融合発動!スチームロイド、サブマリンロイド、ドリルロイドを融合!融合召喚!スーパービークロイドジャンボドリル!」

翔が手札の3体のモンスターを融合させると、巨大なドリルを顔面?に装備したモンスターが現れた。

 

スーパービークロイドジャンボドリルATK3000

 

 

「バトル!スーパービークロイドジャンボドリルで光神テテュスを攻撃っす!」

巨大なドリルの攻撃に流石の光神もなすすべもなく破壊される。

 

 

 

ブルー生LP4000ー(3000ー2400)=3400

 

 

「よし!僕はカードを1枚伏せてターンエンドっす!」

「エンドフェイズ、リビングデッドの呼び声を発動。墓地から堕天使スペルビアを蘇生。効果でさらに光神テテュスを蘇生させる」

 

手札5→6→5→7→3→2

モンスター/スーパービークロイドジャンボドリル、エクスプレスロイド

魔法、罠/セットカード2枚

 

 

「俺のターンドロー。追加ドローは無しだ」

相手フィールドに3000のモンスターがいるのに動じずにカードを引く。

「俺は手札からマジックプランターを発動。リビングデッドの呼び声を墓地に送り、2枚ドロー。これによりスペルビアは破壊される。ドローした堕天使スペルビアを公開し、更にドロー。アテナを公開。追加ドロー....これで終わりだ」

リビングデッドの呼び声が不思議な液体の溜まった中に消えて行くと、スペルビアにヒビが入り、破壊されるが、2枚のカードが残り、ブルー生の手札になった。さらにテテュスの効果でドローしていく。

「俺は手札から魔法カード、早すぎた埋葬を発動。800ライフをコストに、墓地からスペルビアを蘇生。さらに効果で堕天使ゼラードを蘇生する」

 

ブルー生LP3400→2600

 

堕天使スペルビアATK2900

堕天使ゼラードATK2800

 

「次々上級モンスターを繰り出すブルー生!翔君も流石にピンチか⁉︎」

「ゼラートは闇属性モンスターを切るだけで相手フィールドのモンスターを全て破壊する効果を持っていますからね。まあ、エンドフェイズに自壊しますが」

 

 

 

「俺は手札の堕天使スペルビアを切ってゼラートの効果を発揮する。相手フィールド上のモンスターを全て破壊だ」

堕天使ゼラードが己の黒に染まった剣から出た闇を翔のフィールドに向けて放つと、次の瞬間、ビシビシと音を立てて翔のモンスター達は破壊されてしまった。

「バトル。モンスターでダイレクトアタックだ」

「そうはさせないっす!リバースカードオープン!攻撃の無力化!バトルフェイズは終了っす!」

「む....俺はターンエンドだ。エンドフェイズ、堕天使ゼラードは自壊する」

「エンドフェイズ!こっちもリバースカード、リビングデッドの呼び声っす!蘇生させるのはエクスプレスロイド!僕は墓地からスチームロイドとドリルロイドを手札に加えるっす!」

 

手札2→4

 

ブルー生

手札1→2→5→4

モンスター/ウィクトーリア、堕天使スペルビア、光神テテュス

魔法、罠/神の居城ヴァルハラ

 

 

「僕のターンドローっす....僕はエクスプレスロイドを守備表示に、カードを2枚伏せてターンエンドっす」

翔はビクビクしながらカードを引く。かなり腰が引けていた。

 

エクスプレスロイドDEF1600

 

手札4→5→3

モンスター/エクスプレスロイド(守備表示)

魔法、罠/セットカード2枚

 

 

「俺のターンドロー....チッ、追加ドローは無しだ」

ブルー生は引いたカード見て、悪態をつく。天使族では無かったようだ。

「俺は手札から魔法カード、死者蘇生を発動。墓地から2枚目の堕天使スペルビアを蘇生させる。さらに効果で堕天使ゼラードを蘇生」

再三再四現れる壺のような頭を持った闇に堕ちた天使。割りかし過労死気味である。

「バトルだ。ウィクトーリアでエクスプレスロイドに攻撃!」

「リバースカードっす!スーパーチャージ!デッキから2枚ドローするっす!」

翔はウィクトーリアの攻撃の時に、前にも発動したカードを使い、ドローする。

「これで終わりだ。堕天使達でダイレクトアタック!」

「また、負けるわけにはいかないっす!リバースカードオープン!ファイナルライフガードナー!自分のライフが0になる攻撃を受ける時、自分のライフを100残し、バトルフェイズを終了する!その後、デッキから魔法カードを1枚、サーチすることができる!僕はデッキからパワーボンドをサーチする!」

 

翔LP4000→100

 

 

「なるほど。次のドローに思いを託したか。俺はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

ブルー生

手札4→5→4→3

モンスター/ウィクトーリア、光神テテュス、堕天使スペルビア2体、堕天使ゼラード

魔法、罠/セットカード1枚、神の居城ヴァルハラ

 

 

「ぼ、僕のターン.....」

なんとか持ちこたえたものの、翔はかなりキテいた。諦めムードである。しかし、後ろから

「翔君!諦めるな!」

「翔君!頑張って〜!」

「翔!師匠まで繋げ!そしたら必ず勝ってくれるぞ!」

「翔〜!頑張れ〜、」

チームメイトが応援してくれていた。真琴も叫んでいるわけでは無いが、頷いていた。

「みんな....うん、頑張るっす!僕のターン、ドロー!」

翔はどこか吹っ切れたのか、今日1番のドローをする。

「よし、僕は手札から魔法カード、強欲な壺を発動!デッキから2枚ドロー!」

翔は力強くカードをドローする。ドローしたカードを見ると、笑顔を浮かべる。

「よし!僕は手札から魔法カード、ナイト・ショットを発動!そのバックカードを破壊!天使の施しを発動!3枚ドローし、2枚捨てる!」

 

 

破壊されたカード→和睦の使者

捨てられたカード→スチームロイド、ドリルロイド

 

 

「手札から速攻魔法、サイバネティック・フュージョン・サポートを発動!ライフ半分をコストに、このターン、墓地から除外することで、融合召喚を行うことができる!」

 

翔LP100→50

 

そして翔は手札のカードを高々と掲げる。

「僕は手札から魔法カード、パワーボンドを発動!墓地の5体のロイドを除外するっす!」

 

除外されたカード→スチームロイド、サブマリンロイド、ジャイロイド、エクスプレスロイド、スーパービークロイドジャンボドリル

 

 

「真琴君がくれたこのカードで勝つ!出てこい!極戦機王ヴァルヴァロイド!攻撃力はパワーボンドで倍となる!」

このカードを出すと、ブルー生は諦めたようだ。いい笑顔をしている。

 

 

極戦機王ヴァルヴァロイドATK4000→8000

 

 

「バトル!極戦機王ヴァルヴァロイドで堕天使ゼラードを攻撃!」

 

ブルー生LP2600ー(8000ー2800)=0

 

 

 

「デュ、デュエルエンドォォーー!なんとなんと、兄と同じように、パワーボンドを巧みに使い、勝利を収めたぞぉー!」

「ここぞという時のドロー力は兄に似ているのでしょうね。とてもいいデュエルでしたよ」

「さあ!これでお互いに2勝2敗!決着は大将戦に持ち越しだ!この後10分間の時間を挟み、大将戦だ!チャンネルはそのままお待ちください!」

 

 

 

翔が帰ってくると

「スゲーじゃねぇか、翔!勝ったな!」

「アニキ達が応援してくれたから戦えたっす!僕だけじゃ何も出来なかったっすから」

「いや、それでも勝てたんだ。君の力もあるのだよ」

「良かったね。翔君」

「師匠から預かったカードはそのまま使うといいだそうだぜ。師匠が言ってたぞ」

「え⁉︎このカードをくれるっすか⁉︎」

「そうなんじゃね?師匠はそれでいいって言ってたが」

翔を勝利に導いたカード、極戦機王ヴァルヴァロイドはこの時を持って翔の物となった。なんだかんだと仲間の事を気にかける真琴君は優しい。




はい!と、いうわけで副将戦でした!
真琴「なんとか勝てたな。しかし、ファイナルライフガードナーの効果はこれでいいのか?」
こうでもしないと和睦の使者とか攻撃の無力化の劣化ですからねー。マンガオリカに少し手を加えています。カイト君が使用したカードです。その説明を

ファイナルライフガードナー
ライフが0になる攻撃を受ける場合、自分のライフを100にして、バトルフェイズを終了させる。
(その後デッキから魔法カードを手札に加える)←追加


真琴「まあ、あの場面は和睦の使者でもなんとかなるが、こうした方が緊張感が出るとかいうわけのわからない駄作者の影響だ。読者の皆様に駄作者に代わって謝ります」
あはは、ごめんねー
真琴「駄作者っぷりもいい加減やめてくれ。じゃ、今回のキーカードだ」


極戦機王ヴァルヴァロイド
融合・効果モンスター
星12/地属性/機械族/攻4000/守4000
「ロイド」と名のついた機械族モンスター×5
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
このカードが攻撃した相手の効果モンスターの効果をダメージ計算後に無効化する。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃をする事はできない。



真琴「攻撃力が4000かつ2回攻撃と言う強力な永続効果を持っている。機械族と言う観点からリミッター解除やパワーボンド等の補助カードが多いな」

真琴「しかし、1枚をサイバードラゴンにするだけでキメラティック・オーバー・ドラゴンになれてしまう。まあ、あちらはエフェクトヴェーラー等のカードが効いてしまうので、トントンと言ったところだろうか」

真琴「融合素材は5体と重いが、出すことができれば一気にデュエルエンドまで持っていけるモンスターだ。ロイドデッキに入れるかどうか、考えてみてくれ。まあ、未来融合が禁止になったから辛いかもしれないが....」


真琴「こんなところか」
はい!デュエル中のミスや、こうした方がいいのでは?と言う指摘などは随時受け付けております。また、このデッキを使って欲しい!このカードを使って!との意見も募集しております。また、感想もいただけたらなとおもいます。皆様の感想が作者の活力です。
では、また次回!

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