儀式デッキ使いの日常   作:アリスとテレス

20 / 44
さてさて、ようやく大会も真ん中です。あとこの物語も20話を数えるようにもなりました。
真琴「よくここまで続いたと思うが、読者の皆様も飽きて来ているのでは?」
まあ、一方的なデュエル展開ばかりですからねぇ
真琴「まあ、駄作者にそこまでは要求しないがな」
へへー、要求しないでくださいまし〜
真琴「何やってんだお前」
まあ、たまにはこうはっちゃけないとね!しかし、1話から読み直したけど全くと言っていいほど成長が無い...。それどころか、なんか酷くなってる気がするよ....
真琴「いや、このままだと『酷い』とか『ないわー』とか言われそうだな。めんどくさいからどうでもいいが。俺としてはもう少し良くして欲しいが」
なんかかなり精神力がガリガリ削られました。文才が無いからかなり頑張ろうとしてましたが。成長が全く感じられず、家で〈ずもももも〉と後ろに音が出そうなほど凹みました。うう、誰か俺に文才をくれぇ。←パワフルプロ野球2014(vita)のサクセスでテキトーにキャラを作りつつ現実逃避してる
真琴「いちいち暗くなるな。めんどくさい。今更駄作者の成長など求めては無いよ」
真琴君が優しい⁉︎では、そろそろ本編を
では、どうぞ!


大会!中堅タッグ戦!

先鋒、次鋒と来て、周りのボルテージも上がって来ていた。

「さあ!先程までのデュエルの熱気も冷めない中、タッグ戦を戦う4人がすでに集まっているぞ!少し間が空くにも関わらずお互いは準備万端だ!」

「そうですね。デュエルでは気持ちの面も重要ですからね。気持ちで負けてないので、まだまだわかりませんよ」

「そうですね!しかしここまでブルーチームの2勝と来てますが、レッドチームは巻き返せるのか!ここが1番気になりますね」

「そうですね。総合力の優れると言いましたが、総合力が高いとしても、何かの拍子で負けることもありますからね。頑張って貰いたいものです」

「はい!そうですね!美音ちゃんはどう思います?」

「はい!とてもレベルの高いデュエルを観れてとても興奮しています!レッドチームは後が無くなってしまったので、頑張って欲しいです!」

「はい!そうですね!」

 

 

 

 

解説者の人達が会話している中、4人の女の子達がデュエルフィールドにいた。言わずもがな、レッドチームからは彩花と陽美、ブルーからは

「まさかあなた達が相手とはね」

「てっきり真琴君が出てくると思っていたのだけど」

明日香とジュンコが出て来ていた。

「師匠はチームの大事な大将だからな」

「こんなところで使うわけにはいかないもの」

「あら?それじゃ真琴君まで回ると思っていたの?」

「いや、真琴が後ろにいるから安心してデュエルができるのよ」

「ま、このデュエルで優勝させて貰うけど」

「そう簡単にいくと思っているのかしら?」

「ふふふ」

「あはは」

彩花とジュンコは睨み合う。

「「(こいつとは何故か仲良くなれる気がしない!)」」

女の勘か何かで1人の男を取り合う関係だと察したのだろう。その男は全く気が付いてないが。と言うか気付く気が無いのだろうが。隣の状態を見て

「アネゴはなんだか気合いが入ってるな」

「はぁ、あなたもなかなか大変ね」

「まあ、師匠はかっこいいからな」

「あら、あなたも大概ね」

そう、ほのぼの?話をしていたが、隣では

「このデュエルで勝った方が御鏡と1日デート権よ!」

「その勝負乗った!」

「乗った事を後悔させてあげるわ!」

「そっくりそのまま返してあげるわ!」

こんな事になっていた。真琴の意思を完全に無視しているあたりなかなか真琴も災難である。さてさて、デュエルフィールドの調整の時間も過ぎ、お互いが近づき、デッキを渡し、カットする。それが終わり、所定の位置に着くと解説者も熱く盛り上げる。

 

「勝敗がつくかもしれないこの一戦!見逃せないぞ!お互いの気力も満ちているぞ!さあ!」

 

 

「「「「デュエル!」」」」

デュエルルーレットが回る、初めは明日香のようだ。

「私の先攻、ドロー!」

明日香は大会の決勝戦という高揚感からかとても勢いよくカードを引き抜く。

「私はエトワールサイバーを攻撃表示で召喚!カードを2枚伏せてターンエンド」

 

エトワールサイバーATK1200

 

明日香&ジュンコ

手札5→6→3

モンスター/エトワールサイバー

魔法、罠/セットカード2枚

 

 

「私が行かせてもらう!私のターン、ドロー!」

彩花は陽美の返事を聞かずにカードをドローする。

「私は手札から魔導書士バテルを攻撃表示で召喚!効果によってデッキから魔導書と名のつく魔法カードをサーチする!私はヒュグロの魔導書をサーチ!」

魔導書院の司書が場に現れたと思うと、おもむろに魔導書を1冊取ると、彩花に手渡す。

 

魔導書士バテルATK500

 

「私は手札から永続魔法、魔導書廊エトワールを発動!さらにフィールド魔法、魔導書院ラメイソンを発動!エトワールにカウンターが乗る!」

彩花は自分の得意のフィールドにする。殺る気はマンマンのようだ。

 

 

魔導書廊エトワール(魔力カウンター)0→1

魔導書士バテルATK500→600

 

「私は手札から魔法カード、魔導書庫クレッセンを発動!デッキから3種類の魔法カードを選択し、その後、その中きらランダムに1枚、手札に加える!私が選ぶカードはグリモの魔導書、ネクロの魔導書、トーラの魔導書の3枚よ!」

選んだカードが彩花の上に現れると裏側となり、シャッフルされる。

「さあ!選びなさい!」

「私から見て右端のカードよ」

右端のカードを残し、残りは消えていく。デッキに戻し、カットする。

「よし、私は手札から魔法カード、グリモの魔導書を発動!デッキからセフェルの魔導書を手札に加える!そしてセフェルの魔導書を発動!手札のヒュグロの魔導書を公開し、墓地のグリモの魔導書をコピー!デッキからトーラの魔導書をサーチ!」

 

魔導書廊エトワール(魔力カウンター)1→4

魔導書士バテルATK600→900

 

 

「さらに手札からヒュグロの魔導書を発動!バテルの攻撃力を1000ポイント上昇させる!」

 

魔導書廊エトワール(魔力カウンター)4→5

魔導書士バテルATK900→2000

 

「低レベルモンスターなのに攻撃力が2000⁉︎」

「バトルよ!バテルでエトワールサイバーに攻撃!」

「そうはさせない!リバースカードオープン!ドゥーブルパッセ!相手モンスターが自分モンスターに対しての攻撃宣言時に発動できる!その攻撃はダイレクトアタックとなり、攻撃宣言を受けたモンスターの攻撃力分だけ、相手ライフにダメージを与える!次のターン、攻撃宣言を受けたモンスターは相手プレイヤーにダイレクトアタックができる!」

バテルが手に持った魔導書を投げるが、エトワールサイバーは攻撃を躱す。その投げられた魔導書はそのまま明日香に当たるが、躱したエトワールサイバーが彩花にキックをお見舞いした。

 

 

明日香&ジュンコLP8000ー2000=6000

彩花&陽美LP8000ー1200=6800

 

「(ヒュグロの魔導書でサーチが出来なかったか。なかなかやってくれるじゃない)私はカードを2枚伏せてターンエンドよ」

 

彩花&陽美

手札5→6→4→3→1

モンスター/魔導書士バテル(ATK1000)

魔法、罠/魔導書廊エトワール、セットカード2枚、魔導書院ラメイソン(フィールド魔法)

 

 

「私のターンドロー!」

ジュンコは引いたカードを見て少しの間考え、行動を開始した。

「私は手札からハーピィチャネラーを攻撃表示で召喚!効果発動!手札のハーピィレディ1を切ってデッキからハーピィと名のつくモンスターを特殊召喚できる!」

「チェーンよ!手札から増殖するGを発動!」

「うっ!私はデッキからハーピィダンサーを特殊召喚よ」

「ドロー」

ジュンコは彩花の手札から発動したモンスター効果に嫌そうな顔をする。ハーピィ達が次々とジュンコのフィールドに現れる。

「さらにハーピィダンサーの効果。このカードを手札に戻し、手札から霧の谷のファルコンを攻撃表示で特殊召喚」

「ドロー」

ジュンコは展開していくが、彩花に対してドローさせてしまっていることを苦々しく思っているのだろう。

「バトル!私はエトワールサイバーでプレイヤーにダイレクトアタック!」

「ふっ、ドローさせてしまった事が仇となったわね!手札からモンスター効果発動!バトルフェーダー!攻撃は無効になり、バトルフェイズは終了よ!」

明日香のモンスターが彩花にダイレクトアタックをしようとするが、突然響き渡った鐘の音が鳴ると、元いた場所に戻ってしまった。

「くっ、私はカードを1枚伏せてターンエンドよ!」

「エンドフェイズ、リバースカードオープン!サイクロン!伏せたカードを破壊!」

ジュンコがターンを渡そうとすると、彩花は速攻魔法を発動させて、伏せたカードを破壊した。

 

破壊されたカード→ゴッドバードアタック。

 

ゴドバ仕事しないなぁ。ミラフォ並に。

 

明日香&ジュンコ

手札5→6→5→4→3

モンスター/エトワールサイバー、ハーピィチャネラー、霧の谷のファルコン

魔法、罠/セットカード1枚

 

「オレのターンドロー!」

陽美はようやく来た自分のターンに、嬉しそうにドローした。

「(アネゴと一緒に少しデッキをいじっておいてよかったぜ。タッグだとすぐにモンスターは溜まるからな)オレは手札から永続魔法、冥界の宝札を発動!そして2体のモンスターを生贄に、いでよ!ダークホルス!」

 

ダークホルスATK3000

 

「冥界の宝札の効果で2枚ドロー!....バトル!ダークホルスでエトワールサイバーに攻撃!」

ダークホルスの漆黒のブレスが明日香のモンスターを捉える。

 

明日香&ジュンコLP6000ー(3000ー1200)=4200

 

「オレはカードを2枚伏せてターンエンド」

 

 

彩花&陽美

手札5→6→5→4→6→4

モンスター/ダークホルス

魔法、罠/セットカード3枚、魔導書廊エトワール、冥界の宝札、魔導書院ラメイソン(フィールド魔法)

 

 

「私のターンドロー!」

少し劣勢だからか、明日香は何か考えながらドローする。

「よし、私は手札から魔法カード、強欲な壺を発動!デッキから2枚ドロー!」

明日香は汎用ドローソースを使う。いつになったら禁止になるんだろうか、これ。

「ジュンコのモンスター2体、使わせて貰うわよ!」

「ええ、明日香さん!やっちゃって下さい!」

「私は2体のモンスターを生贄に、青氷の白夜龍を攻撃表示で召喚!」

明日香はジュンコに確認すると、青眼の白龍に似た、最上級モンスターを場に召喚した。

「私は手札から魔法カード、禁じられた聖槍を発動!ダークホルスの攻撃力は800ポイントダウンするわ!」

 

ダークホルスATK3000→2200

 

「バトルよ!青氷の白夜龍でダークホルスを攻撃!」

青い氷でできた龍のブレスがダークホルスを襲う。本来なら同じ攻撃力を持っているが、聖なる槍の影響で少し攻撃力が落ちているが故に、ダークホルスは何も出来ずに破壊される。

 

彩花&陽美LP6800ー(3000ー2200)=6000

 

「私はカードを1枚セット。これでターンエンドよ」

 

明日香&ジュンコ

手札3→4→5→4→2

モンスター/青氷の白夜龍

魔法、罠/セットカード2枚

 

 

「私のターンドロー!」

やはりタッグ戦だと自分のターンが来るまでが長い。

「スタンバイ!私は魔導書院ラメイソンの効果発動!墓地の魔導書を1枚デッキボトムに戻し、1枚ドローできる!戻すカードはグリモの魔導書!」

魔導書が大量に収められている建物から1冊の魔導書がデッキに戻ると、彩花は1枚デッキからドローした。

「よし、私は手札から魔法カード、強欲な壺を発動!デッキから2枚ドロー!」

明日香が使ったカードを彩花も使う。汎用すぎるだろ、これ

「私は手札の魔導書と名のつく魔法カードを3枚見せることで、最上級の魔導師を呼び出す!」

「手札公開だけで最上級モンスターを特殊召喚⁉︎インチキ効果もいい加減にしなさいよ!」

ジュンコはキチガイ性能に驚愕しているようだ。あまり知られていないのだろうか。

「私は手札のゲーテの魔導書、アルマの魔導書、グリモの魔導書を見せて特殊召喚!来て!魔導法士ジュノン!エトワールの効果で強化される!」

 

魔導法士ジュノンATK2500→3000

 

「残念だけどリバースカードよ!奈落の落とし穴!ジュノンは破壊よ!」

彩花のジュノンは出てくるが、一瞬で穴に落ちていきかける。

「こっちもリバースカードよ!トーラの魔導書!これでジュノンに罠耐性をつける!」

ジュノンは自分の持っている魔導書の力で落とし穴をぶっ壊す。(本来はどうかは知りませんが、あくまでこれは本作品での演出です)

 

魔導書廊エトワール(魔力カウンター)5→6

魔導法士ジュノンATK3000→3100

 

「おおーっと!ここでブルーチームの青氷の白夜龍の攻撃力を上回る数値に上がったぞ!ヒュグロの魔導書と言い、なんというパワーデッキだ!」

魔導書の審判があったらさらにおかしかったんだろうなと容易に想像できる。今だと。

「まあ、魔法使いというカテゴリ上サポートカードは多いですね」

というか今まで静かだったな、解説者達は。その喧騒を無視してデュエルは進む。

 

 

「バトル!ジュノンで青氷の白夜龍に攻撃!」

「きゃぁっ!」

ジュノンの前にピンクの複数個の魔力弾が現れ、それがそれぞれバラバラの動きをしながら青い氷でできた龍にぶち当たり、その体を砕いてしまった。なんていうパワーだろう。

 

明日香&ジュンコLP4200ー(3100ー3000)=4100

 

 

「私はこれでターンエンド!」

 

 

彩花&陽美

手札3枚

モンスター/ジュノン(ATK3100)

魔法、罠/セットカード2枚、魔導書廊エトワール、冥界の宝札、魔導書院ラメイソン(フィールド魔法)

 

 

「ううっ!まだよ!まだ負けてない!私のターンドロー!」

ジュンコは劣勢からか、少し焦りながらドローする。

「私は手札から魔法カード、エンジェルバトンを発動!デッキから2枚ドローし、1枚墓地に!さらに魔法カード、テラフォーミングを発動!デッキから霧の谷の神風を手札に!そしてそのまま発動!」

小さな天使とのやりとりの後に発動したフィールド魔法により、今まで魔導書が収められている図書館みたいな所から一転、少し曇り空のようなフィールドになる。

 

捨てられたカード→ADチェンジャー

 

 

「私は手札からハーピィダンサーを召喚!効果でハーピィダンサーを手札に加え、手札からハーピィクィーンを特殊召喚!さらに霧の谷の神風の効果でデッキからハーピィチャネラーを特殊召喚!」

 

ハーピィチャネラーATK1400

ハーピィクィーンATK1900

 

「ハーピィチャネラーの効果発動!手札のハーピィダンサーを切ってデッキからハーピィズペット竜を特殊召喚!ハーピィズペット竜の攻撃力は自分フィールド上のこのカード以外のハーピィと名のつくモンスターの数×300ポイントアップする!さらに墓地のADチェンジャーを除外して攻撃表示に!」

 

ハーピィズペット竜ATK2000→2600

 

「さらにリバースカード、リビングデッドの呼び声!墓地からハーピィチャネラーを蘇生させる!墓地の風属性モンスター2体を除外し手札から嵐征竜テンペストを特殊召喚!」

 

テンペストATK2400

 

「そして手札から魔法カード、受け継がれる力を発動!テンペストをリリースし!そのモンスターの元々の攻撃力ぶん、モンスター1体に加算する!私が選択するのはハーピィズペット竜!」

 

ハーピィズペット竜ATK2600→2900→5300

 

 

「バトルよ!ハーピィズペット竜でジュノンを攻撃!」

「リバースカードオープン!ガードブロック!その戦闘によって発生するダメージを0にして、デッキから1枚ドローする!」

「まだバトルフェイズよ!残りのモンスター達で攻撃!」

 

 

彩花&陽美LP6000ー1900ー1400ー1400=1300

 

「おおーっと!ブルーチーム、劣勢から一転!一気にレッドチームのライフポイントを奪い去ったぞー!これはこのまま決まってしまうのか!」

この状況に実況にも力が入る。

 

「私はこのままターンエンドよ」

 

 

明日香&ジュンコ

手札4→5→4→3→2→1

モンスター/ハーピィズペット竜(ATK2900)ハーピィチャネラー2体、ハーピィクィーン

魔法、罠/リビングデッドの呼び声(ハーピィチャネラー)、霧の谷の神風(フィールド魔法)

 

 

「やるな!オレのターンドロー!オレは手札のカード1枚を捨てて手札からトリッキーを守備表示で特殊召喚!さらに捨てられたレベルスティーラーの効果でトリッキーのレベルを落として蘇生させる!」

 

THEトリッキーDEF1200

レベルスティーラーDEF0

 

「さらにリミットリバースを発動し、墓地のバテルを蘇生!」

陽美の場に3体のモンスターが並ぶ。正直こいつのあのカードはぶっぱしかしてなくね?

「3体のモンスターを生贄に、いでよ!師匠がくれたオレのエースのうちの一体!神獣王バルバロス!効果で相手フィールド上のカードを全て破壊する!さらに冥界の宝札の効果で2枚ドロー」

バルバロスが出た途端に発生した雷が相手フィールド上を襲う。止んだと思ったら、相手フィールドには何も残っていなかった。雷が過ぎ去ると、2枚のカードが暗闇から陽美の手札に加わる。

「バトル!バルバロスでダイレクトアタック!」

バルバロスの槍がジュンコ達を捉えようとするが、小さな悪魔がジュンコを守っていた。

「クリボーの効果発動!この戦闘によって発生するダメージを0にする!」

「くっ!(伏せるカードがねぇ)レベルスティーラーを守備表示で蘇生。これでターンエンドだ」

 

彩花&陽美

手札4→5→3→2→4

モンスター/神獣王バルバロス、レベルスティーラー(守備表示)

魔法、罠/リミットリバース(対応無し)魔導書廊エトワール、冥界の宝札

 

 

「私のターン、ドロー!....よし!」

明日香はカードをドローすると、小さくガッツポーズをする。欲しいカードが引けたようだ。

「私は手札から戦士の生還を発動!墓地からエトワールサイバーを手札に!そして融合発動!手札のエトワールサイバーとブレードスケーターを融合!」

明日香の手札から現れた2体の女型モンスターが融合される。

「融合召喚!サイバーブレイダー!」

 

サイバーブレイダーATK2100

 

「サイバーブレイダーの効果よ!相手フィールド上のモンスターが2体の場合、このカードの攻撃力は2倍になる!」

 

サイバーブレイダーATK2100→4200

 

 

「バトル!サイバーブレイダーでバルバロスに攻撃!」

サイバーブレイダーがバルバロスに接近すると、回転しながら切り刻む。

 

彩花&陽美LP1300ー(4200ー3000)=100

 

「おおーっと!もうライフもあとわずか!そしてモンスターをだすと攻撃力が倍になるサイバーブレイダーが場にいる!これはレッドチーム万事休すか!」

「かなりいいデュエルだったのですが、ここまででしょうか」

「頑張れ〜!」

実況席からも観客席からもこれで終わりといった雰囲気になっていた。

 

「私はターンエンドよ」

 

 

明日香&ジュンコ

手札2→3→0

モンスター/サイバーブレイダー

魔法、罠/無し

 

 

「(前にもあったなぁ、真琴とデュエルした時にこんな状況が。いつもこんな時に来てくれる子がいるのだけど.....また、来てくれるかしら?)私のターン!ドロー!」

彩花はゆっくり、しかし力強くドローする。

「....このデュエル、私達の勝ちよ!」

「なんですって⁉︎この状況からどうやって⁉︎」

「私は手札から魔導召喚士テンペルを召喚!」

「サイバーブレイダーの攻撃力が倍になる!」

「そんなの関係無い!私は手札からグリモの魔導書を発動!デッキからヒュグロの魔導書を手札に加える!」

グリモの魔導書がヒュグロの魔導書に変わり、彩花の手札に戻る。

「テンペルの効果発動!魔導書と名のつくカードが発動されたターン、このカードを生贄に、デッキから私のデッキに眠る最上級魔導師を特殊召喚する!いでよ!魔導天子トールモンド!」

現れたのはタロットカードでは「世界」(THE・WORLD)を表す大アルカナでは21番目のカード。正位置では「完全・成就」、逆位置では「未完・終わり」を意味するタロットである。ちなみにタロットでは天子、ライオン、鷲、牛が描かれており、それぞれ風、火、水、地を表していると思われ、その属性に対応したモンスターの武器が描かれている。まあ、どうでもいいか。

「トールモンドの効果発動!墓地から2枚の魔導書を回収できる!私が回収するのは、セフェルの魔導書とトーラの魔導書!そしてトールモンドのもう一つの効果発動!手札の魔導書、4枚を公開することで

このカード以外のカードを全て破壊する!ただしこのターンこれ以上特殊召喚は出来ないけどね」

 

公開されたカード→アルマの魔導書、ゲーテの魔導書、ヒュグロの魔導書、セフェルの魔導書

 

 

「それでもトールモンドの攻撃力は2900よ!どうやってデュエルを終わらせるの!」

「手札の2枚の魔導書がトールモンドに力を与える!ヒュグロの魔導書を発動!対象はトールモンド!さらにセフェルの魔導書!手札のトーラの魔導書を公開し、ヒュグロの魔導書をコピー!もちろん対象はトールモンド!」

赤い魔導書と紫の魔導書のオーラがトールモンドに流れ込み、攻撃力が爆発的にアップする。

 

トールモンドATK2900→3900→4900

 

「バトルよ!トールモンドでプレイヤーにダイレクトアタック!これが私の全力全開!.....ブレイカー!」

トールモンドの周りの4つの武器が輝くと明日香に向かって飛んでいく。そしてトールモンドの前に沢山の魔法陣が重なると、巨大な魔力の奔流のようなものが明日香の周りで回る武器から出るものと合流し、巨大なものとなり、明日香を飲み込んだ。

 

 

明日香&ジュンコLP4100ー4900=0

 

 

「デュ、デュエルエンド!逆転に次ぐ逆転!激しく入れ替わる流れを見事ものにし、勝利したのはレッドチーム!月見原&佐々木タッグだぁぁーーー!」

「いやぁ、いいデュエルでしたね」

 

 

「私達の負けね」

「今回は勝ちを譲るけど、次はこういかないんだからね!」

明日香とジュンコは悔しそうながらも、いい笑顔だった。

「真琴との1日デート権は私が貰うわよ」

「あっ!ぐぬぬぬぬぬ」

彩花とジュンコはそういいあっていたが

「でもそれって師匠が了承しないとダメなのでは?」

陽美がぶち壊した。それを聞いたジュンコはよし!と言い、彩花は頭を抱えた。

 

 

 

2人が戻ってくると

「いいデュエルだったぜ!なあ!俺とデュエルしようぜ!む」

「いや十代、まだ大会の途中だろうに」

「あっ!いっけね!」

「全く」

十代達が迎えてくれる。

「これで1勝か」

「そうっすね、あと2勝.....って僕も勝たないとダメっすか⁉︎」

「そうなるな」

「ブルー生相手に勝てるわけ無いっす!」

「全く.....このカードを貸してやるよ。俺まで繋いでくれよ。十代はお前に期待してチームに入って貰ったんだから」

「....わかったっす!」

次は翔だ。大会はまだまだ続く。

 

 




と、いうわけでなんとか勝ちました!
真琴「今回かなり危なかったな」
ライフ100ですからね。流石に計算を何度かやり直しましたよ。私も
真琴「リビングデッドの呼び声でハーピィチャネラーではなく、ハーピィレディ1だと彩花が負けていたから、プレイングミスはありがたかったな」
まあ、あの高揚感というかプレッシャーの中だったからねぇ。基礎ステータスが高い方を出してしまったのでしょう。あとテンペストの存在する意味よ(苦笑)
真琴「まあ、酷いものだ。さて、今回のキーカードだ」


魔導天子トールモンド
効果モンスター
星9/光属性/魔法使い族/攻2900/守2400
このカードが魔法使い族モンスターまたは
「魔導書」と名のついた魔法カードの効果によって特殊召喚に成功した時、
自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カード2枚を選択して手札に加える事ができる。
この効果を発動するターン、自分は他のモンスターを特殊召喚できない。
この効果でカードを手札に加えた時、
手札の「魔導書」と名のついた魔法カード4種類を相手に見せて発動できる。
このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。



真琴「今回のフィニッシャーだな。魔導シリーズの中で最高火力を誇り、効果も噛み合っている」


真琴「今回のようにテンペル以外にもネクロの魔導書などでの蘇生でも効果は発動できるぞ。


真琴「ただし、手札に来た時の対応方法も考えないといけないのが、玉に瑕だな。それでも墓地の魔導書を回収とフィールドのリセットは十分強力な効果だ。ためしてみてくれ」


真琴「こんなところかな」
はい!では、デュエル中のミスや効果の間違い。こうしたらいいのでは?などといった指摘は随時募集しております。また、感想も頂ければと思います。皆様の感想が作者の活力です。
では、また次回!



あ、自分が作ったパワプロキャラ(個人的に強くなったハカセ無し)のステータスを書いておきます。欲しくなるとは思いませんが、軽い自慢と思って流して下さい。

御鏡 真琴 先 中
右投げ右打ち、アンダースロー6
球速152km/hコントロール60Cスタミナ93S
変化球→スライダー3↘︎カーブ3↓フォーク2
特殊能力
ノビA、キレ○、勝ち運、球持ち○、対強打者○、人気者、チームプレイ○


月見原 彩花 先
右投げ右打ち、サイドスロー19
球速151km/hコントロール70Bスタミナ90S
変化球→スライダー3↘︎カーブ4↓フォーク3
特殊能力
対ピンチA、ノビB、キレ○、緩急○、チームプレイ○

佐々木 陽美 先 中
左投げ左打ち、スリークォーター6
球速148km/hコントロール71Bスタミナ80A
変化球←スライダー3↙︎カーブ3↓パーム1
特殊能力
ノビA、キレ○、ジャイロボール、根性○、クロスファイヤー、人気者、積極走塁、チームプレイ○

野手能力は全く上げてないのでお察しのほどと思って下さい。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。