失礼な!感想も貰っているんだぞ!
真琴「カードテキストとか当時の禁止制限の明記とかをしてなかったからだがな」
ぐは!でも、順次直していくから大丈夫だよ!
真琴「それでも前話の醜態は酷かったな」
ぐっはぁぁぁ!君は私を虐めたいのかい⁉︎
真琴「いやお前いじるのも面倒臭い」
うう、酷い.....
とりあえずこの物語では基本カードはOCG仕様でいこうと思っています。アニメオリカはそのまま使用しようと思っています。感想を下さった方々、ありがとうございます。
では!どうぞ!
.....前書き長ぇな
アカデミアの入学試験が終わってはや2週間。無事合格通知も届き、順風満帆!と思ったのだが....?
「ふざけてるんじゃないわよ!何?自分達の都合で真琴をオシリスレッドにしたわけ⁉︎」
「まあ、そうだろうね。書いてある通りだと」
一応合格はしたが、来た荷物の中に入っていた服の色は赤。アカデミアの中でも最下層のオシリスレッドの制服だった。同封されていた実技担当最高責任者のクロノスとかいう人の話を要約すると、
大企業の社長のら親父さんが息子さんをどうしても高いところにしたい。
お金渡すんでよろしく。
校長「わかりました」
適当な人をレッドぬに落とすか
目についた俺をレッドにする
その連絡が来る←今ここ
「だいたい何よ!個人的な繋がりを生徒より優先するとかどうかしてるわ!」
そうなのである。その大企業の社長さんが校長と古くからの繋がり(おそらくお金の)があったが故に断れなかったのだと思われる。それかプロの時にいろいろ融通してもらった借りがあるのかもしれないが。
(閑話休題)
今は小学生の頃から通っていたカードショップに向かっている。大通りから少し外れた所にある、小さな店である。
この店、小さな店の割にはカードの種類と量が近場の他店舗よりは多いのである。元々このカードショップでは種類も多かったのだが、真琴達が来てから近場でのショップ大会やイベントデュエルで手に入れたカードはここでしか売っていないため、周りより少しだけ多いのである。売り上げもそこそこあるらしいのだが、真琴達のカードの買い取りのせいで相殺されているらしい。それは仕方が無いだろう。店に入ると、歳の頃40後半くらいのおっちゃんが声をかけてくる。
「やあ、真琴君に彩花ちゃん。いらっしゃい、今日はどうしたんだい?」
「お久しぶりです、幸蔵おじさん。明日船で島に出発するので、しばらくのお別れを言いに来ました。」
「そうか、明日だったのか。さみしくなるねぇ」
堤幸蔵(つつみ こうぞう)47歳になるが、まだまだ若いもんには負けん!と町の市民マラソンなどでも度々入賞している。デッキは伝説の都アトランティスを使った水デッキ。また、真琴達にデュエルモンスターズを教えたのはこの人である。
「真琴君、しばらくは帰って来れないのだし、小学生達の相手をしてやってくれないかな?」
「え?面倒くさ、はいわかりました。わかったからその握り拳を下ろしてくれませんか、彩花様」
「はっはっは!君たちは相変わらずだな!」
和やかに話をしていると
「僕のデッキ返してよ!」
「うるせぇ!俺が勝ったらこのデッキは貰うと言っただろうが!」
不良のような男が2人で小学生くらいの男の子に何か言っている。
「そんなのデュエルする前に言ってなかったじゃないか!」
「うるせぇ!弱いお前が悪いんだよ!ガキはさっさと帰りな!」
そう言って殴ろうとする。しかし
「暴力は頂けないなぁ、さっき言っていたことから考えると、君はデュエルの途中でこの子のデッキを貰うなどと言ったのだね?そうかい?」
「そうだよ!真琴兄ちゃん!」
「何か悪いかよ!きちんと言ってたんだぜ?弱い方が悪いんだよ!ハハハハハ!」
「......そうか、弱いのが悪いのか。なら俺とデュエルしろ。そしてお前が勝ったらこのデッキをくれてやろう。だが、俺が勝ったらこの子のデッキを置いて出て行け!そして2度とこの店に来るな!」
「ふ、いいだろう。俺が勝ったらそのデッキをいただくからな!」
そう言いつつ2人はデュエルディスクを構える。
「2対1⁉︎真琴兄ちゃんが不利じゃないか!」
「てめえは黙ってろ!ガキには用事はねぇんだよ!」
「そのデュエル私も参加するわ」
そう言いつつ彩花かこっちに来る
「ほう、なかなか可愛いじゃねぇかお前もこのデュエルにそのデッキを掛けるのか?」
「いいわ、やってあげる。勝てばいいのだから。私と真琴とあなた達のタッグでいいわね?」
「いいぜ、偉そうな口を叩けないようにしてやる!」
「「「「デュエル!」」」」
不良A・BLP8000
真琴&彩花LP8000
「先攻は俺達が貰うぜ!ドロー!」
不良Aが勢いよくカードを引く
「俺は漆黒の戦士ワーウルフを攻撃表示で召喚!カードを2枚伏せてターンエンドだ!」
漆黒の戦士ワーウルフATK1600
不良A手札6→3
モンスター/漆黒の戦士ワーウルフ
魔法、罠/セットカード2枚
「先に私が貰うわよ?前の話だと私のデュエル全部カットされてたし」
「メタいな」
(作者)「申し訳ございません。」
「私のターンドロー、メインまで、手札から魔導書士バテルを攻撃表示で召喚。効果により、デッキから魔導書と名のつく魔法カードをサーチする。私はデッキからグリモの魔導書を手札に加える。そして手札から永続魔法、魔導書廊エトワールを発動!そして手札からグリモの魔導書を発動!効果でセフェルの魔導書をサーチ!さらに魔導書廊エトワールに魔力カウンターが乗る!」
魔導書が収められている建物の中の廊下で魔力がふわふわとういている。そんな中彩花は自分のデッキをグングン回して行く。
エトワール魔力カウンター0→1
彩花手札6→5→6→5
「さらに手札から魔法カード、セフェルの魔導書を発動!手札のトーラの魔導書を見せ、墓地のグリモの魔導書の効果をコピー!デッキからヒュグロの魔導書をサーチ!エトワールに魔力カウンターが乗る!ヒュグロの魔導書をバテルを対象に発動!攻撃力が1000ポイントアップ!エトワールに魔力カウンターが乗る!」
エトワール魔力カウンター1→3
バテルATK500→1800
「バトル!バテルでワーウルフを攻撃!」バテルがワーウルフに向かって走って行く途中
「はっはー!バカめ!リバースカードオープン!万能地雷グレイモヤ!これでそのモンスターは破壊.....だ?」
地雷があったのか大爆発が起こった。しかしバテルは破壊されていなかった。
「なんでそいつが破壊されてねぇんだ!」
「手札から速攻魔法、トーラの魔導書を発動した。このカードの効果により、このターンバテルは罠カードの効果を受けない!」
「なんだと⁉︎」
グレイモヤをかいくぐったバテルは魔導書を投げつけた。なんのために走ってたんだよ。投げつけるときの助走か?よ。
エトワール魔力カウンター3→4
バテルATK1800→1900
不良A・BLP8000-(1900-1600)=7700
「戦闘によって相手モンスターを破壊したため、デッキからゲーテの魔導書をサーチ!メイン2、カードを3枚伏せてターンエンド!」
彩花手札5→3→4→1
バテルATK1900→900
モンスター/魔導書士バテル
魔法、罠/セットカード3枚、魔導書廊エトワール
「オレのターンドロー」
不良Bは静かにカードを引く。
「オレは手札から魔法カード、強欲な壺を発動。デッキから2枚ドロー。....永続魔法、冥界の宝札を発動」
「冥界の宝札にチェーン!増殖するG!相手が特殊召喚する度に1枚、デッキからドローできる!」
「っ!.....レベル6の闇属性モンスター、邪帝ガイウスを捨ててダーク・グレファーを特殊召喚」
ダーク・グレファーATK1700
出てきたカードは闇に染まった、ダイ・グレファーだった。
特殊召喚されたダーク・グレファーから大量のGが飛び出して来て、彩花のデッキに来るが、彩花は目をつむりながらカードを引いた。
「手札を1枚捨ててTHE・トリッキーを守備表示で特殊召喚」
「ドロー」
THE・トリッキーDEF1200
不良B手札6→4→2
彩花手札1→0→2
捨てられたカード→レベル・スティーラー
「墓地に闇3体」
「な!まさか!」
「ダーク・アームドドラゴン、攻撃表示で特殊召喚」
「ドローッ!」
ダーク・アームドドラゴンATK2800
彩花は苦虫を噛み潰したような顔をしつつドローする。
「ダークアームドドラゴンの効果発動!墓地のワーウルフを除外し、エトワールを破壊!」
巨大な廊下はダムドの繰り出す刃物に切り刻まれ、もといたデュエルスペースの風景に戻る。
「エトワールの効果!破壊された時、このカードに乗っている魔力カウンター以下のレベルの魔法使い族モンスターをデッキから手札に加えることができる!手札に加えるモンスターはレベル3、魔導教士システィ!」
手札に加えたカードはタロットカードの中では(正義)を意味する11番(伝統的なのは8番)のカードである。
彩花手札2→4
バテルATK900→500
「墓地のレベルスティーラーの効果、ダムドのレベルを下げて特殊召喚」
レベル・スティーラーATK600
「ドロー(このターンで決める気かしら?)」
「フィールド上のレベルスティーラーとダーク・グレファーを生贄にダーク・ホルスドラゴンを召喚!冥界の宝札の効果で2枚ドロー。」
闇に堕ちたホルスがその姿を見せる。闇に堕ちたとしてもその威圧感は落ちるものでは無い。
「(やはりこのターンでほぼ決める気だ!)」
ダーク・ホルスドラゴンATK3000
不良B手札2→0→2
「ダムドの効果、邪帝ガイウスを除外し、左端のバックカードを破壊する」
「ならチェーンしてリバースカードオープン!ディメンションマジック!バテルを生贄に魔導教士システィを守備表示で特殊召喚!ディメンションマジックの追加効果でダムドを破壊!」
魔導教士システィDEF800
「⁉︎ダムド!」
「よし!」
「チッ、バトル!ダークホルスドラゴンでシスティに攻撃!」
闇に堕ちたホルスが漆黒のブレスを放とうとすると
「リバースカードを警戒していたのは良かったけど、残念だったね!リバースカードオープン!ゲーテの魔導書!墓地の魔導書と名のつくカード2枚を除外し、ダークホルスドラゴンを裏側守備表示に変更!(本当は除外したほうがいいんだろうけどね)ゲーテの魔導書は対象を取らないカード。たぶんその伏せカード、闇の幻影は無意味よ。」
1つの魔導書を囲む3人の魔導師達が呪文を唱え、ホルスを裏側守備表示にしてしまった。
除外されたカード→ヒュグロの魔導書、セフェルの魔導書
「....カードを1枚伏せてターンエンド。」
「エンドフェイズ、システィの効果を発動するわ。魔導書と名のつく魔法カードが発動されたターンのエンドフェイズ、このカードを除外してデッキから、魔導法士ジュノンと、ヒュグロの魔導書をサーチする」
不良B手札2→1
彩花手札5→7
モンスター/ダーク・ホルス(裏側守備表示)、THE・トリッキー
魔法、罠/セットカード2枚
「真琴、後は頼んだよ。あいつらの心をへし折ってやって!」
「へし折れるかはさておき、俺もこいつらのやってた事は許せ無いからな。俺のターンドロー」
いつもの通りのやる気の無い声の元ドローする。しかし、その瞳には怒りの色が見て取れる。
「(珍しいな、ここまでカードが揃っているのは。デッキも俺と同じく怒っているのか?.....まさかな。)手札から魔法カード、大嵐を発動!」
荒れ狂う嵐がフィールド上の魔法と罠を破壊しようとして行く。が、
「リバースカード発動、魔宮の賄賂。大嵐は無効!」
小判を持った役人が小判をおいてペコペコしている。すると、辺りの嵐は凪いでしまった。
「カウンター罠が発動されたため、冥府の竜王が姿を現す!冥竜王ヴァンタルギオン、攻撃表示で特殊召喚!」
冥竜王ヴァンタルギオンATK2800
そして、深淵の闇の中の竜王であるヴァンタルギオンがこちらに顎を向ける。
「ヴァンタルギオンの効果だ!魔法を無効にした場合、相手ライフに1500ポイントのダメージを与える!」
ヴァンタルギオンの咆哮がこちらに響く。
真琴&彩花LP8000→6500
その中で、真琴は手札を油断なく見つめる
「手札から儀式魔法、高等儀式術を発動!デッキに眠る通常モンスターを儀式素材に、儀式召喚を行うことができる。俺はトライホーンドラゴンを儀式素材として墓地に送り、手札より、破滅の女神ルインを攻撃表示で特殊召喚!」
破滅の女神ルインATK2300
現れたのは破滅の宿業を背負う哀れな女神。その美しい顔の中に宿る哀しみの笑顔は何なのか。ポエムみたいだな。
「手札から速攻魔法、銀龍の轟咆を発動、墓地からトライホーンドラゴンを蘇生!」
墓地からトライホーンドラゴンが蘇生され、相手を睨みつける。
「手札から太陽の書を発動し、その裏側守備表示のホルスを強制的に表側攻撃表示に」
(さあ、そのくだらない誇りを打ち砕け、真琴!)
真琴手札6→4→3→2
「さらに彩花が伏せていたリバースカードを発動!エンジェルバトン!2枚ドロー、1枚捨てる」
捨てられたカード→タスケルトン
真琴手札2→3
「サイクロンを発動!その伏せカードを破壊!」
伏せられていたのはやはり闇の幻影だった。
「バトル!破滅の女神ルインでダークホルスドラゴンを攻撃!」
「攻撃力の低いモンスターで攻撃?いや、ルインは光属性モンスター⁉︎」
「よくわかったな。手札からダメージステップ計算前にモンスター効果を発動する。オネスト!」
光の天使の力を借り、闇に呑まれた龍をその槍で貫く。
ルインATK2300→5300
不良A・BLP7700-2300=5400
「ルインは戦闘で相手モンスターを破壊した場合、もう一度続けて攻撃できる!ヴァンタルギオンに攻撃!」
「くっ(でも、まだライフは残る!次のターン返せば!)」
「墓地のタスケルトンの効果!モンスター1体の攻撃を無効にする!」
「!何故⁉︎」
「手札から速攻魔法発動!ダブル・アップ・チャンス!攻撃が無効にされた場合、攻撃力を倍にして、攻撃できる!行け!ルイン!」
ルインATK5300→10600
「攻撃力10600⁉︎うわぁぁぁぁ!」
不良A・BLP5400-(10600-2800)=0
「さあ、デッキを返してもらおうか」
「くそっ!」
デッキを放り投げると、不良Aは逃げて行った。
「ふん!で?あんたはどうすんの?女の子なのになんでこんなことをしていたのかとかは聞かないでいてあげる」
そう言って詰め寄ると
「あんたのくだらない八つ当たりで周りに迷惑がかかるの!いい加減なことはやめて欲しいわ!」
そう言うと、不良Bは
「.....あんた達と私で何が違うというんだよ!」
少し間を置くと、叩きつけるように自分の思いを喋り出した。
「お前達を初めて見たときはさ!かっこいいと思ったんだ!カードを信じ、自分にできるプレイングで大人相手でも翻弄して、勝利していく。かつこよかったよ!」
そして、ボロボロと涙をこぼしはじめる。
「オレもあんたらみたいになりたいと思ったんだ!でもな、勝てないんだよ!レアカードは軒並み高い!だから子供ながらに強いデッキを作りたいと思ってたけど!作れなかったんだよ!ウチは親父1人だしさ、迷惑かけれないし、だから!」
バチーーーンッ!
痛い音が店内に響く。
「ふざけてんじゃないわ!あんたの浅はかな行動に、どれだけの人が悲しんだと思ってんの!あんたの行動が、あんたの親父さんに迷惑がいってないと思ってるの?なら!」
「彩花、落ち着け」
「でも!....真琴がなにも苦労せずにカードを集めたみたいなことを言うから!」
「いいんだよ。儀式はその扱い辛さから大抵のカードが安いが、それでも高いカードはなかなか手が出ないからな。子供だと。それは間違っちゃいない」
ショウウィンドウの中の中のカードを見る。
「俺も、はじめたばかりの頃はぜんぜん勝てなかったんだ。」
「お前にも....勝てなかった時があったのか?」
「そりゃそうさ。すぐに勝てるようになるやつは....たぶんいいカードを買えるボンボンと、天才くらいだろうからね。俺はその両方に入ってないから苦労して、カードを集め、デッキ構築を考えて、それでデュエルしてたんだ」
「.....」
「それは、みんなしていることで、誰もが勝ちたい!そう思うから、デュエルは楽しいんだ。君は、デュエルを楽しんでいた?さっきのデュエルといい、今までのデュエルといい」
「ここ最近楽しんでいる?とかどの口が言うんだか(ボソッ)」
「デュエルは!勝たなくちゃいけないじゃないか!勝たなくちゃ意味が無いんだよ!」
「そうだね。勝たなくちゃ意味が無い。.....でもね、負けないといけないのもある。あと彩花、君の母さんに頼んで夕飯ぬきにしてもらうよ?」
「「⁉︎」」
「許してください(土下座)」←こいつ実は大食漢
「負けるから次勝ちたいと思える。デッキを見直して、構築を変えて、それで、また新しいステップに上がることができる。そんなものさ」
「こんな.....堕ちきったオレにも....出来るのか?」
「言っただろう?誰でも出来ると。どんな人間でも次のステップ上がろうとする。そうあがくことはできるんだよ。
まあ、今はここにいる人間以外は運よく、誰もいない。泣きたいだけ、泣けばいいさ」
「......うっ、うわぁぁぁぁぁぁーーーー‼︎‼︎」
30分後、少し照れながら
「あー、その、すまねえな、情けないところ見せちまってよ」
「なかなか可愛かったぞ?なあ?彩花?....どうしたんだ?」
「ぐぬぬ....ん?そっ、そうだね!」
「お前から歩み寄れば、誰もが君を見てくれるというわけではないが、少なくとも分かろうとしてくれる人は現れる。もう、あんなことから足を洗うんだよ?君は君だ、きっと、周りに頼れる人がいたかいないか。たぶんそれだけだったんだよ。君と俺の違いは」
そこに、さっきの男の子が来て
「お姉ちゃん?さっきのは許してあげる。でも、今日一日、僕とデュエルしてよ!後で僕の友達も来るからさ!」
「オレなんかとデュエルしていいのかい?言っちゃなんだが、お前にひどいことをしようとしてたんだぜ?」
「謝ってくれたからいいよ!お姉ちゃん強いじゃん!お姉ちゃんといっぱいデュエルしたら、僕、強くなれると思うし!」
「相手してやんな。お前のリハビリだぜ」
そう言うと、満面の笑みになって
「おうよ!相手してやるよ!泣きべそかいても知らんからな!」
「望むところさ!」
「ああっと、自己紹介して無かったな。オレの名前は木佐貫陽美(きさぬき あけみ)だ!まあ、ありがとよ。 」
「俺は御鏡真琴」
「私は月見原彩花よ」
「じゃあな!」
やはり恥ずかしかったのか、足早に立ち去る。しかし、その顔はつきものが落ちた顔をしていた。帽子が落ち、アッシュグレイのセミロングの髪が踊る。
「次会うときは強敵なってるかもよ〜」
「それでも、いつも通り、全力で相手になるだけさ....しかし柄にもなく喋ったな。あー、疲れた。帰って寝よっと。相手はあいつがしてくれるだろうし」
「全く。じゃあ、おじさんに挨拶して帰ろうか」
真琴達の足取りは心なしか軽かった。それは帰って寝れるからかどうかは分からないが。
はい!と、言うわけで、今日はタッグデュエルでした!
真琴「彩花のデッキが明らかになったな」
はい、そうですね!彼女は魔導書デッキを使います。
真琴「審判は入ってないんだな」
あんなカードは禁止の牢獄から帰ってこないでくれ。
真琴「まあ、とりあえず今日のキーカードはこれだ」
破滅の女神ルイン
儀式・効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2300/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
フィールドか手札から、レベルの合計が8になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
もう1度だけ続けて攻撃を行う事ができる。
真琴「まあ、あと攻撃力が200あったらとかいろいろと残念な所があるカードだな」
真琴「しかし儀式であるが故に奇襲性があり、プレサイダーを儀式素材にすると、最大2枚ドローが、今回の作中でもあったように、トライホーンドラゴンやブルーアイズを落として、蘇生させるなどが出来るぞ」
真琴「少々使いにくいカードだが、面白いカードだ」
ところでなんでトライホーン蘇生したの?
真琴「ノリ」
エンジェル・バトンの存在は?
真琴「忘れてた」
はぁ、じゃあ、上がって貰っていいよ。
真琴「じゃあな」てくてくてくてく
ふぅ、行ったな。今回登場した陽美ちゃんは一応島に行きます。このままだと主人公の弟子?になる予定ですが、ヒロインにしようか少々悩んでます。まあ、とりあえず次話を書かないと。デュエルや話のミスがあるなら指摘の程を、感想も頂けると嬉しいな。では、また次回。
とりあえず島に向かわなくては.......