真琴「なんだ?駄作者。お気に入り登録数が3桁を超えて有頂天になっているのか?」
有頂天ってわけでもないけどとっても嬉しいです!桃も美味しい!
真琴「時期的にあまり無いだろ、それは」
あははははははは!ふぅ、これくらいにしてと。
真琴「おい駄作者よ」
はい、なんでしょう?
真琴「お前確か今年大学受験だったよな?こんな事してていいのか?と言うかテストこないだあったばっかだろ?」
さて、今回はSAL戦だね。
真琴「おい、話をそらすな」
別にいいじゃないの〜、勉強の休憩時間にしてるんだし。
真琴「チッ。まあいい。しかし物の見事に万丈目対三沢を飛ばしたな」
だって真琴君が関わってないから飛ばしても問題無いしね?
真琴「俺に聞くな」
しかしここまで負けなしかー。そろそろ負けてくんない?
真琴「作中で負けてなくとも割りかし負けてるぞ?彩花とかに」
そりゃ魔導書には負けるだろ、たまには
真琴「あの回転率はおかしいのがあるからな」
と、とりあえず本編に入りますか。
では、どうぞ!
カイザーとのデュエルから数日。あれから三沢対万丈目戦があり、三沢が勝ったが、ブルー昇格を蹴った。三沢曰く
「俺がブルーに上がる時は1年最強になった時!十代!そして真琴!お前達を倒した時だ!」
らしい。十代はわかるがなぜ俺まで入ってるんだ?解せぬ。そんな回想をしながら今何をしているかと言うと
「ヒーット!って釣れたのはフグか〜。調理師免許、俺は持ってないんだよな〜。リリースっと」
釣りをしていた。しかし朝、万丈目に出会い何をしてるのか聞くと、
「俺はここを出て行き、修行し直して来る。十代やお前を倒すために!」
と、力強く言ってきたので
「そうか、頑張れよ〜」
と返す。万丈目は意外そうな顔をした。
「俺は止めないぜ。お前が強くなると、俺としては面倒だが、デュエリストとしては嬉しいからな。今までの奢りを捨てるにしては思い切ったと思うがな。たしかイース校?ノース校?への転校だっか?」
「そうだ。そしてそこで1からやり直す!」
「まあ、戻った後は面倒そうだが、応援だけはしといてやるよ。じゃあな」
とまぁ、こんなことがあったのだが
「なあカイザー。なんであんたがここにいるんだ?」
「ふ、俺も海を見るのは好きなのでな。たまたま釣りをしているやつがいるから共に楽しんでいるだけさ。釣りは精神統一にもいい気がするしな」
「さいでっか。しかし授業はいいんですか?俺は今日は休むと言ってますが」
「俺も君と一緒だ。単位はあるからな。なら自分の好きな事をさせてくれ」
「そーなのかー」
その後、暫くは釣りをしていた
戦果もそこそこに寮に戻ろうとしていると、森の方から悲鳴が聞こえてきた
「また面倒ごとかよ〜。こういうのはさっさと終わらせるに限る」
そう言うと悲鳴が聞こえてきた方向に走る。
暫く走ると崖に出た。そこには枕田を抱えた機械をつけられた猿がいた。するとそこに
「ジュンコ!」
十代達がやってきた。さらに怪しい黒服のオッサン達も。猿にデュエルディスクが付けられているからデュエルができるようだ。それで真琴が誰かに連絡を取り、暫くしてPDAを切るそしてどうやこうやしていた奴らを押しのけ、前に出る。
「おい!なんか訳わからないやつ!確かSALだったか?枕田を解放しろ!」
しかしSALは唸るばかり。そこで真琴は
「ならSALよ!デュエルしろ!俺が勝ったら枕田を解放しろ!お前が勝ったら自由の身にしてやる!お前はSALでもデュエリストだろ?売られたデュエルから逃げるかい?」
そう言うとSALは暫く考えると枕田を崖の木に寝かせると、前に出る。そして岩の上に乗るとお互いにデュエルディスクを構える
「「デュエル(ウキッ)」」
「喋った⁉︎」
「あれには基本的なデュエル用語を入れている」
「さよけ」
先攻は真琴のようだ
「俺のターンドロー」
いつものやる気の無い声の元、カードを引く
「ねぇ、いい加減そのやる気の無い声はどうにかしたら?」
「これが俺なんだからしかないだろ。俺はモンスターをセット、ターンエンド」
真琴
手札5→6→5
モンスター/セットモンスター1体
魔法、罠/無し
「ドロー!(ウキッ)」
SALがカードをを引く。あと面倒なんでこれからSALの声は抜きます。
「私は怒れる類人猿を攻撃表示で召喚!」
怒れる類人猿ATK2000
「攻撃力2000⁉︎」
「真琴、猿に負けるなんて恥ずかしいわよ?」
後ろでは少し騒がしかった。
「バトル!怒れる類人猿でセットモンスターを攻撃!」
伏せられていたモンスターが表になる。
「俺が伏せていたモンスターは見習い魔術師!戦闘で破壊された場合、デッキからレベル2の魔法使いモンスターをセットできる!俺は見習い魔術師をセット!」
伏せられていたモンスターは魔法を習い始めたばかりの拙い魔法使い。あまり強くはないのか、あっという間に殴り倒されてしまった。
「なるほど、リクルーターを伏せていたのね。これなら暫くは攻撃を受けないわ」
「流石ッス!」
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
SAL
手札5→6→5→4
モンスター/怒れる類人猿
魔法、罠/セットカード1枚
「俺のターンドロー!」
「真琴の場にモンスターがいるとはいえ、なかなか2000のモンスターを突破してダメージを与えるのは困難よ?」
真琴はデュエルディスクの横からフィールド魔法カードゾーンにカードを置く
「俺はフィールド魔法、魔法都市エンディミオンを発動!さらにモンスターを反転召喚!この瞬間!見習い魔術師の効果発動!魔法都市エンディミオンに魔力カウンターを乗せる!」
見習い魔術師ATK400
エンディミオン(魔力カウンター)0→1
「俺はマンジュゴッドを攻撃表示で召喚!効果発動!デッキから儀式魔法、灼熱の試練を手札に加える!さらに魔法カード、エンジェルバトンを発動!デッキから2枚ドロー、1枚墓地へ!」
捨てられたカード→灼熱の試練
「俺は手札から魔法カード、儀式の準備を発動!デッキから伝説の爆炎使いを、墓地から灼熱の試練を手札に加える!」
エンディミオン(魔力カウンター)1→3
「出た!真琴お得意のマジックコンボ!」
「これで実質2:3の交換ッス!」
「ふふ、それはどうかしら?」
「え?どうしてだ?」
「エンディミオンに魔力カウンターが乗っているわ。だから実質2:4交換ね」
「おお!すげぇぞ!真琴!」
後ろでは盛り上がっているようだ。
「行くぞ!俺は手札から魔法カード、灼熱の試練を発動!俺は手札に存在する神聖魔導王エンディミオンを儀式素材にし、現れよ!伝説の爆炎使い!」
儀式召喚されたのは炎を操る青年。周りの揺らめく炎でSALを威嚇する。
伝説の爆炎使いATK2400
魔法都市エンディミオン(魔力カウンター)3→4
「俺は手札からグリモの魔導書を発動!デッキからセフェルの魔導書をサーチ!さらにセフェルの魔導書を発動!手札のトーラの魔導書を見て、墓地の魔導書の効果をコピー!俺が選択するのはグリモの魔導書!デッキからヒュグロの魔導書をサーチ!爆炎使いとエンディミオンに魔力カウンターが乗る!」
魔法都市エンディミオン(魔力カウンター)4→6
灼熱の爆炎使い(魔力カウンター)0→2
「バトル!俺は伝説の爆炎使いで怒れる類人猿に攻撃!」
SAL 、LP4000ー(2400- ー2000)=3600
「マンジュゴッドと見習い魔術師でダイレクトアタック!」
SAL、LP3600ー1400ー400=1800
「よし!ダメージがかなり通ったッス!」
「これで真琴がかなり勝利に近づいたわね」
「いや、そうでもなさそうだぜ」
真琴は発動しなかったバックカードが気になっていた。
「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」
真琴
手札5→6→5→4→5→6→3→2
モンスター/見習い魔術師、マンジュゴッド、伝説の爆炎使い(魔力カウンター)2
魔法、罠/セットカード1枚魔法都市エンディミオン(魔力カウンター)6
「私のターン、ドロー!」
SALのドローはまだ戦える者のそれだった。
「私は手札から巨大ネズミを攻撃表示で召喚!」
巨大ネズミATK1400
「バトル!巨大ネズミでマンジュゴッドに攻撃!」
「相打ち狙い⁉︎」
「なんでッスか⁉︎」
巨大なネズミとマンジュゴッドがお互いに攻撃しあい、お互いが破壊されてしまった。
「巨大ネズミが破壊されたこの瞬間、手札の森の狩人イエローバブーンの効果発動!墓地の怒れる類人猿と巨大ネズミを除外して特殊召喚!さらに巨大ネズミの効果で巨大ネズミを特殊召喚!」
森の狩人イエローバブーンATK2600
「攻撃力2600がいきなり⁉︎」
「真琴君!頑張るッス!」
「嫌ぁぁ!負けないでよ〜!」
枕田達は驚く。
「まだバトルフェイズ!イエローバブーンで伝説の爆炎使いを攻撃!」
「ぐっ!しかし、伝説の爆炎使いに乗っていた魔力カウンターはエンディミオンに乗る!」
真琴LP4000ー(2600ー2400)=3800
エンディミオン(魔力カウンター)6→8
「巨大ネズミで見習い魔術師を攻撃!」
真琴LP3800ー(1400ー400)=2800
「見習い魔術師が戦闘によって破壊されたのでデッキから3体目の見習い魔術師をセット!」
「ターンエンド!」
SAL
手札4→3
モンスター/森の狩人イエローバブーン、巨大ネズミ
魔法、罠/セットカード1枚
さっきまで優勢だったのに、あっという間に返されてしまった。
「知っているかい?猿達の方が精霊を感じやすいのだよ?だから我々は猿を使って動物実験をしていたのだよ」
「博士!」
「おっと、これは口が滑った」
後ろでは真琴が予想していたような事を言っていた。すると、周りにはいつの間にか沢山の猿が集まってきていた。
「まさか、あの猿は群れの中に帰りたかったのかしら⁉︎」
「なるほど、それで研究所を抜け出して」
そんな話の中、デュエルは進む
「俺のターン、ドロー」
真琴は手札を見ながらどうするか考えていた。
「(チッ!まだ来ないのか。もうデュエルは終わっちまうぞ!ったく!これ以上、あいつをあそこにいさせるのも問題だし、賭けるか!)」
考えがまとまったのか、動き始める。
「俺はフィールドの見習い魔術師を反転召喚し、エンディミオンに魔力カウンターを乗せる!さらに俺は手札から魔法カード、死者蘇生を発動!蘇らせるのは伝説の爆炎使い!」
真琴が魔法カードを発動させると、再び炎を操る青年が蘇る
エンディミオン(魔力カウンター)8→10
「いくぜ!俺は魔法都市エンディミオンの効果により、伝説の爆炎使いの魔力カウンターコストの肩代わりを行い、伝説の爆炎使いの効果を発動!このカード以外のモンスターを全て破壊する!」
真琴が効果を発動することを宣言すると、フィールド上に瞬く間に炎が溢れかえる
魔法都市エンディミオン(魔力カウンター)10→7
「リバースカードオープン!神秘の中華鍋!イエローバブーンを生贄に、ライフを回復!」
SAL、LP1800+2600=4400
エンディミオン(魔力カウンター)7→8
「さらに手札の森の番人グリーンバブーンの効果を発動!ライフを1000払い、特殊召喚!」
SAL、LP4400→3400
「倒したと思ったらまた新しいモンスターが出ちゃったッス!」
「獣族デッキ....正直舐めてたわ」
「どうでもいいから早く助けてよ〜!」
「やはり握っていたか....でもな!まだ俺だって戦える!俺は墓地の神聖魔導王エンディミオンの効果発動!魔法都市エンディミオンから魔力カウンターを6個取り除き、エンディミオンを蘇生させる!蘇れ、神聖魔導王エンディミオン!エンディミオンの効果で墓地から死者蘇生を手札に!」
魔法都市の魔力カウンターが6個、合わさったと思うとそこにその都市の主であろう魔導師が現れた。
神聖魔導王エンディミオンATK2700
魔法都市エンディミオン(魔力カウンター)8→2
「さらに手札から魔法カード、ヒュグロの魔導書を発動!爆炎使いの攻撃力を1000ポイントアップさせる!」
伝説の爆炎使いATK2400→3400
「バトル!俺は神聖魔導王エンディミオンで森の番人グリーンバブーンに攻撃!」
SAL、LP3400ー(2700ー2600)=3300
「これで終わりだ!悪いけど、これもデュエルだからな。伝説の爆炎使いでダイレクトアタック!」
SAL、LP3300ー3400=0
「やった!真琴が勝ったわ!」
「これでジュンコさんを助けられるけど....」
「あの猿はまた研究所に戻るんッスね」
「よし!よくやった!お前達、あいつを取り押さえろ!」
「おっと、俺は勝てばジュンコを返せと言ったが、あいつをどうにかするとは一言も言ってないぜ?」
「この!屁理屈をどけ!」
黒服の1人が真琴を殴ろうとすると
「おっと、そこまでにしてくれるかな?その子はウチの学園の生徒なのでね」
「誰だ!」
「私ですよ。デュエルアカデミア校長ですよ。今までのことは知りませんが、さっきの話でおおよそのことは理解できました。その猿で動物実験しようとしていたのでしょう?」
そう言いつつ、鮫島校長がこちらに来た。たくさんのカードマンを連れて。
「あなた方には関係の無いことだ、さっさと連れて行け!」
「そういうわけにはいかないのですよ。あなた達は私の学園の生徒に手を出そうとした。それだけで私が動く理由になるのですよ。それに、動物愛護団体に訴えれば、負けるのはおそらくあなた達ですよ?」
そう言われると、黒服達はしばらく考えていたが
「くっ!戻るぞ!お前ら!」
そう言って黒服達は戻って行った。真琴はジュンコのいる崖の木の所に行く
「おい、大丈夫か?」
そう言って手を差し出す。
「ありがと」
ジュンコは手を取って真琴に引き寄せられるが、その時、真琴達がいた所の崖が崩れ落ちた!
「真琴!」
「ジュンコ!」
なんとか真琴が崖の端を掴み、落ちていなかったが、それでも危ない状態だった。
「真琴!すぐに引っ張り上げるからな!」
そう言って十代達が真琴の手を取ろうとするが、真琴はジュンコを右手一本で引っ張り上げて
「こいつを先に上げてくれ!いつ落ちるかわからん!俺のことは後でいい」
「わ、わかった!」
そう言ってジュンコの手を受け取り引っ張り上げる。なんとか上がって、真琴も引っ張り上げようと手を差し出し、真琴が手を繋ごうとすると、真琴が掴んでいた所が崩れ落ち、お互いの手が空を掴んだ。
「真琴!」
「真琴君!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁ!」
十代達はそれぞれで叫ぶしかし、
「おいおい、叫ぶなよ、うるさいなぁ」
そう言って真琴が飛び上がってきた。
「真琴!どうしたんだ⁉︎」
「すぐ下に木が1本あったんだ。それをバネにして飛び上がったんだよとりあえず引っ張り上げてくれ」
「全く!心配かけさせやがって!」
「すまんな」
そう言って真琴が引っ張り上げられる。引っ張り上げられると、ジュンコが
「あ、ありがとう。おかげで助かったわ」
しかし真琴は
「礼なんかいらん。俺がしたかっただけだからな」
「む、お礼くらい素直に受け取ったら⁉︎」
そうジュンコが怒ると
「....そっちの方がお前らしい。ほとんどお前の事を見ていないが、強気でいる方がお前らしい。普段のお前でいる方が可愛らしいぞ。まあ、礼は受け取っておくよ」
「なっ!」
顔が真っ赤になってるジュンコをよそに、そう言って真琴はクーラーボックスの所に行くと、
「十代!今日は魚だぜ!」
「お!魚か⁉︎刺身とかな?」
「楽しみッス!」
そう言ってレッド寮に戻ろうとするが、
「待つのにゃー、十代君達〜?」
十代達がぎくっと肩を震わせる。
「授業を抜け出して何をしてたのかにゃ〜?」
この後十代達は説教されていた。
余談だが、その時の彩花は
「はっ!今真琴がまたフラグを立てている気がする!」
そう言っていた。
と、言うわけでSAL戦でした〜。
真琴「元とかなり違っていたな」
まあ、仕方が無いですよ〜。だって爆炎使いさんが仕事しまくるから、どれだけ下書き書き直したと思ってるんですか?
真琴「知らん。しかも俺がかなり不思議な事をした気がするぞ」
真琴君は割と無茶するじゃない。6年前も似たような事してたし。
真琴「そうかな?」
気付いてないのか....
真琴「よくわからないが、今回のキーカードだ」
伝説の爆炎使い
儀式・効果モンスター
星7/炎属性/魔法使い族/攻2400/守2000
「灼熱の試練」により降臨。
フィールドか手札から、レベル7以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
自分または相手が魔法を発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1個乗せる。
このカードの魔力カウンターを3個取り除く事で、
このカードを除くフィールド上のモンスターを全て破壊する。
真琴「こいつは魔法カードを3枚使うだけで効果が使えるようになる。さらに魔力掌握や作中のように魔法都市エンディミオンなどを使えばかなりの回数使用できるぞ」
真琴「また、似たような効果をもつデミスと違い、ライフコストを要求せず、モンスターしか破壊しないので、契約の履行で復活してたとしても除外されることは無い。しかし魔法や罠カードの除去はほかのカードに頼ることになる。例えば魔導戦士ブレイカーなどが上げられるな」
真琴「レベル7なので作中のように神聖魔導王や儀式魔人達との共存もできる。しかし、その場合それ専用のデッキ構築が必要だろう」
真琴「こんな所かな」
はい!では!デュエル中のミス。こうしたらいいのでは?などの指摘は随時募集中です!
感想もいただけたら嬉しいと思います!皆様の感想が作者の活力です。
それでは!また次回!....とりあえず次はオリジナル回だな。普段の日常と過去の予定。