儀式デッキ使いの日常   作:アリスとテレス

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記念すべき第10回!
真琴「そうだな。よくここまで続いたと本気で不思議に思うよ」
はい!ひとえに皆様の声援や批判があり、反応をしてくれるという優しいもので、ここまで出来ました!通算UAは10000を超え、お気に入り件数も80を超えました!しかし、君はいい加減やる気と言うのを見せてくれよ。
真琴「見せたじゃん。6年前」
今見せてくれよ!はぁ〜、まぁいい、さてと、今回は廃寮探検だね。
真琴「まためんどくさいことに巻き込みやがって」
君もなんやかんやでついていくから問題なんだよ?
真琴「今回俺はあまり責任が無い気がするんだが....」
さてさて?まあ、それは本編で。
では、どうぞ!


深夜の廃寮探検

夜、夏には少し早いが十代達は怪談話をしていた。1から12のレベルのモンスターを適当に混ぜて山札にし、1枚ドローして、その星の数にあった怖さの怪談話をするようだ。しかしそこに真琴の姿は無い。多分寝たのであろう。あと話すのが面倒だから。そこに、

「なーにをしてるのかにゃ〜」

 

大徳寺先生が現れた。

「うわぁぁぁぁぁ!」

「ぎゃぁぁぁぁぁ!」

翔達は驚いて悲鳴を上げる。

 

 

大徳寺先生が現れた!

コマンド

こうげき←

とくぎ

デュエル

まもる

逃げる

 

「おい作者よ違うだろう!」

十代がツッコミを入れる。なんだか十代のキャラがだんだん変わってきている気がする。

 

「こんな時間に何をしてるのかにゃ〜?」

「ああ、それはですね」

カクカクシカジカ

「でして」

すると大徳寺先生は

「面白そうにゃ〜。先生も参加していいかにゃ〜?でも消灯時間は守るんだよ?」

「おう、いいぜ先生!」

「じゃあドローにゃ」

 

引いたカードはF・G・D。星の数は12。今のところ最高数だ。

「キター、星12!一発すごいのを頼みますよ!」

「そうにゃね〜、この島には廃寮があるのは知ってるかにゃ?」

そう言うと全員が首を横に振った。

「そうか。じゃあ、これでいいかにゃ。この島には廃寮があってにゃ〜、そこでは昔、『闇のゲーム』というものを研究していたと言われているのにゃ。そして、そこではたくさんの人が行方不明になっていると言われているのにゃ〜。下手しなくとも、行かないことにゃ」

そう言った。そんなこんなで怪談話の会は終わる。しかし、

「なあ!先生の言ってた廃寮に行ってみようぜ!」

とまあ、こうなるわけで、

「でもアニキ!それがどこにあるかわからないと行こうにも行けないッスよ!」

「う〜ん、どうしよう?」

「もうやめて、さっさと寝るッスよ」

「そうだ!困った時のまこえもんだ!」

そう言うと真琴のいる部屋に向かって走り出した。全くもってこういう時の真琴は不憫である。

「お〜い、真琴〜!起きてくれ〜」

「アニキ〜、起こすのはかわいそうッスよ?さっさと寝ましょうよ〜」

そう言って止めようとするが

「(バキッ)おっあいてるぜ。おーい真琴〜!」

「それは壊して開けたと....ってこんな会話前にもあった気がするッス」

頑張れ翔。いい事あるさ..きっと...たぶん....おそらく.....メイビー......?

 

 

 

「起きろ〜、真琴〜!」

翔が黄昏ている時にも十代は真琴を起こそうとする。

「ん、んんっ、ふぁ?どうしたんだ?十代?」

「なあ!廃寮探検しようぜ!」

「そうか。断る」

すげなく断ると再び睡眠体制に入る。

「だいたい就寝時間が過ぎてるんだ。さっさと寝ろよ」

そう言って取り合おうとしない。

「なぁ、俺たちだけじゃ、そこに行こうとして迷うとしか思えないんだよ!頼むよ〜」

「........」

「なあ!」

「........」

「頼むよ〜」

「............」

「お〜い!」

「うるせぇ!ったく、お前らだけで行って迷ってこいよ!」

その声に対して、翔が口を挟む

「ですよね〜。普通の反応ッスよアニキ」

「気になるんだよ!なぁ!行こうぜ!なぁなぁなぁ!」

「ああもううるさい!PDAの地図にあるだろう!」

「忘れたのか?俺は方向音痴だぜ⁉︎」

「「威張って言うことじゃねぇ(ないッスよ)」」

「しょうがない。こうなったら強引に連れて行くか」

「ちょ、おいまてやめ.....ギャーー!」

ドナドナドナドナ

 

 

 

 

「俺は....無力だ.....」

真琴達は廃寮に向かっていた。

「ごめんッス。アニキが」

「もう今更だ」

現在、廃寮に向かって歩いている。周りからは鴉のギャー、ギャーと言う声や、風でざわつく木の音、よくわからない白い生物の「ボクと契約して満足民になってよ!」などという声が響き渡り、なかなかに不気味である。

 

さて、廃寮に着いた時、

「そこにいるのは誰!」

という声が聞こえてきました。

「〜〜〜〜〜〜〜‼︎‼︎」

翔達は声にならない声を上げて驚いているが

「「そこにいるのは誰!」と聞き」

「光の速さでやって来た」

「風よ!」

「大地よ!」

「「大空よ!」」

「世界に伝えよデンジャラス!」

「宇宙に伝えよクライシス」

「天使か悪魔かその名を聞けば」

「誰もが震える魅惑の響き」

「十代!」

「真琴!」

「時代の主役は俺達が!」

「我ら無敵の」

「「レッド寮生!」」

「「なーんてな!」」

十代と真琴がそうノリノリで名乗りを上げる。

「「「.........」」」

そこにいる人全員が置いてきぼりを食らっていた。

「おい十代これで満足か」

「満足、満足♪」

「さて、かくいう天上院もなんでこんなところにいるんだ?」

そう、何も無かったかのように真琴は天上院に聞く。

「え、ええ、私の兄がここで行方を眩ませたの。それで何か手がかりがないか探しに来ていたの。あなた達はさっさと帰りなさい」

そう言うと入っていってしまった。

「と、言うわけだ。帰るぞ、十代」

「しゃあ!いくぞお前ら!」

「こら十代!引きずるな!」

ドナドナドナドナ

 

 

「ったく、なんで俺がこんな目に」

「なんかとても申し訳ないッス」

翔はかなり謝ってくる。なんだかんだで釣り合いが取れてる奴らだ。

「なー、これ、なんだろ?」

そう言って十代は描かれている絵を見る。

「これは確か遊戯さんが持ってたやつじゃなかったけ?」

そう真琴が言っていると、

 

「それら7つは古代エジプトであったもの。名は千年パズル、千年錠、千年秤、千年タウク、千年リング、千年ロッド、千年眼」

 

どこからともなく声がした。

「誰だ!」

真琴は聞きなれない声を出したやつを探すが、どこにもいない。

「どうしたッスか?真琴君?」

翔が心配して聞いてくるが、

「誰かいた気がしたんだがな。俺の気のせいだったようだ」

そう言って前を向く

「な〜、これなんだろ?」

十代が何か見つけたようだ。それは写真だった。

「え〜と、10join.....なんだこれ?」

みんなで頭を捻っていると、突然、天上院の悲鳴が響き渡る!

「明日香に何かあったのか⁉︎」

十代はそう言って走り出す。

「全く、面倒なことばかり起きやがるな」

それとほぼ同時に真琴まで走り出す。

「アニキ〜」

ほかの2人も後を追う

 

 

声が聞こえた辺りに着くと、誰も居なかった。しかし

「これは....引きずった跡かな」

「なあ真琴!これは明日香の!」

何かを引きずった跡があり、近くには天上院の使っていたサイバー・ブレイダーだった。

「チッ!天上院に何かあったのかも知れん!この引きずったであろう跡を追うぞ!」

「おう!」

「また走るッスか〜」

翔達は息が切れていたが無視して走る。天上院に何かあったのかもしれないから。引きずった跡は洞窟の方に続いていた。

 

 

しばらく走ると開けたところに出た。

「よく来たなぁ、遊城十代ぃ」

「!、俺を知っているのか?」

「知らぬぅ。我はぁお前を倒せと言われただけだぁ。我が名はタイタン。お前を倒す者の名だぁ」

「明日香は無事なんだろうな!」

「ちょっと気を失って貰っただけだぁ。命に別状は無いぃ。無駄な殺生を我は好まぬぅ」

独特の喋り方なのでとても聞き取り辛い。

 

「そうか!ならデュエルだ!」

 

 

「「デュエル」」

 

.........

 

チェスデーモン達による攻勢で十代のライフが減るが、それだけではなく、体の一部がどんどん消えていっていた。しかし、十代は消えている場所がそれぞれ違うという所に気がつき、これが手品であるということを見抜き、千年アイテムについて聞くと、ボロを出した。

 

「アンタの闇のゲームはイカサマだ!覚悟しな!」

そう言ってデュエルを再開しようとすると、タイタンは

「ばれてしまってはお前とデュエルする意味は無いぃ!さらばだぁ!」

煙幕弾を使おうとした。その時、真琴はなんだか嫌な予感がしたので、十代の所に走っていくと、翔達の方向に突き飛ばした。その直後、タイタンと真琴の周りにどす黒い闇が現れ、真琴達を閉じ込めてしまった。十代は駆け寄ろうとすると、ハネクリボーが現れ、十代を止める。

「どうしてだ!相棒!中にまだ真琴がいるのに!」

それでもハネクリボーは首を横に振るばかり。

「真琴を信じて待て。ということか?」

そう言うとハネクリボーは首を縦に振った。

「真琴.....」

そう言って十代は座り込む

「所で何でハネクリボーが見えるんだ?」

「ん?アニキ、何か言ったすか?」

「いや、何にも!」

 

 

中では下から現れたたくさんの小さな悪魔がタイタンに群がっていた。そして、それがおさまったと思うと、先程とは随分雰囲気が違っていた。

「デュエル.....だ.....」

そう言うとタイタンはデュエルディスクを構えた。

「全く、なんだなんだ?また面倒なことに巻き込まれた気がするぜ。ったく!」

そうデッキをデュエルディスクにセットしながら言うと、

「それはご主人様がそういうのを引き寄せる体質だからなのでは?」

という声がした。

「さっきも聞こえたな。あんたは誰だ?」

「はい!私の名前は救世の美神ノースウェムコです!ご主人様!よろしくお願いしますね!」

そう言いながら右側に立つノースウェムコ

「お、おう」

あまりのテンションの高さに真琴は引いていた。さらにその反対側には

「........破滅の女神ルイン。よろしく、マスター」

「ん、よろしく。なんだが、お前らは一体何者なんだ⁉︎」

「とりあえずその話は後で!いまはここを乗り切りましょう!」

「ったく!」

そう言うとノースウェムコはデッキに入っていった。

 

「「デュエル!」」

 

「先攻.....ドロー....」

タイタンだった者がカードを引く。

「魔法、カード.....愚かな埋葬....トリックデーモン、墓地へ。効果、デーモンの将星、手札に」

タイタンだった者の使うデッキは、先程まで使っていたチェスデーモンではなく、後期型デーモンだった。

「デーモンの騎兵、召喚。手札の将星効果、特殊召喚。効果、騎兵破壊。騎兵効果。トリックデーモン特殊召喚。守備表示」

トリックデーモンDEF0

デーモンの将星ATK2500

 

「カードを1枚伏せる。ターンエンド........」

タイタンだった者

手札6→5→6→5→4→3

モンスター/デーモンの将星、トリックデーモン(守備表示)

魔法、罠/セットカード1枚

攻撃力2500のモンスターを出しつつ、墓地にもカードを溜めている。かなりの苦戦を予想させた。

「....マスター、気を付けて」

「ああ、俺のターンドロー」

いつもよりはやる気のある声でカードを引く。

「俺は手札から魔法カード、天使の施しを発動。デッキから3枚ドロー2枚捨てる。」

天使が3枚のカードを施すがその後2枚のカードを墓地に送る。いつも通りのスタートである。

 

捨てられたカード→儀式魔人デモリッシャー、祝祷の聖歌

 

「手札から魔法カード、儀式の準備を発動!デッキから竜姫神サフィラをサーチ!墓地から祝祷の聖歌を回収!」

怪しい集団が真琴にデッキから取り出した儀式モンスターと墓地から回収した儀式魔法を恭しく差し出す。差し出されたカードを受け取ると、仕事が終わったのか、消えていった。

「(儀式は揃ったが手札にカードが揃ってねぇ!仕方が無い)カードを1枚セットモンスターをセット。ターンエンド」

 

真琴

手札6→6→7→5

モンスター/セットモンスター

魔法、罠/セットカード1枚

 

 

「我、ターン、ドロー。フィールド魔法、伏魔殿-悪夢の迷宮-を発動。トリックデーモン、攻撃表示。デーモンの騎兵召喚。バトル」

辺りの闇が深くなり、不思議な迷宮が姿を現し、そこに住むデーモン達を強化する。

デーモンの将星ATK2500→3000

トリックデーモンATK1000→1500

デーモンの騎兵ATK1900→2400

 

「リバースカードオープン!和睦の使者!」

 

「メインを続行。迷宮の悪夢の迷宮の効果。墓地のデーモンの騎兵を除外。デーモンの将星を選択。デーモンの巨神をサーチ。カードを1枚伏せる。ターンエンド」

迷宮の中から飛び出した新たなデーモンを手札に加えるそして、カードを伏せるとターンエンドを宣言した。

 

タイタンだった者

手札4→3→4→3

モンスター/デーモンの騎兵、デーモンの将星、トリックデーモン

魔法、罠/セットカード2枚

 

「俺のターン、ドロー!」

闇の瘴気が少しずつ濃くなる。

「....マスター、早目の決着を、さもなくばマスターも帰れなくなってしまいます」

ルインが懇切丁寧に解説する。

「わかった。だがまだこの手札じゃ勝てない。まだ動けないっ!」

そう言いつつ、自分の伏せていたモンスターをリバースする。

「俺はセットモンスターを反転召喚。ライトロードハンターライコウだ。俺はデーモンの騎兵を破壊する。そいつは墓地にデーモンがいない限り蘇生はできない!」

馬に乗ったデーモンは光り輝く狼に噛み殺されてしまった。

 

墓地に落ちたカード→儀式魔人リリーサー、禁じられた聖槍、奈落の落とし穴

 

「よし!俺は手札から魔法カード、大嵐を発動。フィールド上の魔法、罠カードは全て破壊だ」

 

破壊されたカード→強制脱出装置、ヘイトバスター

 

「俺は手札から儀式魔法、祝祷の聖歌を発動!墓地の儀式魔人リリーサー、儀式魔人デモリッシャーを儀式素材とし、現れよ!竜姫神サフィラ!」

何度も共に勝利し、敗北して来た、このデッキのエースが降臨する。

「バトルだ!竜姫神サフィラでトリックデーモンを攻撃!」

 

タイタンだった者

LP4000ー(2500ー1000)=2500

 

「....トリックデーモンの効果。デッキから伏魔殿-悪夢の迷宮-をサーチ」

「やはりそのカードか!」

真琴は苦々しい顔をしながら

「カードを1枚伏せてターンエンド!エンドフェイズ、サフィラのモンスター効果だ、デッキから2枚ドロー!1枚捨てる!....くっ、これで終了だ」

 

真琴

手札6→5→3→2→3

モンスター/竜姫神サフィラ、ライトロードハンターライコウ

魔法、罠/セットカード1枚

 

「ターン、ドロー。フィールド魔法、伏魔殿-悪夢の迷宮-発動」

再びデーモン達の住処である迷宮がそそり立つ。

 

デーモンの将星ATK2500→3000

 

「........戦慄の凶星ジェネシスデーモン、妥協召喚、効果発動。墓地のトリックデーモン除外。バックカードを破壊」

 

戦慄の凶星ジェネシスデーモンATK1500→2000

 

巨大なデーモンが立ちはだかるが、代償を払った召喚だったのか、体と至る所がボロボロである。しかし、墓地のモンスターを除外すると、その強烈なパンチでバックカードを破壊しようとした。が、

「チェーンだ!リバースカードオープン!禁じられた聖槍!対象はデーモンの将星!」

デーモンの将星ATK3000→2200

そのパンチをすり抜けてデーモンの将星に聖なる槍が突き刺さり、攻撃力を落とすが、魔法と罠に体制を付ける。

 

「....速攻魔法、禁じられた聖杯。攻撃力は戻る」

 

戦慄の凶星ジェネシスデーモンATK2000→3900

 

「バトルだ。ジェネシスデーモンでサフィラを攻撃」

「墓地の祝祷の聖歌の効果発動!除外する事で儀式モンスターを破壊から1度だけ守る!ぐぅぅぅぅぅぅ!」

 

真琴LP4000ー(3900ー2500)=2600

「デーモンの将星でライコウを攻撃」

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

真琴LP2600ー(2200ー200)=600

 

将星の攻撃がライコウを捉え、真琴にダメージを与える。しかしそのダメージは普段のダメージとは比べものにならないくらいだった

「....!マスター、大丈夫ですか⁉︎」

「....なんとか」

「これでターンエンド。ジェネシスデーモンは破壊される」

 

タイタンだった者

手札4→3→2

モンスター/デーモンの将星

魔法、罠/伏魔殿-悪夢の迷宮-

 

「俺の、ターン、ドロー」

かなり闇の瘴気は濃くなって来た。時は一刻を争う状況のようだ。

「......いつもこんな時に来てくれるか.....全く、ありがたいことだ!俺は手札から魔法カード、エンジェルバトンを発動!デッキから2枚ドロー!1枚捨てる!」

いつも現れる小さな天使も何かを感じ取ったのか少しだけビクビクしているように見えた。

 

捨てられたカード→儀式魔人ディザーズ

 

「俺は手札からマンジュゴッドを召喚。効果でデッキから儀式モンスター、救世の美神ノースウェムコを手札に!」

「行きますよー、ご主人様!」

「ああ!、手札から速攻魔法、異次元の埋葬を発動!除外されているモンスター3枚までを墓地に戻す。俺は俺の除外されているカードを2枚選択して戻す!」

 

墓地に戻ったカード→儀式魔人デモリッシャー、儀式魔人リリーサー

 

「俺は手札から儀式魔法、救世の儀式を発動!墓地の儀式魔人リリーサー、デモリッシャー、ディザーズを除外し、儀式召喚。来い、俺の相棒!救世の美神ノースウェムコを儀式召喚!」

 

救世の美神ノースウェムコATK2700

 

「さあ、行きますよー!」

しゃらん、と音を鳴らし、降臨する。見た目と違い、かなりはっちゃけた性格のようだ。

「救世の美神ノースウェムコの効果!俺はサフィラ、伏魔殿、将星を選択する!そのカードがある限り、このモンスターはカード効果では破壊されない!」

不思議な光がノースウェムコを包み込む。

「頼むぜ。バトルだ!ノースウェムコでデーモンの将星を攻撃!ダメージステップ計算前、手札からモンスター効果、オネスト!戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分、ノースウェムコに加算する!」

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ノースウェムコATK2700→5700

 

タイタンだった者

2500ー(5700ー3000)=0

 

デュエルが終わると、負けたタイタンに小さな魔物のようなものが群がる。

「ご主人様!これ以上ここにいるのは危険です!早く外へ!」

「その前にあいつはどうにかならないのか⁉︎」

そう言いつつ、タイタンだった者を指差す。

「.....あの物は既に闇に飲み込まれている。助けるのは不可能」

踵を返すと、出口に向かって走り出す。

「......道は私が切り開く。ウェムコはマスターを守って」

「言われずとも!」

そう、言いつつ、真琴を不思議な光で包み込み、闇を追い払いつつ、逃げる。

 

 

 

外に出ると十代達が待っていた。

「真琴!大丈夫か!」

「ああ、何とかな。全く、これ以上面倒ごとに巻き込まないでくれ」

そう言って座り込んだ。すると、闇のボールのようなものが小さくなって弾けた。

「あれ?タイタンと名乗っていた人は?」

「負けた後は消えちまったよ。どうなったかは知らん。外に出るので精一杯だったからな」

「まあ、何はともあれ明日香は無事だったんだ。良かったじゃねぇか!」

そう十代は言った。

「とりあえず帰って寝よう。疲れた」

そうだな。天上院が起きると、カードと写真を手渡す。お礼もほどほどに別れる。

 

「全く。私のためにこんなことをするなんて。....不思議なやつね」

 

 

日が昇って来ていた。帰ると大徳寺先生が怒ってるだろうなーと思いながら。

 

 




はーい、と言うわけでタイタン戦でした!
真琴「タイタンだった者(以下タイタン)は途中からチェスデーモンじゃなくなるんだな」
だってそのまんまだとタイタンボッコボコにされる未来しかなかったんだもん。
真琴「タイタンェ」
真琴君はゾークのために常にダイスは持ち歩いているからね。それでイカサマルーレットは使えなくなってたしね
真琴「素でイカサマを防いでいたのか」
まあ、公正なデュエルが基本なんですがね
真琴「まあな。さて、今回のキーカードはこれだ」

儀式の準備
通常魔法
(1):デッキからレベル7以下の儀式モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の墓地の儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える事ができる。

真琴「墓地に対応する儀式魔法が落ちているとこれ1枚で儀式召喚が可能になるぞ」

真琴「儀式魔法が召喚僧サモンプリーストのコストになるので、コストに使用、末騎士、チェイン、準備、リリデモサフィラ立つと言う事が出来る」

真琴「デッキに儀式モンスターがあれば発動が可能だが、墓地に儀式魔法があるだけの場合は発動できない所には注意が必要だ」

真琴「さて、こんな所かな」
はい!デュエル中のミスや、こうした方がいいのでは?と言う指摘などは随時受け付けております。また、このデッキを使って欲しい!このカードを使って!との意見も募集しております。また、感想もいただけたらなとおもいます。皆様の感想が作者の活力です。
では、また次回。......しかし今回ネタが多いな

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