招かれる者ー人間賛美   作:ニア2124

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どうも、ニアです(* ゚̄ ̄)/・

今回は戦闘(?)がメインとなっています

それでは今回も!


初めての戦い

~前回のあらすじ、吐きました

 

なんでいきなり戦う相手が不老不死の藤原妹紅なんだよ・・・絶対勝てないだろ

 

そんな俺の心を読み取ったのか

 

「おや?怖気づいたのか?だったら妖怪退治はやめとくべきだな」

 

いや、だから慧音さん、やらないと餌になっちゃうんですって

 

よしここは軽口叩いてやり過ごそう

 

「いや、そんな女の子を殴るなんて男じゃないじゃないですか?だから少し気が引けるんですよ」

 

ニコニコしながら紳士アピール、なにこいつ気持ち悪い

 

「なぁに、妹紅はお前の万倍は強いから気にするな」

 

俺×万人分の力ですか、なるほど

 

「それに、そんな大きな怪我はさせないから安心しろ」

 

怪我するんですね・・・だけどここで断りでもしたらただ喰われるだけだし、ここは素直に戦った方がいいよなやっぱり

 

は~本当に八方塞がりの状態だなこれ・・・どの方向に進んでもいい結果に進む気がしない

 

「それで?やるのか?やらないのか?」

 

やるしかありませんもんもう

 

「は~・・・やりますよ、やります・・・・」

 

その言葉を待っていたと言わんばかりに満足そうに首を縦に振る

 

「よし、それじゃあこんな公衆の面前で戦う訳にもいかないだろう、場所を用意してある、そこへ向かおう」

 

場所を用意してあるんですね・・・用意周到なもんで・・・

 

あ、そうだな、少しでも怪我が軽くなるために俺の友好度をアピールしよう

 

「それじゃあ向かいましょうか、不老不死さん」

 

俺がそう言うと驚いたかのように目を見開く、また変なこと言ったのか俺?

 

「・・・・なんで、なんで私が不老不死だって知っているんだ?」

 

 

 

・・・・・・・・あ、墓穴掘った

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

どうしよ、東方知ってるから不老不死なのは知ってるけど俺と妹紅初対面だったんだ

 

マジでどうしよ、僕は貴方のストーカーなのです、でも言ってみようかな、いや火傷どころか灰にされます

 

知らばっくれるしかないよな

 

「まぁ、色々とあったんですよ」

 

どんな言い訳してんだろ俺

 

「・・・・まぁ別にいいけど、言いふらしたりしなければそれでいいわよ」

 

ああ・・・何とか助かったけど変な雰囲気になっちゃった・・・40秒前の俺を殴り飛ばしたい、チェーンソーでなぎ倒したい

 

そんな雰囲気の中、着いたのは道場のような所に案内された

 

「この場で戦ってもらう、制限時間は無し、君が倒れたら妹紅の勝ち、君が妹紅に触れるでもしたら君の勝ちでいい」

 

触れるだけでいいのか・・・ていうかこの道場木で作られてんじゃん、燃えるんじゃないの?

 

「道場一体には結界が張っているから簡単には壊れないし燃えないから安心して暴れるといい」

 

ほんっと結界便利だなぁ・・・なんて悠長な事言ってる場合じゃない、お腹痛くなってきた

 

「・・・すいませんトイレ「それでは始め!!!」人の話聞きましょうよ」

 

もう!!なんでこの世界の人たちは話を聞かないんだ!!

 

戦闘態勢を整えようと前を向いたら

 

 

 

妹紅が目の前に居た

 

 

「・・・・え?」

 

頭を掴まれ壁に投げられる

 

「・・・ッガ!!!!」

 

背中に強い衝撃を受けて前を向くと拳を振り下ろそうとしているもこうが居る、どうなってんだ!!

 

かろうじで横に飛び危なげに避ける

 

「どうした?そんなものなの?」

 

挑発するような目で俺を誘う、そういえば妹紅って高速で移動出来たな・・・・

 

そうだ、能力使えばいいんだ

 

目に力を入れるような感じで相手のステータスを確認する

 

こっちは拳一発でも入れれば勝ちだ、相手の様子を見ればよけられる筈、そこにカウンターを入れれば・・・

 

すると矢印が妹紅から俺に向かって伸びてきた、攻撃の合図か

 

攻撃に合わせて避ければ・・・攻撃開始時まで3・・2・・1

 

今だ!!!・・・って、え?

 

気づいた時には妹紅の拳が俺の腹に入っていた

 

「ッガハッ!!!!」

 

溝内は間逃れたが朝食をその場に吐きそうになった

 

ダメだ!!攻撃に合わして避けるんじゃなくて攻撃が来る前によけなくちゃ間に合わない

 

腹のダメージが強すぎて腹を抱えて膝を着く

 

今度は矢印が上から俺に向かって現れる、手加減無しかよ・・・・ッ!!

 

攻撃開始時3・・・2・・これならどうだ!!

 

右にズレようとするが少しカスってしまう、もっと早くよけなきゃいけないのか

 

「妖怪退治には当然命が関わってくる、今の貴方じゃ今までの攻撃で5,6回は死んでるよ」

 

「ハハハ・・・冗談キツイっすよ・・・じゃあ人間を今まで支えてくれた武器を取りましょうか」

 

「・・・武器?」

 

俺の能力はもう一つあるんでね・・・・腰にかけていたステッキを手に取り感覚で力を流し込む

 

(デデン!出た目は1!!武器付属、ベレッタM92)

 

途端にステッキが拳銃へと変わり、使用方法等が頭の中に流れ込む

 

どうやって使えるかわかるのは嬉しいな・・・

 

「ただ杖の形が変わっただけで何をする気?」

 

嘲笑するような笑みを浮かべる妹紅に照準を合わせ、引き金を引く

 

パン!!と何かが破裂するような音を発し玉は一直線に妹紅に向かう

 

「・・・な!?」

 

 

よしかーーーーーーーった?

 

いや、玉は妹紅の目の前に現れた炎によって防がれていた

 

乾いた音を鳴らし弾が地面に落ちる

 

「いや、危なかった、油断していたよ、反応が少しでも遅れていたら当たってた」

 

・・・・これでもまだ倒せないのかよ

 

「お前が人間を「支えてきた」武器を使うなら、私は今まで妖怪を「手助けしてきた」妖術を使おう!簡単に灰には・・・・ならないでね?」

 

好戦的な笑みを浮かべる妹紅の周りに炎が出現する

 

・・・・冗談キツいよ

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

クソッッ!!どうする、拳銃はもう使ったから今度は楽に防がれるだろうし・・・どうすればいいんだ!!

 

「それじゃあ、行くよ」

 

矢印が多方向から現れる、多すぎだろ!?

 

攻撃開始時3・・・糞が!!「スロット発動!!」2・・・・(デデン、出た目は2!!「能力付属」

 

1・・・・身体能力UP!!)0

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

炎の鳥が辺り一体を赤く燃やす

 

「おい!!妹紅やりすぎだ!!死んでしまうじゃないか!?」

 

「・・・・そうでもないみたいだよ慧音、アイツ、本当に人間なの?」

 

「・・・・え?」

 

妹紅の見上げている場所を見ると・・・翔が数メートルはある天井にぶら下がっていた

 

 

「な・・・・!?」

 

「あの数秒で天井にぶら下がれるなんて、人間じゃとても出来ない手品だね・・・だけど、これならどう!!」

 

追い打ちを掛けるかのように妹紅から火の鳥が数十匹天井に舞い上がる

 

(デデン、出た目は2!!能力付属、シャットダウン!!)

 

ブツン!という音と共に妹紅から放たれた火の鳥が全て消える

 

「な!?火の鳥が!」

 

呆気に取られる妹紅、そしてその目の前には

 

 

翔が居た

 

 

「は、はやッ!?」

 

「人間を舐めるなよ!?蓬莱人が!!!」

 

(デデン、出た目は1!!武器付属!サバイバルナイフ!!)

 

妹紅の首へとナイフが振り下ろされた

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「そこまでッ!!!」

 

ナイフを妹紅の首元に構えていると慧音に腕を下ろさせる

 

「勝敗は決まったようだな」

 

「はぁ~・・・そうね、残念だけど、お手上げ」

 

「それじゃあ・・・・勝者!!斎 翔!!」

 

っか~~~~~~、っつっかっれった!!!!

 

今までの疲れが堰を切ったかのように流れ出てその場に倒れこんでしまう

 

「まさかこんな技を隠していただなんてね、思いもしなかったよ」

 

妹紅が倒れ込んでいる俺の隣にやられたと言わんばかりの顔をした妹紅が座り込む

 

「ハハ・・・もしあの技が出なかったら今頃俺は燃えてたんだろうね・・・・」

 

そう考えるとブルっとする

 

「今まで殺し殺されの戦いばっかだったからね、峰打ちなんて忘れてたよ」

 

それにしてもあの妹紅に勝つなんて思いもしなかったな・・・・

 

「あー・・・慧音さん、これで俺、妖怪退治屋になっていいんですよね」

 

「気は引けるが約束は約束だ、それにしても妹紅に勝つなんてな、私はお前が退治屋を諦める様にあの条件を出したんだがな」

 

自分でもビックリしています

 

 

 

 

「それじゃあ、今後とも宜しくお願いしますね」

 

「ああ、せいぜい死ぬんじゃないぞ?」

 

「死んだら私の肝を食わせてあげる」

 

 

 

・・・・蓬莱人になる気はありません

 

 

 

 

 

 

 




ここらで主人公の能力の詳細を言いたいと思います

「見極める程度の能力」

相手の体力や相手の攻撃がわかる様になる

そして相手が攻撃する3秒前に「攻撃開始時」というのがカウントされる

他にも相手の体調も分かることができる

「武器や能力を変える程度の能力」

その名の通り、出た目によって武器や能力が変わっていく

数字が大きければ大きい程強力な能力や武器を出すことが出来る

そして出た武器、能力の使用方法が分かるようになり、必ず使える様に設定される、使いこなせるかは自分次第

1だったら「武器付属」2だったら「能力付属」と出た目によって色々と違っていく


みたいな感じです

あと今回は初めて三人称視点を書いてみました、案の定下手くそです

そしてーーーーーーは視点移動の時に使いたいと思います

それでは次回も、( ̄ー ̄)bグッ!パイ

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