招かれる者ー人間賛美   作:ニア2124

4 / 25
どうも、ニアです☆⌒(*^-゜)v

今回はだいぶ多めになってしまいました

それでは今回も!!


妖怪退治に就職します

前回のあらすじ~能力手に入れました

 

 

「妖怪退治?」

 

妖怪退治って・・・式札とか使って結○師みたいに妖怪を退治する事か?いや、そんなの無理に決まっているでしょうに・・・

 

「ええ・大丈夫よ、貴方の能力だったら下級妖怪程度楽に倒せると思うから」

 

「ちょっと紫、私の仕事が減るじゃない」

 

やっぱ霊夢って異変解決の他に妖怪退治とかもやってるんだな

 

「いいじゃない、どうせ面倒臭がって最近サボり気味だったし」

 

「ただでさえ今月苦しいのよ、なのに私からこれ以上仕事取らないでくれる?それにこんな虫すら殺した事のない様な奴に妖怪退治が務まるわけないでしょ!?」

 

ボロクソに言われてんな俺、虫ぐらいは殺したことあるわ

 

「霊夢さんの言う通り俺に妖怪退治なんて仕事出来ない気がするんですけど・・・虫は殺したことありますけど」

 

「こればっかりは霊夢に賛成だな~コイツに妖怪なんて殺せる器量なんて無いと思うし、こんな奴でも妖怪に殺されでもしたら私の夢見も悪くなるだろうしな」

 

こんな奴ってなんだよ・・・

 

「あら?やらないの?じゃあこの子は妖怪の餌ね」

 

「・・・・・なんて?」

 

「やらないんだったら貴方を幻想郷に呼んだ意味が無いじゃない、だったらせめて幻想郷の役に立つように妖怪の餌になってもらうわ」

 

一瞬でもいい人だと思った俺が馬鹿だった、こいつやっぱ妖怪だ

 

「そんな事言われたら選択肢なんて無いようなものじゃないですか・・・・」

 

「じゃあどうするの?武器を取って妖怪を殺すか、臆病にも逃げて妖怪の餌になるか」

 

酷い選択肢だな・・・そんなのもう武器を取るしか無いじゃん

 

「分かりました、妖怪退治を取りますよ、というかそれしか生きる道無いし」

 

「そうね、いい判断だわ、それじゃあ明日手続きをしに人里に行きなさい、重鎮達には私が話を付けておくから」

 

こんな事になるなら旅になんて出なければよかった・・・・たった6日でこんな目に遭うなんて誰が想像したよ

 

「はぁ・・・仕事が減った・・・どうやって生活すればいいのよ」

 

そんな恨めしい目で見ないでくれ、俺だって泣きたいよこんな目にあって

 

「その人間にお金分けてもらったら?多分妖怪を退治したら人里の方からも報酬が来るだろうし」

 

「え、嫌ですよそんなの」

 

「私ね、嫌いな物が二つあるの、それは魚の骨と、守銭奴よ」

 

「・・・・・分かりましたよ、僕の生活に支障がきたさない程度ならお金あげます・・・」

 

「やった、仕事もサボれるし尚且つお金も入るなんて一石二鳥じゃない、貴方が幻想郷に来て心底良かったと思うわ!」

 

・・・守銭奴はどっちだ

 

「霊夢だけになんてずるいぞ、私も金には困っていてだな・・・」

 

「魔理沙にはキノコがあるじゃない」

 

本当守銭奴多いな

 

「僕は霊夢さんを養う為に金を分けるんじゃなくて、神様からのご利益がある為に金をあげるんですから、魔法使いに賽銭したって意味ないでしょう?」

 

「くっそ、本気で巫女に転職しようかな・・・」

 

「残念、人手は充分足りてるわ」

 

おお、なんか俺霊夢と魔理沙と軽口叩いてるぞ、なんか感動

 

「打ち解けてるみたいで安心したわ、それじゃあ今日はこの神社に泊まりなさい、いくら能力を手に入れたからってまだ使いこなせてないんだから、こんな時間に外に出たら骨になって見つかるわよ」

 

そんなに夜の時間は妖怪が蔓延ってるのか・・・明日からその妖怪を倒すとなると・・・緊張するかも

 

「宿泊料凡そ1万円也」

 

「ちょ、高くないですか!?てか金取る気ですか?」

 

「当たり前じゃない、払わないんだったら野宿を進めるわ」

 

こいつ・・・俺を金ヅルにしか見てない・・・

 

「私と霊夢の仲だ、私は勿論無料だよな」

 

「しょうがないわね、5000円にまけるわよ」

 

「・・・・金取るのかよ結局、そういえばお前、名前を聞いてなかったな、なんて言うんだ?」

 

ああ、そういえばまだ言ってなかったな

 

「斎 翔よ、今日は仲を深めるといいわ、それじゃあね」

 

あ、先越された、てかなんで俺の名前知ってんだ

 

「斎 翔か、いい名前だな、歓迎するぞ!」

 

「ええ、金ヅルとしてね」

 

あ、金ヅルって言いやがった、俺は俗に言うATMって奴か、泣けてくる

 

「ハイハイ、宜しくお願いします」

 

 

 

本当に面倒な事になったーーーーーーー

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

目を開けるとーーーーーそこは知らない天井だった

 

 

「ああ、そうか昨日博麗神社に泊まったんだった」

 

やっぱり自宅とかじゃないと起きた時少しビビるよな

 

携帯で時間を確認すると朝の7時を指していた、あまり寝付けなかったからなぁ・・・

 

幻想入りする時、近くにあった旅用の資金、携帯等も送られたみたいだ

 

顔を洗いに井戸へと向かう、やっぱり幻想郷は時代が遅れてるっぽいな、それにしては金とかは現代と同じだったけど

 

井戸の冷たい水が俺の意識をハッキリと覚ます、あ、やべ拭くもの無いわ

 

しょうがないから服で拭こうとすると後ろからふんわりとした物が首元にかかる

 

「服で拭こうとしないの、これ使いなさい」

 

「お、ありがと霊夢」

 

渡された布で顔を拭う

 

あの後外界の話で盛り上がり、気づけばタメ口OKになっていた

 

「魔理沙は?」

 

「まだ寝てるわよ、ご飯出来てるから起こしに行ってくれない?」

 

「え、霊夢行ってくれよ」

 

寝ている女の子の寝室に潜り込なんて変態みたいじゃん

 

「あら、じゃあ魔理沙の分のご飯は貴方のせいで生ゴミ行きになるのね」

 

「・・・わかったよ、起こしに行ってくる」

 

う~ん・・・なんかいいように使われているような気がする・・・

 

早めにご飯を食べたいということもあり急いで魔理沙が寝ている部屋を探す

 

「ん?ここっぽいな」

 

障子を開けると金髪の少女が眠っていた

 

・・・ぐっすり眠りやがって、俺はあまり寝付けなかったんだぞ

 

ただで起こすのは負けた気がするので、ちょっとしたドッキリをしようと思います

 

携帯のアラームをセットして・・・どうやら幻想郷の日時は外界と繋がっているようなので問題ない

 

時間を五分後にセット、あとは携帯を枕元に置き居間へと向かうだけだ

 

「あれ、魔理沙は?」

 

「あと五分経ったら起きるってさ」

 

「そう?それじゃあご飯運ぶの手伝ってくれない?」

 

素直に従い机へと運ぶ、昨日霊夢のご飯を食べたけど、結構美味しかったから朝飯が楽しみなんだよな

 

運び終わると同時に魔理沙の悲鳴が聞こえる、霊夢にジト目で見られたが知ったことではない、昨日俺の夜飯をつまみ食いした罰だ

 

「おい!!なんだこれは!!!」

 

喉が乾いているのかカラカラの声でそう言う魔理沙

 

「あれ、なんで俺の携帯があるんだ、まさか魔理沙、盗んだのか?」

 

「盗む訳無いだろこんな四角い箱みたいな物!!翔!お前の仕業だな!!」

 

「そんなの知らないな、早く飯食べちゃおうぜ」

 

計画成功!!心の中でほくそ笑んでいると霊夢が呆れた顔で俺を見るがスルーしておく

 

納得がいかないかの顔つきで魔理沙が席へと座る

 

朝ごはんは白米に鮭、味噌汁に海苔か・・・鮭とか海苔なんて幻想郷にある事にびっくりです

 

「今日人里に向かうの?」

 

「ん?ああ、一応な」

 

「人里の道とかわかるの?」

 

・・・・あ、わかんねぇや

 

「はぁ、やっぱりね、私は面倒臭いから魔理沙案内してあげて」

 

本当面倒くさがりだな

 

「私だって面倒臭いんだが・・・」

 

「いいじゃない、どうせ暇でしょ?」

 

「いや、お前も暇だろうが」

 

「そう?それじゃあ弾幕ごっこで決める?」

 

「お、いいなそれ、そうしよう」

 

おお!まさか弾幕ごっこがリアルで見れるだなんて・・・生きてて良かった

 

「観戦してみていいか?」

 

「ええ、別にいいけど凄い嬉しそうね」

 

そりゃあそうですよ、弾幕ごっこを生で見れるだなんて思ってなかったですもん

 

「それじゃあ早速やろうぜ、今度は負けないからな」

 

「どうせ私の楽勝よ」

 

外に出て札と八卦炉を構える二人、そしてその様子を眺める俺、完璧ですね

 

「そんなに時間もかけたくないから一発でも被弾したら負けね」

 

「わかった、それでいこう」

 

「それじゃあ、先手必勝!!」

 

空を飛びながらいくつもの札を飛ばす霊夢、魔理沙はそれを箒に乗りながら避ける、避ける、危ない札は自らの弾幕で打ち落とす

 

・・・凄い、やっぱり綺麗だな

 

隙あらば反撃をする魔理沙、弾幕を掻い潜り、小さな隙間から一直線に弾幕を飛ばす

 

そんな弾幕を霊夢も負けず劣らずと綺麗に避ける

 

そんなやり取りが何分経ったのだろうか、我慢の限界と言わんばかりにカードの様な物を高らかにあげる魔理沙

 

「スペルカード発動!魔符「スターダストレヴァリエ」!!」

 

すると星型の弾幕がバラ撒かれる、流石に霊夢もこの量の弾幕を全て避けるのには苦しいのか、スペルカードを発動する

 

「スペルカード、夢符「封魔陣」!!」

 

片手に持った札を高く上げ、地面に付けると青白い結界が現れ大量の弾幕がばら蒔かれる

 

ぶつかると同時に消滅する弾幕、体を捻らせ弾幕を避ける霊夢、素早いスピードで弾幕を避ける魔理沙

 

霊夢の大量の弾幕に押されたのか魔理沙の弾幕の波が緩まる

 

それでも避けようとするが、最終的に被弾してしまう

 

「あーーーーーーーくっそ負けた!!」

 

「まだまだね、出直して来なさい」

 

「弾幕の量多すぎだろ!!なんだあれ!!避けれるか!」

 

「そこがまだまだだって言ってるのよ、ってどうしたのよ翔」

 

呆気に取られている俺を訝しげそうに見る霊夢

 

「すっげぇ綺麗だった・・・」

 

「まぁ、弾幕ごっこだからな、美しさも重視するんだぜ」

 

まるで花火の様な美しさ、一瞬で魅入ってしまっていた・・・

 

「なぁ、俺も弾幕ごっこ出来るのか?」

 

これでもし出来るんだったら妖怪の餌になってもいい

 

「んーそうね、出来ない事もないけど・・・」

 

「マジで!?」

 

「だけど、貴方空飛べるの?」

 

飛べません、だけど

 

「地面に足を着けながらやるスタイルでいく」

 

俺の発言が面白かったのか、顔を見合わせ笑い合う二人、変な事行ったか俺?

 

「空中を飛べないんだったらすぐに被弾しちゃうわよ、しかもあの量の弾幕を避けれる自信は?」

 

「・・・全くありません」

 

「なら、諦めるんだな、ほら、人里に向かうぞ」

 

・・・なんだよ、糠喜びさせやがって

 

「へーへーそれじゃあ行きましょうか魔理沙さん」

 

不貞腐れ気味でそう言うと嫌味そうに笑う魔理沙、イラっときたからまた今度アラームセットしてやる

 

「それじゃ、行くぞ翔、後ろに乗れ」

 

「ああ、頼むわ、安全運転でな」

 

「考えとく」

 

実際箒で空を飛ぶだなんて初めての経験だからワクワクしています

 

「それじゃあ飛ばすぞ!!」

 

「え、いや、安全運転でーー!!!!」

 

 

 

 

 

人里に着いて俺が木の陰に軽く吐いたのはまた別の話

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「結構早めに着いたな、運賃料をーーーーーーって言いたい所だけど・・・・その様子じゃ無理みたいだな」

 

ヨロヨロとした足つきで歩く、絶叫系とか苦手なんだからしょうがないだろ・・・

 

「それで?紫が話を付けておくってゆう重鎮様はどこにいるんだ?」

 

「さぁな、多分慧音って奴だと思うぞ、私はそこの茶菓子屋で一服しているから勝手に行ってくるんだな」

 

放置するんですね

 

「・・・んで、その手は何だ?」

 

「いや、何だ?霊夢に金取られたせいで今金を持ち合わせていないんだ、人里まで送ってやったんだから一服するぐらいの金は欲しいかな~・・って」

 

素直に金寄越せって言えよ

 

「ほら、無駄使いするんじゃないぞ」

 

「ありがとなーそれじゃあ、ここで待ってる」

 

何だか久美を思い出したな・・・・あいつ今元気にしてるかな・・・・

 

「あー、君が斎 翔か?」

 

思いでにふけっていると後ろから声をかけられる

 

「あ、貴方が上白沢慧音さんで?」

 

後ろを見ると長く、青いのメッシュが入った銀髪、そして六面体と三角錐の間に板を挟んだような形の青い帽子を乗せている女性と銀の髪をした赤と白のモンペ?を着たリボンをつけている女性が立っていた

 

上白沢 慧音と藤原 妹紅か・・・

 

「ああ、紫から大体の話は受けている、妖怪退治屋になりたいんだってな」

 

別になりたいわけじゃないけど・・・突っ込まないでおく

 

「ハイ、これからお世話になりま「ダメだ」・・・え?」

 

「こんな優男に妖怪退治が務まる訳ないだろ!!無駄死にするのがオチだ、とても認められない」

 

いや、認められないと妖怪の餌になるんですが

 

「どうしてもなりたいと言うなら、それなりの実力が必要だな」

 

すると慧音は隣に居る妹紅の指を指してこう言った

 

 

 

 

「私の隣にいる藤原妹紅に一発でも攻撃を当てられたら、認めてやる」

 

 

 

 

・・・・なんで初めて戦う相手が妹紅なんだよ

 

 

 

 

 

 

 




弾幕ごっこの描写?なんて書いたこと無かったので変な文になっていたら申し訳ないです><

まぁ常時変な文みたいなもんですが


そして題名の招かれる者ー人間賛美ですが

            ↑これ1じゃなくて伸ばし棒ですから!!

自分で見ててわかりづらいなーと思ったんで(´д`)

それでは次回も、ドゥワッチ

(3000文字ぐらいを目指してたのになんでこうなった・・・)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。