招かれる者ー人間賛美   作:ニア2124

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小説のペースはこんな感じで投稿したいと思います

それでは今回もどうぞ!!


能力ゲット?

前回のあらすじ~神社で寝てたら幻想入りしました

 

 

いや、意味がわからない、なんだこれは?夢か?あ、そうか夢だよな参ったな~いくら東方好きだからってこんな夢見るなんて~

 

ッハ、夢ってことは何をしても許されるんじゃないか?いわばこれは明晰夢、ということはこの二人を「ってイダァ!!」

 

「な、何するんだよ!!」

 

「変な事考えてるからよ」

 

何だコイツ、心でも読めるのか?

 

というか二度目の蹴りを入れられ気づいたが、痛みを感じている、ってことはこれは夢ではない・・・?いや、でも東方はゲームや漫画での話で、いやだったらこの二人は?コスプレか?

 

「これまた綿密に作られた衣装ですね!どこで仕入れたんですか?」

 

「どこから仕入れたって?そんなの自宅からに決まっているだろ」

 

う~・・・んまさか本当に幻想郷に来たのか・・・?てことは幻想郷は本当にあったのか?もう、オーバーヒートしそうです

 

「は~、どうやら外来人みたいね、外界に戻してあげるから来なさい、あ~もう、仕事が増える・・・」

 

本当に面相臭そうにため息をつく博麗(仮)霊夢、そんな顔されたら申し訳なくなるのですが・・・

 

「それじゃあ、私はお茶でも飲んでのんびりしてるかね」

 

並びながら神社に向かう二人を早足で追いかけるとーーーーーー

 

 

 

目の前がパックリと割れた

 

「・・・・え?」

 

「あー・・・面倒くさいやつが・・・・今日はついてない」

 

「厄日って奴だな今日は、お祓いするか?」

 

いや、貴方はどちらかと言うと魔法使いでしょう・・・と心の中でツッコミを入れると割れた場所から金髪の日傘をさしたドレスを纏った少女が出てきた

 

あー・・・八雲紫さんですね、わかります

 

「待ちなさい霊夢、その人間を外界に戻しちゃダメよ」

 

いきなりの死亡宣告されました、あの時寝なきゃよかった、もういいです、死を覚悟しましたから

 

「はぁ?なんでそうなるのよ」

 

「そいつは私が幻想郷に呼んだんだから、外界に戻されちゃ困るのよ」

 

「なんでそんな事を・・・面倒が増えるじゃない」

 

「ちょっとした暇つぶしよ、長い間生きてると娯楽に飢えるんだから」

 

俺は、玩具扱いですか、ええ、別にいいですよ、気にしてませんから、というか魔法使いさん、そんな興味津々とした顔で俺を見ないで貰いたい

 

「なんだ?こいつ面白い奴なのか?」

 

「ええ、外界じゃ有名な芸人さんよ」

 

「いや、違いますから、ただの旅人ですから」

 

ハードルとか上げられるとめちゃくちゃ困るんですが

 

「ええ、そうよ、貴方はしがない外来人よ、能力を持ったね」

 

そうですよ、俺なんも面白くないどこにでもいる普通の外来人ですよ

 

「って、え?能力??」

 

「そう、能力付き、しかもとびきり強そうな能力」

 

もうこれ以上頭の中を混乱させないでくれ、能力ってなんだよ

 

「へー、こいつ能力もってるのね、珍しい」

 

「お~これで人間組も勢力を強めるな」

 

「いや、能力ってなんですか?そんなの持っていないし使ったこともありませんから、冗談にしてはキツイですよ」

 

もう頬がヒクヒクしてきた、頭痛い、頼むからもうハードル上げないでくれ

 

「あら、なんで冗談だって思うの?」

 

「いや、だってそんなもの常識的に考えて無いですし、ていうかなんですか?新手のドッキリ?もうネタバレしていいですから」

 

流石に少し苛ついてきた、なんでこんな目に合わなきゃいけないんだ

 

「それよねぇ」

 

「は?」

 

「外界の人間はなんでも常識を前提に物事を考えるんだから、常識に囚われてはいけないのが幻想郷、だけど外界でも常識じゃ考えられないような事だってあるのよ」

 

常識では考えられない・・・・事?

 

「どんなことですかそれ?」

 

「んーそうね、第六感って知ってる?」

 

「ええ、霊が見えたり透視したり予知するような物ですよね」

 

これでもオカルト系に前ハマっていたから意外にこうゆう類は知っている方だ

 

「大体そんな感じ、だけど第六感なんてもの、貴方達が大好きな常識では考えられにくいでしょ?そうゆう事よ」

 

「どうゆう事ですか」

 

あまり答えになっていない気がする

 

「つまりは、幻想郷は最も、外界でも科学や論理では考えられない物があるの、それこそ万に一人の可能性で能力を持って生まれる事だって有り得なくはないの」

 

・・・可能性で考えてきた俺にとってはあまり考えたことのないものだな・・・

 

「て事は、俺はその万に一つの可能性で生まれてきた人間って事ですか?」

 

「そのようなものね、人間は誰しもが能力を持っている、第六感と同じように、透視能力、予知能力、詳しく言っちゃうと身体能力やらね、貴方は他の人間に比べたら強力な能力を持って、今まで知らずに生きていたの」

 

そんな漫画の主人公のような事が・・・ってこれも常識で物事を考えているのか、なんか面倒臭いな

 

「まぁ、言いたい事は分かりました、だけど俺はそんな能力発揮した事なんて無いしましては使ったことすらないですよ」

 

「あら、だったら今この場で目覚めさせればいいじゃない」

 

・・・え?

 

「貴方の能力は今や眠っている様なもの、なら、起こさなくちゃね」

 

「いや、どうやってッーーーーーーー」

 

いきなり体に激痛が走る、体の内側から拳で殴られているような、悲鳴すらも出ない痛み

 

「少し荒いけど、我慢してね」

 

「ちょっと、神社で死人なんか出たら困るんだけど」

 

「大丈夫、多分死なないから」

 

多分ってなーーーーあ、もうダメかもしんない

 

目の前が真っ暗になった

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「う、ううん?」

 

あれ、夢オチ?やっぱあんなの現実に起きる訳ないよねー幻想郷に行けたと思ったのは少し嬉しかったけど、常識的に考えてーーーー

 

「あ、起きた」

 

俺の考えていた事を全否定するかのように、目の前に赤と白の巫女がいた、やっぱそうなるのね

 

「どうかしら、目覚めの具合は?」

 

「最悪ですよ、今何時なんですか?」

 

「午後の8時を回った所、4時間近く眠ってたみたいね」

 

意外にそこまで寝てはいなかったのか、てっきりそれこそ漫画みたいに2日ぐらい眠っているのかと思ったんだけど

 

周りには机と茶碗が置いてあった、人が寝ている真横で飯食ってたのかこいつら

 

「それで、能力は手に入れたのか?気になって飯も禄に食えなかったぞ」

 

いや、それじゃあ貴方の目の前にある茶碗は何故綺麗に米粒一つなくなっているのですか

 

「えっと、見た感じ何も違和感ありませんけど・・・紫さん、どこがどう変わったんですか」

 

「貴方の右隣を見てごらんなさい、変なものが置いてあるから」

 

俺の右隣・・・・なんだこれ

 

「・・・なんですかこの数字の付いたステッキは」

 

「貴方の能力の一つみたいね、調べてみた感じ二つあるみたい」

 

「二つもあるのか!?羨ましいな」

 

自分でもびっくりです

 

「差し支えなければ教えて欲しいんですが・・・」

 

「別にいいわよ、そうねぇ、少し目に力を入れるような感じで瞬きしてみなさい」

 

それだけでいいのか・・・ってなんだこれ!?

 

俺が呆然としているのを見ると半ば興奮しているように

 

「なんだ!?早く教えてみろ!!」

 

「えっと、なんか霊夢さんと魔理沙さんと紫さんの上に変なゲージみたいな物が・・・」

 

「ゲージ?」

 

「どうやら貴方には相手の体力が見えてるみたいね、他にも攻撃とかもどこから来るかわかるらしいわよ」

 

凄いチートじゃねそれ?攻撃とかもわかっちゃ・・・

 

「へー中々弾幕ごっこにも使えそうな能力ね、もう一つの能力ってなによ紫」

 

「もう一つの能力が主力みたいなものね、今度はステッキに力を流し込んでみなさい」

 

「いや、どうやるんですかそれ」

 

「感覚でいいから感覚で」

 

言われた通りにしてみると、急に1だった数字が回りだしたスロットみたいで面白いなこれ

 

(デデン、出た目は1、武器付属、チェーンソー!)

 

そんな機械音みたいな物がステッキから流れると形が変わっていく

 

「え、ええ!?なんだこれ!?」

 

驚きの声を上げているとあっという間にステッキがチェンソーに形を変えた

 

「おお!?なんだこれ!」

 

魔理沙が驚きの声を上げる、そういや幻想郷にはこんなもの無いもんな

 

「外界にある木を切る代物ですよ、スイッチを押しながらこいつを引っ張ると・・・」

 

ガオン!という音と共に刃が回りだす

 

「うわ、何よこれ、危ないわね」

 

「どうやら貴方のそのステッキ、1から6の数字に化けるらしいわね、数字が大きい程強い物が出てくるみたいだけど、今の貴方じゃ1から2しか出ないわね」

 

1から2って、少なすぎるだろ・・・

 

「どうやったら大きい数字が出せるんですか?」

 

「それは、慣れしかないわね、貴方がその武器を使いこなせれば使いこなせる程大きい目が出てくるわよ」

 

うーん、慣れか、まぁこればっかりはしょうがないかな

 

「というか聞きたい事があるんですけど、俺外界に帰ってはいけないんですよね?」

 

「ええ、貴方が居た方が幻想郷は面白い方向に進むみたいだから」

 

「面白い方向って・・・まぁ、今俺旅に出てるんでそこは別にいいですけど、俺の住む場所とかってどうなるんですか?」

 

「そこは問題ないわよ?家は私がどうにかするし、お金も必要な分はあげる」

 

「え!?本当ですか?」

 

「そしてそのお金を私に全て寄付する・・・と」

 

「何言ってんですか霊夢さん、一銭もあげませんから」

 

本当にさり気なく話を進めるなこの人

 

「だけどその代わり、貴方には仕事をしてもらうわ」

 

「仕事って・・・どんな?」

 

俺がそう言うと、目の前の少女、いや、妖怪は笑顔でこう言った

 

 

 

「妖怪退治よ」

 

 

 

「・・・・・え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




能力ゲットしますたね

今回はいつもより多めになりました

武器のモデルはハン○ー×ハン○ーのカイ○の能力です

それでは次回も、ドゥワッチ

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