遊戯王世界でばら色人生   作:りるぱ

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第26話 猿と戯れよう

 十代と翔はスキップ混じりに帰路についた。

 どだばたと慌しい一日だったが、これで無事解決である。

 自室にはももえ、鎧猿、そして俺が残される。

 

「うんしょっ……これで全部外れましたわ~。

 もうどこから見ても普通のお猿さんですわね」

 

 鎧猿は身に着けていた機械のような鎧を全て外され、只の猿となっていた。

 ももえは一仕事終わりましたとばかりに、満足そうな表情をして腕で汗を拭う仕草をする。

 ……いやあんた、汗かいてないでしょ。

 

 そう言えばと、ももえとタイタンのデュエルを思い出す。

 まさかももえのデッキに【ブラックフェザー・ドラゴン】があそこまで嵌るとは。

 それに何と言っても、ももえのフェイバリットカード【レスキューキャット】である。タイタン戦ではそれほど活躍はしなかったものの、これ1枚でいつでもレベル5のシンクロモンスターを呼び出すことができてしまうのだ。元の世界で禁止カードにまで指定されただけのことはある。

 さすがに【レスキューキャット】3枚積むってのは……反則だよなぁ。

 

 この世界では禁止指定を受けていないカードなので別に誰に咎められる訳でもないのだが、何だか卑怯に思えてしまう。これは俺が未だに元の世界の遊戯王ルールを引きずっているからか?

 いやいやちょっと待とう。ただでさえこちらの世界には無いはずのカードを大量に使用しているのだ。そこに元の世界でとは言え、禁止指定カードの3枚積みである。やはり公平に欠けると思ってしまうのはおかしくないはずだ。

 

「――なぁ、ももえ。

 ももえのデッキの【レスキューキャット】、1枚くらいでいいから、減らさない?」

 

 つい脊髄反射で思ったことを口に出す。

 何の前ぶりもなく急にカードの話をふられて、頭が追いつかなかったのだろう。ももえはキョトンとした顔をしている。

 

「いや……今ももえがあの黒ずくめとデュエルした時のことを思い出してね。あいつ裏世界でかなり名の通ったヤツらしんだけど、ももえ軽~く勝ったじゃない?」

 

「でもあの黒ずくめの方、弱かったですわ~」

 

 小首を傾げながら困惑の表情で返すももえ。

 

「と言うよりも、ももえが強すぎるんだよ」

 

 元の世界基準で言うのならそうでもないのだが、こっちじゃあインチキと称されても反論できないレベルである。

 

「あの時使わなかったけどさ、【レスキューキャット】1枚で【ナチュル・ビースト】が出せるって、一般的にはかなりあり得ないぞ」

 

 ももえは右手の人差し指を頬に当て、目線を右斜め上に向けて「う~ん」と考えこむ。

 

「あのデッキはそれなりに手札事故が起こりやすいのですが……確かにそうですわね……。

 そう言われましたら、【レスキューキャット】を3枚入れるのは何だか卑怯な気がしてきましたわ~」

 

「まぁ、ももえが良ければでいいんだけどね。考えてくれよ」

 

 あくまでも今唐突に浮かんだ、俺の自分勝手な提案だ。

 実際どうするのかはももえの自由意志に任せたい。

 

「分かりましたわ~。……でも1枚くらい出しても、そんなに変わりませんわよ」

 

 うっ。そうかも。

 

「そんなことより見てください!

 お猿さんの体に付いていたもの、全部脱がせましたわ~!」

 

 そんなことよりってあんた。

 

 猿の身に着けていた機械鎧を手に掲げ、ももえ、やけに得意げである。

 

「はは……、すごいすごい」

 

「ウキャー……」

 

 猿の方は精も根も尽き果てたって顔をしている。金具で止まっている部分は割と無理やり脱がせてたみたいだし、何と言うか、……ご愁傷様。

 

「それは多分そいつの飼い主が着せたものなんだからさ、勝手に脱がせじゃダメなんじゃない?」

 

 今更だけどね。

 

「このお猿さん、飼い主がいるんですの?」

 

「こんな機械的なもんを身に付けてたんだ。そりゃあいるだろう」

 

 そうももえに答えながら、うつ伏せでテーブルに横たわる猿の首裏を指でくすぐる。

 

「なぁ。お前のご主人様、いるよな」

 

「キ~……。ウキャ、ウキキャ」

 

 俺の話を理解したのか、猿は寝た体勢を維持しつつも、器用に首を横に振る。

 

「あれ? ひょっとして、いないのか?」

 

「ウキ、ウキキ」

 

 今度は首を縦に振る猿。肯定の意思表示だ。

 

「いないって言ってますわ~」

 

「そうみたいだね……。じゃあ、あの機械鎧はなんだろ?」

 

「わたくし、最初から気になっていましたが……」

 

 そう言いながら、視線を猿の鎧に埋もれているデュエルディスクに向けるももえ。

 

「このお猿さんのデュエルディスク、デッキが付いてましたわよ」

 

「俺は勝手に飼い主の物だと思ってたんたけど……。

 ――――ひょっとしてコイツ、デュエルが出来たりして」

 

 冗談半分にそう言ってにんまりする俺に対し、まっさか~という顔で苦笑いするももえ。

 

「でもコイツ相当頭いいみたいだし。――なぁお前、デュエルしようぜ!」

 

 自分のデッキをテーブルに置き、猿に話しかけてみる。

 本当に猿がデュエルをできるのなら面白い。

 

「ウキー、ウホウホウホ」

 

 猿は飛び起きると自分のデュエルディスクに駆け寄り、デッキをはずす。そして横においてある鎧の頭の部分を、自分に装着した。

 鎧の兜から伸びているコートは他のパーツにも繋がっている為、それらをまとめてヨイショと抱え込む。傍目から見ると、結構コミカルな姿である。

 トコトコと俺の対面に移動する猿。

 持って来た鎧をカシャカシャと自身の横に積み上げ、続けてデッキをテーブルに置いた。

 

「お? もしかしてマジで?」

 

『デュエル!』

 

 目を覆う赤いバイザー部分がチカチカ光って点滅したかと思うと、機械音声が見事な日本語でデュエルの開始を宣言した。器用にデッキからカードを5枚引く猿。

 

「まぁ! 手先も器用ですわね~」

 

『ワタシのターン。ドロー』

 

「お、おお……! 何だ、このオーバーテクノロジーは!?」

 

 でもよくよく考えてみればこの世界、オーバーテクノロジー、かなりあるよね。

 デュエルディスクとか……。

 

『【アクロバットモンキー】を守備表示で召喚!』

 

「よく出来た機械音声ですわね~」

 

「喋るたびに目が光るのは仕様なのかなぁ?」

 

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 さて、デュエルそのものは割愛。

 これの結果、この猿にはデュエルのルールとカード効果を理解できるほどの知能があり、そしてデュエルをプレイする為の技術もあることが分かった。

 いや~、かなりすごいよね、これって。

 俺の使ったカードも効果を説明したらきちんと分かったし。

 猿ってこんなに頭よかったの!? びっくりだよ!

 

「デュエルができるお猿さんだなんて……本当にすごいですわ~」

 

「ウキ! ウキキー!」

 

 ももえが褒めるとうれしそうに両手を上げてジャンプする猿。

 デュエルを始めたあたりでは、ももえもこの猿はデュエルの真似事が出来る程度――せいぜい「お遊戯が上手ですわ~」くらいに思っていたらしい。

 

「ここまで完璧にデュエルができるなら、もう文句のつけようがないな……」

 

「あの機械のこともありますし……もしかしたら、どこかの動物劇団でデュエルを教わったお猿さんなのかもしれませんわ~」

 

 動物劇団。

 ああ、確かになんかありそう。そういう系の。

 しかし今更ながら、俺は別の可能性に気づいてしまった。いや、思い出したといった方がいいだろうか。

 確か携帯ゲーム機の「遊戯王TF」の中において、デュエルアカデミアには研究所という施設があったはずだ。

 ゲームから知識を得た俺にとって、研究所の印象は”パスワードマシンが置いてある場所”なのだが、実際に存在しているなら何らかの研究がなされていても可笑しくない。

 

「ももえはこの島に研究所があるって聞いたことある?」

 

「……いいえ、知りませんわ」

 

「ん~~、ないのかな……?」

 

「どうしたんですの?」

 

「いや、噂でなんかの研究施設が島にあるって聞いたことがあってさ。

 それなら、この猿はそこから逃げ出した実験動物だった……とか?」

 

「まぁ……! そうなんですの?」

 

「いや、わからん。今度校長に聞いてみるよ」

 

 さすがに校長なら知ってるだろう。知らなかったら問い合わせてもらえばいいしね。

 

「もしそうでしたら、お猿さん、研究所に戻されるんですの? なんだかかわいそうですわ~」

 

「まぁー、そうなったらなったでなんとかするよ。

 俺もコイツのこと、割と気に入ったしね。だから心配するな」

 

 不安げなももえの(ほほ)に手を当てる。

 ぷにぷにとマシュマロのように柔らかい。役得、役得。

 

「それならよろしいのですが……」

 

「ウキィ……」

 

 やはり人間の言葉がかなりの範囲で分かるのだろう。「研究所」という単語を聞いて、猿が落ち込んでいる。この反応を見る限り、研究所から逃げてきたと言う俺の推測は合っていそうだ。

 

「大丈夫。お前が研究所に戻らないよう何とかするからさ」

 

「キィ~、ウキッ」

 

 お礼のつもりなのか俺に向かって頭を下げる猿。

 残念ながら、本来なら中々に可愛いく見えるはずの行動は、頭に装着したエイリアン兜が全て台無しにしている。

 

「まぁ、研究所のことは後で考えるとして……。ちょっと待ってろ」

 

 ちょっと思いついた悪戯を実行すべく、寝室からカードの入ったカバンケースを一つ取ってくる俺。

 

「おい猿。お前のデッキ、ちょっといじるぞ~」

 

「ウキ?」

 

「お前だってもっと強いデッキの方がいいだろ?

 ここでデッキを改造して、ついでに使い方も教えてやるからさ」

 

「ウキキ! ウキー!」

 

「ん? OKってことでいいな」

 

 さっきのデュエルで、コイツは獣族を中心に使っていた。それもほとんど猿に関係のあるカードを――。こういうネタデッキは俺の大好物である。きっちり実用に耐えられるよう改造してやろう。

 

「でもよろしいですの? お猿さんに高価なカードをあげて……」

 

「何言ってんの、ももえ。猿だから、いいじゃないか。

 人間に渡すと後々面倒なことになりそうだけど、コイツなら大丈夫だろ。……多分」

 

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「とりあえず【ファイターズ・エイプ】も入れて……」

 

「でもこれですと、バランスが少々悪いですわ~」

 

「う~ん、でも猿だし、【怒れる類人猿】(バーサークゴリラ)をはずすのもな……」

 

「やはりお猿さん以外のサポートモンスターも必要だと思いますの~」

 

「やっぱそうかな~」

 

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「あら、そのカードは入れる意味がありますの?」

 

「いいのいいの。【月の書】は万能カードだから」

 

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「そうですわ。わたくしの【レスキューキャット】を1枚あげますわ~。拓実さまも1枚はずすように言いましたし」

 

「え? あげちゃっていいの? それってお気に入りのカードじゃ……」

 

「なら貸してさし上げますわ~」

 

「いつか返してもらうんだ……」

 

「返済は無期限でよろしいですわよ」

 

「キー、ウホウホ」

 

「お、喜んでるな。そんじゃ俺からも【レスキューキャット】を1枚」

 

「これでしたら、もっと【レスキューキャット】を活用できるギミックを仕込みたいですわね~」

 

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「ふぅ~疲れた~」

 

「やっと完成しましたわ。

 結局、お猿さんと関連性のあるカードが少なくなってしまいましたわね……」

 

「いや~、でも結構いい出来じゃない?

 今度試しに十代あたりとデュエルさせてみよっか」

 

「あら、それは面白そうですわ~。ジュンコさんともデュエルさせてみようかしら」

 

「ウホウホ、ウキー、ウホウホ」

 

 猿は手をたたきながら飛び跳ね、喜びを全身で表現している。因みにエイリアン兜はさっきはずしておいた。

 

「よかったな!

 それじゃあ何回か俺とデュエルして、デッキの微調整もかねて使い方を覚えよっか」

 

「キキ、ウキー」

 

「まぁ! お猿さんも速く新しいデッキでデュエルをしたがってますわ~」

 

 

 

 

 

 

 

 ――デュエルがべらぼうに強い猿の、誕生の瞬間であった。

 

 

◇◇◇◇

 

 

 次の日、放課後。

 十代と翔は無事校長から退学処分の撤回を受けて喜び、そして一学期中間試験の答案用紙が返却された。

 

「それじゃ、点数を確認するぞ」

 

「えへへ」

 

「その表情だと大丈夫そうだな」

 

「もう、バッチリ!」

 

 翔にとってはブラックマジシャンガールとのお別れがかかっている最初のテストである。

 ふむふむ、なるほど。全教科90点以上だ。

 

「おお! すごいな! やればできるじゃん!」

 

「えっへん! ちなみに学年4位っす」

 

「はは、もうドロップアウトボーイからは卒業だな」

 

「これも愛の力っす!」

 

 まぁ、今更ブラマジガールとは別れられないだろうな……。

 

 さて、得意満面で喜んでいる翔には悪いけど、彼には今夜、兄の丸藤亮とデュエルをしてもらうつもりだ。デュエルに関するトラウマも克服してもらうのが目的である。

 丸藤亮への交渉は昨日のうち、明日香にお願いしておいた。お昼休みに明日香から聞いた話では、丸藤 亮が弟とのデュエルを了承したとのこと。彼も兄として、弟のデュエルに対する自信の無さをどうにかしたかったらしい。

 

 皆で相談し、翔には兄とのデュエルのことをギリギリ本番まで教えないことにした。満場一致で翔が逃げ出すだろうと予測したのだ。

 今夜十代が翔を灯台まで連れ出し、そこで兄と対面させ、この話を知らせる。さすがにここまでお膳立てをすれば翔も逃げないだろう……と信じたい。十代から聞いた話では、翔の新デッキはすでに完成したらしい。問題はないだろう。

 これで勝つにしろ負けるにしろ、心境の変化を促せるはずである。普段からリスペクトリスペクトと言っているあのカイザーのことだ。きっとうまくやるだろう。

 

「いひひ。アニキにも自慢してくる~」

 

「いってらっしゃ~い」

 

 スキップしながら十代の元へ走りゆく翔の背中を見ていると、背後のすぐ近くから誰かの気配を感じた。

 

「すごいわね。本当に全教科90点以上採っちゃった」

 

「ん? 明日香か」

 

 今いるのは学年全生徒がデュエル講義などを受ける大教室である。本日最後の授業がここで行われたのだ。

 

「私、学年順位6位で翔に負けちゃったわ……」

 

「今回翔はかなり気合入れてたからね。次もこうならいいけど……」

 

 明日香は何だかブスっとした顔をしている。

 頬をふっくら膨らませ、普段の凛々しい表情と違って何だか可愛いらしい。

 え~と……。

 

「はい、明日香君。今のお気持ちは?」

 

「翔なんかに負けて悔しい! むかつくわ!」

 

「おいおい」

 

「何よその顔。私だってそういう感情くらいあるわよ」

 

「はは……」

 

「次は勝つわ!」

 

「ん。まぁ、頑張れ」

 

 うんうん。頑張るのはいいことだ。

 

「それにしてもあなた、また全教科満点で学年1位?

 入学試験でもそうだったけど、よく満点なんて取れるわね」

 

「実は負けず嫌いなんだよ。全教科満点はこれからも狙っていくさ」

 

 これに関しては本当のことだ。

 俺は負けることが嫌いであり、勝つためにはありとあらゆる努力を惜しまない人種である。

 前の世界でもいわゆるエリートコースを突き進んで来たのだ。誰にも負けないようひたすら努力した結果、いつの間にかエリートと呼ばれるようになったのである。負けず嫌いは俺の本質的な一面であり、きっとこれからも変わることはないだろう。

 

「それじゃあ、私はももえとジュンコと一緒に帰るけど、拓実はどうするの?

 なんなら途中まで一緒に行く?」

 

「いや、大徳寺先生に用があってね。今からレッド寮に直行だ。

 今日は遠慮するよ」

 

「そう……。そのまま十代達と合流して、今夜のデュエルに行くの?」

 

「うん、今んとこそのつもり。

 ほんじゃ、先に行くよ。あ、ももえにもそう伝えといてくれ」

 

 そう言いながら、明日香の背後でジュンコと答案の見せ合いをしているももえに手を振る。

 それに気づき、微笑みながら手を振り返してくるももえ。

 

「OK! じゃあ、また夜にね!」

 

「ああ、とりあえずじゃあね! バイバイー!」

 

 最後にもう一度手を振り、教室を後にする。

 いい加減伸ばし伸ばしにしていた大徳寺先生との対話を実現させようと思う。約束は3時間目の化学の授業後に本人から取り付けておいた。

 精霊を見る方法を聞くのはもちろんのこと、出来れば大徳寺先生には俺の味方になってほしいと考えている。彼の持つ知識や経験は魅力的だ。必要なら異世界のことも含めて、こちらの情報を渡してもいい。きっと興味を示すだろう。

 そもそも俺は自分が異世界から転移してきたことを特別隠そうとは思っていない。こんな荒唐無稽な話、誰にも言ってないだけだ。妄想癖があると思われるのは勘弁である。

 

「キキー、ウホウホウホ」

 

「おう、迎えに来てくれたのか」

 

 校門を出ると、猿は待ち構えていたように駆け寄ってきた。因みに機械鎧は装着している。

 猿とは昨夜遅くまでデッキを調整し、そのまま俺の部屋に泊まらせた。今朝出る時も部屋の中にいたはずである。鍵はかけたはずだが……。

 まぁ、こんだけ頭がいいんだ。ドアの鍵くらい、きっと開けれたのだろう。

 ドア無施錠となると、少し盗難に対する心配はあるが――

 カードはいくつものロックが取り付けられた大金庫に入れてある。かなりの重さだから、丸ごと持って行こうとするのも無理だ。

 だから、きっと大丈夫だろう。

 

 別に何かのフラグではないので、あしからず。

 

「これから十代と翔の家に行くんだ。一緒に行くか?」

 

「ウキ!」

 

「……お前の名前も、今度考えないとな」

 

「ウキキ!」

 

 

 

 そして――

 俺と猿はレッド寮に向かい、林道を進んだ。


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