バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
いつも更新するのが夜中なので体のリズムが若干ずれ始めてます…。
もっと早く更新したいものです、はい。
原因をあげるとすれば、眠れないから書き始めるってところですかね?
そして、書き終わったら眠気が覚める…。
ただの悪循環ですね。
そろそろ気を付けていきたいと思います。

前書きが長くなりましたが、本編へどうぞ。


07

陽介 side

 

 

「FクラスはAクラスに『試験召喚戦争』を仕掛けようと思う」

 

 

おっ、坂本のやつ高らかに宣言したな。

ただ、DやEならともかく、Aとなると…

 

 

「勝てるわけがない」

 

「これ以上設備を落とされるなんて御免だ」

 

「姫路さんがいたら何もいらない」

 

「天城さん、付き合ってください!!」

 

 

ほらこんな始末だ。

ってか最後のラブコール何だよ!!

混乱に乗じて天城越えでもしようとしてんのか?

 

 

「そんなことはないぞ。必ず勝てる」

 

「何を馬鹿なことを」

 

「出来るわけがない」

 

「何の根拠があって…」

 

 

確かにその意見には賛成だな。

坂本、こんなクラスでなんでそんなに自信があるんだ?

 

 

「根拠か?それならもちろんあるさ。今から説明してやるからおとなしくしてろ」

 

 

いきなりすぎていまいち信用できんが、坂本のことだ。きっと何かある。

おとなしく聞いてみるか。

 

 

「おい、康太。畳に顔をつけて姫路と天城のスカートを覗いてないでこっちにこい」

 

「…!!(ブンブン)」

 

「は、はわっ」

 

「えっ?」

 

 

相変わらず変わんねーな、土屋。

っと、畳の跡が残ってるな。もしかしてずっと見てたのか?

少しはそういうのなくなったと思ったんだが…。

 

 

「土屋康太。これだけだと誰のことかわからないだろう」

 

 

確かに、土屋って聞いても誰もパッとしないだろうな。

有名な二つ名を持っているが。

 

 

「こいつはあの有名な寡黙なる性識者(ムッツリーニ)だ」

 

「…!!(ブンブン)」

 

 

もともと無口な上に平気で盗撮をしてたからな。

今は許可もとってるみたいだし、盗撮とかは控えるようになったらしいが、でもさ土屋、その行動は誤解を受けるからな?

 

 

「ムッツリーニだと…」

 

「馬鹿な、こんなところにいるとは…」

 

「姫路や天城のことは説明する必要もないだろう」

 

「えっ、わ、私ですか?」

 

「私もなの、坂本君?」

 

「ああ、このクラスのツートップだからな。期待してるぞ」

 

 

確かに姫路も天城も学年で一ケタに入れるくらいの実力を持ってるからな。

イレギュラーとはいえ、とんでもない顔ぶれだよな。

 

 

「そうだ。俺たちには姫路さんと天城さんが」

 

「彼女たちならAクラスにも引けをとらないぞ」

 

「ああ、姫路さんさえいれば誰もいらない」

 

「天城さん付き合ってください!!」

 

 

やっぱりこうなるのかFクラス。

相変わらずラブコールしてるやつもいるな、ってか同じやつかよ!!

 

 

「木下秀吉や島田美波、里中千枝だっている。こいつらは単教科のみだが突出して高いはずだ」

 

 

たしか、秀吉は古典と現代国語、島田は数学、里中は現代国語と保健体育だっけか?

よくこんな人物が集まったもんだな。

 

 

「当然俺も全力を尽くす所存だ」

 

 

坂本も何かと頭が回る。

小学では神童と呼ばれ、今もその実力は健在だな。

こういう形の説明でさえ士気を上げる統率力もあいつならではだからな。

いい感じで士気が上がってきたじゃねぇか。

 

 

「それに、吉井明久、花村陽介だっている」

 

 

―――シン……。

 

 

「「ちょっと待てい!!」」

 

 

流石に声を上げた。せっかく上げてた士気をなぜ下げるようなことをすんだよ、あいつは!!

 

 

「僕たちを呼ぶ必要なんかないよね、雄二?」

 

「なんで俺たちをオチ扱いにすんだ、坂本!!」

 

「誰だ、吉井明久って」

 

「花村ってやつも知らないぞ」

 

 

少しずつ士気が下がり始めてやがる。

俺や吉井のせいではなく、坂本のせいなんだが、何か理由でもあるのか?

 

 

「知らないなら教えてやる。こいつらの肩書きは『観察処分者』だ」

 

 

これいう必要あったか?

こんな調子でどうやって士気を上げる?

 

 

「…それって、バカの代名詞だったよな?」

 

「確かにそう言われてるが、こいつらは事情があって観察処分者なんだ」

 

 

一応救済はしてくれるんだな…。

 

 

「あの、坂本君。その観察処分者っていったいどういうものなんですか?」

 

「簡単に言うと教師の雑用係だな。時々呼び出しが来てその度に召喚獣を操作して雑用してるんだ」

 

「でも、召喚獣って物に触れないんじゃ…」

 

「たしかに里中の言う通りだ。しかし、それが可能なのが観察処分者だ。さらに言うと、こいつらはその雑用のおかげで召喚獣の操作がとても上手い」

 

 

そこに関しては少しばかり感謝してるな。

 

 

「おい、明久に陽介、今まででどのくらい召喚獣を操作したか覚えてるか?」

 

「えーっと、100はこえてると思うよ」

 

「俺もそのくらいか?」

 

「このように、ほかのだれよりも召喚獣を使っている分、誰よりも召喚獣を操ることができる」

 

 

俺と吉井の唯一の利点だな。

まあ問題があるとすれば。

 

 

「フィードバックがなくなれば最高なんだけどね…」

 

 

そう、フィードバックなんだよ。

まあ逆にこれのおかげで雑用もできるし、操作しやすいんだけどな。

 

 

「ということは、そう簡単に召喚獣とやらを出すこともできないんじゃないのか?」

 

「そうでもないぞ、鳴上。疲れは感じるだろうが、操作性が上回っている分、回避行動もうまく取れるだろう。そうすれば攻撃だってあまり受けずに済むはずさ」

 

「なるほどな。参考になった。ありがとう、坂本」

 

「ああ。まあとにかくだ、まずは力の証明としてDクラスを征服するつもりだ」

 

 

なるほど、ここから最高潮まで持っていくつもりなんだな。

 

 

「この境遇は大いに不満だろう?」

 

「「「「当然だ!!」」」」

 

「ならば全員(ペン)を執れ!!」

 

「「「「おぉーっ!!」」」」

 

「俺たちに必要なのは卓袱台なんかじゃない。Aクラスにあるシステムデスクだ!!」

 

「「「「うおぉーーっ!!」」」」

 

「お、おー…」

 

「えっと、おー?」

 

「おーー!!」

 

 

姫路と天城はなんか対応に困ってたな、里中、なんでお前はノリノリなんだよ。

まあ、こうして火ぶたは落とされたってわけか。

これからどうなるか楽しみだぜ!!




いかがだったでしょうか。
今回は戦力紹介です。
2時間かけてこれしかかけない自分の文才のなさに落ち込んでます…。
まあ、そんなことはどうでもいいですね。
今回は陽介視点で書かせていただきました。
はい、陽介くんも観察処分者です。
事情はありますが…。

そろそろ召喚獣を考えていかないと…。
なんとかDクラス戦に入る前に考えなくては…。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡お願いいたします。

感想も待ってます!!

そろそろ次の感想届きますように…。

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