今年もよろしくお願いします!!
どうも、まっき~です。
相変わらず寒い日が続きますが、みなさんどうお過ごしでしょうか?
…やけに文が固いですね。
まあいっか。
感想は1件いただきました。
小鳥遊凛さん、いつもありがとうございます!!
前回は迷言を使わせていただきました。
使い方があってるかはわかりませんが…。
そして、いつもmaimaiご苦労様です…。
それでは、本編へどうぞ。
少し文を修正しました。
まだ違和感あるかもしれませんが、その時はまたご一報を…。
悠 side
寒気の走った2回戦が終わると、携帯電話に1本のメールが届いた。
From 堂島 遼太郎
Sub 菜々子を頼む
菜々子と一緒にいろんなクラスを巡ってたんだが、偶然菜々子の友達に会った。
その時に聞いた話だが、お前のクラスの悪評が広まっているらしい。
ここまでする必要はないかもしれないが、一応聞き込みをして、ここの学園長にも話をしておこうと思っているんだが、菜々子を連れていくわけにもいかない。
悪いが、お前のクラスのある階段のあたりでもう1人の女の子と一緒にいるはずだ。
合流して一緒にお前のクラスに連れていってやってくれ。
「ん、どうした、鳴上?」
「いや、なんでもない。それより、中華喫茶の悪評が広まっているみたいだ」
「マジかよ。ってか、多分あの3年だよな…」
「おそらくそうだろう。それで、花村はいち早くそれをクラスのみんなに伝えてくれ」
「了解。鳴上は?」
「…少し違う用がある」
それだけ言って、俺は花村と別行動をした。
そして、簡単に叔父さんにメールを送った。
To 堂島 遼太郎
Sub 了解です
了解しました。
それじゃあ菜々子を迎えに行きます。
こっちでも何かわかったら連絡します。
それから数分して、指示された場所にたどり着いた。
「あっ、お兄ちゃんだ」
声がした方向を向くと、菜々子と菜々子より少しだけ背の高いツインテールの女の子がいた。
「待たせてごめんな」
「大丈夫だよ。葉月ちゃんもいたから」
「菜々子ちゃん、この人が菜々子ちゃんのお兄ちゃんですか?」
「うん、そうだよ」
菜々子と話をしていると、隣の女の子が菜々子に俺のことを聞いていた。
しばらくすると、その女の子は俺の方を向いて挨拶をした。
「初めまして、菜々子ちゃんのお兄ちゃん。葉月ですっ」
「初めまして、菜々子の兄の悠だ。よろしくな」
「はいっ。よろしくです」
こんな感じのほのぼのとした会話が繰り広げられ、少し時間が経ってから教室へ向かった。
扉を開けると悪評が広まっているせいか、教室には客の数が圧倒的に少なかった。
「そういえば、人を探しているんだったな。何か特徴はわかるか?」
いきなり話が変わったが、あらかじめお兄ちゃんを探していると聞いたが、名前がわからないと言っていたので、家族ではないことはわかった。
そのため、一旦クラスに戻って聞いてみることにした。
「えっと…、バカなお兄ちゃんでした!」
感嘆符がつくくらい大きな声でそう言った。
しかし、それだけでは特徴として不十分だ。
「他に特徴はないか?」
「その…、バカだけどとっても優しいお兄ちゃんでした!」
「「「「俺だな」」」」
クラスのほとんどの男子が自分だと言い放った。
しかし、葉月は見向きもしないため、おそらく嘘をついているだろう。
それにしても、バカであって優しいか…。
「少し心当たりがある。ちょっとここで待っててくれ」
菜々子と葉月を席に座らせて、俺は厨房に行った。
「吉井、おそらくお前にお客さんだ」
「えっ、ぼ、僕?」
吉井を連れて厨房を出ると、それに気づいた葉月が吉井の鳩尾めがけて突進していった。
「バカなお兄ちゃん、お久しぶりですっ!」
「えーっと、確か…。ああっ!あの時のぬいぐるみの子か!」
「ぬいぐるみの子じゃないです。葉月ですっ」
吉井と葉月が話をしていると、いつの間にか菜々子が吉井のところに近づいていた。
そして、
「久しぶり、お兄ちゃん」
俺にとって少し衝撃的な発言をしたのだった。
「久しぶり、菜々子ちゃん。元気だった?」
「うん、今はもう1人お兄ちゃんがいるから。お姉ちゃんは?」
「姉さんは…、いや、その話はまた今度ね」
「むぅ…、バカなお兄ちゃん、葉月とも話をするですっ!」
俺が吉井をここに連れてきたのは間違いだったのだろうか?
いや、久しぶりの再会をさせたから良しとするべきだろうか?
そんなことを考えていると、吉井がこっちに戻ってきた。
「ありがとう、鳴上くん。それにしても、よく2人が僕の知り合いだってわかったね」
「ああ。それと、そのことについて1つ確認したいことがあるんだが」
「えっ、どうかした?」
そして、一番の疑問を、いや、少しこの答えは出てきているが、聞いてみることにした。
「菜々子とはどういう関係だ?」
「どういうって言われても…。ただの従妹だよ」
想像している答えであって、できれば違ってほしかった答えが返ってきた。
実際、菜々子は俺のことをお兄ちゃんと呼んでいた。
従兄であり実兄でない俺をお兄ちゃんと呼んでいた。
そのことから確かにこの可能性は考えられ、同時にもう1つの可能性が浮かび上がった。
「それと、もう1つ。お前の母親の旧姓はなんだ?」
「えっ、そんなことも聞くの?まあ、別に隠してるわけじゃないから教えるけど」
そして、その可能性が肯定される返答が来た。
「堂島だよ。遼太郎叔父さんの姉だったか妹だったかは覚えてないけど」
さて、ここで血のつながりについて考えてみよう。
俺の母親と叔父さんが姉弟、そこに吉井の母親もその1人として関係している。
つまり…
「なあ、吉井、結論だけ先に教える。俺とお前も従兄弟みたいだ」
「えっ…。えぇーーーっ!!」
今日この時、俺と吉井は従兄弟であることを知った。
親戚関係なのに知らないとは…。
…俺もだが。
そんな会話をしていると、クラスの男子のほとんどが大声で教室を出ていった。
あまりの出来事でどうしようもなかったため、近くにいたクマに話を聞いた。
「突然どうした?」
「どうもハヅキチャンの言った言葉が原因で休憩していた男子が全員走っていってしまったクマ。全く、ゆっくり行ってもミニスカで接客してくれるお姉さんは逃げないクマよ~!」
論点が違う気がしたが、クマのお陰でミニスカートの女子が店員という情報を知った。
情報は少し足りないが、これにたくさんの悪評を広げられそうな場所を考えると、人が多く集まれそうな場所だろうと考えられる。
つまり、少しでも教室が広い必要がある。
そして、一番教室が広いのは2年か3年のAクラス。
次に、女子が接客をしている。
これは、会計とかだけでなく、案内などを含めてとなると、場所としては喫茶店のような場所でないかと思う。
それを踏まえて考えると、喫茶店をしているのは2年Aクラス。
しかもパンフレットにはメイド喫茶とあった。
一番可能性は高いであろう。
とりあえず、叔父さんに連絡を入れた。
To 堂島 遼太郎
Sub 犯人の目星
まだ可能性ですが、1つの情報を得ました。
悪評を流しているのは3年Aクラスの男子2人で、その場所はおそらく2年Aクラスです。
これから何人かで一緒に行動をするので、2年Aクラスで合流しましょう。
あとは、叔父さんがこのメールに気付いてくれることを祈る。
その後、俺は坂本のところに行った。
「坂本、場所と犯人の目星はついてるな?」
「ああ。おそらく常夏コンビだろう。いっそのことシバき倒すか?」
いや、これも悪評を広める原因じゃないだろうか?
とりあえず、坂本、吉井、花村、俺、菜々子、葉月、そして、試験召喚大会から戻ってきた姫路、島田を連れて2年Aクラスへと向かった。
余談だが、姫路と島田も2回戦は勝利したらしい。
いかがだったでしょうか。
キャラ設定を見た方はすでに知っていると思いますが、悠と明久は従兄弟でした。
どのタイミングでこのことをお互いに知らせるようにしようか考えて、結局このタイミングで知ることにしました。
ついでに、わかっているとは思いますが、菜々子の言っていたお姉ちゃんとは玲のことです。
さて、次回、更新はおそらくテストだらけなのでかなり遅いと思いますが、常夏コンビがどうなるか想像しながらお待ちください。
アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします!!
感想も待ってます!!
眠い、誤字だらけかも…。