バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
スマホの故障という悲劇から1週間、ほとんどすべてのデータが消えてやる気を無くしていましたが、ずっと挫けていても仕方ないと思い、なんとか短いですが書き上げました。
テスト等もあって前回投稿から約3週間、かなり待たせてしまって申し訳ありませんでした。

感想は2件いただきました。
始めに、小鳥遊凛さん、いつもありがとうございます!!
船越先生がいらっしゃいませんでしたか?
感想欄で期待してますw

次にジャイアンさん、ありがとうございます!!
陽介の運の無さは清涼祭できっと発揮されると思うので、期待しててください!!

前置きが長くなってしまいました。
それでは、本編へどうぞ。


33 清涼祭編3

悠 side

 

 

 

夢だと信じたかった。

でも、これは現実。

引き返すことはできなくなっていた。

 

 

――遡ること数時間前――

 

 

俺は校舎の中の張り紙を見ていた。

そこには「ミス文月女装コンテスト」という張り紙があった。

 

 

「女装コンって今年もやんのかよ。懲りねーなぁ」

 

 

貼り紙を見てると、横から花村が入ってきた。

 

 

「そうみたいだね。柏木先生もよくやるよね」

 

 

吉井も入ってきた。

気になったので出場者を確認することにする。

 

 

「「俺(僕)だーーっ!!」」

 

 

確認する前に、2人が叫び声をあげた。

余計気になったのでしっかりと確認することにする。

 

 

出場者(まだ募集中)

花村陽介

吉井明久

鳴上悠

坂本雄二

熊田クマ

土屋康太

木下秀吉

巽完二

 

 

「俺もある…」

 

 

そこには俺の名前もあった。

というか、なぜかものすごい人数が出場するんだが…。

 

 

「どういうことか説明してもらおうか!!」

 

 

すぐに教室に行き、花村が里中に向かってそう言った。

 

 

「なにが?」

 

「なにが?じゃねーよ!!女装大会俺らの名前書いただろ!!」

 

「あー、あれか。りせちゃんが「せっかくだからみんなで楽しもう」って言ったから」

 

「でも女装だぞ、女装!!」

 

「先にやったのはアンタらだろ!!」

 

 

確かに里中の言い分は間違ってない。

でも、原因は花村だけだから、どう考えてもとばっちりだろう。

 

 

「大丈夫、すっごくキレイにしてあげる」

 

「私も手伝いますっ!!」

 

「そういうこと言ってんじゃねーの!」

 

「あれ、でもそれなら陽介だけで、僕たちは関係ないよね?」

 

「それなら、千枝が行くって言ったときにウチとクマが推薦しといたわ」

 

「理不尽だっ!!」

 

 

それにしても、女装か…。

 

 

「…絶対キレイになるんだな…」

 

「保証する」

 

「うっお、マジかよ」

 

「鳴上君、本気で出るつもりなの?」

 

「出るからには、咲くしかない!!」

 

「おー、ユウはやる気みたいクマね~」

 

「「「お前(君)も原因だからな(ね)!!」」」

 

 

何はともあれ、決定してしまったことなのでしょうがない。

その日の放課後、他薦されてしまった俺を含めて8人(1人は自薦)は、Fクラスの教室に集まった。

 

 

「にしても、これって本当にガチなんスか?」

 

「里中の奴、勝手なことしやがって…」

 

「…不愉快極まりない」

 

「しかし、集まっていったい何を話すというのじゃ?女装するだけでこんな騒ぎをする必要もあるまいし…」

 

 

あとあと知った4人のうち木下を除く3人はまともな発言だったが、何故木下だけ価値観が違うのだろうか。

とりあえず、話し合いを進めるために、俺が話し始めることにした。

 

 

「みんなにはもう事情が伝わっていると思うが、この女装コンテストは他薦でもキャンセルできない。そこで、俺はこう提案する」

 

 

そして、一拍おき、

 

 

「こうなった以上、みんなで女装コンテストに花を咲かせよう!!」

 

 

なぜか全員黙ってしまった。

しばらくして、花村が声を出した。

 

 

「は、ははっ。そうだな、どうせなら楽しくやらねーとな…」

 

「正直出たくないんだけどな…。決まっちゃってる以上仕方ないや」

 

「俺や巽の体つきでどうやって花を咲かせろってんだ…」

 

「決まっちまってるっスからね、意地でも何かやるしかないっスよね…」

 

「…撮られるのは、恥ずかしい…」

 

「今から硬くなってても仕方あるまい。ここは男を見せる時、いや、女、なのかの?」

 

「クマはいつでもオッケークマよ!!」

 

 

正直テンションにばらつきがあるが、まあ一つにまとまっただろう。

 

 

「それじゃ改めて、清涼祭、成功させよう!!」

 

「「「「「「「(…)おう(うむ)(うん)(ああ)(うっす)!!」」」」」」」

 

 

こうして、話し合いが終わった。

どうでもいいかもしれないが、ミスコンと女装コンの両方の名前があれから増えていた。

自薦か他薦かはわからないが、清涼祭はいったいどうなってしまうんだ?




いかがだったでしょうか。
非常に短いですね…。
一応区切りが良くなったのでここで切り上げさせていただきます。
次回更新はレポートやらに追われるので未定です…。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします。

感想も待ってます!!

バックアップは計画的に!!
そうしないと痛い目見ますよ…。

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