バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
テストがまだ残ってるけど投稿します。
正直テスト嫌になって逃げてるだけ…。

感想は2件頂きました。
はじめに小鳥遊凛さん、いつもありがとうございます!!
せっかく今回は大丈夫だと思ったのに…。
なんでわざわざ感想欄で自爆?

次にジャイアンさん、はじめまして。
感想ありがとうございます!!
ついでに課題の心配までしてくださって…。
感想は大抵が凛さんとのカオス状態なので、見られると恥ずかしいです。

清涼祭本番まであとどのくらいかかるだろう…。
それでは本編へどうぞ。


32 清涼祭編2

悠 side

 

 

 

放課後、帰り支度を終わらせ教室を出ようとすると、花村に呼び止められた。

 

 

「なあ、鳴上。召喚大会に興味はないか?」

 

「召喚大会?」

 

「ああ。学園主催の催し物だ。なんでも、優勝すれば何かもらえるらしいぜ」

 

「そうなのか」

 

「それで、2人でペアを組んででなくちゃなんだが、一緒にどうだ?」

 

 

清涼祭の召喚大会に誘われた。

突然のことで少し驚いたが、俺はこう返した。

 

 

「ああ、構わない」

 

「そうか、助かるぜ」

 

 

断る理由もなく、これからの試召戦争に役に立つと思ったから、参加することにした。

 

 

「そういえば、島田も出るみたいなこと言っていたな。多分姫路と一緒にな」

 

 

名前が出たので島田の方向を向くと、処理落ちしている吉井と、それに戸惑う木下と島田がいた。

 

 

「秀吉…、モヒカンになった僕でも、好きでいてくれるかい…?」

 

 

それだけでなく、吉井からは謎な発言が聞こえてきた。

そっとしておこう…。

 

 

「うっす、先輩、お疲れ様っス」

 

 

改めて教室を出ようとすると、扉を開けて完二たちが入ってきた。

 

 

「おお、完二か」

 

「りせに直斗もいるのか。どうかしたのか?」

 

「実は、これについて聞こうと思いまして」

 

 

直斗から見せられたのは「ミス文月コンテスト」と書かれた用紙だった。

改めて人数を見てみると、やたらと多い。

 

 

「花村、なんでこんなに出場者が多いんだ?」

 

「いや、まあ、いっそのこと知ってる面子を何人か推薦しちゃえって思ってな」

 

 

花村がとんでもない発言をすると、たちまち周りに殺気が現れた。

 

 

「花村、そんな簡単に決めたって言うの?」

 

「ウチも出ることになってるんだっけ?アンタの仕業だったの…」

 

「え、いや、その…」

 

「「問答無用!!」」

 

「ぎゃああぁぁ!!」

 

 

2人がお仕置きという名の暴力を始めた。

非は完全に花村にあるため、フォローはしないことにする。

それにしても、何故里中の蹴りに合わせてうまく島田が関節技をきめるんだ?

 

 

「それで、ミスコンに関してはこの通りだ」

 

「なるほど…」

 

「ねぇ。先輩は私たちに出てほしい?」

 

「ああ、楽しみだな」

 

「鳴上君も花村なんかに乗ろうとしなくていいから!!」

 

 

俺の発言に里中が反応する。

何か間違ったか?

 

 

「それにしても、困ったことになりましたね…。断れないのが確定ならもう議論に意味はないですが…」

 

「べ、別に問題ねぇんじゃ…ねぇか?てか出ろ!いいから!名探偵だろが!!」

 

 

いや、名探偵関係ないだろう…。

 

 

「ええっ!!探偵関係あるの?わ、わかったよ…じゃあ、出ます!」

 

「完二ー、やったね!!」

 

「う、うるせぇ!!」

 

 

仲がよさそうでよかった。

これで少しは落ち着いて…。

 

 

「えー、連絡いたします。2年Fクラス吉井君、花村君、同じクラスの生徒を1人ずつ連れて学園長室まで来てください。繰り返します――」

 

「マジかよ…。仕方ねぇ、鳴上、一緒に来てくれ」

 

 

落ち着く暇はないようだ。

そのまま花村と一緒に学園長室に向かうことにした。

 

 

学園長室に着くと、すでに吉井と坂本がいた。

 

 

「……商品の……として隠し……」

 

「……こそ……勝手に……如月ハイランドに……」

 

 

学園長室からなにやら話し声が聞こえる。

 

 

「失礼しまーす!」

 

 

それにも拘らず、3人は扉をノックしすぐに入っていく。

 

 

「本当に失礼なガキどもだねぇ。普通は返事を待つもんだよ」

 

「やれやれ、取り込み中だというのに、とんだ来客ですね。これでは話をつづけることもできません。…まさか、あなたの差し金ですか?」

 

 

入っていった3人に対して冷たくあしらう学園長と、眼鏡をかけた教師がいた。

 

 

「馬鹿を言わないでおくれ。どうしてこのアタシがそんなセコい手を使わなきゃいけないのさ。それに、もともとアタシがこのガキどもを呼んだのさ。とんだ来客はアンタの方さね」

 

「そうですか。それでは、この場は失礼させて頂きます」

 

 

そう言うと、その教師は去っていった。

 

 

「遅かったねぇ。さて、話を始めようじゃないか」

 

「その前に学園長、こちらからお話ししたいことがあるのですが」

 

「ふむ、まあ良いだろう。話くらいなら聞いてやるよ」

 

 

学園長からの話の前に、坂本が話を切り出した。

 

 

「Fクラスの設備について、改善を要求しに来ました」

 

「たしかに、部屋はボロボロ、窓は割れて隙間風が吹くし、ドアもガタが来てて力任せに開けてるもんね」

 

「畳ですら腐ったようなにおいを出してるな」

 

「いろいろ考えると、勉強する施設じゃないぜ…」

 

「とは言ってもねぇ、設備に差をつけるのはこの学園の教育方し…。もう一回言ってみな」

 

 

俺たちの発言が気になったのか、学園長はもう一度聞き返してきた。

 

 

「まとめていうと、健康状態を脅かすような設備なので、少しでいいから改善の余地はないかということです」

 

「アタシが聞いた話だとそんなことは…。竹原、虚偽の報告をしたね…」

 

 

クラスの設備はどうやら学園長の管轄ではなかったようだ。

 

 

「いいだろう。教育者としてそんな教室では勉強させられないからねぇ。時間はかかるかもしれないが少しは協力してやろう」

 

「「「「ありがとうございます」」」」

 

「それじゃ、今回呼び出した理由について説明するさね」

 

「「「なんだババァ?」」」

 

「それが話を聞く態度かねぇ…。今までの態度はどこへ行っちまったんだか…」

 

 

その話とは、召喚大会についてだった。

なんでも、優勝者に贈られる2つの腕輪のうち1つに問題があるらしく、使用者の設定が観察処分者になっているらしい。

さらに、設定の変更ができないらしく、優勝してもらわなければいけないらしい。

 

 

「にしても、てっきり回りくどい言い方でもするんじゃないかと思ってたぜ」

 

「まあいい。ただしこっちから提案がある」

 

「なんだい?言ってみな」

 

「召喚大会は二対二のタッグマッチ。形式はトーナメント制で、一回戦が数学だと二回戦は化学、といった具合に進めていくと聞いている。もしその対戦表が決まったら、その科目の指定を俺にやらせてもらいたい」

 

「ふむ…。いいだろう。点数の水増しとかなら一蹴してやろうと思っていたけど、それくらいだったらかまわないさね」

 

「ありがとうございます」

 

 

どうやら話は終わったようだ。

 

 

「さて、そこまで協力するんだ。当然召喚大会で優勝できるんだろうね?」

 

「無論だ、俺たちを誰だと思っている」

 

「転校生に悪鬼羅刹にバカに運なし男だろ?」

 

「ああ。その通りだ」

 

「「ちょっとまてぇぇーーっ!!」」

 

 

学園長の発言と坂本の応答に吉井と花村が叫んだ。

まあ、あんなことをいわれたらそうなるかもしれないが…。

 

 

「吉井に花村、まだ誰がどれかって言ってないのに反応したってことは、認めたことになってしまうぞ」

 

「「しまったぁぁーーっ!!」」

 

 

無駄に叫ばせてしまった…。

そっとしておこう…。

 

 

「それじゃ、ボウズども。任せたよ」

 

「「「おうよっ!!」」」

 

「はい」

 

 

それにしても、なんでこんな態度でいられるのだろう…。

……俺もテンションを上げてこんな感じにした方がいいのだろうか?




いかがだったでしょうか。
絶対何かやらかしてる気がする…。
急ぎな部分があるので若干手抜きあるかもしれません。
申し訳ありません…。
次に、召喚大会の案件について、本当なら如月ハイランドのことを言うのですが、めんどくさくなったので、本当のことを話す形にしてしまいました。
それに関しても申し訳ありません…。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします。

感想も待ってます!!

さて、これから大学だ。
いってきま~す!!

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