バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
ストレスを小説にぶつけてたら文が出来たので、投稿してみました。
テストですか?明後日ですが何か?

感想は1件頂きました。
小鳥遊凛さん、ありがとうございます!!
凛さん、きっと今回は死なずにすみますよ。
しばらくしたら覚悟しておいてくださいね…。

それでは、本編へどうぞ。


31 清涼祭編1

悠 side

 

 

 

文月学園に転校して早くも2つ目のイベントが待ち構えていた。

清涼祭だ。

一般的でいうと文化祭、学園祭のようなものだ。

今はどのクラスでも準備が始まっている。

Fクラスはというと…。

 

 

「横溝、来いっ!!」

 

「勝負だ、須川!!」

 

「お前の球なんか場外に飛ばしてやる!!」

 

 

ほとんどの人物が野球をして遊んでいた。

 

 

「坂本、あいつら呼びに行かなくていいのか?」

 

「大丈夫だろ。そろそろ鉄人が動くだろう」

 

「お前ら、準備は…って、他の連中はどこだ?」

 

「外で野球を…」

 

「まったく、あいつらは…」

 

 

そう言って西村先生は教室を出た。

しばらく経つと怒声がして、少ししてから野球をやってた全員が担ぎ込まれた。

なんというか、ものすごい力だな…。

 

 

「さて、はじめに転校生のお知らせだ。入ってこい」

 

 

扉を開けて入ってきたのは、ジュネスで会ったクマ(着ぐるみじゃない)だった。

 

 

「どーも、熊田クマクマ。よろしくクマ!!」

 

 

クマが転校してくるのは知っていたが、まさかこのクラスに転校してくるとは思わなかった。

 

 

「それじゃ、俺はこれから用があるんでな。しっかりと出し物を決めるように。出し物すら決まってないのはこのクラスだけだからな」

 

 

西村先生がいなくなると同時に、坂本が立ち上がり、教壇の上に立った。

 

 

「さて。それじゃ、出し物について決めなくちゃなんだが、とりあえず、議事進行並びに実行委員として誰かを任命する。そいつらに全権を委ねるんで、あとは任せた」

 

 

どうやら坂本にやる気はなさそうだ。

遠まわしに全部誰かに押し付けて、自分はなにもかかわらないつもりなんだろう。

 

 

「んじゃ、学園祭実行委員は島田と里中ということでいいか?」

 

「え、ウチがやるの?召喚大会に出るから、ちょっと困るかな」

 

「あたしもちょっと…。それなら雪子とか瑞希は?」

 

「それはだめだな。2人とも全員の意見を聞いていくだろうからそれでタイムアップだ」

 

 

やる気はなさそうだが、クラスのことはしっかり考えているんだな。

 

 

「まあ2人で分担するんだ。何とかなるだろう」

 

「う~ん、しょうがないわね。千枝、手伝ってくれる?」

 

「まあいいか。それじゃ、誰か候補を挙げて」

 

 

結果からしてうまくまとまりそうだな。

そう思っていると、近くで話し声が聞こえた。

 

 

「そういえば、柏木先生主催の2大コンテストって知ってるか」

 

「勿論だ。なんでも、ミスコンの方はこのクラスの女子全員が出るみたいだぜ」

 

 

その声が聞こえたのか、花村がそそくさと立ち上がって教室を出ようとする。

里中はそれに気付いたのか、すぐさま追いかけていった。

 

 

「候補が上がる前に千枝がいなくなっちゃったわね…。アキ、悪いけど、手伝ってくれない?」

 

「え、僕?でも、僕に皆をまとめる力なんてないよ?」

 

「大丈夫よ、ウチもサポートするから」

 

「う、うん…」

 

「それじゃ、改めて候補を挙げて頂戴」

 

 

 

千枝 side

 

 

 

「ちょっと!待ちなさい花村!!」

 

「何のことだよ!!」

 

 

ミスコンにFクラス女子全員参加?

冗談じゃないっ!!

 

 

「逃げるってのは身に覚えがあるってことでしょ?」

 

「おっかけてくるからだろおお!!」

 

「どういうことか説明してほしいんだけど?」

 

「だから、なっ、何がだよ?」

 

「勝手にあたしらの名前書いたでしょ?」

 

「お、俺じゃねーって!」

 

 

話の直後に逃げ出した時点で誰が犯人だかはほぼ明確なはず。

でも、花村は否定し続ける。

 

 

「嫌なら辞退すればいいだろ?」

 

「今年の主催は柏木だから、申請されたら他薦でも強制なのよ!!」

 

「えっ…マジ!?」

 

 

驚いた時点で確信した。

やっぱり嘘をついてたみたいね。

 

 

「そっか…。そう言う細かいレギュレーションは見落としてたな…」

 

「やっぱりオマエじゃんか!!」

 

 

しばらくして、気絶した花村をおいて教室に戻ったら、候補が3つ上がっていた。

 

 

【候補1 写真館『秘密の覗き部屋』】

 

【候補2 ウエディング喫茶『人生の墓場』】

 

【候補3 中華喫茶『ヨーロピアン』】

 

 

なんだろう、このツッコミどころの多そうな候補は…。

 

 

「お前ら、清涼祭の出し物は決まったか?」

 

「今のところ、黒板に書いてある3つです」

 

「ふむ…。補修の時間を倍にした方がいいかもしれんな」

 

 

最終的に、出し物は中華喫茶になった。

あたしもがんばらなきゃ。

 

 

 

悠 side

 

 

 

出し物が決まって、今度は役割分担を決めることになった。

 

 

「それなら、お茶と飲茶は俺が引き受けよう」

 

 

立ち上がったのは須川だった。

続いて、土屋も立ち上がった。

 

 

「康太、お主料理ができるのかの?」

 

「…紳士の嗜み」

 

 

普段の見た目とは思いつかないようなイメージで、正直驚いた。

 

 

「俺も厨房に行こう。家で料理を作る機会が多いから何かと助けになるだろう」

 

「じゃあ、僕も厨房に行こうかな。…少し前にやったバイトのホールで痛い目見たし」

 

 

吉井は以前にこういう仕事で痛い目に遭っているようだ。

一部の人物は苦笑いをしている。

 

 

「それじゃ、厨房はアキのところ、ホールはウチのところに集まって!!」

 

「どうする、千枝?」

 

「う~ん、まだ迷ってる。瑞希は?」

 

「私は厨房班に…」

 

「瑞希、千枝、雪子。ウチらはホールにしましょ」

 

「えっ、でも…」

 

「このクラスはただでさえ女子が少ないんだから、ウチらで盛り上げていかないと。それに、雪子は接客の経験とかありそうだしね」

 

「そう、ですね。じゃあホールで頑張りますっ!!」

 

「まあ、仕方ないか。雪子、アドバイスよろしくね!!」

 

「えっ、もう、千枝ったら…」

 

 

島田、心の底から感謝する。

これでこのクラスから死人が出ることはないだろう。

何はともあれ、出し物と役割分担は決まった。

清涼祭、絶対に成功させてみせる!!




いかがだったでしょうか。
いや~、やっと清涼祭編突入です。
投稿しはじめてから約8ヶ月…。
ペース遅いですね…。

クマは熊田クマとしてバカテス内に入れたいと思います。
違和感あったらごめんなさい…。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします。

感想も待ってます!!

さ~て、寝ようかな……。

悠「作者、英語の課題終わったのか?」

あっ…。

悠「忘れてたようだな…」

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