バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
しばらく体調を崩してまして、治りそうになってきたので投稿します。

悠「つまり、まだ治ってないんだな」

その通りです。
そういえば、感想欄でやられてたようですけど、大丈夫ですか?

悠「死にかけたが、凛さんを盾にして死んだふりをしていた」

おい!!
まあそれはおいといて、小鳥遊凛さんいつも感想ありがとうございます!!
鷹秋くんに迷惑いってませんか?
そして、4回戦の予想も的中ですね。
やばい、考えが読まれている!?

病み上がりな上、早く投稿したいという気持ちだけで書いたので、文章が粗末だと思います。
ご了承ください…。
それでは本編へどうぞ。


27 Aクラス戦4

悠 side

 

 

 

「最後の人、どうぞ」

 

 

ついに最終戦となった。

勝負の行方はAクラスとFクラスの代表同士によって決まる。

 

 

「……はい」

 

「俺の出番だな」

 

「教科はどうしますか?」

 

 

選択権はFクラスにある。

坂本はどの教科を選択するのだろうか?

 

 

「教科は基本教科総合だ!!」

 

「「「「なにぃーーっ!!」」」」

 

 

坂本の宣言にFクラスが叫んだ。

 

 

「Aクラス代表に向かって基本教科総合とかふざけてるのか?」

 

「敵うわけないだろ!!」

 

「「「「そうだそうだ!!」」」」

 

 

Fクラスからの猛烈な批判が来ている。

 

 

「……雄二」

 

「なんだ、翔子」

 

「……Aクラス代表として、この勝負、負けない」

 

「いや、勝つのは俺だ、翔子」

 

「「(……)試獣召喚(サモン)!!」

 

 

霧島の召喚獣は日本刀に鎧、坂本の召喚獣は白い改造学ランに素手…いや、よく見るとメリケンサックがある。

そして、お互いに腕輪があった。

 

 

Fクラス  坂本雄二 VS Aクラス  霧島翔子

基本教科総合 5488点 VS 基本教科総合 5773点

 

 

「「「「「「はあぁぁーーっ!?」」」」」」

 

 

Fクラスだけでなく、Aクラスからも叫ぶ声が聞こえた。

 

 

「化け物だろ、あいつら…」

 

「なんであんな点が取れるんだ…」

 

 

正直、俺も驚いていた。

基本教科総合で腕輪をするには5200点を超えなくてはいけないが、まさか、ここまで点が高いとは思わなかった。

 

 

「ちっ、点数じゃ勝てなかったか…」

 

「……それでも、そこまで差はない。やっぱり雄二はすごい」

 

「俺より点数が高いお前に言われるとなんだか少しむかつくが、今はどうでもいい。いくぞ、翔子!!」

 

 

坂本の召喚獣が霧島の召喚獣めがけて走り出す。

 

 

「……甘い、雄二」

 

 

霧島は慌てずに霧島の召喚獣を操作し、正面に突っ込んできた坂本の召喚獣を避ける。

坂本の召喚獣は速度で勢いを増そうと考えていたのか、ブレーキが利かずに通りぬけた。

 

 

「予想通りだが、やっぱり操作は難しいな。明久や陽介を見てると、自分も簡単に操作できるんじゃないかって思っちまう。

 

「……それは私も同じ。2年になって初めての操作」

 

「その割にはうまく避けるじゃないか」

 

「……これは直線だったからできた。他の動きだとこううまくはいかないと思う」

 

「そうか。なら、これでどうだ?」

 

 

そういうと、坂本の召喚獣は再び霧島の召喚獣めがけて駆け出す。

 

 

「……同じことをしても無駄」

 

 

霧島は再び避ける。

 

 

「それはどうだろうな?」

 

 

今度は速度の調整をしたのか、坂本の召喚獣は霧島の召喚獣の横で止まる。

そして霧島の召喚獣めがけて攻撃の態勢に入った。

 

 

「おらよっ!!」

 

「……だから、雄二は甘い」

 

 

しかし、また避けられてしまう。

それだけではなく、日本刀によって斬りつけられる。

 

 

「ちっ、これもダメか」

 

 

Fクラス  坂本雄二 VS Aクラス  霧島翔子

基本教科総合 4917点 VS 基本教科総合 5773点

 

 

今の一撃で500点以上削られた。

切れ味はなかなかのもののようだ。

 

 

「どうやったらあいつに攻撃できるんだ?」

 

「……雄二の行動パターンは読めてる。だから私には勝てない」

 

「パターンを読んだだけならまだいけるさ」

 

「……次は私から」

 

 

今度は霧島の召喚獣が動き出した。

 

 

「……雄二、覚悟」

 

「お前も甘いぜ、翔子」

 

 

霧島の召喚獣は日本刀を振り下ろすもメリケンサックによってはじかれ、がら空きになった懐めがけて坂本の召喚獣の一撃が入った。

 

 

Fクラス  坂本雄二 VS Aクラス  霧島翔子

基本教科総合 4917点 VS 基本教科総合 5041点

 

 

当たり所が良かったのか、700点以上削ったようだ。

 

 

「……っ!!油断した」

 

「パターンを読まれるなら、いつもの動きをしなければいいだけだ」

 

「やっぱり、雄二はすごい」

 

「お前も十分すごいだろ」

 

 

坂本の召喚獣と霧島の召喚獣は接近したまま攻撃を始めた。

坂本の召喚獣のパンチが入れば、霧島の召喚獣の斬撃が入り、逆に坂本の召喚獣が斬撃を躱せば、霧島の召喚獣もパンチを受け流したりと、ある意味取っ組み合いみたいな感じになっている。

気が付けば、お互いの点数は僅かになっていた。

 

 

Fクラス  坂本雄二 VS Aクラス  霧島翔子

基本教科総合 376点 VS 基本教科総合 548点

 

 

「お互いあと一撃で終わるな」

 

「……負けない!!」

 

「俺だってそうだ」

 

 

すると、坂本の召喚獣の腕輪が光り出し、坂本の召喚獣は動きが遅くなる。

 

 

Fクラス  坂本雄二 VS Aクラス  霧島翔子

基本教科総合  76点 VS 基本教科総合 548点

 

 

「おい、なんか遅くなったぞ!!」

 

「……今ならっ!!」

 

 

霧島の召喚獣は接近し斬りかかる。

そして斬られる直前に坂本の攻撃が一気に加速した。

 

 

「おらァ!!」

 

「……覚悟!!」

 

 

直後、打撃音と斬撃音が同時に起こり、点数が変動した。

 

 

Fクラス  坂本雄二 VS Aクラス  霧島翔子

基本教科総合  戦死 VS 基本教科総合  戦死

 

 

「そこまで、この勝負引き分け!!」

 

 

何とも腑に落ちない結末となった。

 

 

「なあ、翔子」

 

「……何、雄二?」

 

「なんで腕輪を使わなかったんだ?」

 

「……点数があと少しだったから、使わないほうがいいと思った」

 

「そうか。それで、本音は?」

 

「……忘れてた」

 

「おい…」




いかがだったでしょうか。
これでAクラス戦は大体おわりです。
あとは戦後対談ですね。

それと、翔子が腕輪を使わなかった理由ですが…。
まだ思い付いてないんですよね…。
そんなわけで、無理に腕輪を考えてねじ込むより、今回は使わない方向でいかせてもらいました。
申し訳ありません…。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします。

感想も待ってます!!


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