バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
相変わらずの夜中投稿です。
夜って、なにかいろいろやりたくなりませんか?

感想は1件いただきました。
小鳥遊凛さんいつもいつもありがとうございます!!
りせもクマも楽しみにしててください!!
カップリングは、未定です…。

眠くて思考が…。
取り敢えず本編へどうぞ。


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悠 side

 

 

 

「まずは皆に礼を言いたい。俺たちFクラスがDクラス、Bクラスと勝ち進むことができたのは、他でもない皆の協力があってのことだ。感謝している」

 

 

昨日の染物屋の件から二日後の朝、壇上の坂本はFクラスに対して礼を言っていた。

 

 

「ゆ、雄二、どうしたのさ。らしくないよ?」

 

「ああ。自分でもそう思う。だが、これは偽らざる俺の気持ちだ」

 

 

確かに、学力の低いFクラスが、Dクラスはおろか、Bクラスに勝とうとはほとんどの人が思わないだろう。

 

 

「ここまで来た以上、絶対にAクラスにも勝ちたい。勝って、生き残るには勉強すればいいってもんじゃないという現実を、教師どもに突きつけるんだ!」

 

「おおーっ!」

 

「そうだーっ!」

 

「勉強なんていらないんだーっ!」

 

 

最後の人物には勉強は必要だと言いたいが、士気が上がっている中でそんなことを言う勇気はない。

 

 

「次に、Aクラス戦だが、これは一騎打ちで決着をつけたいと思っている」

 

「どういうことだ?」

 

「誰と誰が一騎打ちを?」

 

「やるのは当然、俺と翔子だ」

 

 

その言葉に、クラス内はどよめく。

 

 

「お前らも知っている通り、確かに翔子は強い。正直不安がるのはわからなくもない。だが、Dクラス、Bクラスと、自分たちより上のクラスに勝ち続けることができた。そして今回も同じだ」

 

 

坂本は一拍おき、

 

 

「俺は翔子に勝つ!俺たちの勝利は揺らぐことはない!!俺を信じて任せてくれ。神童と言われた俺の力、今皆にみせてやろう!!」

 

「おおぉーーーっ!!」

 

 

すごい士気の上がりようだな。

このままでいればいいんだが…。

 

 

「あの、坂本君」

 

「ん?なんだ姫路」

 

「この前のCクラスへの牽制の時に霧島さんを呼んでた時も気になったんですけど、霧島さんとは、その……仲がいいんですか?」

 

「ああ。アイツとは幼なじみだ」

 

「総員、狙えぇっ!」

 

 

坂本の発言にFクラスのほとんどの男子が立ち上がって上履きを構えた。

 

 

「なっ!?なぜ須川の号令でみんなが急に上履きを構える?」

 

「黙れ、Aクラス戦の前にお前を殺す」

 

 

なにやら物騒な雰囲気に…。

Fクラスはなぜこんなにも嫉妬深いんだろうか。

 

 

「なぁ、お前ら」

 

「なんだ、花村。お前は坂本が憎くないのか?」

 

「俺は別にどうとも思わないが…。それよりお前ら、暴力をふるう男子を女子が見ていったいどう思う?少なくとも、二度と女子と仲良くなれないぞ」

 

「「「なにいいぃーーーっ!!」」」

 

 

その暗い雰囲気を花村がたった一言で打ち消した。

勇気が出なかった自分が少し情けなく感じる。

 

 

「まあ、いろいろあったが、Aクラスに勝つぞ!!」

 

「「「おおぉーーーっ!!」」」

 

 

 

場所は変わってAクラス

 

 

 

「失礼すr「……受けてもいい」って早いなおい!まだ何の話もしてないだろ!!」

 

 

Aクラスの教室に入ると同時、霧島が声をだして坂本が驚いていた。

 

 

「……雄二の考えていることは大体わかる」

 

「それなら、何を考えてここにきたか言ってもらおうか」

 

「……Aクラス対Fクラスの一騎打ち。対戦相手は雄二対私」

 

「本当に当ててやがる…」

 

 

ここは流石学年主席とでも思うべきなのだろうか。

 

 

「……ただし、条件がある」

 

「なんだ?」

 

「……一騎打ちは5回行う。科目の選択権は2つはAクラス、残り3つはFクラス。そして、負けた方はなんでも1つ言うことを聞く」

 

「いいだろう、交渉成立だ」

 

「……勝負はいつ?」

 

「そうだな。10時からでいいか?」

 

「……わかった」

 

 

そして話は終わり、教室を出る。

 

 

「よし、それじゃあ、学園長のところに行くぞ」

 

「えっ、急にどうしたの?」

 

「お前、この前のことを忘れたのか?Aクラスに勝った時の報酬を変えるためだ」

 

「あ、ああ、そんな話あったね…」

 

 

ということで、学園長のいるところへ向かった。

 

 

 

「失礼しまーす」

 

 

坂本はノックもせずに学園長室へと入って行った。

 

 

「確かに失礼な奴だね。ノックもせずに入ってくるとは思わなかったよ」

 

「学園長。突然ですがお話があって「却下さね」だからまだ何も言ってないだろう!!」

 

 

確かに、問答無用で却下する気持ちはわからなくもない。

失礼な行動と突然の要求は厳しいものがある。

 

 

「まぁ、話だけなら聞かせてもらおうか」

 

「俺たちはこれからAクラスと試召戦争をする」

 

「ほぉ。それはまた気楽なものさね。それで、話はいったい何だい?」

 

「もしAクラスに勝てたら、その時の報酬をAクラスとの教室の交換ではなく、Fクラスのみの再度振り分け試験にしてほしい」

 

「なるほどね。でも、アンタらはそれでいいのかもしれないけど、他のガキたちはどうなんだい」

 

「それに関しては説得をするから問題ない」

 

 

どんどんと話が進む。

そして、話はついた。

 

 

「どうせAクラスには勝てないだろうからね。報酬くらいなら別に変えてやろう」

 

「ありがとうございます」

 

 

当初の目的は達成された。

あとはAクラスに勝つのみだ。

 

 

「失礼しました」

 

「失礼するならもう来るんじゃないよ」

 

 

そう言って学園長のもとを去る。

 

 

「さて、Fクラスに戻るか。作戦会議をするぞ」

 

 

いつの間にか、時間は9時を過ぎ、開戦予定の10時まで残り1時間を切っていた。

ここまで来たからには、Aクラスに勝つ!!

…俺はこの一騎打ちに出るのだろうか?




いかがだったでしょうか。
まだAクラス戦ではありませんでしたが…。
次回からAクラス戦…の予定です。
誰がでるか、誰と戦うかはまだ決まってません…。
つまり、次回の更新は時間かかるかもです…。
すいません。
まあ、予想なりなんなりしてみてください。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします!!

感想も待ってます!!

さてと、おやすみ…。

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