バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
なんとか今日中に2つ目の話を書きました。
今日投稿したのはひとつ前からの話なので、読むとき注意してください。

それでは本編へどうぞ。


18 Bクラス戦3

悠 side

 

 

 

4時を回り少し経つと、土屋が教室に入ってきた。

 

 

「康太か。何か分かったことはあるか?」

 

「Cクラスの様子が怪しい」

 

「なるほど…。漁夫の利を狙っているのか」

 

「どうするの、雄二?」

 

「そうだな…。Cクラスと協定を結ぶか」

 

 

少し考えた後、そんな決断をした。

しかし

これには問題がある。

 

 

「坂本君、それだとBクラスとの協定を破ることになるわよ」

 

 

そう、天城の言う通り、Bクラスとの協定である、試召戦争にかかわる一切の行為を禁止するというものを破る。

 

 

「それもそうだが、BクラスとFクラスにしか知られていないはずだ。こんな内容Cクラスが知っているわけ…」

 

「いや、知っていると思うな」

 

 

坂本の言葉に花村が返事をした。

 

 

「なんでそう言い切れるんだ?」

 

「なんでってそりゃ…」

 

 

そして、花村はこうつぶやいた。

 

 

「Cクラスの代表である小山と根本は付き合っているんだ」

 

 

雄二 side

 

 

 

花村の発言から少しして、俺は作戦を練っていた。

 

 

「…これでいいか。これからいうメンバーは俺たちに着いてきてくれ。明久、姫路、島田、花村、里中、この5人だ。ほかのメンバーは各自指定した場所に行くように」

 

「ワシは行かなくてよいのか?」

 

「もしものことがあるといけないからな。秀吉には教室で待機しておいてほしい

 

「うむ、承知した」

 

「それじゃ、行くか」

 

 

 

「失礼する」

 

 

作戦開始だ。

 

 

「Fクラスの坂本雄二だ。Cクラスの代表はいるか?」

 

「私だけど、何か用かしら?」

 

 

俺の呼びかけに対して、小山が反応した。

 

 

「簡単な話だ。ここに協定違反している奴らがいてな」

 

「えっ、な、何のことかしら?」

 

「とぼけるなよ、そこのカーテンの後ろにいるんだろ、Bクラス代表さん」

 

 

俺がそう言うと、焦った様子で根本が現れた。

 

 

「な、何を言っている。俺が協定違反をしているだと?」

 

「そうだ。じゃあ質問をしようか。なぜCクラスにいる?律儀に教師まで連れて」

 

「教師に勉強を教わろうと思ってな」

 

「勉強ならBクラスでもできるだろ?」

 

「そ、それは…」

 

 

さて、この次は…。

 

 

「次にCクラス代表に質問だ」

 

「な、なにかしら」

 

「根本がここにきてお前に何か言わなかったか?」

 

「言うな、友香!!」

 

「ほう、なんでそんなに隠そうとするんだ?」

 

「うっ…」

 

「それで、どうなんだ?」

 

「別に、Fクラスが協定を結ぼうとするはずだから、断れって言われたのよ」

 

 

さてと、材料がそろったな。

 

 

「最後に、長谷川先生。あんたはどうしてここにいるんだ?」

 

「それはですね、根本君にここで待っていればFクラスが協定違反をするって言われてきたんですよ」

 

「それじゃ、今の現状をどう見る?」

 

「そうですね、協定違反の件ですが、BクラスがCクラスと試召戦争についてかかわっていると見えますので、協定違反をしているのはBクラスと考えられますね」

 

「くそっ!!」

 

 

そういって根本は逃げ出そうとする。

 

 

「逃がすな、追え!!」

 

「長谷川先生、召喚許可を!!」

 

「承認します!!」

 

 

しかし、そのころには根本の影はない。

その扉を開けた先には…。

 

 

「頼んだ、康太」

 

 

大島先生と康太が待っている。

 

 

「…大島先生、Fクラス土屋康太がBクラス代表根本恭二に…」

 

「芳野が受ける!!」

 

「…くっ」

 

「「試獣召喚(サモン)!!」」

 

 

 

結果からいうと、どうやら根本を討つことには失敗したようだ。

しかし、相手の戦力は少なからず減少した。

本当なら決着をつけたかったが仕方ない。

 

 

「…すまない、雄二」

 

「気にするな。仕方ないだろう」

 

「それで、作戦はどうする?」

 

「正直、今回わかったのは、Cクラスも敵であるということだな。それと、康太の面が割れた以上、作戦に少し変更点がある」

 

「なるほど…」

 

「明日は姫路が作戦の要だ。頑張ってくれ」

 

「…」

 

 

なぜか姫路が無言だ。

 

 

「姫路?」

 

「え、あ、はい…」

 

 

いつもよりなぜか暗い。

いったい何が?

 

 

「Cクラスに関しては明日の朝に違う作戦を練っておく。とりあえず今日は解散だ」

 

 

 

全員がいなくなってから、俺はとある人物に電話をした。

 

 

「もしもし、――か?」

 

「……どうしたの、雄二?普段は電話なんて掛けてこないのに」

 

「明日の朝Fクラスに来てもらえないか?すこし話があってな…」

 

「……告白?」

 

「なんでだよ!!それに俺のことはもう気にするんじゃない」

 

「……それで、本当の内容は?」

 

「それは―――」




いかがだったでしょうか。

1日に2話って疲れますね…。
ただでさえ普段書く量が少ないから余計ですね…。

次回もできたら早いうちに投稿しようと思います。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします!!

感想も待ってます!!

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