バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
非常に遅くなりごめんなさい…。
テストが終わって解放されたので投稿します。

今回は感想を1件いただきました。

小鳥遊凛さん、いつもありがとうございます。
昼間のことを考えると冷たくなるのは仕方ないですよ。

日を空けすぎたせいか、文章が雑です(確定)
継続して書かないと身に付かないですね…。

今回からBクラス戦に入っていきます。
どんな展開になるでしょうか?
それでは本編へどうぞ。


16 Bクラス戦1

悠 side

 

 

 

花村達が宣戦布告をしてきた日の翌日、午前中に残りの教科を受け終わり、いよいよBクラスとの試召戦争が始まろうとしている。

 

 

「さて皆、総合教科テストご苦労だった。午後はBクラスとの試召戦争に突入する予定だが、()る気は十分か?」

 

「「「おおーっ!!」」」

 

 

Dクラス戦を終えてもなお衰えないモチベーションに若干引いてはいるが、このクラスの武器の一つだろう。

 

 

「今回の戦争はいかにBクラス陣を教室に押し込めるかが重要になる。開戦直後の渡り廊下戦で絶対に負けてはならない。そこで、前線では姫路に指揮を執ってもらう」

 

「はい、頑張ります」

 

「野郎ども、死んででも勝利を勝ち取るんだ!!」

 

「「「うおおーっ!!」」」

 

 

そして、チャイムの音と同時に開戦の火ぶたが落とされた。

 

 

「よし、行って来い。目指すはシステムデスクだ!!」

 

「「「サー。イエッサー!!」」」

 

 

じつにクラスの約8割が一斉に渡り廊下へと向かった。

俺や花村、吉井、木下、島田もその中のメンバーだ。

里中、天城は坂本の護衛、土屋はやはり諜報らしい。

開始早々かなりの勢いで渡り廊下に向かっているのはいいんだが…。

 

 

「ま、まってくださ~い」

 

 

指揮官の姫路が遅れている。

運動が苦手だから仕方がないのだろうか。

 

 

「いたぞ、Bクラスだ」

 

「高橋先生を連れているぞ」

 

 

こちらと違い、余裕そうにゆっくりと近づいてくるBクラスの面々。

あくまで様子見程度なのか、人数はそれほどいない。

どうやら先に着いた人同士で召喚したようだ。

 

 

Bクラス 野中長男 VS Fクラス 近藤吉宗

総合    1943点 VS 総合    764点

 

Bクラス 金田一裕子 VS Fクラス 武藤啓太

数学     159点 VS 数学     69点

 

Bクラス 里井真由子 VS Fクラス 君島博

物理     152点   物理    77点

 

 

文字通り桁違いな差となっている。

これだけの差があると簡単に一人、また一人と削られていく。

 

 

「お、遅れ、ました、ごめん、なさい」

 

 

少したってから姫路が到着した。

 

 

「来たぞ、姫路瑞希だ!!」

 

 

やはり情報はすでに広まっているらしく、警戒されているようだ。

 

 

「長谷川先生、Bクラス岩下律子がFクラス姫路瑞希さんに数学勝負を申し込みます!!」

 

「あ、長谷川先生。よろしくお願いします」

 

「律子。私も手伝う!!」

 

 

Bクラスとしては早く戦死させておきたいのだろう。

姫路相手に2人がかりで挑むらしい。

 

 

「「「試獣召喚(サモン)!!」」」

 

 

そう言って3人の召喚獣が顔を出す。

 

 

「あれ、姫路って前の召喚獣は腕輪してたか?」

 

「いえ、今回の数学は結構解けたので…」

 

 

腕輪が何か関係してるのか?

 

 

「腕輪?そ、それって…」

 

「私たちで勝てるわけないじゃない!!」

 

 

なにやらBクラスの2人は焦っている。

いったいどういうことだ?

 

 

「それじゃ、いきますね。『熱線』!!」

 

 

キュボッ!!

 

 

「「きゃあぁぁーっ!!」」

 

 

いきなり姫路の召喚獣の腕輪から光線みたいなものが飛び出し、相手の召喚獣にあたって炎に包まれた。

そういえば、400点をこえると腕輪が付くっていう話があったな。

 

 

            Bクラス  岩下律子

Fクラス 姫路瑞希 VS 数学     189点

数学    412点 VS Bクラス 菊入真由美

            数学     151点

 

 

「い、岩下と菊入が戦死したぞ!!」

 

「な、なんだと!!」

 

「噂以上に危険な相手だ、気をつけろ!!」

 

「「「おう!!」」」

 

 

すごい威力だな。

あとは姫路の指揮にかかっている。

 

 

「みなさん、頑張ってください!!」

 

 

いや、その指示は違う気がする。

 

 

「やったるでー!!」

 

「姫路さんサイコー!!」

 

 

花村といい、姫路といい指示らしくない指示でなぜうまくいくのだろうか。

いや、これがFクラスなのか?

 

 

「姫路、いったん下がれ」

 

「あ、はい」

 

 

確か、腕輪を使うと点数を消耗するという話だった。

ここは引かせて温存させるべきだろう。

 

 

「中堅部隊と入れ替わりつつ後退しろ。戦死だけはするな!!」

 

 

どうやらこちらが優勢のようだ。

このまま相手を後退させつつBクラスまで行ければいいが…。

 

 

「すまぬ、ワシと明久は一旦Fクラスに戻ろうと思う」

 

 

突然木下が話しかけてきた。

 

 

「どうした?」

 

「Bクラスの代表があの根本のようでの」

 

「ん?」

 

「ああ、あれだろ?カンニングの常連、球技大会では相手に一服盛った、喧嘩に刃物は当然(デフォルト)装備ってやつだろ?」

 

「うむ。雄二に何かあるとまずいからのう」

 

 

どうやら、根本という人物は話を聞く限りだとかなり危険な気がするな。

 

 

「それなら俺も一緒に行こう」

 

「当然俺もな」

 

「それはうれしいのじゃが、なんでかのう?」

 

「危険なら人数が多い方がいいだろうからな」

 

「そうじゃな。それでは行くかの」

 

「「ああ(おう)」」

 

 

そして、姫路に一声かけて、教室に戻った。




いかがだったでしょうか。
中途半端ですいません。
本当ならもっと書きたかった…。

さあ、Fクラスはどうなっているのでしょうか?
そんな予想もたててみてください。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします。

感想も待ってます。

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