バカとペルソナと召喚獣   作:まっき~

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どうも、まっき~です。

今週の火曜日にテストがあって、前日に追い込みでやっていたのですが、隣の部屋から東方M-1が聞こえてきて集中できませんでした。
ちょうど聞こえてきたのはKCYでした。
わかる人はわかると思います。

今回も感想をいただきました。
小鳥遊凛さん、いつもありがとうございます!!
前回の話とは関係ありませんが、鼻血の件、ありがとうございます。
それと、Bクラス戦はまだ少し先になりますので、どんな展開になるか予想して待っててください!!

次に、とうとう通算UA5000をこえました!!
こんなこと言っていいのかわかりませんが、正直なところ意外です!!
そして、とても嬉しいです!!
楽しく(かはわかりませんが)読んでくださっているのは、書いててとても気持ち良くなります。
あとは、気兼ねなく感想を書いていただけると更に気分が良くなります。
よかったら、感想をお願いします!!

前書きかなり長くなりましたが、本編へどうぞ。


14

悠 side

 

 

Dクラス戦から一夜明け、今日は点を補給するためにテストを受けている。

今は4教科終わったところだ。

 

 

「おつかれ、鳴上」

 

「ああ。まだ4教科だけどな」

 

 

そういえば、1限で船越先生が入ってきたときに須川が逃げ出そうとしていたな。

失敗に終わったみたいだが…。

 

 

「よし、昼飯でも食いに行くか。今日はラーメンとカツ丼と炒飯とカレーにすっかな」

 

「坂本、どこにそんな量が入るんだ?」

 

「別に気にするな。そんじゃ、食堂に行くぞ」

 

「あ、待って。あたしたちもいいかな?」

 

「里中か。別に構わないぞ」

 

「あと、なんだか瑞希が用があるみたいだよ」

 

 

視線を向けると、姫路がもじもじとしていた。

 

 

「あ、あの。じ、実はお弁当を作ってきたんですけど、ちょっと多く作りすぎたので、迷惑でなければ皆さんでどうですか?」

 

 

この学校の生徒は積極的なのだろうか?

坂本は積極的に試召戦争をはじめたし、この学園は積極性まで鍛え上げられるのか?

 

 

「そんな、迷惑じゃないよね、雄二!」

 

「ああ、むしろありがたい」

 

「そうですか?それならよかったです」

 

「そうと決まれば、こんな教室ではなく屋上にでも行くかのう」

 

「…(コクコク)」

 

 

たしかに、このクラスは何かと問題がありそうだからな。

衛生面が特に…。

 

 

「それならお前らは先に行っててくれ。飲み物でも買ってくる」

 

「それならウチも行くわ。一人じゃ大変でしょ?」

 

「悪いな、それじゃ頼む」

 

「それじゃ、先行ってるぜ!!」

 

「きちんと俺たちの分もとっておけよ」

 

「遅くならなけりゃ大丈夫だぜ」

 

 

そんな会話をして、俺たちは屋上へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「いい天気だな」

 

「ここでなら気持ちよく食べれるわね」

 

 

姫路はビニールシートを広げ、ピクニックみたいな状態になった。

 

 

「あんまり自信はないですが…」

 

 

そう言いながらお弁当の蓋を開けると…

 

 

「「「「「「「おおっ((うわぁ))!!」」」」」」」

 

 

揃って歓声をあげた。

から揚げ、エビフライなどの定番のおかずが所狭しと並べられていた。

 

 

「それじゃ、お先に…」

 

「いや、俺が先に…」

 

「…(ヒョイ)」

 

「「あっ、ずるいぞ康太(土屋)!!」」

 

 

土屋がすばやくエビフライを取り、そのまま口に運び…

 

 

「…(パク)」

 

 

バタン、ガタガタガタガタ

 

 

顔から地面に崩れて、突然震えだした。

 

 

「わわっ、土屋君!!」

 

 

呼ばれたことに気付いたのか、土屋が起き上がり、

 

 

「…(グッ)」

 

 

姫路に向かって親指を立てた。

姫路を安心させたいのはわかるが、足がずっと震え続けている。

いったい何が…。

 

 

「お口に合いましたか?それなら安心して皆さんに差し上げられますね。よかったらどんどん食べてくださいね」

 

 

姫路を安心させたことはよかったが、土屋の虚ろな目を見ると、とても不安になってくる。

そう考えていると、隣から花村が小さな声で話しかけてきた。

 

 

「なあ、鳴上。あれ見てどう思う?」

 

「正直、今の土屋の状態を見ていると不安になるな」

 

「だよな…。どうするか」

 

「とりあえず、里中と天城はここにいないほうがいいんじゃないか?」

 

「そうだな。それじゃ…」

 

 

というと、花村は里中に向かって小声で…

 

 

「まったく。里中は姫路と違って女子力ないな~。ちゃっかり姫路から弁当を貰おうとしてr「おらぁぁー!!」うごぉぉ!?」

 

 

里中の蹴りが花村の鳩尾にヒットした。

 

 

「何?あたしが女子力ない?確かに自覚してるけど、面と向かって言われたら流石に怒るわよ!!」

 

「ってぇ…。自覚してるならいいじゃn「まだ何か言うつもり?」いや、何でもないです…」

 

「あ~もうイライラしてきた。行こう、雪子」

 

「えっと、ごめんね、瑞希」

 

 

そう言っていなくな…

 

 

「最後に一発!!」

 

「ぐはぁ!!」

 

 

…らずに花村の顎に一発蹴りを入れた。

なんとか一人の犠牲で二人救われた。

花村?花村は気絶している。

顎へのクリーンヒットが響いたらしい。

 

 

「…なんかすごい表情で里中が階段をおりて行ったんだが、何かあったか?」

 

 

そんなことを思っていると、いつの間にか坂本が到着していた。

 

 

「雄二、遅かったね」

 

「島田はどうしたのじゃ?」

 

「二人の分の飲み物を持って里中たちを追いかけていったな。にしても旨そうだな。どれどれ…」

 

「あっ、やめろ、坂本!!」

 

 

制止するが間に合わず、卵焼きを口に放り込んだ後…

 

 

バタン――ガシャガシャン、ガタガタガタガタ

 

 

飲み物の缶を落としながら、土屋と同じように顔から地面に落ちて、小刻みに震え始めた。

 

 

「ど、どうしました?」

 

 

姫路がまたしても心配になっている。

 

 

「お、おい明久。この料理は?」

 

「姫路さんの実力だよ…。康太もこの通り…」

 

 

小声で吉井達が話しながら土屋のほうを見る。

 

 

「さ、最近運動してなくてな。と、突然階段を走ったから足がつってな…」

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

「あ、ああ。問題ない。少し休めば何とかなる」

 

 

あくまで心配をかけてはならないとばかりに振舞う。

 

 

「それにしても、どうするかのう…」

 

「よし、俺が行こう」

 

「え、大丈夫なの?」

 

「大丈夫ではないと思うが、誰かが行かないと始まらない」

 

「む、無理はするでないぞ」

 

「ああ。吉井」

 

「なに、鳴上君?」

 

「何とか数秒姫路の気をそらしてくれ」

 

「わかった」

 

 

小声での作戦会議を終え…

 

 

「姫路さん!!後ろのあれはいったい何だ?」

 

「え、後ろですか?」

 

 

今だ!!

 

 

「いただきます(ボソッ)」

 

 

俺は二人を戦闘不能に陥れた弁当に手を出した…。

そこから昼休みが終わるころまでの記憶はない。

 

 

明久 side

 

 

 

鳴上君が一気に弁当をかけこんだ後、まったく動かなくなった。

 

 

「……」

 

「鳴上君?」

 

「……(グラッ)」

 

 

そして地面に倒れた。

大丈夫か心配だけど、今は姫路さんを安心させなくちゃ!!

 

 

「ごめんね、姫路さん。僕の見間違いだったよ」

 

「あ、そうだったんですか。あれ、鳴上君は?」

 

「料理がおいしくってたくさん食べて、満腹でそのまま倒れちゃったみたい」

 

 

言ってることがおかしいけど、気にしちゃだめだよね。

 

 

「お弁当ご馳走様。おいしかったよ」

 

「なかなかにいい出来じゃったのう」

 

「それならよかったです!!あと、実は…」

 

 

そう言いながら何かを取り出した。

 

 

「デザートも作ってきたんです!!」

 

 

何か果物とヨーグルトを混ぜたようなものだった。

 

 

「でも、スプーンを教室に忘れたので取りに行ってきますね」

 

 

そう言って屋上から出て行った。

 

 

「どうする、秀吉?」

 

「どうするも何も、今いる誰かが食べなければいけないからのう」

 

「雄二は?」

 

「あの料理を食べた後だ。正直言って不安でしかない」

 

「やっぱりそうだよね…」

 

「よし、ワシがいこう!!」

 

「秀吉!!」

 

「安心するがよい。こう見えても胃袋には自信があるからのう」

 

 

そう言ってそのヨーグルト(のようなもの)を一気に口にかけこむ。

 

 

「ん?明久よ。これは割と普通に食べゴパァッ!!」

 

 

そして、秀吉は散って行った。

 

 

「康太、動ける?」

 

「…ああ、問題は少ししかない」

 

「雄二は?」

 

「なんとか大丈夫だ」

 

「みんなを連れて教室に戻ろっか」

 

「「(…)ああ」」

 

 

こうして、楽しくなるはずだった昼食は終わった。




いかがだったでしょうか。

姫路の料理、正直なところ気になります(おい)。
こう言えるのも、食べる機会が絶対に存在しないからなのでしょう。

そろそろBクラス戦に入っていきます。
基本この作品にアンチはあまり入れるつもりはない(本当に救いようのない人を除く)ので、文がどう転ぶかはわかりません。
原作沿いなのか、原作ぶっ壊すのか…。
それ以外なのか(それ以外ってなに?)。

最後に、これが今年最後の更新かもしれません。
時間があったら続きを書きます。
気長にお待ちください。

アドバイス、誤字脱字等ありましたらよろしくお願いいたします。

感想も待ってます!!

今回、感想を書いてほしいのごり押しですね…。
不快感を覚えた方、本当にすいませんでした…。

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