鈴ちゃん好きが転生したよ!( ゚∀゚)o彡°鈴ちゃん( ゚∀゚)o彡°鈴ちゃん   作:かきな

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あらすじにあるとおりなので、飛ばしてもらって大丈夫です。
神様とのコントなんて、寒いだけですからね
ここだけメタ表現入ってます


プロローグ 神様転生

 二次創作小説を読んでいたら、どうやら神様転生というものがあるらしい。

 

 女神転生の間違いじゃないの? ってペルソナ的な考えも思い付かないわけじゃないけど、どうやら神様で間違いはないらしい。

 

 その神様っていうのはどこの宗教の神なんだろう。作品を読んでいると唯一神っぽい事が多いからキリスト教なのかな。でも、僕はキリシタンじゃないからそういうものには巡り会えないだろうね。というか、大多数の日本人にもれず、無宗教だしね。

 

 ぶっちゃけた話をしてしまえば、神様って言うのは人間が作りだした概念だし、そもそも神様が間違えて人を殺すなんて言うことはありえないよ。だって、全能だから神なんだよ? そんな人が間違いを起こすなんてないよねー。

 

「ねっ、神様!」

 

「いや、なんかごめん」

 

 なんだよ、この神殿。どう見たってギリシャのパルテノン神殿っぽい造りじゃないか。人間のイメージに迎合し過ぎなんじゃないの、神様?

 

「それで、どうして僕はここにいるのさ」

 

「間違えて殺したからだけど何か問題でも?」

 

 さすが神様、開き直っちゃってるよ。というより、神様が自分の行動を顧みようとするはずないしね。

 

「じゃあ、僕はどこに転生できるの?」

 

「え、どこって、現世だけど?」

 

 それ以外あるのか? って顔で僕の方を見ていらっしゃっていますけど……。あれ、これってテンプレ神様転生モノだよね? なんで、わざわざ面白みのかけらもない現世に戻らなきゃいけない?

 

「神様ってさ、僕の心読めるんだよね? 最初の三行辺りもちゃんと聞いてたよね? なんで、現世なのさ!」

 

「むしろ、なんで現世以外の世界にいけると思ったのか、甚だ疑問なんだが?」

 

 神様のくせに常識的だね。

 

「いいじゃん、夢があって! それにそうしないとだめだってこと、全知全能の神様なら分かるでしょ!?」

 

「まあ、全知全能だからな。といっても、作者が創る全知全能なんてたかが知れてるが」

 

「メメタァ」

 

 全知全能恐ろしい。

 

「じゃあ、形式上の問いかけをするけど、どこの世界に行きたい?」

 

「インフィニット・ストラトス!」

 

「ですよね~」

 

 そう言って神は次元を歪ませ、門を開く。

 

「じゃ、行ってらっしゃい」

 

「ちょっとちょっとちょっと」

 

「なに?」

 

 面倒くさそうに尋ねてくる神様。いや、原因はそっちにあるんだからね。

 

「特典は?」

 

「は?」

 

 物凄い形相で睨まれた。お、おそろしい……。僕のSAN値ががりがり削れていった気がするよ。

 

 あ、ああ。神様ってそっち系の神様なのか。外宇宙の神様に遭遇して、SAN値ピンチ! あ、SAN値といえば、ニャル子さんのOPの曲はどっちもいいよね。カラオケでいつも歌うけど、どんな友達と行った時でも笑いを誘えるからね。ただし、たまに可哀想な人を見るような眼を向けられることがあるんだけど、どうしてだろうね。

 

「だってテンプレ神様転生だよ? それならチート特典いっぱい貰うのが普通じゃないの!?」

 

「それはごく一部の話だろ。だいたい、チート特典は好き嫌いが分かれるんだよ」

 

「そんなの、僕の知ったことじゃないよ!」

 

 僕は楽をして遊びたいんだよ!

 

「それに特典なしでISの世界に行ったらほんとにただの一般人じゃん!」

 

「まあ、男のお前じゃIS動かせないしな」

 

「ほら見たことか!」

 

 ISに乗れなかったら学園に行くこともないし、ヒロインたちと絡むこともないんだよ? というか、鈴ちゃんに会えないなら行く意味すらないじゃないか!

 

「でもそれ、こっちは困らないだろ?」

 

「…………。困るのは作者だよ!」

 

「ぶっちゃけるんだな」

 

 どうでもいいよ、神様との問答なんて! 早く、鈴ちゃんといちゃいちゃしたいんだよ! 神様転生における神様との会話シーンなんて、読んでる方からしたら寒すぎるんだから、さっさと終わらせて転生しようよ!

 

「分かったから、そう騒ぐな。すぐに終わる。まあ、それでも特典は無しだがな」

 

「マジですか」

 

「ただし、転生の時期を小学一年生から、場所を織斑一夏と同じ学校の学区内にしてやるから、頑張って篠ノ之束に媚び売ってこい」

 

「ハードモードぉぉ!」

 

 え、なんですか? 原作通りの束さんだったとしたら、どんなに頑張ったところでコミュニケーション取れる気しないんだけど……。

 

 いやまてよ、それだと一夏が束に気に入られている理由が分からなくなるよね。つまり、頑張ればワンチャンあるってことかな?

 

「よっしゃぁ、やってやるよ!」

 

 そんな風にやる気を出し、僕は門の中に跳び込んでいった。

 




息抜きに自分の好きな鈴ちゃんヒロインで書いていたら結構たまったので投稿
実は鈴ちゃん登場するのはずーっと先であることは秘密

次話投稿は三時を予定しています

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