「(やっ…やっちゃったー!?)」
キュゥべえを見てイライラした私は、感情の思むくままキュゥべえを殺ってしまった。
「里村さん、何て事をしたの!」
やばい、マミさんがすごい怒ってる。こういう時は、
「見た目がイラっとしてやった、後悔も反省もする気はない」
「それで許されると思ってるの!?」
「ですよねー」
どう言い訳しようか迷った私に救世主が!
「やれやれ、ひどい事をするなぁ…」
「えぇ!?キュゥべえが二匹!?」
いつのまにかあらわれた二匹目のキュゥべえが、原作どおり自分の死体を食べた…うぇ。
「どういうことなの!?キュゥべえ!?」
「僕はもし魔法少女や魔女の攻撃に巻き込まれて死んでしまった時のために体のスペアがあるんだ」
「へぇ…そうなの、とにかく無事でよかったわ」
本当はこいつ宇宙人なんだけど…本当の事を話したいけど豆腐メンタルのマミさんに耐えられるかな…
「ところで君と契約したおぼえはないんだけど…どうして魔法が使えるんだい?」
「契約って?」
本当は知ってるけど知らないフリをしないと。
「世の中には魔女と呼ばれる悪い存在がいるの、魔女は結界の中にいてあなたがさっきいた変な場所は魔女の結界よ。魔女は使い魔をもっていて私が倒したのが使い魔よ、あそこの結界の中には魔女はいなかったみたいだけど…」
「マミは魔法少女と呼ばれる存在で、僕がマミの願いを叶える変わりに魔女を倒す魔法少女になったんだ。つまり、僕と契約して魔法少女になってよ!ってことなんだ」
それも知ってる。
「ふぅん、たしかに私はキュゥべえと契約してない。私は
「
「聞かれても…私にも違いはわからないです」
本当は魔法少女の魂であるソウルジェムがない事と、武器を破壊されれば死ぬくらい?
「君はソウルジェムをもってるかい?」
「ソウルジェム?」
「これの事よ」
そう言ったマミさんの手にきれいな黄色い宝石があらわれた。
「キュゥべえと契約すると魔法少女の証であるソウルジェムがでてくるの。この中に魔力が入ってるのよ」
「私はそんなのもってないです」
「じゃあ、あなたの力はなんなのかしら…」
「