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第一話 現状把握
あのあとの私は大変だった。春花への言い訳、家族構成、住んでる場所の状況把握など、そして分かった事がある。
「ここは、月読島じゃない」
この町は見滝原というらしい…それはそれで問題あるけど一回スルーして、
「月読島じゃなくてよかった」
なぜかって?サクラルートだと私死んじゃうし、
何より危ない目にあう確率がすごい高いから。
「紅葉は生まれも育ちも島んちゅだって言ってた、つまりラグナロクは起きないよね…たぶん」
あと確かめたい事は、
「私に魔法が使えるか」
せっかく二次元の世界にきたのだ、何か能力があるか誰だって確かめたいと思う。
「もし使えたとして家族に見られたら説明が面倒だから、外で試そう」
無論、人気のないとこでだ。というわけで、
「お母さん、ちょっと外に遊びに行ってくる」
「はぁい、気をつけてね」
外にでた私は公園についた。
「カンで行けば見つけられるもんだなぁ…さて、それでは!?」
気がつくと、まわりがよくわからないグロテスクな風景になっていた。
「ひっ!?」
しかも回りにカニとエビを足して2で割ったような生き物がいる。
「あ…あぁっ!?」
わけのわからない展開におびえてる私の回りに空から黄色い弾丸の雨が降り注いだ。
「もう大丈夫よ」
そう言って私の前にあらわれたのは、
「巨乳!?」
胸のおっきいお姉さんでした。
「第一声がそれ?」