P3 in IS   作:ティターニア

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初めまして、ティターニアと申します。
というわけで初小説です。
拙い文章ではありますがよろしくお願いします。


プロローグ:新たなる旅路へ

目を開くと宇宙が広がっていた。

その光景に僕は驚きを隠せなかった。

なぜならあの時、僕はユニバースの力を使い、

自分の命と引き換えにアレを封印したはずなのに…。

その時、頭の中に声が響いてきた

 

”命の答えにたどり着いた者よ____。

汝が今まで築き上げてきた絆の力と引き換えに、

汝を新たなる旅路へ導こう____。

そこでまた新たなる絆を築け____。

その絆の力は汝の旅の助けとなるだろう____。

旅の最果てに己が宿命を見いだすのだ____。

汝の旅に祝福があらんことを____。”

 

声が聞こえなくなると、目の前が光輝き出した。

その光に飲まれながら、僕は意識を失った____。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら、何をぼーっとしている。早くついてこい。」

 

そう声を掛けられ、はっと我に返った。

周りを見渡すと学校の廊下らしき場所にいた。

ここはいったい何処なのだろうか…?

 

「まったく、ギリギリになって2人目が見つかるとはな。」

 

と、少しさきに立っている女性がため息をつきながら話す。

服装からして教師のようだ。

 

「しかし、貴様は実に不思議な男だな。

これまでの経歴は一切不明、

家族や親族も行方がつかめず、

おまけに専用機まで持っているとは。

上はよくこんな怪しさ満天の貴様の入学を認めたものだな。」

そう言われ、腰にある召喚器に気がつく。

この世界でもペルソナは召喚出来るのだろうか?

しかし、先程から気になる言葉がある。

2人目?専用機?一体どういう事なのか…。

 

「では、今から教室に向かうぞ。

貴様は私の受け持つ1年1組だ。

本来の貴様の年齢からすれば2年にあたるだろうが、

男性である貴様はISの知識もほとんどないだろうから、1年から始めてもらう。

異論はないな?」

 

そう聞かれ、とりあえず頷いておく。

またしても気になる言葉があった。

”IS"とは一体何なのだろうか?

 

「では歩きながらここでの生活について説明させてもらおう。」

 

そう言いながら歩き始めたので、黙ってついていくことにした。

 

「ここ、IS学園は本来ならばISを扱うことの出来る女性のみが通えるのだが、男性でありながら専用機を持っている貴様とISを起動させたもう1人の男は、特例でここへの入学が決まった。

寝泊まりはここの寮を使ってもらう。

後で部屋の鍵を渡そう。

ISの学習を除けば基本的には普通の学校生活と変わらない。

貴様ら男子2人の他は全て女子である事以外はな。」

 

説明を聞きながら、通りかかった教室の中をチラッと覗いてみる。

確かに教室の中は女子しかいなかった。

女性にしかISとやらが使えないのはどういう事なのだろうか?

 

「さて、ここまで質問はあるか?」

 

教師が振り返りながら尋ねてくる。

 

「一応言っておくが、周りが女子ばかりだからといって、あまりハメを外すなよ?」

 

と、少し笑いながら言ってきた。

とりあえず僕は返事を返すことにした。

 

「………どうでもいい。」

 

 

 

 

 




とこんな感じでやっていきます。
感想とかお待ちしております。

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