というわけで初小説です。
拙い文章ではありますがよろしくお願いします。
目を開くと宇宙が広がっていた。
その光景に僕は驚きを隠せなかった。
なぜならあの時、僕はユニバースの力を使い、
自分の命と引き換えにアレを封印したはずなのに…。
その時、頭の中に声が響いてきた
”命の答えにたどり着いた者よ____。
汝が今まで築き上げてきた絆の力と引き換えに、
汝を新たなる旅路へ導こう____。
そこでまた新たなる絆を築け____。
その絆の力は汝の旅の助けとなるだろう____。
旅の最果てに己が宿命を見いだすのだ____。
汝の旅に祝福があらんことを____。”
声が聞こえなくなると、目の前が光輝き出した。
その光に飲まれながら、僕は意識を失った____。
「ほら、何をぼーっとしている。早くついてこい。」
そう声を掛けられ、はっと我に返った。
周りを見渡すと学校の廊下らしき場所にいた。
ここはいったい何処なのだろうか…?
「まったく、ギリギリになって2人目が見つかるとはな。」
と、少しさきに立っている女性がため息をつきながら話す。
服装からして教師のようだ。
「しかし、貴様は実に不思議な男だな。
これまでの経歴は一切不明、
家族や親族も行方がつかめず、
おまけに専用機まで持っているとは。
上はよくこんな怪しさ満天の貴様の入学を認めたものだな。」
そう言われ、腰にある召喚器に気がつく。
この世界でもペルソナは召喚出来るのだろうか?
しかし、先程から気になる言葉がある。
2人目?専用機?一体どういう事なのか…。
「では、今から教室に向かうぞ。
貴様は私の受け持つ1年1組だ。
本来の貴様の年齢からすれば2年にあたるだろうが、
男性である貴様はISの知識もほとんどないだろうから、1年から始めてもらう。
異論はないな?」
そう聞かれ、とりあえず頷いておく。
またしても気になる言葉があった。
”IS"とは一体何なのだろうか?
「では歩きながらここでの生活について説明させてもらおう。」
そう言いながら歩き始めたので、黙ってついていくことにした。
「ここ、IS学園は本来ならばISを扱うことの出来る女性のみが通えるのだが、男性でありながら専用機を持っている貴様とISを起動させたもう1人の男は、特例でここへの入学が決まった。
寝泊まりはここの寮を使ってもらう。
後で部屋の鍵を渡そう。
ISの学習を除けば基本的には普通の学校生活と変わらない。
貴様ら男子2人の他は全て女子である事以外はな。」
説明を聞きながら、通りかかった教室の中をチラッと覗いてみる。
確かに教室の中は女子しかいなかった。
女性にしかISとやらが使えないのはどういう事なのだろうか?
「さて、ここまで質問はあるか?」
教師が振り返りながら尋ねてくる。
「一応言っておくが、周りが女子ばかりだからといって、あまりハメを外すなよ?」
と、少し笑いながら言ってきた。
とりあえず僕は返事を返すことにした。
「………どうでもいい。」
とこんな感じでやっていきます。
感想とかお待ちしております。