心の軌跡~白き雛鳥~   作:迷えるウリボー

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連続投稿6日目。

更新ペースについては、活動報告をご参照ください。


11話 惑う心②

「ここが、ラヴェンヌ村の奥の廃坑……」

「ああ。そして奴ら特務兵の……潜伏場所だ」

 夜の十時。遊撃士三人は、アガットの指示の元に川蝉亭で夕食をとり一室を借りて仮眠に勤しみ、その後ラヴェンヌという村までやって来た。

 目的は勿論、特務兵残党の発見と制圧。アガットはある程度目星が着いていたようだが、迂闊に近づいて自分たちの存在を察知されることを心配していたらしい。だからこそ、目的の場所から遠いヴァレリア湖畔からの出発なのだと納得させられた。

 ラヴェンヌ村はボース市の北西、エレボニア帝国国境とも近い場所にある。山道を経由して開けた丘にあった人の営みは、夜でなければ田畑に集中していただろう。

 そうして村長に事情を説明し、村の更に奥にある廃坑を捜索する許可をもらう。

 万一の奇襲の可能性を考えて忍び足で進んでみれば、意外と呆気なく黒装束の一団を発見することができたというわけだ。

 そして進み続ける特務兵を追い、かつては多くの七耀石が採れたという坑道を発見し、今に至る。

「まさかこんなところに隠れていたとは……先輩の読み、見事に的中したみたいですね」

「ああ、ようやく尻尾を掴んだぜ」

 ラヴェンヌ村の廃坑。飛行船失踪事件の際に空賊団により物資や人質の移送に利用された場所でもある。意外と身近なところに経験者はいるもので、エステルたちが廃坑奥の露天掘りで空賊団と交戦した場所でもあった。

「どうします? このまま踏み込みますか?」

 アネラスの問いに、アガットは間髪入れずに、

「ああ、軍や協会支部に連絡してる猶予はねえ。まずは潜り込んで、連中の規模を確かめるぞ」

「ラジャーです」

「了解です」

「カイト。準遊撃士であっても、『支える籠手』の一員であることに違いはない。自分の役割を、冷静に果たせ」

「……はいっ」

 そうして、三人は廃坑内へと歩を進めた。一歩一歩進む度に警戒を強め、曲がり角を曲がる度に奇襲に構える。しかし特務兵が通ったせいか魔獣も存在せず、彼らに辿り着くまでの被害はなかった。精々が暗い坑道内に少しだけ気を張り詰めた程度だ。

 やがて明かりが見えてくる。今の遊撃士たちには不釣り合いな優しくて暖かな光は、捜索対象が野営をしていることの証明になった。

「予想通りアジトのようではあるが……妙だな」

「どういうことですか、アガットさん」

「……気配がねえ。奴らの気配が」

 そこまで言えば、当然少年にも意図は伝わってくる。

 (まき)がくべられた焚き火を囲むように、小規模のテントが四つ。露天掘りの空間、そのほとんどは火の光が写っていたために黒装束が隠れていないかを確認するまでもなかった。

「途中で察知されたのかどうなのかは分からねえが……まあいい、調べるぞ」

 けれどどの道、何もしないわけにはいかない。必然的に行うのは残されたらしきテントの操作となる。

 手短に調査を分担した三人は、三分後にはもう一度焚き火の傍に集まっていた。

「ダメですねぇ。もぬけの殻って感じです。カイト君の方は?」

「同じくです。人が寝泊まりしてたような跡と食べかけの食糧ぐらい……アガットさんは?」

「こっちも似たようなもんだ。留守中なのか、あるいは拠点を移った直後なのか……」

「これだけそのままなら、何か手がかりでもあればいいんですけどね……」

 そんなカイトの言葉を聞いてか、アネラスは思い出したようにそれを取り出す。

「あ、手がかりかどうか分かんないけど……こんなファイルを見つけたよ」

 放置されていたにしては、やけに新品の様相を崩さない白のファイリング。薄くない資料の山を渡されたアガットは、意外に優しく後輩二人にも見えるように気遣いながら頁を捲る。

「何だこいつは? 妙な図面が書かれてやがるな。……『オルグイユ』開発計画?」

 多くの金属と思われる材質名。素人には理解できない導力ユニットの形態。予想図であったり模式図であったりする、黒く光る不気味な機体。どうやらこれの完成型が、オルグイユと呼ばれるらしい。

「何かの乗り物の設計図みたいだな」

「ちょっとオシャレな名前ですね。やっぱり飛行船なんでしょうか?」

「確かに、ちょっと『アルセイユ』にも似た雰囲気ですね」

 思い思いに言葉を繋げる三人。ここに技術職に精通した人間がいないのが残念だった。

 分かりようがないものに想いを馳せていても仕方がない。そう思って忙しく頁を捲っていたら、一枚のメモが夜風に揺れた。

「っとと」

「悪いなカイト。読んでくれるか」

 運よく反応し、遠くへ飛ばされる前に確保した少年。アガットの言葉に調子に乗りつつ慎重に頷いて、メモに書かれた言葉の羅列を読み込んでいく。

『招待状は配り終わった。テーブルとイスも用意した。お茶会の準備はこれでお仕舞い。あとはお茶菓子を焼いてお客様が集まるのを待つだけ』

 読み終え、少年が一言。

「……なんじゃこら?」

「おいカイト。お前こんな時にふざけてんじゃ……」

「い、いやっ。本当にそう書いてあるんですってば!」

「……確かにそう書いてありますね。何だか童謡の一節みたいな」

 アネラスは素直な感想を述べたが、当然そんな場違いなものではないはずだ。

「フン、どうせ何かの暗号だろうさ」

「分かってたなら脅さなくてもいいのに……でも、そうなるとこれは何を意味しているんでしょう?」

 カイトが疑問を呈したその時。

 唐突に、三人の背中に悪寒が走った。

「散れ!!」

 頭より先に体が反応した。アガットの大声によって弾かれたように散開し、全員反射的に得物に手をかける。

 一瞬前に三人がいた地面には、既に機関銃の連射によって蜂の巣のような穴が開いていた。一人、敵の得物が確定する。

 それだけではない。暗がりから(おぼろ)のように現れたそいつらは、今の銃使いを含めて三人。

 カイトもアネラスも、アガットさえも気がつかなかった。

「……随分とアジな気配の絶ち方をするじゃねえか。あの赤い少尉にでも習ったかよ?」

 三方向からやって来た敵の気を伺いつつ、アガットが問う。しかし、アガットが見据える一人も、アネラスとカイトが見据える二人も、ピクリとも反応しなかった。ただただ、ゆっくりと足を動かして距離を縮めてくるだけ。

「アネラスさん」

「うん。これはどうにもおかしいね」

「そうみたいだな。ったく、最近はどうも妙な奴らに絡まれやがる」

 舌打ちをして、それでも偉丈夫は余裕の笑みを声色に乗せた。

「敵は三人。それぞれ一人ずつ撃破だ。……できるな?」

 それは殆ど、少年に向けられた言葉だった。この状況まで読んでいたとは思えないが、それでも何かしらのアクシデントは予想していたのだろう。

 これが、六日間の総まとめという訳だ。ならば、いいえと言えるはずがない。

「了解です!」

「そんじゃあーー行くぜ!」

 少年の視界の右端にいるアガットが吠えた。機関銃を持った一人に向かって跳躍し、重剣を振りかざした。

「こっちも、行くよ!」

視界の左端にいたアネラスも、特務兵が得意とする鈎爪を受け流して間合いを詰めた。

「さあ、こっちもだ!」

 少年が言う。自分が相手取るは、残りの一人、鈎爪を両の手に携えた特務兵。

 敵のすれ違いざまに来る袈裟掛けの一撃を、まず避ける。距離をとって銃弾を二発。

 その二発は避けられたが、対して気にもしない。それは敢えて狙いから逸らしたことで、敵が流れに乗って連撃を加えるのを防いだから。

 思い出すのは、この六日間でアガットから受けた戦闘指南の数々。

『敵と遭遇した時。絶対に迂闊に動くな。何も考えずに動くのが、最悪の選択だ。特に一対一で戦うときは、必ず間合いを考えろ』

 特務兵が身構えて、少年はそれに合わせ三歩下がる。同時に銃弾を一発敵の足元に打ち込んだ。

『相手の武器の間合いに入れば、必然的に不利になる。お前は体術と銃術――零距離と中遠距離の間合いの使い手なんだから、敵に合わせて目まぐるしく距離を変動させる。そうすれば、それはお前の得意な陽動を活かすことにもつながる』

 不意に自分から敵に近づいた。そこでは鈎爪を持つ腕に自分の腕を流し腕の背面で弾く。

『体術はジンにでも教わるのが一番だが、銃と同じだ。最後に叩き込む一撃のために、それまでの拳や蹴りを布石とするんだ』

 思ったよりも簡単に成功した。次は膝蹴り、掌底。最後に脛当てを横から力の限り黒装束の肩口に叩きつける。

(――あれ?)

 その一撃を加えたところで、少年は気味の悪さを覚えた。一度大きく距離をとり、さらには非殺傷の銃弾を浴びせる。

 一方の特務兵は、回し蹴りで転倒した体を立て直していた。その間少年の銃弾が直撃したが、痛みもなく意にも介さないらしい。

「こいつ……」

 どこかおかしかった。先程の体術も、人間の骨肉への攻撃ではなく、何か空虚な手応えだった。

「――とどめっ!」

 聞こえてきた声に、集中を維持しつつも顔を向ける。アネラスは、たった今その剣技で戦いを終わらせたらしい。さらにその奥では、アガットが重剣の平で特務兵を吹き飛ばしたのが見えた。

「ちぇ、やっぱりオレが最後か」

 違和感は、その後考えよう。まずは、この敵に一人で勝利する。

 再び銃を身構えた。敵も確実にこちらに近づいている。

 おかしいことには、少年が苦労せずに特務兵と戦えていることも含まれる。けれどそれは、今は好都合だ。まるで熟練者のように、一撃で敵を打ち倒すことも不可能ではないのだから。

 だから少年は、その時を見極めた。

 形容できないその瞬間に、特務兵が跳躍する。両の鈎爪でこちらを一直線に貫く『影縫い』。

「――!!」

 身を屈めた。小さい少年の体躯が、なお小さくなる。相手の点を貫く攻撃に、こちらも点で返す。

 身を屈めたことで鈎爪は少年の頬を掠め。

 代わりに特務兵は、自らの推進力を正拳突きとして受け止めることとなった。

「……ふぅ……」

 ゆらりと倒れる敵を意にせず、深呼吸。

「終わりましたよ」

 振り向いて、余裕の調子でいる先輩たちに応えた。

「おし、よくやった」

「お疲れさま!」

 三人の特務兵は完全に気絶していて、しばらく放っておいても問題なかった。それよりも、戦闘を終えたことで気になることが一つ。

「お前らも感じたか。まるで木をぶった切ってるような違和感を」

 先程も生じた違和感。何時かのレイヴンたちと違う。

 しかし、そんな黙考を遮る事が起きた。

「あっはは、さすがは遊撃士だねっ」

 露天掘りの一角から聞こえてきた、この場に似合わぬ楽しげな男の子の声。突如としてその場に現れたのか、それとも暗闇から姿を出したのかも見分けがつかない程に唐突な演出だった。

「なんだって……?」

「お兄さんもお姉さんもそうだけど、キミも思ったよりやるみたいだ。楽しげなショーだっよ」

 一般人でも戦人の衣服でもない。彼こそ大道芸のショーにでも出演しそうな派手なピンクに、赤色の蝶ネクタイ、その他多色の装飾をあしらったツナギ。ある意味ヨシュアの黒よりも珍しい碧色の髪。声と同じく楽しげな瞳。

「……何者だ」

「ふふふ……」

 アガットの問いに、満を辞してその少年が答える。

「執行者No.0――道化師カンパネルラ。『身喰らう蛇』に連なる者さ」

 予想外な、それでも起こりうる状況に、三人は緊張を顕にして身構えた。

 アガットとアネラスは最初、そしてカイトにとっては二度目の結社との邂逅になる。

「参ったぜ……こんな所で会うなんてな」

「ふふ、そう身構えないでおくれよ」

 そんな言葉に、カイトは口を挟まずにはいられない。アガットの情報収集が先なのかもしれないが、一度同じ執行者に煮え湯を飲まされた少年としては黙っていられなかった。

「身構えるだろ! あの変態といい、アンタといい、執行者ってのは変人しかいないのか?」

「ふふ、つれないなあ。確かに変人の集まりだろうね。ただ、ブルブランと一緒にされたら困るかな」

 結社の情報網が広いのか。それとも仲間内まで怪盗紳士が変態扱いされているのかは分からないが、どちらにせよ判明したことがある。

「ずいぶん、こっちの動向に詳しいんだな?」

「それは勿論。ツァイスでは、ヴァルターが君たちのお仲間と一戦交えたみたいだ。『久々に血が騒ぐ』ってはしゃいでたよ」

 ツァイスへと向かったエステルたちの状況は、そこまで詳しくはない。だが少年の言葉は、また結社が騒ぎを起こしたことを裏付けていた。

 ヴァルター。名前のみだが、その人物もまた執行者の一人なのだろう。

「だったら……アンタもここで何かの実験をする気なのか?」

 ルーアンでは幽霊騒ぎ。そう言えばツァイスは最近地震が頻発していたと聞くから、それが結社絡みであることも否定できない。だとすれば、なんの意味もなく結社の人間がここに現れるはずがない。

 ところが当の道化師は、「いや……」と(かぶり)を振りながら残念そうに返してきた。

「申し訳ないけど、僕は単なる計画の『見届け役』でね。直接君たちを楽しませることはできないんだ」

 断じて楽しんでなんかいないが。

「『お茶会』を開くのは僕ではないし、ここでもないみたいだ。参加したいのなら、早めに移動した方がいいかもだよ?」

 見届け役やらお茶会やら、こちらにとって要領を得ない内容だった。いずれにしてもただ者でないのは確かで、三人は静かに得物に手を添えていく。

 アガットが言う。

「……何にせよ、結社の一員であるなら拘束する。大人しくしてもらおうか」

「うっふふ、力持ちなお兄さんだねえ」

 アネラスが一言。

「ねえ君、カイト君と同じくらいの歳だよね? 結社みたいな組織にいるのは……止めておいた方がいいと思うよ?」

「…………」

「ね、ねぇ」

「ふふ、優しいお姉さんだなぁ」

 沈黙の後、道化師は唐突に口を開いた。アネラスの説得を聞いても、まだまだ楽しげな雰囲気は崩さなかった。

「でも道化師を笑い者にするのはともかく――」

 たった今までは。

「心配するのはルール違反、かなぁ!」

 パチリと、道化師が指を鳴らした。それを契機に、当初の捜索対象だった野営のテントが爆音を響かせる。

「きゃあ!?」

「なっ!?」

 アガット以外が悲鳴を挙げた。規模に反して鼓膜に響いた震動は、これ以上ない不意打ちとなった。

「そぉうれお次はーーこの『オモチャ』もだっ!」

 再び指を弾かせた道化師は、わざとらしく腕を振りかぶる。

 再び響いた爆音に、三人は悪寒を覚えた。自分たちの数アージュ後ろの爆原は、先程気絶させた特務兵。

「あははは! 今宵のショーはこれでお仕舞いだ。それじゃあ、良い夜更けをっ!」

 殆どまともな会話もできず、道化師は陽炎のように姿を消していった。

 残ったのは弱まりつつある焚き火の光と、辛い沈黙のみだった。

「アガットさん……特務兵が……」

「……ああ、分かってる」

「……」

 アネラスに至っては、言葉すら出せていない。

 それほど無情な光景を見てしまった。気絶した特務兵から光が溢れ、その体を四散させた光景を。

「こんな死に方しなきゃならないほど、罪深くはなかっただろうによ……」

 だからこそ、このままにしておくわけにはいかない。

「お前らはその辺りで適当に時間を潰しておけ。若い奴には流石に厳しいだろ……」

 そこまで言ったところで。

「ちょい待ち、お兄さん。そない取り乱す必要はないで」

 続けざまに現れた新たな声の主に、軽い口調で遮られた。

「なっ……アンタは」

 今夜は、善かれ悪かれ多くの人間が唐突に姿を現すらしい。ただ一人その青年の職種を一応知るカイトは、立て続けに起こる緊張や恐怖の連続で驚くことを忘れた。

「ケ……ビンさん」

「おう、一週間ぶりくらいやね、カイト君」

 ルーアンで出会った、緑の髪を逆立てた神父、ケビン・グラハムがいた。カンパネルラと同じく突然すぎる登場だ。

 結果として葬式のような場に似合わぬ、空気の抜けたような会話が起きる。

「って、カイトの知り合いだか知らねえが、何者だ!」

「この人、七耀教会の神父です……」

「そんな事じゃねえカイト! ここにいるってことがなあ……」

「まあまあ兄さん、まずは落ち着きましょうや」

 どこまでも軽い神父だった。不思議と彼の調子に乗せられてしまうような、そんあ空気を作られる。しかし先ほどの爆発の衝撃が強すぎた三人には、怒りの感情すら見えてくる。

「これが落ち着かずにいられるかっ! 神父だったら、死者を悼むことくらいしてやれよ……」

「ああ、だってそれ死者じゃなくて人形ですし」

 意外すぎる言葉だった。言葉のなかったアネラスも思考停止したカイトも、アガットさえも「へ?」と特務兵だったものを注視する。

 ……よく見ると、爆発の高温に曝されたとはいえ周囲に全く血が四散していない。

「よーく、見てくださいな。オレみたいな教会の人間がどうこうするものではないですわ」

 三人仲良く恐る恐る、特務兵の体を手に取ってみる。

「歯車にゼンマイ。それに結晶回路の破片……」

「ということは、これは……」

「自律的に行動する導力人形……所謂人形兵器ってヤツやろね」

 アネラスがやっと声を出した。それをケビンがまとめた。

 同時にやっと悲しげな空気がなくなった。人が死んでないことは、何よりも幸運なことだった。

 アガットが呟く。

「ちょっと待て。こいつらが人形ってことは、操ってたのはあの道化師……」

 アネラスもその考えを引き継ぐ。

「ということは、この野営はもしかしてあの子が用意したもの……」

「そこらへんも含めて、一度状況を整理する必要がありそうやね」

 確かに三人とも混乱していた。しかも、今は夜。気持ちも乗らない時でもある。

「改めて……七耀教会の巡回神父、ケビン・グラハム言いますわ」

 自分で作った軽い空気だが、今度は真面目なものにしたかったらしい。だから青年神父は、こんな提案を申し出た。

「カイト君、それにアガット・クロスナーさんとアネラス・エルフィードさんやね? 物は相談なんやけど、お互い情報交換をせぇへんか?」

 

 

 

 




次回は第12話「茶会への招待」です。
よろしくお願いします。

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