オリ主ハウス   作:朝苗

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感想を書いてくださった方々ありがとうございます。
うまいこと感想返しが思いつかないので感想返しは基本ないとは思いますがちゃんと読んではいますのでこれからもよろしくお願いします。


第三話 転生特典の使い方

 「おい、能力使えないってどういうことだよ」

 

 二人の爆弾発言を聞き俺の第一声はそれだった

 

 「言葉が悪かったですかね、正確にいうと使うことができないではなく使いこなせない(・・・・・・・)ということですよ」

 

 「それは、当たり前じゃないのか能力をもらったからと言って俺らは本人じゃないんだから、でも訓練次第で何とかなるんじゃないか?」

 

 俺の疑問に対して今度は一護が答える

 

 「ああ、そうだな普通はそうだ、少年漫画でも定番の修行パートだな、でもお前も含めて俺らのチートは訓練するにしても少し相性が悪いというべきか」

 

 意味深な言葉ばかりでいまいち要領がつかめずにいる俺に対してギルが言った

 

 「練炭の能力はDies系統ですよね?ではDiesと言えば創造などのチート技が代表ですよねそれこそ練炭の容姿のオリジナルが使うような}

 

 「ああ、Diesといえばそうだろ今の例でいうなら美麗刹那・序曲(アインファウスト・オーベルテューレ)とかな」

 

 そう答える俺に対してギルはさらに続ける

 

 「そうですね、自分の体感速度を変化させることによる加速、ではその能力の発動のために必要となることはなんですか?」

 

 「えっと、そりゃ詠唱を唱えりゃ発動するんじゃないのか?」

 

 「いえ、恐らくそれでは発動しないでしょう、作中でも重要な要素が欠けているのでそれでは工程不足です」

 

 「そうだな、Diesの能力をつかうならば転生で発動のハードルが下がっていてもそれだけでは発動しないだろ」

 

 「回りくどいことはよしてはっきり言ってくれよどうすりゃ使えるんだよ」

 

 Diesは俺も好きな作品だったんだその能力が使えると言われたらそりゃ期待もする、確かに個人が使うにはチートすぎて使いどころはないかもしれんがロマンには勝てないだろう

 

 

 「検証してみないことには正確な結果は出ないでしょうが創造を使うにはその創造の持ち主のキャラの渇望に対する理解(・・・・・・・)それは要求されるでしょうね」

 

 ………なんじゃそりゃ

 

 「おい、じゃあ創造使うにはそのキャラと同じ渇望持たなくちゃならんってことか?」

 

 「ええ、そうでしょうね、まあ一護が言っていたようにハードルが多少下がっているでしょうからキャラと同じほど狂ってなくてもある程度は使えるかもしれないですがね」

 

 あの作品の渇望とかっていうと吸血鬼になりたいとか、雷になりたいとかだろ?無理げーだろ……

 

 「まあ、あまり落ち込まなくても大丈夫ですよ」

 

 「そうだな、何とかなるって、たぶん」

 

 ふたりが慰めてくるが二人はどうなんだ?

 

 「そういう二人は能力を使えるのか?」

 

 「僕たちはあなたより早く転生したのですでに能力の訓練を始めてますよ、こんな感じでね」

 

 ギルがそういうと背後の空間が波打ちそこからいくつもの武器が出てきた

 

 「そ、そんなんチートや!」

 

 あまりの動揺に謎の関西弁が出てしまう俺に対しギルは

 

 「雑種とは出来が違うのだよ」

 

 ギルがこちらを見て煽ってくるが

 

 「でも、お前武器とばせねえじゃねえじゃねえか」

 

 一護のツッコミがはいる

 

 「言ってはいけないことを言いましたね!でも武器が出るようになっただけでも上出来でしょう!あなたこそ霊体になれないでしょう!」

 

 「何の道具もなくどうやって霊体になればいいんじゃ!あと偉ぶるなら原典使いこなせるようになってからにしろ!」

 

 「王の財宝は中身ありすぎて本人も把握してないのにどうやって使いこなせっていうんですか!剣だけで何本あると思ってるんですか!あなたこそ何の進展もないじゃないでしょう!」

 

 「進展ないとはなんだ、最近幽霊見えるようになったわ!」

 

 「それただのホラーじゃないですか!」

 

 ……あ、うん、俺含めて五十歩百歩なわけだな

 

 「ゴホン、取り乱しました、つまり能力が使えなくても気にしなくてもいいということです」

 

 「そうだな、訓練次第で段々と使えるようになっていくみたいだしな」

 

 「そう…だな、せっかく能力をもらえただけでも儲けもんなんだ地道に行くとするよ」

 

 二人に向かい笑って返すと一護が

 

 「よし、練炭の能力も分かったことだし本来の会議にもどるか」

 

 「ああ、そういえば元々は何の話をするつもりだったんだ?」

 

 話を始めに戻した一護の言葉に対して俺がそう質問すると

 

 「オリ主が第一に考えなければいけないことは一つですよ」

 

 ギルが答え続けてこう言った

 

 「では第一回 原作対策会議 を始めます」

 

 




この話くらいで私の書きたかった設定は大体出ました。
この話は中途半端で使いにくいチートをもらって四苦八苦しながらゆるく頑張るお話にしたいので
それでも大丈夫という方は続けてよろしくお願いします。

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