士郎さんとの話し合いの後、夜遅いということでそのまま高町家に泊めてもらった俺たちは桃子さんの朝ご飯をご相伴にあずかっていた。
「やっぱり、桃子さん料理はおいしいですね」
「あら、ありがとう。今日は一護君たちもいるからいっぱい作ったからたくさん食べてね」
「桃子の料理は絶品だからな、遠慮しないで食べてくれていいんだぞ」
一護が料理の感想を述べると、桃子さんも士郎さんもうれしそうにもっと食べるように勧めてくれる。
「ところで、ユーノは食べたらいけないものとかはないのか?」
フェレットの姿のまま食卓に上がることができず離れた場所でパンをかじっていたユーノに俺が聞いてみたところ。
「姿は変わってるけど中身までは全部変化しているわけじゃないから特に気にするようなことはないよ」
「そんなものなのか?」
俺の疑問にユーノはさらりと答え、説明を付け加えてくれる。
「この魔法はあくまで魔力の消費を抑えて体力を回復するためのものだから、体の構造を丸ごと変化させるような高度な魔法を使えるほど魔力があるなら素直に治療魔法を使った方が効率がいいからね」
ユーノの解説を聞いて納得していると士郎さんが
「そういえば、早速今日からそのジュエルシード集めを始めるんだろう?」
俺たちに確認してくる士郎さんに向けてギルが答える
「そうですね、早く回収するに越したことはないので。早速今日の放課後から探してみることにしますよ。
まぁ、特に手がかりはないので歩き回ることになりそうですけど……」
「ふむ、じゃあ恭也。お前がついて行ってやってくれないか?」
ギルの言葉に士郎さんは恭也さんに俺たちの引率を任せることにしたようだ。
「わかったよ父さん。みんな俺の判断には従うんだぞ」
恭也さんもあらかじめ士郎さんから話を聞いていたのか二つ返事で引き受け、俺たちに念を押してきた。
「わかっていますよ、昨日は無事に済みましたがこれからもそうだとは限らないですからね」
「だなー、なんだかんだ言ってけがはしなかったけど俺の攻撃は効いてなかったしな」
「俺もそんなに余裕ないからな」
昨日の暴走体は力はあったが速さでいえば大したことはなかったから俺たちでも十分対応できたが能力を使いこなしているとは言えない俺たちではすぐに対処できない敵が増えてくるだろう。
(それまでに実戦の中でもう少し戦えるようになれればいいんだけどな……)
今の俺たちはほとんど身体能力だけで戦っているようなものだ、一応昨日のように少しは能力を使うこともできるが、元々の能力の原作のことを考えると普通に殴った方が早いレベルでしかない。
「なのはたちの学校はいつごろ終わるんだ?」
俺が少し考え込んでいると恭也さんがなのはにそう質問した。
「ムグッ、えっと、普通に授業だけだから三時くらいには終わると思うよ?」
恭也さんの質問に対して口に含んでいたトーストを飲み込んでからなのはが答える
「そうか、じゃあ俺の方が少し早く終わるな。いったん家に帰ってきてから探しに行こう。」
「恭也さん、緊急の時の連絡はどうしますか?」
「む、それは俺の携帯に電話してくれ、それとできれば普段からまとまって行動してくれれば後から俺が合流するだけで済むから助かる。」
「でもそれだとユーノには連絡できないことにならないか?」
「それもそうか……」
ギルと恭也さんが今後の対応を考えているところに一護の質問が飛ぶ。
当然ユーノは地球の携帯なんか持っていないし、学校に連れて行って行動を共にすることもできないので悩みどころではあるのだが。
「連絡ならなのは達から経由して伝えてもらえれば大丈夫ですよ」
恭也さんがユーノの事について悩んでいるとユーノからそんな声が上がる。
「なのはに対しては僕から念話で連絡を取りあうことができますから、間接的に僕と恭也さんたちとで連絡しあうことができると思います」
ユーノの説明に対してなのはが
「そんなこと言われても、なのはやり方わかんないよ?」
困ったように言うが、ユーノは
「大丈夫、昨日渡したレイジングハートを身に着けて心の中で僕に話しかけようと思ったらできるはずだよ、(こんな感じにね)」
説明の後半を念話で実演して見せた。
「えっと……(こうかな?)」
ユーノの説明を受けたなのはが実際にレイジングハートを首から下げ試してみると先ほどのユーノのように頭の中でなのはの声が響く
「おーすげえなこれ、なのは本当に魔法使えるようになったんだな」
「他人事みたいに言っているけど念話が聞こえるということは素質があるということだから一護たちも意識すれば使えると思うよ」
なのはが使った念話に感心していた一護の言葉にユーノがそう答えると
「マジかよ!むむむ(こんなかんじでいいのか?)」
「おお!一護君も出来てますよ!じゃあ僕も(どうですか?聞こえますか?)」
一護の成功に続いてギルも試してみたところ問題なく念話が使えている、ユーノが言った通り魔力があるならだれにでも使えるようだ。
「じゃあ俺も(ファミチキください)」
「こいつ脳内に直接……!」
少しボケただけ一護のこの反応はさすがである。
「まあこれで僕たちも念話が使えることが分かったのですから、恭也さんには携帯で、僕たちに関しては念話で連絡を取り合えばよほどのことがない限りは大丈夫でしょう」
場が混沌としてきたのでギルがそう言ってその場をまとめる。
「話はまとまったかな?まあ僕も翠屋の方に支障が出ない程度には手伝うから安心していいよ。」
俺たちの話がまとまるのを待っていた士郎さんがそういってこれからのことについての話し合いは決着した。
そして、魔法関連の話が終わるのを待っていた桃子さんが俺たちに対して声をかけてくる。
「難しい話が終わったのはいいことだけれどそろそろ学校に行かないといけない時間よ、準備しなくてもいいの?」
桃子さんのその言葉に学生組が一斉にあわてだす
「うにゃー、もうこんな時間だよぉー。バスに遅れちゃう!」
なのはがそう言いながらあわてて朝食を掻き込み
「そういえば荷物家に置きっぱなしじゃないか?」
「そういわれてみれば昨日はユーノ君に呼ばれてそのまま泊まらせてもらいましたから学校の用意は持って来てませんね。」
「のんきにしてる場合かよ!今から家に帰るなら遅刻ギリギリだぞ!なんか付け足しで話したいことあったら念話で頼む!」
なのはとユーノに向かってそうひと声かけると俺たちは自宅に向かって走り出した。
結局俺たちが学校についたのはチャイムが鳴るぎりぎりだった。
「いやーぎりぎりだったぜ、皆勤賞を目指している身としては遅刻は避けたいからな。」
朝礼のあと担任が職員室に帰った後、俺の席近くに集まってきた一護がそう言った。
「あれだけぎりぎりで遅刻じゃないって言い張るのはちょっとみっともないと思うわよ。」
「なんでだよ、先生が来るより先に教室には居ただろ!」
「先生が扉明けた瞬間にわきをすり抜けて入った癖に。」
「それでも先生より先に教室には居たし、チャイムもまだ鳴ってなかっただろ。」
「そういう定義の問題を話してるんじゃないんだけどね、私は……。」
……一護の相手はいつも通りアリサに任せるとするか
「でも、今日は一護君だけじゃなくてギル君たちも遅かったね、何かあったの?」
アリサと一護の口論をBGMにしながらすずかがそう聞いてきた。
……最初のころはすずかもなのはもアリサと一護の口論をいちいち止めようとしていたが最近ではこれが二人なりの友情だと理解したのかこんなふうに放置することが多い。
「それがですね、昨日はなのはの家に泊めてもらったんですけどうっかり今日の用意を持っていくのを忘れていて、いったん家まで取りに帰ってから学校に来たんですよ。
おかげで遅刻ぎりぎりになってしまいまして。」
「そうなんだ、結構なのはちゃんのお家には泊まったりしてるの?」
「最近はそうでもないですけど、前は結構お邪魔させてもらってましたね。僕たちの親は仕事で帰ってこないことも多いので。」
「なのはとしてはもっと泊まりに来てくれてもいいんだけどね。」
「そろそろ僕たちも大きくなってきたので留守番くらいはできますよ。」
ギルとすずかの話になのはも入って盛り上がっている中、俺はいまいち話に加わることができないでいた。
別に俺がこのグループの中で浮いているとか、コミュ障だとかという話ではなくて。
「(というわけでジュエルシードは周りの知的生物の願望に反応して願いを叶えようとする性質があるんだ、それが暴走すると昨日みたいなことになるんだけど……)」
「(でもそれって結構致命的な欠陥じゃないのか?そんなもんでも価値があんのか?)」
「(機能が壊れていたとしてもけっこう利用価値があったりしますよ。そもそもユーノ君の話を聞くと実用目的よりも考古学的価値の方が高いのかもしれませんが)」
「(もしかして結構お高いものだったりするの?)」
「(危険がないようなものならオークションとかで取引されたりするけど今回のジュエルシードみたいに危険なものは基本的に時空管理局で封印保管されるから、特に値段とかはないよ)」
ここまでの会話がさっきのアリサやすずかと話している間に同時に進んでいる。
「(なんでお前らそんなに頭と口で別のこと話せるんだよ……)」
俺がそう全員に聞いてみると
「(アリサと話すのには別に普段から頭なんか使ってないからその分をこっちに回せば普通にできるだろ)」
一護からは脊髄反射だけで生きてる人間にしか通じない論理を返され
「(蓮君だって宿題しながら終わったら何して遊ぼうとか考えることあるでしょう、それを応用したら簡単ですよ)」
ギルからは参考になるんだかならないんだかよくわからないアドバイスをもらい
「(えっと、なんとなく?)
なのはにいたっては完全に感覚だけでこなしているらしい、流石は原作主人公と戦慄する。
「(ははは、まぁこれも軽いマルチタクスが必要だからね、蓮には時間があるときに少し教えてあげるよ)」
なのは達の返答がひどいと思ったのだろうユーノの優しい言葉にひどく感動した。
そんなことを話しながら授業を受けているとあっという間に放課後になってしまう。
「今日はアリサとすずかは迎えが来るのか?」
帰り支度をしながら一護がそう言うと
「今日はお稽古がない日だから、途中までみんなで帰るって言ってあるわ。」
アリサが言った言葉に続いてすずかも
「私も今日は一緒に帰れるよ。」
そう言いたまにはみんなで帰ろうと提案しようとしたその時、体の内側をなぞるような悪寒が走った。
今まで感じたことのない感覚にとっさに周囲に視線を巡らせるとギルや一護、なのはも今の感覚を感じたようで戸惑っているのが見て取れた。
「(おい、今の感じたか?)」
俺が念話で三人に呼びかけると
「(ああ、なんだ今のは)」
「(普通じゃないっていうのは今のみたいなことを言うのでしょうね)」
「(ユーノ君もしかして今のって……)」
一護とギルも今の感覚は異常だと感じたようで、その原因の確信を得るためになのはがすぐにユーノに確認をとる。
「(間違いない、今のはジュエルシードが発動したことで余剰魔力が放出されたんだ!)」
ユーノが言い終わるかどうかと言う間にギルは
「すいません二人とも、今日は僕らとなのはが恭也さんに翠屋で手伝ってほしいことがあるから早く帰ってくるよう言われていまして、急いで帰らないといけないので一緒に帰れないんです。」
アリサとすずかにそう断りを入れ一護もそれに合わせて
「ほんと悪いな、今度何かで埋め合わせするから今日は許してくれ。」
二人のその言葉にアリサは
「それならしょうがないわね、今日はすずかと帰るから気にしないでいいわよ。まぁ一護からは今度なにか奢ってもらおうかしらね。」
すずかも
「そうだね、お手伝いならしょうがないよ、また今度一緒に帰ろう。」
そう言って俺たちを送りだしてくれる二人に感謝しながら俺は恭也さんに電話を掛ける
「もしもし、どうした蓮、学校は終わったのか?」
「今終わったところです、それとジュエルシードの反応があったので今から回収に向かいます。」
俺の言葉を聞いて恭也さんも真剣さを増した声で応じる
「わかった、俺は今家にいるからユーノを連れてそっちに合流する、詳しい場所はユーノに伝えてくれ。
携帯で片手がふさがっていると移動しにくいだろう。」
「了解です、じゃあ後はユーノを仲介しますね。」
「(ユーノ!恭也さんがお前を迎えに来るから恭也さんと一緒にこっちに合流してくれ!)」
「(わかったよ、こっちでもどこで発動したかは捉えてるから反応のあった近くで落ち合おう)」
恭也さんと連絡を取った後に、ユーノに念話で恭也さんとの話を伝えると打てば響くように返答が帰ってくる。ユーノとの念話はなのは達も聞こえているのですぐに現地に向かおうとすると一護がそれに待ったをかけた
「おい、今大変なことに気づいたんだけどな……」
「なんだよ!非常事態なんだから早くしろよ。」
一護が深刻な顔で俺に言ってくるが優先順位はジュエルシードが上なので一護をせかすと俺達が想像していなかったほど大変なことを言った。
「俺の体どこに置いとくんだよ……」
………あっ
空気が凍るってこういうことを言うんだろうなと場違いな感想を抱くほど空気が静まり返った
「……どっかのトイレとかどうですか?」
その気まずい空気を打ち破ったのはギルの発言だったが
「下手したら一時間単位でほっとくことになるんだぞ、小学生が一時間もトイレから出てこなかったらちょっと問題にならないか?しかも幽体が抜けてるから半死体みたいな状態だぞ。」
ギルの提案に一護がそう返す、しかも不幸なことにこの近辺はどちらかというと住宅街に近く都合のいい店や公衆トイレがないのだ
「えーと、じゃあほらファミレスとかでつい寝ちゃったみたいな感じでいけば。」
俺も思いついた案を提案してみるが
「いや、それも小学生が一人でそんなとこで寝てたら声くらいかけるだろ、普通。」
サラリーマンの人なら大丈夫かもしれないが小学生のしかも低学年の子が一人で寝てたらそうなるだろうなぁと自分の意見が却下されているのに冷静にそう思った
「えっと、よくわかんないけど。早く行かないとお兄ちゃんたちの方が先についちゃうよ?」
一護の能力のことをよくわかっていないなのはも何かしら問題が起こっているのは分かるのか俺たちの話を遮るのを少し申し訳なさそうにしながらそう言ってくる
「じゃあ仕方ありませんね。一護君は全速力で帰宅してその後合流して下さい。」
ギルの出した結論はそれだった。
「まぁ、そうするしかないだろうな。ほら、時間ないんだから早く帰れよ。」
「申し訳ないですけど、これ以上議論している時間もないのでさっさと帰ってくれますか?」
俺とギルの追撃に一護は
「くっそ、お前らだけ便利な能力持ちやがって!ぜってえ封印までに間に合って見せるからな!」
捨て台詞を残して全力で走っていくのだった。
「さ、早い所恭也さんと合流しないと。」
「そうですね、要らない時間を使いましたしね。」
「一護君かわいそうじゃなかった?」
一護のことなんかさくっと忘れて切り替えた俺とギルとは違いまだ一護の事が気にかかるなのはだったが
「大丈夫だろ、一護だし。」
「ええ、一護君ですからね。」
というなんの根拠もない言葉で納得させる。
そんな騒動の後、念話で互いの位置を確認しながら移動し続け、合流したのはジュエルシードが暴走したと思われる神社のふもとだった
「まだこの上から反応があります、恐らくここにジュエルシードの暴走体がいるはずです。」
合流したユーノは俺たちに向かってそう言い、その言葉で俺たちはこれから始まる戦闘の緊張感に体をこわばらせる。
昨日の暴走体には俺たちの力は通用したが、今日もそうであるという保証はどこにもない。
なら俺の性にも合わない慢心は捨てるべきだろう。
「なら俺が先頭を行くからお前たちはその後ろからついてこい。」
恭也さんの言葉に従い俺たちは恭也さんの後を続いて神社の階段を上っていく、恭也さんもすでに臨戦態勢に入っており、その両手には小太刀が握られている。
階段を上りきった先にいたのは、巨大な犬の姿をした化け物だった。
「現住生物を取り込んだのか!」
その化け物の姿を見てユーノがそう叫ぶ
「それは昨日のやつとはどう違うんですか?」
「実体がある分より強力になっているんだ!なのはレイジングハートを起動して!」
ギルの疑問に対してそう答えるとユーノはなのはに呼びかける
「えーと、起動?」
「昨日詠唱してもらった、我使命をから始まる呪文だよ!」
「あんな長いの覚えてないよー。」
ユーノの言葉になのはがそう返す
俺も昨日試したからわかるがあれは確かに一回で覚えろというのはむちゃだろうなあと感じる
しかし、俺たちが漫才をしているからと言って相手が遠慮してくれるわけもなく
唸り声を上げながらこちらに突撃してくる。
全長が二メートルは超えようかという巨体の割にかなりのスピードでこちらに突っ込んでくる化け物に対応しようと、俺とギルがなのはの前に立ち庇おうとするが
「実体があるということは……斬れるということだな。」
そうつぶやいた恭也さんが動き出す方が早かった
暴走体に向かって駆け出すとその両手の小太刀を一閃・二閃するとそのまま暴走体の脇を通って駆け抜ける。
斬りつけられた暴走体はというと、見たところダメージはないようだが俺達ではなく恭也さんを標的に見据えたようで再度恭也さんに向かい飛び掛かっていく
「なのは!今のうちに!」
「うん!おねがいレイジングハート!」
恭也さんが暴走体を引き付けているうちになのはがレイジングハートを起動させる
なのはの体がなのはの魔力光である桃色の光に包まれると、次の瞬間には昨日と同じく聖祥学園の制服を模したバリアジャケット姿で表れる
「封印には暴走体の動きを止める必要があります!」
ユーノが暴走体との戦闘を続けている恭也さんに向かってそう言うと
「了解だ!」
ユーノ言葉にそう応じると恭也さんは暴走体の動きを止めるべく、戦闘を組み立てていく
まず相手のスピードの落ちる反転の瞬間を見計らい飛針を投げ相手の足を止め、飛針のすぐ後を追っていたとしか思えないタイミングで相手の懐に入ると、体制を崩しやすい膝を狙い何度か小太刀で斬りつける。
最後に小太刀で斬りつけたことによって下がっていた相手の顔に向かって体重の乗ったとび蹴りを当てることにより暴走体はあえなく地面に沈んだのだった
「注文通りだ。なのは、後は頼む。」
「うん!リリカル・マジカル・ジュエルシード封印!」
兄弟の共同作業により封印されたジュエルシードを見ながら
生身で暴走体を完全に手玉に取った恭也さんに緊迫した場面だった為誰も突っ込まなかったが、ユーノが必要だと言っていた起動パスワードを地味に省略していたなのは。
「俺達よりもよっぽどチートじゃないか?」
そうつぶやいた俺の肩を横に立っていたギルがそっと叩くのだった。
今回は恭也さん無双の回でした。
まぁ戦闘民族高町とかネタにされるくらいなのでこのくらいはできるかなということでこうなりました。
さらに恭也さんだけでなく士郎さんまで協力体制にあるのでもうこれオリ主いらないんじゃ……状態ですね。
いつも通りご意見・誤字報告などありましたら感想の方にお気軽にお願いします。