咲と照のセリフと高校が逆だったら   作:緋色の

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終わる気配がない。どうしよう。ああー、もういや。


花と太陽 3

 麻雀教室。

 

 この教室そのものは二年前からあった。客の入りはそこそこで、評判も上々だ。それなのに生徒は多すぎず、少なすぎず。だから教師も一人一人見てあげることができる。今から通う子にとってベストな環境であった。

 

 咲はそういった目的ではない。一日だけ羽目を外して麻雀を打ちたいだけで、通うのが理由ではない。親と一緒に来なかった咲だが、

 

「君、お父さんかお母さんは?」

 

「仕事で忙しいから私だけで来たの。やっぱりお父さんとお母さんいないと駄目?」

 

「ううん。そんなことないよ。それじゃお兄さんたちと打とうか」

 

「うん」

 

 麻雀教室の職員も相手の子に通わせたいと思わせるのが今日の仕事だ。一人で来た咲はよほど興味があると分かる。本当なら両親にも見てもらいたい所だが、咲だけでも心から満足させれば通いたいと両親に言うだろう。それぐらい楽しい麻雀を打たせたい。

 

「わしがこの子と打とうか」

 

「タツさん、いいんですか?」

 

 華甲を迎えていそうな男性だが、体つきはしっかりしており、実際の年齢より若々しく見える。白い髪の毛は長めである。顔つきはやや厳つい。されど全体的に優しそうな人で、咲は警戒せずにタツを見上げる。

 

「いいよ。何だか、愉快そうな子だ」

 

 特別な才を持つ者が放つプレッシャーをこの子は持ち合わせている。多くの雀士と打ってきたタツにとって一目で見抜くのは朝飯前だ。後は実際どの程度なのかを打って確かめるだけだ。

 

(さて、無能力のわしに何処までやれるやら)

 

(このおじいちゃん……喧嘩強そう)

 

 お互い噛み合わない思考をしていた。咲は咲で麻雀よりそっちを気にするのかと尋ねたくなる。そんなのどうだっていいじゃないかと言いたい。

 

 とまあ、出だしはそんなものであったが、卓につけば話は変わる。同じぐらいの年の子が一人、タツと職員がついた。タツの興味は咲にある。

 

「さて、好きなように打ってくれ」

 

 タツの言葉に咲は待ってましたと、満面の笑みを浮かべ、輝くような目になった。期待と興奮から心臓の鼓動が速まる。この感覚、本当に久しぶりだ。最近家では楽しめなくなってきた咲はその感覚に飲み込まれた。

 

 相手のことなど気にしない。好きなように、出せる限りの力をもって勝利するのみだ。

 

(むっ。予想以上だな……)

 

「カン。ツモ!」

 

「嶺上開花。いいものを見れたな」

 

(うん。これ、これだよ!! これが私の麻雀!)

 

 嶺上開花で決めることができた喜びと快感が全身を走り抜けた。雷に打たれたとも言える強烈な衝撃。たった一回だというのにこれだ。咲が考えていた以上のものがあった。全身が震えているのか、痺れているのか区別がつかない。

 

 咲は自分で気づいていないぐらいに不満を、ストレスを抱えていた。それが一気に解消され、解放された。もちろん悪いことばかりでもない。我慢した打ち方をすることで、能力抜きでの実力は上昇した。それに伴い、彼女本来の麻雀も強まっている。

 

 場の状況をよく見て、カンをするタイミングを計り、或いはしないようにするか。搶槓という役が麻雀にはあり、これはカンの成立を阻止してカンを宣言した人から和了する。この搶槓は嶺上開花以上に出にくいが。

 

「リーチ」

 

(うーん? 手は大きいのかな? 染めてそうだけど……)

 

 ホンイツのみならリーチも合わせて満貫、ドラが絡んで跳満ぐらいか。悩み所だ。咲はまだ聴牌していないものの、カンはいつでもできる状態だ。聴牌したらカンをして和了できるのだが。

 

「ロン。リーチ一発ホンイツ……ドラはなし。8000です」

 

「は、はい」

 

 まだまだ未熟か。引かずに突っ張った結果、咲は振り込んでしまった。聴牌したら、この誘惑に勝てず、ついついやった。悔しがる所を見せるのが普通の子供だが、咲はそれとは逆に楽しそうにしていた。

 

 まだ序盤なので、ここから盛り返し、再びトップをとることだってできる。ところが咲はそんなことを考えていなかった。

 

 自分らしい麻雀を打ち、それで負けるなら構わない。勝ちたい気持ちはあるものの、それよりも今は麻雀そのものを楽しみたい。家族麻雀では味わえないこの楽しみを、期待を、興奮を、思う存分に味わいたい。

 

「むっ……!」

 

 咲から放たれるプレッシャーが一層強まった。

 

 咲のプレッシャーなど微風に等しい。しかし、その微風に混じっている恐ろしいものは子供らしからぬものだ。背筋に冷たいものが走る。これは、とタツは笑みを深め、確信した。

 

(わしの知り合いに比べたら何てことない。しかし、これは……大いなる原石。この子は間違いなく十年、二十年に一人の逸材!)

 

 牌に愛された子。

 

 常人では入れない領域にいる者たち。彼女らの麻雀を見て、分かることはあっても同じように打つのは不可能。故に彼女らは一人一人が強い。

 

 特別な麻雀を打ち、常人を簡単に蹴散らせる特別な子たちであるが、

 

(上を目指し、自分を磨こうとする姿勢がなけりゃ強くなれねえ)

 

 今の咲はそうではない。楽しむことを最優先にしている。それは悪いことではない。麻雀を愛する心がなければ強くなろうとはしない。つまり咲の姿勢は正しいのだ。後は咲に強くなる意志があるかどうか、これに尽きる。

 

(麻雀教室なんてちんけなもんに通わせたくねえな)

 

「カン」

 

「ロン。搶槓のみ」

 

「えっ、は、はい」

 

(偶然、だよね? 一回で分かるはずないし)

 

(さて、トップをとるか)

 

 麻雀教室に通いたいと思わせる。それにはまず子供たちに自分たちの強さをみせないとならない。なので職員は大人気ないが、トップをとりにいっている。子供を勝たせることはしない。

 

(何もできない……。私ってこんなに弱かったっけ?)

 

「ふう。終わりだな」

 

 全力で打ってるというのに、三位がやっとだ。最近家の方は縛りプレイでやってるので照に勝てないし、最悪父親に負ける。父親に負けるとその日はもうやる気が出なくなる。ご飯も喉を通らない。宿題はやらないと怒られるし、変に目立つのできっちりやるとして、とにかく何もしたくない。

 

 とまあ、ここ一ヶ月ろくに勝てずにいた咲ならこの敗北も何でもないもの、ではなかった。全力で打ったのにあっさりと負けた。全身を揺さぶるような感じだった。外の世界にはとんでもなく強い人がいる。少しはできると思っていたのが恥ずかしくなる。

 

 三位とあるが、これは別の子がトビ終了したからだ。一歩誤ればビリは咲だった。タツは強かった。同卓した別の子よりもずっと強い咲を、その別の子と同じように扱った。

 

「おじいちゃん、凄く強い……」

 

 負けたことよりも、タツの強さに感動した。尊敬の眼差しでタツを見つめる。興奮のあまり手が震えた。こんなに強い人がいたとは。ただ自由に麻雀を打つために来た麻雀教室だったが、この人がいるなら通いたい。

 

「強いのは当たり前だよ。この人は少し前までプロだったからね」

 

「プロつっても二流だけどな」

 

「何言ってんすか? タツさんは一流ですよ」

 

「いや、わしは二流だ」

 

 卑下している様子はない。事実として受け止め、自分というものをしっかり捉えている。だから恥じることもなく、かといって過度な誇りを持つでもなく、ありのままの自分でいるのだ。そこに嫌味はなく、話していて不快にならない。

 

「おじいちゃんともっと打ちたい!」

 

「わしは構わんが、少し休ませてくれ。年寄りに連続はきつい」

 

「じゃ、待ってる」

 

 他の人が来たら邪魔になるので、咲は壁付近に置かれた横長の椅子に座る。近くに麻雀関係の本があったので適当に何冊かとった。この手の本を読むのは何度目だろうか。まだ数回程度のはず。

 

「インターミドルチャンピオン……」

 

 全中王者。中学生最強の子に与えられる称号だ。照と中学生最強の座を争うのもいいかもしれない。その次はインターハイで。とにかく何でもいいから照と一緒に大会に出たい。この気持ちは最近の環境があってもなお消えることはなく、強く思っている。姉と肩を並べ、大会で活躍したい。そのためには今よりも強くなる必要があるのだが。

 

 家族麻雀は息苦しいものがある。カンが自由にできないことで勝率はかなり落ち込んだ。照の連続和了、打点上昇はかなり強力な能力だ。カンを自由にできない咲がどうこうできるものではない。しかし、たまにだが、カンをせずに照の能力を止めたこともある。その時は凄く嬉しかった。自分が強くなってると実感できたから。

 

 今度親戚のおじさんが来てもカンをせずに打てたら自由に打てるようになるはずだ。だから、今は基礎を鍛えつつ、無意識にしてしまわないように頑張る。

 

 不安を欠片も抱くことはない。咲は楽観視してきた。今だけなのだ。今だけ我慢してればいい。

 

 もちろん疑問もある。基礎は縛りプレイをしたら上がった。なら能力はどうなのか。基礎がよくなったことで彼女の麻雀は全体的に底上げされた。しかし、基礎と能力を分けて見た場合、能力は一ヶ月前と変わっていない。それなら一日でもはやく、多くカンをした麻雀を打ちたい。そうして自分だけの麻雀を強くしたい。

 

 息抜きのつもりだったが、予想以上に咲を虜にした。タツと呼ばれていた老人ともっと麻雀を打ちたい。あの人とたくさん打てば、それだけ強くなれる。咲の麻雀を疑わず、否定もせず、難癖もつけずにいてくれた。それだけで十分すぎるというのに、タツは咲を余裕で負かした。

 

「お嬢ちゃん、名前は?」

 

 そのタツ、咲の前に来ると名前を尋ねた。

 

「宮永咲だよ」

 

「咲ちゃんか。咲ちゃんはいつもあんな麻雀を打つのか?」

 

 隣に座り、手に持っていたオレンジジュースを咲に渡して、自分はブラックコーヒーを飲む。

 

 タツの質問に、咲は表情を曇らせた。

 

「ううん。最近はしてないよ。カンはあまりしない打ち方をしてた。親戚のおじさんがうるさいから」

 

「親戚のおじさん?」

 

「うん。私がカンするとうるさいの。お父さんとお母さんは、お世話になった人だからあまり言い返せないっていうか、何というか」

 

「ふむ。わしからすれば、咲ちゃんの打ち方は批難されるものじゃない。お前の麻雀は……特別なものだ。それこそ牌に愛されたもの。だから大切にしなきゃいけない」

 

「でも、私のわがままでお父さんとお母さんに嫌な思いさせたくない。ちょっとの間我慢して、カンをおじさんの前でしなきゃいいだけだもん」

 

「そこだ。そこが変だ。何で我慢する? わしはな、好きに打ったらいいと思ってる。好きなら、言われるまでもなく麻雀関係の本を購入して、番組を見て勉強する。それまでは楽しい麻雀を打てばいい。強くなるのは後回しで結構だ」

 

「そうかな、そうなのかな?」

 

「そうとも。ま、咲ちゃんの家庭は分からないからあまり言えないがね。ご両親が昔世話になった人に強く言い返せない気持ちも分かるし、咲ちゃんが家族のために我慢する気持ちも分からなくはない」

 

 と言っても、それが正しいとは思っていない。気持ちは分かると言っただけで納得したわけでない。咲の両親は見方を変えれば自分たちのために咲を犠牲にしたと言えるし、咲は子供だからかこうするのが一番だと思いこんでいる。

 

 この子はと、タツは思う。もしかしたら我慢しすぎて麻雀を嫌いになるのではないか。それとも自分さえそうしたらいいと追いこみ、潰れてしまうのか。

 

「咲ちゃんは我慢する麻雀としない麻雀、どっちが好きなんだ?」

 

「そりゃしない方だよ」

 

 当たり前とばかりに答えた。何を言ってるのと疑問顔になる咲の頭をタツは荒っぽく撫でた。

 

 考えるように視線を天井に向けた。音もなく、細い息を口から吐いた。

 

(この子を育てたい。老後の生活を考えていたが……まさかこんなお宝に出会えるとはな)

 

 ここに引っ越してきて、咲の麻雀を見るのが一番楽しそうだ。

 

「じゃあ、今日はとことん楽しもうか」

 

「うん!!」

 

 満面の笑顔を浮かべた咲に、タツは優しい笑みを返した。

 

 

 

 

 

「今日はありがとうございました」

 

 楽しい時間が過ぎるのはあっという間だ。咲は満足していなそうに、名残惜しそうに麻雀教室を出た。ちぇ、と拗ねたように唇を尖らせて、道に落ちてた缶を軽く蹴った。くるくると回転してゴミ箱に当たった。

 

 もっともっと打ちたかった。夕方前で解散となった。今日のように楽しい麻雀は本当に久しぶりで、しかも咲特有の麻雀を打っても文句はない。まさに最高の場所だった。

 

 家に帰れば、また窮屈な麻雀のはじまりだ。帰りたくない、そんなことを思ってしまった。

 

「あのおじいちゃんと打ちたいなあ……。お姉ちゃんや私みたいなものなくても強かったし」

 

 本当に楽しかった。あれなら毎日やりたいぐらいだ。心からそう思い、もうあんな時間は来ないとして、咲は考えるのをやめた。

 

 自由を知った。

 

 自由を知ったら、今までの環境がどれほど窮屈なものか分かった。

 

 だから、彼女は気づかぬ内に自由を求めた。

 

 

 

 

 

 

 

 麻雀教室に行った日の夜。家族麻雀をする時間が来た。やはり照の独壇場。いつものように為す術もないのか。照の麻雀は日々強くなっているように見える。だから段々と何もできなくなっているわけだが、しかし羨ましいとは思わなかった。

 

 照は楽しそうにしていない。つまらなそうだ。まるで八つ当たりするように、さっさと終わらせようとしているように見えた。

 

(咲と本気の麻雀が打ちたい……)

 

 あれから一ヶ月も経った。咲もカンをしない打ち方に慣れてきただろうし、たまには本気で打たせてもいいんじゃないだろうか。そう思った照は父をトバして、両親に言った。

 

「私、咲の我慢してない、ちゃんとした麻雀とやりたい」

 

「そうね……。うん、いいわよ。咲もずっと頑張ってくれたしね。今日明日ぐらいは好きにやりましょうか」

 

「ほんと!? 好きにやっていいの!?」

 

 何という幸運だ。家の中で自分の麻雀が打てると思っていなかった分、喜びと驚きは大きく、大声で尋ねてしまった。しかも体を前に出して、母親に輝くような眼差しを送っている。

 

「いいわよ」

 

 よしよしと頭を撫でる。それだけで咲は心底嬉しそうに笑った。その笑顔を見て、照は微笑みを浮かべた。

 

(よかった。咲が楽しめる麻雀ができる。やっと、楽しい麻雀が戻ってくる。もっとはやく言えばよかったかな)

 

 細かいことは気にしていられない。久しぶりに全力の咲と打てるのだ。少なくとも今までのように圧勝することはできない。それどころか簡単に負けるかもしれない。

 

(咲はカンをしない打ち方をしてた分基礎はよくなってる。気は抜けない)

 

(お姉ちゃんに勝てるチャンスだ。よし!)

 

 弾けるようにして咲のプレッシャーが広がる。そのプレッシャーを照はひしひしと感じた。この寒気を覚えさせる恐ろしいものは久しぶりだ。背中に浮かんだ汗がひんやりと冷えている。もしかしたら凍っているかもしれない。恐怖を飲み込むように、唾をごくりと飲んだ。

 

 服がべったりと肌に張りつく。普通なら不快感が出てくるものだが、今だけは気にもならず、というかそこに意識がいっていない。気づいてすらいない。

 

 やっと、やっと咲と本当の麻雀が打てる。そう思うだけで、プレッシャーは気持ちのいい風となる。恐ろしいはずなのに恐ろしくない。

 

(お父さんとお母さんがいない時は二人麻雀しよっかな)

 

 両親の目があると辛いだろうが、いない時にこっそりとやれば。それならと、照はルールを考える。目の前で楽しそうにする咲を見ながら。




長く続く。ここから転落させるのは胸が痛いかも。誰だ、こんなの書こうと思った奴は(#`皿´)





洋榎「ひろたんや」

由子「のよたんなのよ!」

漫「すずたんや!」

絹恵「きぬたんや!」

恭子「きょうたんや!」

怜「ときちゃんや!」

泉「いずたんや!」

セーラ「セーラたんや!」

竜華「りゅうたんや!」

フナQ「Qたんや」

十人「十人揃って絨毯じゃい!!」

咲「またはじまった。何なの……」

怜「おう宮永。決勝はようやってくれたなあ……死にかけたで」

咲「手加減すればよかったですか?」

竜華「謝らんのかい」

 ノリノリでビシッと突っ込む竜華さん。

咲「えっ、あっ、ごめんなさい。でも、うん。悪くないと思いますよ」

怜「なんやねんその態度……。しゃあない、なら怖い目見せたるわ」

咲「うわあ、凄い。これが本場の当たり屋さんだー。きゃー、こーわーいー」

怜「……これがおこや」ゴッ!

咲「……何かはじまった」

怜「これがまじおこや」ゴアッ!

咲(帰ってほしい)

怜「そして、これが……激おこぷんぷん丸!」ドッ!

咲「そのオーラみたいなの何ですか? 倒れないで下さいよ」

怜「ムカ着火ファイヤー――――!」

咲(淡ちゃん、肉じゃが食べたいって言ってたなあ)

怜「そしてこれが……トキ着火インフェルのおおおおおう!? ごふあっ!」ドサッ

竜華「怜!? あかん、もうやめてや。そんなにしたら倒れてまうやん!」

咲「倒れたよ。何この茶番……」

洋榎「まちいや。宮永、お前に見せたるわ……あいつのやろうとしたことを」

咲「もういいですよ。お願いします、帰ってください、帰ってください」

洋榎「これが……アナゴ着火インフェルノォォォォウ!!」

絹恵「!?」

咲「ぶふっ。愛宕着火インフェルノォォォォウじゃないんですか? 噛んだよね。ねぇ噛みましたよね? 穴子洋榎さん」

恭子「もうやめてえや! 主将のライフはもう0やねん」

洋榎「」

泉「何て恐ろしい魔物や……」

フナQ(何言うとんの、この後輩は)

咲「もう朝飯つくる時間なので帰ってください」

淡「サキー、何のさわぎー?」

咲「気にしないでいいよ。まだ寝ててね」

淡「んう」

咲「お 帰 り 下 さ い」

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