異世界から幻想殺しを持った転生者と問題児たちが来るそうですよ?   作:Pyromane

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第三話  ~苦労するそうですよ?~

~主人公side~

守「俺は神城守だ」

俺は自己紹介をしながら少し反応を伺っていた。

十六夜は楽しそうに心からケラケラ笑っている。

久遠は傲慢そうに顔を背けていた。

春日部は・・・俺と目が会った瞬間顔が赤くなり、顔をそらした。

 

・・・俺、春日部になんかしたっけ?

 

そういえば茂みに隠れてた人(ウサギ?)は何してんだろ?

 

 

 

~苦労サギ(誤字ではない)side~

黒ウサギ(うわぁ・・・・・・一人を除いて問題児ばっかりみたいですねぇ)

守(チラッ)

黒ウサギ(ビクッッッ!!!)

ビ、ビックリしたのですよ。まさか黒ウサギがここにいることがバレてるんですかねぇ。

 

~主人公side~

なんか隠れてる人?がびくっとしたな。

十六夜「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねぇんだよ。この状況だと、手紙に書かれてた箱にはとかいうのを説明する奴が現れるもんだろ?」

飛鳥「そうね。このままだと動きようがないもの」

そりゃ俺たちのうちの誰かがパニックになってたらすぐ出てこれただろうけどなぁ。

燿「・・・。この状況に対して落ち着きすぎてるのもどうかと思うけど」

守「俺たちが落ち着きすぎてるから出るに出れないんだろう」

 

~黒ウサギside~

十六夜「・・・けどなんで誰もいねぇんだよ。・・・箱庭とかいうのを説明する奴が・・・」

飛鳥「・・・うね。このままだと動きようが・・・」

耀「・・・。・・・に対して落ち着きすぎてるのもどうかと思うけど」

守「・・・立ちが落ち着きすぎてるから出るに出られない・・・」

黒ウサギ(全くなのですよ)

 

~主人公side~

十六夜「仕方ねぇな。こうなったら、そこに隠れてる奴にでも話を聞くか?」

飛鳥「なんだ、あなたも気づいてたの?」

十六夜「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ?そっちのお前らも気づいてたんだろ?」

耀「風上に立たれたら嫌でもわかる」

何だ、やっぱりこいつらも気づいてたのか。

守「落ちてる時に見えてたからな」

十六夜「・・・へぇ?面白いなお前ら」

黒ウサギ「や、やだなぁ皆様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んでしまいますよ?古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここはひとつ穏便に話を聞いて頂けませんか?」

十六夜「断る」

耀「却下」

飛鳥「お断りします」

守「話を聞いて欲しいんなら早くしろ」

黒ウサギ「取りつくシマもないですね♪最後の方はありがとうございます」

・・・値踏みするような視線が気に食わないな。何かあって俺たちを呼び出したのか?

 

 

黒ウサギ「・・・っと待ってくださ」

・・・ん?何かあったのか?

なんか黒ウサギが悲鳴あげてんな。止めてやるか。

守「お前ら、そのへんにして説明を聞くぞ」

黒ウサギの顔が晴れやかになったな。地獄に突き落とすか。

十六夜「なんだよせっかく楽しんでんのに」

黒ウサギ「あ、ありがとうございます!」

守「勘違いすんなよ。話を聞かないと先に進めないだろ、話を聞いたあとにまたやればいいだろ?」

問題児3人「そうするか」

黒ウサギ「またやられるんですかぁ~!?」

 

to be continued

 




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