異世界から幻想殺しを持った転生者と問題児たちが来るそうですよ? 作:Pyromane
今回はいつもより長いです(2~3倍くらい)
十六夜とレティシアが互いに軽く挑発しあってからギフトゲーム(原作通り)を始めるために外へ出たんだが・・・。
レティ「それでは私から行くぞ?」
十六夜「ヤハハ!望むところだ!」
・・・と、まあこんな感じになっている。話が飛びすぎだろう・・・。
レティ「ハァア!!」ゴォ!!
そんな掛け声とともに投げられた槍は摩擦により熱を帯びて十六夜に向かって飛んでいく。
だが、気合を入れて槍を投げたレティシアとは対照的に十六夜は落胆しているようだった。
十六夜「・・・ハッ、しゃらくせぇ!!」
そう言って十六夜はレティシアの投げた槍を殴りつけた・・・!?
守「マズイ!」
レティシアは自分の投げた以上の速度(大体10倍)で飛んでくる槍の残骸におびえて回避行動をとれてない!
守「間に・・・会えええええええええ!!」
黒ウサギ「レティシア様ああああああああああ!!」
レティ「・・・!?」
俺はレティシアを守るためにレティシアのほうに飛んでレティシアを抱きかかえるようにして槍の残骸をよけながら着地した。
守「・・・十六夜、『槍を投擲して、受けきれなければ負け』というルールだったよな」
十六夜「あ、ああ!そうだったな(やべぇ、守が切れてやがる・・・)」
守「そのルールから考えるとお前は槍を投擲せずにレティシアに攻撃したことになるからお前の負けだよなぁ?」
俺は十六夜にそう言ってやった。十六夜はかなり焦っているが俺には関係ないな。
まあ、十六夜いじめもそろそろやめにしてレティシアが大丈夫か確認するか。
守「それでレティシア、大丈夫だったか?」
レティ「あ、ああ。ありがとう、助かった///」
黒ウサギ「こ、これは!」
なんか黒ウサギが叫んでるけどどうしたんだ?
レティ「く、黒ウサギ!何を!?」
黒ウサギがレティシアのっぽいギフトカードを持って顔を青くしているな。
黒ウサギ「ギフトネーム『
レティシアは顔をそむけるがその瞳には深い悲しみが見て取れた。しかし、十六夜は白けたような表情で肩を竦ませて言った。
十六夜「なんだよ。まさかもと・魔王様のギフトって吸血鬼のギフトしか残ってねーのか?」
黒ウサギ「・・・・・・はい、武具は多少残っていますがレティシア様自身に宿るギフトは・・・」
十六夜「ハッ。どうりで手ごたえがないわけだ。そんな弱り切った状態だったのかよ」
十六夜はそういった。だがレティシアは悲しそうに目を伏せるだけだった。
守「十六夜、お前はそんな弱り切ってる女の子に追い打ちをかけるんじゃないよ?それにそんな状態の子にルール違反で負けたよな?いまどんな気持ちだ?」
十六夜「わ、悪かったよ」
レティ「いいさ。お前の言いたいこともわかる」
守「まあレティシアがいいんなら俺が言うことは特にないな」
そんなことをしているうちに俺とツナは何かが近づいてきていることに気付いた。
ツナ「いい感じに仲直りしてるところで悪いけど何かが近づいてきてるよ」
守「そうだな、あの光はなんだ?」
光の正体を知っている黒ウサギとレティシアは叫びながら俺とツナの見ていた方向を睨んだ。
レティ「あの光・・・・・・ゴーゴンの威光!?マズイ、見つかったか!」
黒ウサギ「ゴーゴンの首を掲げた旗印・・・・・・・!?だ、だめです、逃げてください皆さん!」
ゴーゴンの威光か、あれならイマジンブレイカーで打ち消せるだろう。
黒ウサギは逃げろと言っていたが、打ち消せる人間が逃げるわけには行けないな。それにレティシアも動けないでいるし。(本日2回目)
黒ウサギ「逃げてください!守さん!!」
レティ「私のことはいい!早く逃げろ!!」
守「俺たちの仲間を石にして逃げられなくした後で箱庭の外に売り飛ばそうってんなら!まずはその幻想をぶち壊す!!」パッキィィィィィィィィィィィィィィィィン
そう言って俺は光を打ち消した。
黒・レティ「なっ!?」
兵士A「いたぞ!吸血鬼は石化させ・・・られていないだと!?」
兵士B「気をつけろ!奴らの中にギフトを無効化させることができるものがいるかもしれんぞ!」
とりあえずこいつらをふんじばって白ちゃんのところに連れて行けば何とかなるかな?
とりあえず俺・十六夜・ツナであいつらを捕まえるか。
守「ツナ、十六夜!あいつらを捕まえて白ちゃんのところに連れて行くぞ!」
十六夜・ツナ「了解!」
兵士「名無しの分際で調子に乗りおって!切り捨ててくれる!」
よし、挑発に簡単に乗ったな。それに録音もできたな。
~少年たち(兵士を)捕獲中~
十六夜「これで俺のほうは最後だな。守!ツナ!そっちはどうだ?」
ツナ「こっちも終わったよ」
守「こっちも終わったぜ」
よし、これで全部捕まえられたみたいだな。
守「じゃあ白ちゃんのところに行くぞ~。十六夜、こいつらを運んでもらえるか?」
十六夜「仕方ねえな」
ツナ「俺も手伝うよ」
頭数をそろえたほうがいいかもな。いきなりギフトゲームになる可能性もあるからな。
守「ツナ、仲間たちで戦える奴らを呼んできてくれ。最悪その場でギフトゲームになるかもしれないからな」
ツナ「わかったよ」
~少年少女召集中~
獄寺「十代目!こいつらは俺が運びますよ!!」
ツナ「ありがとう」
ヒバリ「早く行こうよ」
守「それもそうだな」
~少年少女移動中~
雅「お待ちしておりました。中でオーナーとルイオス様(・・・)がお待ちです」
ああ、この人もペルセウス(だっけ?)のリーダーが嫌いなんだろうな。
守「ありがたく通させてもらうよ?」
雅「ええ、ご案内しますのでついてきてください」
黒ウサギや飛鳥達がかなりイラついてるみたいだけど喧嘩(口論)しないのは安心したな。
ルイオス「うわお、ウサギじゃん!実物は初めて見たよ!噂には聞いてたけど本当に東側にウサギがいるなんて思わなかった!つーかミニスカにガーターソックスとか随分エロい格好だな!ねえ君!うちのコミュニティに来なよ!三食首輪付きでかわいがってやるぜ?」
守「俺たちはそんな話をしに来たんじゃねえよ」
ルイオス「何?君は黙ってなよ。男に興味なんてないんだよ」
そう言われて俺は途中から録音していた音声を流した。すると見る見るうちにルイオスの顔が青ざめていった。
守「このようにペルセウスの兵士がうちのコミュニティの敷地内に無断で入ってきて挙句の果てに、うちのコミュニティを荒らしていったんだが?」
俺がこういうとルイオスは顔を赤くしながら言った。
ルイオス「それはお前たちがうちの商品を盗んだからだろう!!」
十六夜「俺たちが盗んだ?馬鹿言ってんじゃねえよ。お前らのコミュニティの管理能力がなかっただけだろう」
守「そもそも、俺たちが盗んだというなら証拠を見せてもらおうか?」
俺と十六夜がそういうとルイオスの怒りが有頂天になったようで奴は声を荒らげていった。
ルイオス「くっ!こうなったら決闘だ!!」
ノーネーム「(・・・よし!かかった!!)」
守「とりあえずルールはここで決めさせてもらうぞ」
ルイオス「いいだろう。と言ってもルールはこれでやらせてもらうがな」
『ギフトゲーム名 ”FAIRYTALE in PERSEUS”
逆廻 十六夜
久遠 飛鳥
春日部 耀
・プレイヤー一覧 神城 守
沢田 綱吉
獄寺 隼人
雲雀 恭弥
・”ノーネーム”ゲームマスター ジン=ラッセル
・”ペルセウス”ゲームマスター ルイオス=ペルセウス
・クリア条件 ホスト側のゲームマスターの打倒
プレイヤー側のゲームマスターの降伏
・敗北条件 プレイヤー側のゲームマスターの失格
プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合
・舞台詳細・ルール
*ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の城の宮殿の最奥から出てはならない。
*ホスト側の参加者(ゲームマスターを除く)は最奥に入ってはならない。
*プレイヤーたちはホスト側のゲームマスターを除く人間に
*姿を見られたプレイヤーは失格となりゲームマスターへの挑戦権を失う
*失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行することはできる。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗のもと、”ノーネーム”はギフトゲームに参加します。
”ペルセウス”印
』
to be continued
骸(クローム)を出さなかったのはいじめがさらにひどくなってしまうからです
というか幻術で姿を消したら抵抗すらできずに負けてしまうので出しませんでした