『101番目の哿物語』   作:トナカイさん

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大変長らくお待たせ致しました。
原作第5巻、『終わりの始まり』編開始です。


第五部。終わりの始まり
プロローグ。『白ヶ咲島』


いよいよクライマックスに入ってきたな!

ん? まだ百個物語が集まってないだろうって?

ああ、確かにここまで聞いた話しだけじゃ百物語の完成までまだまだ時間がかかるだろう、って思うのかもしれないな。うん。

実際、その通りでぶっちゃけるとまだ百物語は完成してないんだ。

え? それじゃ、何がクライマックスなのかって?

それはな、俺の苦手な分野なんだが、もう一つの物語の話しだ。

何を言ってるのかわからないって……俺もそうだが、お前もつくづく鈍い奴だよな。

ああ、いや、別に悪くない。

何も知らないのだから、ある意味知らないのは仕方ないと思うし。知ってたら知ってたでアイツの計画にとってはマズイことになるかもしれないからな。

……っと。なんでもない。

えーとだな……

 

どこまで話したっけ?

 

ああ、そこまでか。クライマックスってのは百物語の完成云々じゃなく、恋愛の方だ。

って、そんな思いっきり引くな。俺だって話したくてそんな話題にしたわけじゃないんだからな!

一番この手の話題が苦手な俺がそれを話さなきゃならん状況なんだ。その哀れんだ視線を向けるの今すぐやめろ。ん? なんだよ。不運に定評のありそうな顔してるな……ってほっとけ!

記憶戻ってからも、それ以前も不運だよ。

っと、また余計なこと言っちまったな。

まあ、俺のことは置いといて。

頼むから置かせてくれ。

で、だ。

恋愛がクライマックスになったっていう話しだが……ん?

だから、なんでそんなに引いてるんだ?

ああ、なるほどな。前にハーレムを作ったって話しをしたからか。「どうせ上手く行くんだろ、リア充爆発しろ、ハハン」とか思ってるのか。

まあ、実際問題その通りだからとっととネタバレしてもいいんだが、今回はその恋愛の行方が大変なことにー! みたいな回だったりするからな。

 

あ、それと今回は水着回みたいだぞ。

 

って、おい! 何いきなりやる気に満ちた顔つきしてやがる!

わかりやすいな。

まあ、前回もちょっこと水着があった気もしたが、いかんせん中学生達の水着だったからな。

スク水の。……いかん、ちょっと思い出しただけで血流が……セーフだな。

……よし、大丈夫だ。

……この回の説明だけでも代わるべきだったな。

 

……ああ、いや、こっちの話しだ。

 

で、話しを戻すとな。なんでもスク水じゃない高校生くらいの、ボインボインな方たちの水着というものを見たくて見たくてもう仕方ないのではないかと……いかん、変なこと考えるな。あれは脂肪だ。脂肪の固まりだ。こんな時は素数を数えるんだ!

……素数を数えたら落ち着いたな。

いや、なんでもない、こっちの話しだ。

 

話しを戻すとな。爆乳、巨乳、普通、ペタ、と様々な属性があることはとっくの昔にご存知かと思うが、お前はどんなサイズが好みなんだ?

俺? 俺は……そんなのどれでもいい。

胸のサイズなんか考えたこともない。

考えたくもないからな。

ん? なんでそこでキラキラした目を向けてくるんだ?

って、おい。何故土下座してくるー⁉︎

師匠と呼ばせろ、だと? 一体なんの師匠だ!

……なんか変な勘違いされたが、えーっとだな。

 

今回語るのは、そんな恋愛についての話しだ。まあ、モンジの告白の行方とか、告白の意図だとか、最も胡散臭かった先輩の正体だとか。後は、ラスボスとの遭遇だとか、相変わらずザクザクグサグサやられたりとか。

そんな話しなんだけどな。

 

ああ、とっととネタバレして全部終わらせたい!

そんな風に思うほど、いろんな謎が明かされたり、物語的にもガンガン大変なことになっている、そんな____。

 

 

百物語のエピソード5を語るとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年7月10日 白ヶ咲海岸。

 

青い空、白い砂浜、輝くように鮮やかな色をした海。

この世の楽園かと見間違えるほど美しいここは、詩穂先輩の紹介でやって来た『白ヶ咲島(しらがさきじま)』。南国にあるリゾートアイランドだ。

 

「凄いな……」

 

ホテルの裏手が海という絶好の場所である上に、貸し切り状態だというのだからその凄さが半端ねえ。

なんでも先輩の親父さんの知り合いが経営しているホテルで、この時期は先輩たち家族に貸し切りにさせてあげてるらしい。最近は先輩の両親達は海外でその権利を使うことはなかったが、今回は特別に招待してくれたみたいだ。金持ちはやっぱり凄いな。

 

「うふふふっ、楽しんでねんっ」

 

「はい!」

 

麦わら帽子を被ってニッコリと笑う先輩の顔に見惚れてしまう。

あんな告白した後だから、尚更。

 

「兄さん、デレデレし過ぎです」

 

「おっと、すまん」

 

白い日傘を差して横に立っていた理亜が小さく唇を尖らせた。

 

「あんまりデレデレしてますと刺されますよ?」

 

「うっ、そうだな。まだ死にたくないからほどほどにしとくよ」

 

冗談っぽく理亜は言うが、冗談ではすまない奴らがここにも来てるから自重することにする。

 

「……私も刺しますからね」

 

ボソッと呟いたが、俺はなにも聞いていない。きっと気のせいだ。

俺の従姉妹がこんなに病んでるはずがねえ!

 

「あー、開放的でいいわねえ。鳴央も海は懐かしいでしょ?」

 

「そう、ですね……うん。久しぶりなので、とても嬉しいです、音央ちゃん」

 

理亜の言葉に現実逃避していると、同行者である六実姉妹や。

 

「ひょー、あっちに崖があるわよ! アリサ! 崖! サスペンスごっこ出来るわよ!」

 

「犯人役は任せたぜ、スナオ。突き落とす役は私がやるからな」

 

理亜のお供である中学生コンビ。

 

「どうやらメガシャークと決着をつける時が来たようですよ、キリカさん」

 

「瑞江ちゃんなら案外勝てそうだよね」

 

そしてクラスメイト達の会話が聞こえた。

さらに。

 

「氷澄、水上オートバイを追い越してもよいかの」

 

「何ババアになるつもりなんだお前は」

 

ついでに、というわけではないが氷澄とラインの声も聞こえた。男の数が圧倒的に少ないので、先輩に連れてきていいかと尋ねたら、快くOKしてくれたのだ。

氷澄自身は嫌がっていたがな。ラインはノリノリで快諾した為来てくれたのだ。

氷澄の奴、完全に尻に敷かれているな。本当、いいコンビだ。ちなみにライン達の仲間であり俺の弟でもあるキンゾーとは後で合流する予定だ。

そしてもう一人。

 

「うひょー見ろよモンジー! 水着だぜ、水着! ここは天国か? 楽園か?」

 

そう、アランの馬鹿もノリノリで来やがったのだ。

ってきり、いつもみたいに腹痛になるかもな、と思ったが案の定、腹痛にはなったが不屈の精神とやらで耐えてきたらしい。

腹痛なだけに。

……寒いな、おい。

 

「ふふっ、賑やかで楽しいねぇ♪」

 

にゃぱー、っと笑っている先輩の顔を見ると寒かった心が暖かくなる。

こんな風に思える今の自分の心境に驚きだ。つばの広い麦わら帽子を被る先輩の顔を見ながら思う。

ちょっと前の俺なら。一文字疾風として生きる前の俺ならこんな女子が多い場所に来ること自体ありえないことだったよな、と。

病気(ヒス)持ちだからという理由もあるが、女に対して免疫がない俺にとって女子と海水浴に来るなんて。それも泊りがけで来るなんて考えられなかったことだ。

これは、あれか?

精神や魂は宿る肉体に左右されるとかなんとかっていう?

オカルトじみた考えだが、今の俺はそのオカルトがオカルトじゃなくなることも知っているから、ついそんな考えを浮かべてしまう。

そして、そんな俺だから詩穂先輩にした告白を思い出してしまう。

結局、告白の返事はもらえなかった。

保留のままだ。

だが、保留ってことはフラれないという可能性もあるんだよな?

 

「ん?」

 

無言になった俺を詩穂先輩は不思議そうに見る。

 

「あ、いや。先輩の家って凄いんだなー、っと」

 

「あはっ、そんなことないよん。こんなに可愛いお友達がいっぱいいるモンジくんの方が、わたしより何倍も凄いって」

 

「それなら先輩も俺の大事な人の一人に入ってますよ」

 

「ふぇ?」

 

あ、しまった。あのくらい大丈夫だろう、と油断していたが、やっぱり少しばかしなっちまってた(・・・・・・)みたいだ。

 

「先輩みたいな綺麗な人と過ごせる俺は幸せ者です」

 

「にゃにゅよいっへんも、みょふぅんぢくん⁉︎」(なにを言ってんの、モンジくん⁉︎)

 

「噛んだ先輩も可愛いな」

 

「ふぇぇぇ!!! も、モンジくんの意地悪ー」

 

「あはは、ごめんよ」

 

おっと、少しからかい過ぎたかな?

俺としては先輩にも楽しんでもらいたいからな。

 

「も、もう。変なこと言ってないで荷物置いて来て。そして着替えたら、早速遊ぼ、モンジくん!」

 

「はい!」

 

とりあえず、告白の返事は置いといて。

今はこの最高のシチュエーションを楽しもう!

 

 

____30分後。

 

 

そこには天国が広がっていた。

いや、俺からしたら地獄でしかない光景だが、アランは大興奮していた。

 

「見ろよ、モンジ。あの六実姉妹の胸、ボインボインだぜ!」

 

おい、こら。いったいどこを見てんだ。つうか、誰が見るか! お前にとっては天国でも、病気(ヒス)持ちの俺にとっては地獄でしかないんだぞ。地雷がアッチコッチにあるからな。だからアラン、俺の代わりにその地雷踏んでくれ! 地雷だらけのこの島で無事に過ごせるかはお前の犠牲にかかってんだ。

 

「来てよかった……本当に……来てよかった……!」

 

「あはは! アランくん、泣いてるよ!」

 

「泣くほどのことか? って、先輩、その格好……」

 

先輩達の姿を見た俺は内心泣きたくなった。

一番恐ろしい破壊兵器(原子力空母)を持つ先輩。その大きくて張りのあるブツと、柔らかそうな体はもう兵器そのものだ!

 

「ちょ、ちょっとアラン、モンジ。あまりジロジロ見ないでよね。あと、鳴央を見るのも禁止っ!」

 

「え、えっと……ほどほどに、でお願いします……」

 

そして、その先輩に引けを取らないのが六実姉妹だ。

音央はモデルをやってるだけあって、整い過ぎているプロポーションを堂々と披露しているが、恥ずかしそうに頬を染めている辺りがなんというか……その。先輩には及ばないものの立派な兵器(弩級戦艦)は健在なわけで……。

さらに、その横でもじもじと胸やら太腿やらを隠そうとしている鳴央ちゃんも、双子……というか、本来は同じ存在だから当然だが、音央と同格の可愛らしさを発揮している。

 

「んもう、アランくんもモンジくんもエッチだなー! あはは!」

 

そして、キリカは何度も夢の中で出てきた(そのせいで何度もヒスった)ほどのビックリ(戦艦級)スタイルで俺を悩み殺す気満々だった。悩殺。文字通り、いつか俺キリカのせいで死ぬかもしれん。頭の血管切れて。ガチで。

 

「…………」

 

殺す、と言えば先ほどから凄い殺気を撒き散らして、鋭く細めた目で俺を睨んでくる奴がいる。理亜だ。

同年代のぺったんこ組に比べればちゃんと出るところは出てて、これからどんどん女らしくなりそうな、しかし今は楚々とした可憐さがあるそんな水着を着ていて、ようは発展途上なんだが、何が気にいらないのか先ほどから自身の胸に両手を当てて溜息を吐いては睨み付け、吐いては睨み付け、を繰り返している。そんなに心配しなくてもいいと思うのだが。

かなめと接した悪影響からか。最近、俺が他の女子と話しただけで睨み付けるようになってきた。クールで優しく兄思いだった理亜が……かなめのせいで、最近、どんどんおかしくなってきている。

そういえば……その原因の源であるかなめの奴は、どこに行ったんだ? ついさっきまで側にいたのに。

かなめの事に気を取られていると。

目の前に、先輩の水着姿が目に入る。

ああ、これは……もう。

 

「ありがとうございます!!!」

 

「もう、勘弁してくれぇぇぇえええ!!」

 

アランは耐え切れなくなったのか、満足したのか土下座をしてお礼を始めた。

一方、俺はみんなの水着姿を見たことにより、ドキドキが治まらず、ヒスりかけたので血流を抑えようとした。地面に四つん這いになって。そして、先輩や音央、鳴央、理亜達に対して邪な想いを抱いたことに激しく後悔していると。

 

 

グサッ!!

 

 

「うぎゃああああ!!」

 

俺の尻に何かが刺さった⁉︎

慌てて振り返ると、少し離れたパラソルの下で、ビーチチェアに寝そべり『既に最高のバケーション中ですが、何か?』と言わんばかりに寛いでいる一之江がいた。

サングラス、片手に持ったトロピカルな飲み物、暇つぶしの雑誌等、こういう高級リゾートを楽しむことに慣れきったような態度には貫禄すらある。

まあ、あいつは実際金持ちのお嬢様だからな。こういう場所にも慣れていても不思議じゃない。

それより気になったのは……あの距離から俺の尻に何を刺したんだ?

 

「何するんだ一之江、ってか何したんだ⁉︎」

 

「ただ指銃(シガン)を飛ばしただけです。そのまま尻に刺さる感覚が嬉しくなれば皆さんにおいた出来なくていいかな、と」

 

「さらりと恐ろしいこと言いやがった⁉︎」

 

指銃を飛ばすって何だ⁉︎ お前はどこぞの政府の暗殺部隊か!

尻に刺さる感覚が嬉しくなるって……俺にそっちの趣味はねえ!

あんまり深く考えたくない言葉を発する一之江であった。

しかし、一之江はいつ見ても真っ白で綺麗だな。病的に見えないのはちょっと良い感じに引き締まりつつも柔らかそうな体の線の賜物か。なんていうか『ちゃんと鍛えてある』感じで武偵的な視線で見てもいい感じな鍛え方をしている。

一之江の体を見つめていると。海の方から。

 

「アリサー! でかい魚がいたわー! ヒャッハー! 逃げろ逃げろー!」

 

「ウニを拾ったぜ! 後であっちにいるスケベ男のケツにでも突っ込んでやろうぜ!」

 

大はしゃぎしてる中学生ズの声が聞こえたきた。アリサはなんか物騒なことを抜かしているが、俺に言ったんじゃなくて、アランに向けて言ったんだよな?

そうだよな? そうだと言ってくれ!

ちなみにやや沖では、氷澄が運転する水上オートバイに引っ張られて、ラインが水上スキーを楽しんでいるのが見えた。よかった。ラインのことだから水上オートバイを追い越すとか無茶苦茶なこと仕出かすかと思ったが常識はあったようだ。

 

「……一番非常識な人が何言ってるんですか」

 

あ、あー聞こえん。何も聞こえない。

一之江からジトーとした目を向けられていると。

砂浜にいる音央や鳴央と目があった。

 

「お? これからみんなとビーチバレーでも始めるのか?」

 

「あんたの前では死んでもやりたくないんだけど」

 

嫌、別に見たいとは言ってないんだが。

 

「音央ちゃん、鳴央ちゃん、ビーチバレーやろうよ! キリちゃんはわたしのチームね!」

 

先輩からまさかの援護射撃が来た。

 

「ちょっ、会長……うー」

 

口をへの字にしながら、赤い顔で俺を見る音央。

もじもじしながら、やっぱり真っ赤な顔をして俺を見つめてくる鳴央ちゃん。

うん? 俺……なんかしたか?

 

「よぅーし、モンジ君! 審判やってねっ!」

 

キリカは早速ビーチボールを用意していてノリノリだった。

はぁ、仕方ねえな。あまり近くで見たくないんだが、なんか断われる雰囲気じゃないしな。

やってやるよ。

 

つうか、この四人でビーチバレーとか。

あれだな。

戦艦同士の対決だな。いや、どこに戦艦要素があるのかとは言わんが。

 

グサッ!!

 

「うおおおおい」

 

尻にまた何かが刺さった⁉︎

慌てて振り返ると、一之江はトロピカルな飲み物を飲みながら読書していた。まるで『私は何もしてませんが何か?』と言わんばかりに。くそ、ゴムボートで参戦出来ないからって……痛だだだ⁉︎

すまん、嘘だ! ジョークだ! 許してくれ!

一之江はゴムボートでもあれだ。軍用のゴムボートだから安心してくれ!

 

「負けたらモンジ君にサンオイルを塗ってもらうでいいよねん☆」

 

「モンジに幸福しかないルールだと⁉︎」

 

先輩の提案にアランの馬鹿が大声で叫ぶ。

声デカイな。つうか、それは幸福じゃなく、不幸の間違いだろ?

 

「い、いけません、会長そんなの⁉︎ こんなヤツにオイルなんて塗られたら、子供出来ちゃいますよ⁉︎」

 

「出来ねえよ⁉︎」

 

そんなんで子供出来てたら俺は常にヒスりっぱなしだ!

こんな苦労してねえ!

音央は物凄い顔で先輩に抗議していた。鳴央ちゃんは口に手を当てて、俺を見て、ボールを見て、砂浜を見て、俺を見て……ときょろきょろ忙しない。

 

「モンジくんの子供なら可愛いだろうねー」

 

先輩それは……ど、どんな意味で言ってるんですか!

 

「きっと食べちゃいたくなるくらい可愛いですよねー」

 

キリカが同意すると別の意味に聞こえるんだが。

 

「あたしが勝ったらモンジには砂に埋まって貰うわ」

 

ギロッ、と凄い顔で睨んでくる音央。おー怖い。怖い。綴や蘭豹、切れたアリアの半分くらいしか怖くないけど。

 

「音央さん、兄さんを埋めたらスイカを割りましょう」

 

「……えっとな、理亜。それはもしかして、砂で埋まった俺の近くでやったりしないよな?」

 

「当然兄さんのすぐ隣でやります。その方がいろいろ合理的ですから……ふふふ」

 

「俺の従姉妹がこんなに病んでるはずがねえ!」

 

こうして、俺の、いや……俺達の愉快で痛快な海物語は始まったのだ。




101番目の哿物語、原作小説101番目の百物語との乖離点。

モンジの身体にキンジが憑いている。
それにともない、原作モンジではありえないほど、強い。

一之江がいろんな意味で強化されている。

緋弾のアリアキャラが複数人登場。

一部原作(101番目)キャラが強化される

本来、登場しない場面で原作(101番目)キャラが登場する。

原作(101番目)キャラの性格(属性)が一部変わる……かも?


以上の乖離点があります。

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