ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

これからも、挿絵を準備出来次第挿入していきますので宜しければご覧下さい。

では、神綺の物語....はじまります。


80話

やぁ、神綺だ。今日は凛ちゃん達とのお出かけだ。と言っても、前にどこ行くか聞いちゃってるが....

 

今回も待ち合わせより30分前には到着した。やはり遅れることは避けたいからな....

 

「おー?もう先輩がいるにゃー」

...きたかな?

 

「おはよう、凛ちゃん、花陽ちゃん」

 

「「おはようございますー」」

 

「先輩お早いですね」

 

「遅れたくなかったからね、念には念をって」

 

「さすがにゃ~」

 

「...あら?私が最後かしら...」

 

「お、真姫。おはよう」

 

「「おはよう真姫ちゃん!」」

 

「おはようございます。.....行きましょうか」

 

「あぁ、後楽園だっけ?電車で行くのか?」

 

「いえ、距離も近いので散歩がてら行きましょ」

 

「「賛成ー」」

 

「了解」

散歩か....いいな。

 

「んーっと....えい!」

 

-凛は神綺の腕に抱きついた。

「!?」

なっ 凛ちゃん!?

 

「「凛(凛ちゃん)!?」」

 

「えへへ~/////」

 

「ど、どうしたんだ?」

 

「いや~、デートですよー?やっぱり腕くみたいじゃないですか~////」

 

「い、いや...あれは穂乃果が適当に言っただけでな?べ、別に真に受けなくても....」

 

「いいんです!凛がそうしたいんです!」

 

「そ、そうか....」

 

「....えい!/////」

 

「...は?」

-花陽も神綺の空いている反対側の腕に抱きついた。

 

「.....えへへ...////」

...どういうことなの。

 

「は、花陽ちゃん?....どうしたんだい?」

 

「私も先輩とこういうことしたいな~って/////」

...そ、そう....

 

「両手に花ね、先輩」

 

「ま、真姫....機嫌悪い?」

 

「全然?」

嘘だ!さっきと全然雰囲気違うじゃねぇか!

 

....だが、悪くない。美少女2人に抱きつかれて...はっ 俺は何を...

 

「な、なぁ....歩きにくいんだが....」

 

「そうですか?凛は全然」

「私も全く」

.....俺は歩きにくいんだよ!てか周りの視線痛い!

 

「な、なぁ...助けてくれよ真姫....」

 

「ふんっ 自分でなんとかしなさいよ」

......ひでぇ。

 

「なぁ、ガチで歩きにくいから離れてくれ....そういうのは好きな奴にしてやりな。な?」

 

「「.......先輩の馬鹿」」

うわぁ。馬鹿にされた。俺がなにをした!?

 

「はぁ.....やっぱ両手が自由じゃねぇと.....」

 

「かよちん先行くにゃ~」

 

「うん...」

え、ちょ。

 

「お、おい2人共....」

 

「流石先輩ですね.....」

 

「えっ 俺が何したってんだよ....仕方ねぇじゃん。歩きにくいんだもん。片方ならまだしも両方はきつい」

 

「ふ~ん?片方ならいいんだ.....えい」

 

「!?」

はぁ!?

 

「お、おい。お前もか....」

 

「いいじゃないですか。デートですよ?デート」

 

「だからそれは好きな奴と......はぁ、もういい。どうせこれ言ったらなんか馬鹿にされるだけだし」

 

「よくお分かりで♪」

.....こいつらの考えてることがサッパリだ....

 

 

 

 

 

 

 

「先輩と真姫ちゃん遅いにゃ~」

 

「お前達が先に行ったからだろう.....んで?真姫はいつまでくっついてるんだ?」

 

「「そうだよ(そうにゃ)!!」」

 

「んー.....ずっと?」

 

「なに冗談言ってんだ。流石に恥ずかしくて歩けねぇよ。ほら、離れな」

 

「......仕方ないわね」

....ふぅ。心臓に悪いっての。

 

「最初は庭園行きましょ。やっぱり天気がいい日は庭園でしょ」

 

「お~」

 

「よし....となると小石川か。さ、いこう」

-----------------

「ここか.....」

 

「「お~」」

 

「あ、あれって...」

 

「あぁ、あれは雪の重みに枝が負けないように補強してるんだよ」

 

「「へ~」」

 

「教科書で見たことはあるけど....実物は初めてみるわ....」

 

「冬にしかやらないからな~ 葉っぱは散るがこういう珍しい物も見れるから来る価値はあるよな」

 

「ですね」

 

「先輩もこっち来るにゃ~!」

 

「はいはい」

元気なことで....

 

「先輩!このカメラで私達を撮ってください!」

 

「ん?いいぞー.....さ、並んで」

 

 

「OKにゃ!」

 

「はい....チーズ」カシャ

 

「....ん、はい。これでいいかな?」

 

「ありがとうございます!それじゃ....真姫ちゃん!変わって~」

 

「わかったわ。さ、先輩も並んで」

 

「あ、あぁ...」

俺も撮るのか...

 

「行くわよー。チーズ...」カシャ

 

「見せて見せて~」

 

「こんな感じよ」

 

「ほー、いい感じだな。後で現像してくれよ」

 

「わかりました~」

 

「凛の分も頼むにゃ~」

 

「それじゃ、向こうに行ってみましょ?」

 

「「おー!」」

 

 

 

「冬も案外いいものだな~ 落ち着いた感じがする」

 

「そうですね~ 緑は少ないですけどこれはこれでいいですね~」

 

「なんか眠くなってきたにゃ~」

 

「流石に寝ちゃダメよ。寝る場所ないんだから....」

 

「お日様が気持ちいにゃ~」

 

「こらこら、フラフラ歩いてると危ないぞ。ちゃんと歩きな」

 

「大丈夫ですよ~ っ!? おっとっと...あはは...」

 

「言わんこっちゃない。ほら、シャキッとする」

 

「はーい」

 

「もうそろそろ出るかい?大方回っただろう」

 

「そうですね。1週しましたし。でましょうか」

 

「だったら....凛の言ってたラーメン屋さんに行きましょうか。集合が遅かったのでもうお昼です」

なに?

 

「もうそんな時間か?」

 

「えぇ、11時半です」

早いな....

 

「了解。んじゃ、凛ちゃん。案内よろしく」

 

「任されたにゃ!それじゃぁ行っくにゃー!!」

 

「ははっ ラーメンになったとたん元気出たな」

 

「凛ちゃんらしいです」

「そうね」

-----------------

「なぁ凛ちゃん。あとどん位行くんだい?」

結構表通りから離れたぞ。

 

「もう少しです~ お客さんも少ないので安心です!」

 

「へ~」

ま、こんだけ奥なら人も来ないか...

 

「お、ここです!私のおすすめ!」

ほー。

 

「それじゃ、入りましょ。流石にお腹減ったわ」

 

「そうだね....」

もう12時半....一時間歩いたのか。そりゃお腹減るわ。

 

カランカラン...

「どうも~」

 

「お、いつもの嬢ちゃん。いらっしゃい。今日はお友達連れかい?」

 

「はい!オススメなので紹介に!」

 

「おー!そりゃぁ嬉しいね。態々こんな奥までありがとな!」

 

「いえ....」

随分と豪快な人だな。

 

「はい。お冷だ。ゆっくりしてくれ」

 

「「「「ありがとうございます」」」」

いい店だな~

 

「ここはシンプルに醤油ラーメンがオススメにゃ~」

 

「お、ならそれにしようかな」

 

「私もそれで」

「私も~」

 

「ん?お決まりかい?」

 

「はい!えーっと、私が醤油ラーメン1つ」

 

「俺が醤油ラーメンと餃子1皿で」

 

「私も醤油ラーメン1つ」

 

「私も醤油ラーメン1つで」

 

「おぅ、醤油4つに餃子1皿な。了解だ」

 

「ここは外れないけど特にこれがオススメにゃ~」

 

「ほー、どのくらい来てるんだ?」

 

「数え切れないほどにゃ~」

す、すげぇ....

 

「でもこういうお店好きだな~」

 

「だな、居心地いいよな」

 

「たまにはこういうお店も悪くないわね」

 

「ここは雑誌でも紹介されないぐらい珍しいお店なんだにゃ~」

 

「よく見つけたね」

 

「お腹空いてて彷徨ってたら見つけたにゃ~」

.....理由がすげぇな。

 

「凛がそこまでベタ褒めって.....気になるわ」

 

「な、ラーメン好きがここまで言うんだもんな。楽しみだ」

 

「お腹減ったにゃ~」

 

「はいよ、先に醤油2つだ」

 

「お、んじゃぁ、真姫と花陽ちゃん先いいよ」

 

「え、ですが....」

 

「凛ちゃんは何回も食べたことあるんだし、それに....もっとお腹減ればいつもよりもっと美味しく感じるからな」

 

「はっ た、たしかに.....流石先輩にゃ!」

 

「でも....」

 

「麺が伸びたら元の子もないだろ?いいんだよ」

 

「そ、それじゃぁ....」

「そうね...」

 

「「いただきます」」

さぁさぁ、ご感想は?

 

 

「「美味しい...」」

たしかにうまそうだ.....

 

「はいよ、醤油2つに兄ちゃんの餃子だ」

 

「ありがとうございます」

さてさて....

 

「キタキタ♪ やっぱこれだにゃ~」

 

「それじゃぁ....いただきます」

「いただきまーす!」

 

.....おぉ、確かに美味いな。

 

「結構アッサリしてるんですね」

 

「おぅ!コッテリはやっぱり豚骨だけだろ!醤油はしつこくないアッサリ系を目指したのさ!」

いいね。これはまた食べたくなるな....っと、餃子は.........うん。こっちも美味い。

 

「そうだ。凛ちゃん達も餃子食べなよ。結構量あるから」

1皿7個はびっくりだ。

 

「え?いいんですか?」

 

「あぁ、せっかくだからな」

 

「やった!」

こうして俺らはラーメンを堪能して店を後にした。




閲覧ありがとうございます。

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