ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
ついさっき絵里ちゲットしました。後はもう1枚取るために走るだけですね....
それと、秋のあなたの空遠くの視聴動画来ましたね。さっきからループしまくってます。
最後に。77話用の挿絵が認可されました。お時間ある方は宜しければご覧下さい。

では、神綺の物語....はじまります。


78話

やぁ、神綺だ。俺へのインタビューは終わり、穂乃果達を待っている。

 

コンコン

来たのかな?

 

ガチャ

「失礼します....すみません遅れました!」

....大井さん?まじで来ちゃったの?

 

「あぁ、大井さん。もう斉藤さんへのインタビュー終わりましたよ」

 

「なんと......しかしっ μ'sはまだですよね!?」

 

「え、えぇ....」

...本当に花陽ちゃんまんまだよ。

 

「えーっと、初めまして。斎藤神綺です」

 

「おぉ、こちらこそ初めまして。スクールアイドルジャーナリストをやらせて頂いてます、大井加奈子です」

 

「よろしくお願いします」

 

コンコン

ん?今度こそ穂乃果達か?

 

「失礼します....高坂穂乃果です!」

 

「おぉ!高坂さん!お待ちしていましたよ!」

 

「うぇ!? ど、どうも....」

穂乃果困ってるじゃないか....

 

「ささ、こちらにお掛けください」

 

「は、はい....いつの間にこんなセットを?」

 

「俺があらかじめ用意しておいたのさ。‘高坂’達が来たらすぐに始められるように」

 

「え....そ、そうだったんですか....あ、あの...先輩?耳貸してください....」

 

「ん?」

 

「...そ、その....どうして私の事を...高坂と?」

 

「...おいおい、公の場でも名前呼びする気か?流石にまずいだろ....」

 

「うっ....確かに...でも、海未ちゃんとかにもそのこと言ってますか?」

 

「...言っていない」

 

「....凛ちゃんあたりがうっかり言っちゃうかもですね」

 

「....そうだな」

やべえ、ありえる。

 

「もう、いつも通りでいいんじゃないですか?普段の私達も撮るって言ってましたし...」

 

「....そうだな。変に畏まってもな....それでいくか」

 

「了解です」

 

「? なにか気になることでもありました?」

 

「いえ、私達の呼び方についてちょっと。普段の私達を撮ってもらうとのことですので、普段通りで行こうかと」

 

「おぉ!それは助かります。その方がμ's本来の雰囲気が伝わると思いますよ」

 

「そういえば穂乃果?」

もういつもどおりでいいや。

 

「なんですか先輩?」

 

「海未達は?お前と一緒じゃないのか?」

 

「あぁ、凛ちゃん達を呼びにいってます。授業の関係で少しは出ないといけないって」

 

「そうだったのか....」

 

「普段は斎藤さんは高坂さん達を名前呼びで?」

 

「えぇ、私達からお願いしたんです。私も別に気にしてないので」

 

「おぉ...」

 

コンコン

「園田です。お入りしてもよろしいでしょうか?」

 

「えぇ!どうぞ!」

張り切ってるな大井さん。

 

「では....失礼します。μ's、全員揃いました」

 

「それじゃぁ、海未達はこっちに。空いてる席に座ってくれ。できれば....学年ごとがいいかな?」

 

『わかりました』

 

 

 

「それでは...中田君。カメラ大丈夫?」

 

「えぇ、いつでもOKですよ」

 

「では、初めましょうか。私は大井加奈子。スクールアイドルジャーナリストをやらせていただいております。これからよろしくお願いします」

 

『よろしくお願いします』

 

「それでは早速....μ'sというグループ名ですが...誰が命名されたんですか?」

 

「それは、希ちゃんですね。全校生徒に呼びかけて入れてくれたのが希ちゃんだったんです」

 

「? メンバーなのにですか?」

あ、そっか。知らないのか。

 

「あ、そうですね。そこからお話しましょうか。....最初は私と穂乃果、ことりの3人だったんです」

 

「なんと!?....斎藤さんはいつ頃からなんですか?」

 

「私は3人の時ですね。初ライブ前に加わりました。その後に5人、7人と増えて今の9人になっているんです。私達μ'sが動画サイトにアップした順に見ていただけると、メンバーがどう増えたかわかるはずです」

 

「ふむふむ。μ'sを結成した理由はありますか?」

 

「最初は、この音ノ木坂学院が受験生減少で廃校になると知らされた時でした。その時に廃校にしたくないと思い。どうにかできないかって時に....スクールアイドルに出会ったんです」

 

「廃校....ですか」

 

「えぇ。ですが今は、保留となってまして、来年度も受け付けることになりました」

 

「おぉ! やはり皆さんの努力の結果ですか?」

 

「いいえ。私達音ノ木坂学院生徒みんなのおかげです。みんなが応援してくれたから、ここまでこれたんです!」

....いいこと言うな。

 

「いいですねぇ.....そういうの私好きなんですよっ」

 

「そ、そうですか....あはは...」

この人扱いにくいな...

 

「おっとと.....次に行かせていただきますね....えーっと、μ'sでは作曲、作詞はどのようにしているんですか?大体の所はどこかに依頼しているんですが」

 

「そうですね。私達のグループは作曲を真姫、作詞を海未が担当しています」

 

「なんと!?ご自分達で!素晴らしい....」

 

「「あはは...」」

 

「となると、衣装と振り付けも...もしかして?」

 

「えぇ、衣装とメイクはことりとにこが。振り付けとダンス練習は私と神綺が担当しています」

 

「す、凄いですね......そうそう。斎藤さん」

 

「はい?」

 

「ダンスの腕前は....如何なんでしょうか?」

あー.....

 

「...どうせなら踊っちゃえば?先輩」

 

「真姫?」

 

「隣にピアノあるんだし、弾くわよ?」

なるほど.......なら。

 

「なら.....ことりと海未。手伝って欲しい」

 

「「??」」

 

「おぉ!実演して頂けるのですか?」

 

「えぇ、ちょっとお待ちください....ちょっと2人共、こっち来て」

 

「....どうしました?」「?」

 

「....今さ、START:DASH!!踊れるか?」

 

「え?....踊れますが...」「私も」

 

「なら俺と一緒に踊ってくれ。俺が穂乃果ポジで踊るから」

 

「っ!わかりました」

「了解です!」

....あとは。

 

「すみません。着替えてきてもいいでしょうか....制服だと心配なので...」

主に破けるとか。やっぱ踊るならジャージでしょ。

 

「あっ 態々すみません....いくらでも待ちます!」

 

「ありがとうございます。...んじゃ海未、ことり。みんなに今のこと言っておいてくれ」

 

「「わかりました」」

んじゃ。行きますかねぇ。

----------

「お待たせしました」

 

「いえいえ!」

 

「本当にSTART:DASH!!でいいの?」

 

「あぁ、元々あれはピアノ曲だろ?違和感ない曲で行こうかとな。....あと俺がμ'sで思いれの強い曲なんだ...」

 

「.....そう。わかったわ。頑張ってね」

 

「おぅ。....さ、2人とも頼んだぞ?」

 

「「はい!」」

 

「頑張ってくださいね~」

「応援してるにゃ~」

ははっ....頑張らないとな。

 

 

「それじゃぁ.....3、2、1、...どうぞ!」

 

~~~~♪

.....ふぅ。久しぶりに歌った気がする。

 

「お疲れ」

 

「「お疲れ様です!」」

 

「おぉ.....これは....」

 

「どうでしたか?」

ミスはしなかったから大丈夫だとは思うが。

 

「素晴らしいです!生で見られてとても嬉しいです!!」

 

「なんだかかよちんみたいな人だにゃ~」

同感だ。

 

「これが俺の実力...というか。俺の全力です」

 

「素晴らしいの一言です....本当に独学なんですか?」

 

「えぇ、レッスンを受けたことがありません」

本当はあるんだが...前世のこと言えねえし。

 

「圧巻です........ありがとうございました!!」

 

「いえいえ....3人ともありがとう」

 

「いいのよ」

「久しぶりで楽しかったです」

「うん!」

そう言ってもらえると助かるよ。

 

「では....ここで続きをさせていただきます....えーっと、なぜ前回のラブライブは出場なさらなかったのですか?」

 

「っ....」

それは......言いにくいな。

 

「....別にいいわよ神綺」

 

「...絵里?本当にいいのか?」

 

「言わないなら私が言うわよ?」

 

「....いや、俺から言うさ」

 

「そう?」

.....さて、

 

「えーっと、前回の欠場の件ですが。実はラブライブの直前に音ノ木坂学院の学園祭があったんですね?その時のライブで...絵里が倒れまして。このまま活動を続けていても彼女達に辛い思いをさせるだけかと思い、私がエントリーを取り消ししたんです」

 

「斎藤さんが?」

 

「えぇ、私達学生の本文は勉強。それを疎かにしてまで練習して倒れたんです....その時に理事長に解散を言い渡されなかったのが奇跡ですね。そのお陰で今の俺達がいます」

 

「ですが、またエントリー...ということですが」

 

「えぇ、その後みんなで見つめ直したんです。今までの自分達はなにがいけなかったのか。それを考えた上で、この学校の講堂でライブをしたんです。その時はラブライブが近いうちにまた開催されるなんて知らなかったので....せめて、9人揃ってライブを最後まで成功させたいと思い開催したんです」

 

「なるほど....それで....結果は?」

 

「結果は満席。穂乃果の結成時の夢だった、講堂を満席することが叶ったんです」

 

「そうですね....あの時はとても嬉しかったです。最初は廃校にならないように必死だったのに....今では楽しいと思ってやっています!」

 

「そんなことが.....」

 

「それで、次のラブライブが....9人揃ってできるラブライブが決定した時は泣いちゃいましたね、嬉しすぎて....もう駄目だと思っていたので」

 

「そうだったんですね....予選通過おめでとうございます!....最終予選、頑張ってください!」

 

『はい!』

 

「...では、これでインタビューは終了...ということでよろしいでしょうか?」

 

「えぇ、私達はそれで」

 

「では、今日の取材を引き受けていただき、ありがとうございました」

 

「こちらこそ、ありがとうございました!」

 

「今撮った内容は後日編集して放送しますので....では、失礼します」

 

『今日はありがとうございました!』

 




閲覧ありがとうございます。


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