挿絵が認可されたので貼りますね。
神綺の物語....はじまります。
やぁ、神綺だ。穂乃果のハプニングでがんp....えふんえふん。焦ったが、静かになったあたり着替えは終わったらしい。
「.....お待たせしました/////」
「お、おぅ。時間も危ないから急ぐぞ」
「....はい/////」
「もう.....起きないからですよ...」
「あはは....これからもう少し...早く起きようね?」
「ことりは穂乃果に甘すぎます」
「そうかな....あはは...」
....なんだこの微妙な空気。
「さ、急ぐぞ。本気で時間がやばい」
「...そうですね。急ぎましょう!」
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なんとか間に合ったな....
「ギリギリでしたね....」
「はぁ....はぁ....はぁ....はぁ......」
「ふぅ.....ひぃ......ひぃ......ふぅ....」
「2人とも体力なさすぎです!それでよくアイドル出来ましたね!」
「まぁまぁ....間に合ったからいいじゃないか」
「ですがっ....」
「許してやれ、結果オーライだ。...んじゃ俺はこのまま理事長室行ってくるよ」
「え...あ、はい。では、また後ほど」
「あぁ」
「「また....あとでぇ.....はぁ....はぁ....」」
....お疲れさん。
コンコン
「はい?」
「斎藤神綺です」
「あ、どうぞ」
....よし。
ガチャ...
「失礼します.....おはようございます。理事長」
「おはようございます。...ごめんなさい。急になってしまって」
「いえ、驚きましたが大丈夫です。それより遅くなりました」
「....何があったの?あの時間にことりが出たならとっくに...」
「....実は穂乃果が寝坊をしまして...起こしていたらこの時間に...」
「なるほど.....ことり達は?」
「今頃教室にいるかと、すぐそこで別れたので」
「そう....早速だけど今日の説明をさせてもらえるかしら?」
「わかりました」
「時間は一応11時からを予定しています。相手は一応テレビ局ですのでカメラマンとか大勢でくるかも知れません」
知れませんって....
「確定していないんですか?」
「急なので何人確保できるか解らないとのことです。しかし、1人は必ずカメラマンが同伴すると」
「わかりました。場所は?」
「一応普段のメンバーの様子も撮りたいとのことで部室になるかと」
「.....わかりました。念の為掃除をしておきたいので、後で部室の鍵を貸してください」
「わかりました。それと、結構時間がかかるそうよ」
「そうですか....わかりました」
「後は.....得にはありませんね」
「では、私はこれで....部室の鍵、お借りします」
「えぇ、事務室に行けばもらえると思うので」
「ありがとうございます。....失礼しました」
....ふぅ。まずは掃除か。
部室到着っと.....って言ってもあいつらって結構綺麗に使うから汚れやゴミもそんなないか....ま、できることはやりますか。
机拭いて.....軽く掃いて.....よし。後は棚の整理っと。
.....改めてみると結構色んなの入れてんだなぁ....これ殆どにこの私物だろ?すげぇな。っと、ここが逆なのか。あとはこれとこれか。
掃除終わりっと。時間は....10時前か。うーむ。穂乃果達は3時間目からこっちに来るはずだから....まだ時間あるのか....なにすっかな。
うーむ。
コンコン
「ん? はーい」
誰だ?
「南です」
南....ことりじゃない....だがこの学校に南って...まさか。
「....え?理事長ですか?!」
どうしてここに....
「はい。入っても大丈夫ですか?」
「えぇ、どうぞ」
キィ....
「どうされました?」
「実は....取材の方たちがもうお見えになりまして....」
「えっ しかし、時間は...」
「余裕を持ってとのことです」
「そうですか.....今どちらに?」
「今は一時的に理事長室に」
「....では、もうこちらにお連れしましょうか?もう掃除も終わってるので」
「いいかしら?それと、一足先に斎藤君に取材をさせて欲しい...と申し出ているのですが....どうします?」
「私は構いません」
「では、こちらに」
コンコン
ガチャ
「おぉ!理事長。どうでしたか?」
「....失礼します」
「!? あなたは....斎藤さんじゃないですか....!?」
テンションあらぶってるなぁ。
「初めまして、斎藤神綺です。今日はよろしくお願いします」
「あっ えぇ、こちらこそよろしくお願いします....こういう者です」
あらら、名刺まで...
「ご丁寧にありがとうございます。.....まだメンバーは居ませんが、私だけで宜しければ部室へご案内しますが....」
「是非!お願いします!」
「では、こちらへ...ご案内します」
よし、移動だ。
ガチャ
「こちらがμ'sの、アイドル研究部の部室となっています」
「おぉ....あ、カメラマンさん。こっちを移してください....そうそう」
「では、空いている席におかけになってください」
「あ、ありがとうございます...では、失礼して......っと、早速ですが....取材を始めさせていただきたいのですが...」
「えぇ、私はいつでも」
「テレビの特集として取り上げるので...カメラを回しますが...」
「えぇ、大丈夫です。なんでもどうぞ」
前世で撮影はいっぱいやったしな。
「ありがとうございます....では、どうやってμ'sと出会ったんですか?」
「最初はですねぇ、高坂からお願いされたんです。それを引き受けて今に至ります」
「お願い...ですか。高坂さんとはお知り合いだったんですか?」
「あー 高坂の家が饅頭屋さんでですね。私がよくそこに買いに行ってたんですよ。その内、高坂に顔を覚えられまして....それで、ある日私が公園でちょっとした踊りを踊ってたんです。それを見られて.....お願いされました」
「その踊りとは....?」
「あぁ、特に曲目もないんですよ。曲もなしで踊ってただけなので....」
「そうなんですか....小さい頃からダンス教室とか通っていたんですか?」
うっ....どうすっかなぁ....
「実は....そういう所には全く通っていないんです」
『え?』
そうなるよなぁ。
「確かにダンスには興味はあったのですが、教室には通ってません。すべて独学というか....趣味でやっていました」
「...腕前の程は?」
「一応お願いされた時に私の踊りをメンバー全員に見せています。その上でお願いしますっとのことでしたので、それなりにあるかと」
「なるほど....一応取材的な質問は以上なのですが......個人的な質問、よろしいでしょうか?」
「えぇ、どうぞ」
個人的って...なんだ?
「....その....先日....動画サイトに投稿されていた斎藤さんの件なんですが....」
あぁ、あれか。
「はい」
「....その、相手を背負い投げしていた時の動きが滑らかだったのですが...なにかされていたんですか?」
「あぁ、護身術系の特訓はしていたので、その要領で鎮圧を」
「それは.....独学ですか?」
「まさか.....ちゃんと師について学びました。そのお陰で、彼女達を守れたならいいかなっと。まぁ、怖がらせちゃいましたけどね....」
「そうだったんですか...ありがとうございました!」
「こちらこそ。あとはμ's全員での取材でよろしいですか?」
「はい。態々すみません...どうしても上が斉藤さんもっと」
「構いませんよ。それだけμ'sに関心を持ってくれているなんて...正直嬉しいです」
「そういっていただけると...助かります」
閲覧ありがとうございます。
不自然ですが、時間の関係でここまでとさせていただきます。
ヒビナさん、投票ありがとうございます。