ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
今日の更新はこれで最後....かな?
前回の続きになるので冒頭の挨拶はありません。
この話はもう1話続きます....
では、神綺の物語....はじまります。

.....ぶるべりぃとれいん聞きすぎて脳がとろけてるちゅん(・8・)


74話

んー 鍋鍋っと......あった。......洗うか、なんかホコリかぶってる.....先に拭いてからにするか。

 

「凛達寝ちゃってますよ?」

 

「....は?」

寝てる?

 

「見ますか?先輩のベットの上でぐっすりですよ」

 

「そ、そうか....布団は?掛けてたか?」

 

「いいえ?」

 

「ふむ.....ちょっと待っててくれ」

 

「??」

毛布どこにあったかな...この時期に何も掛けずに昼寝はまずい...

確かここの押し入れに.....あったあった。

 

「毛布?」

 

「あぁ、流石にこの時期の昼寝で何も掛けないのはまずいだろ?」

 

「起こさないんですか?」

 

「疲れてるんだろ、寝かせてやれ。変に起こしてもやることないんだ」

 

「たしかに....」

 

「さ、俺はちょっとこの毛布掛けてくるよ」

 

「わかったわ」

よっと....よいしょ。よし。

 

 

 

 

 

おぉ....本当にぐっすり寝てるな.....風邪引くだろうに....

よいしょっと......よっ ほっ.......これでよし。

 

「んん......」

「すぅ......」

.....相当疲れていたんだろうな.....お疲れ様。

 

 

 

「どうでした?」

 

「ぐっすりだ。もうふ掛けても起きやしない....さ、向こうに戻ろう。廊下は寒いだろう」

 

「そうね.......やっぱり私も手伝うわ」

え?

 

「いいって」

 

「いいの。凛達が寝ちゃって私暇なんだもの」

...一人でいるのも苦か。

 

「そうか......料理出来るのか?」

 

「できるわよ.....偶にお母さんのお手伝いしたり、自分で作ってるし」

 

「なら、手伝ってもらおうかな.....」

 

 

 

 

「よし、今日は水炊きを作ろうと思う」

 

「無難ね」

 

「だから...はい。白菜とかはもう洗ってあるから切っていって欲しい」

 

「わかったわ。先輩はなにするの?」

 

「ちょっと久しぶりに土鍋出したら汚れててね....洗うわ」

 

「....ちゃんと綺麗に洗ってよね」

 

「わかってるって。さ、各自作業だ」

 

「了解」

さてさて....洗うっていっても水拭きしてからサッと流すだけだけど....

 

 

「あ、皿はそっちの棚にあるから勝手に使ってくれ」

 

「わかったわ」

タオル洗ってっと.....

-----------------------

「先輩終わった?」

 

「ん?あぁ今拭いてるから待ってくれ」

よっと。

 

「はい。終わりっと」

 

「こっちは全部切りましたよ」

 

「速いな....ありがと」

 

「.....次は?」

 

「んー 少しこの鍋乾かしてからやるか。...あ、ごはん炊かないと」

忘れてたぜ。

 

「....花陽うるさいんじゃない?大丈夫なの?」

 

「心配いらないよ。すでに花陽ちゃんからガミガミ言われてるんでね...」

 

「....それで?本当に美味しくなったの?」

 

「あぁ、びっくりしたぜ。ちょっと変えただけで味全然違うんだよ....」

 

「...お米好きは伊達じゃないのね...」

 

「らしいな...っとこれでOKだ。後は.....ちょっとした1品物?」

 

「他にもなにか作るの?」

 

「あぁ.....材料残ってたかなぁ.....」

取り敢えず冷蔵庫見てみるか。

.....ん!ほうれん草あるじゃん。お浸しかな。

 

「....なにかありました?」

 

「ほうれん草があった。お浸しにしようと思うんだが」

 

「おぉ、いいと思いますよ」

 

「なら早速準備だな。こっちは茹でるだけだし簡単だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、お浸しはこれでいいだろう。......もう鍋に火付けて大丈夫だよな?」

 

「んー....時間も丁度いいぐらいかと」

 

「よし、点火っと....」

そうだ。

 

「そろそろ凛ちゃん起こすか」

 

「? まだ時間掛かりますよ?」

 

「起きてすぐは食べられないさ。少し時間置かないとな」

 

「なるほど。では、私が様子見てますね」

 

「お、頼む」

んじゃ、行きますか。

 

 

そっとな.....ガチャ...

 

「「すぅ......ふぅ.....」」

寝てる寝てる....

 

そーっと....そーっと.....

よし。

 

「起きろ~」

 

「んん......」モゾモゾ

あ、寝返り打つなよ....制服のままなんだから....

 

「ほら、起きなさい」

 

ユサユサ

 

「ん......ぅん....ん?」

お。

 

「起きろー」

 

「っ!?!?せっ 先輩!?」

 

「おぅ起きろ。もうそろそろで夕飯だぞ」

 

「え......あ、そっか.....私寝てたんだ...」

 

「ぐっすりとな。おい、凛ちゃんも起きなー」

 

「あと5分~」

 

「ラーメン抜きだな~」

 

「っ!?!?起きます!...って先輩?」

 

「おはよう凛ちゃん。もうそろそろで夕飯だから起きな」

 

「え......あれ?かよちん?」

 

「私達寝てたみたい」

 

「あー....そっか~....」

 

「おい!2度寝するな!本当にラーメン抜きにするぞ!」

 

「それは勘弁にゃ!?」

....これでよしっと。

 

 

 

「あ、2人とも起きました?」

 

「あぁ、もう少しで来るだろ」

 

 

「あー真姫ちゃん!」

 

「っ な、なによ....」

 

「どうして凛達を起こしてくれなかったのにゃ!」

 

「え゛ぇ!?」

 

「あぁ、それは俺が止めたんだ」

 

「「え?」」

 

「疲れてたんだろ?人のベットで寝ちゃうほどに。だから休ませたのさ」

 

「......ありがとうございます」

 

「いいよ。はい、水。二人共飲みな」

 

「あ、はい」

「ありがとうございます」

 

「そうだ。今の内に週末の予定決めようぜ」

 

「「「え?」」」

 

「だって今何もないだろ?鍋が出来上がるまで時間あるし。ほら、真姫もこっち来な。鍋は俺が見るから」

 

「え...でも」

 

「真姫達はお客さんだぞ?俺が変わる。さ」

 

「....じゃぁお願いします」

 

「おぅ.....さて、週末だが....別に中止にしなくてもいいぞ」

 

「でも先輩が....」

 

「そうですよ!私達以上に騒がれてるじゃないですか...」

 

「それで?」

 

「えっ....」

 

「別にそれは俺が気にしなければいいだけさ。折角のこの機会、遊ばないと損だぞ?それの為に行程も練ったんだろ?」

 

「そうですけど....」

 

「折角作ってくれたのを俺のワガママでおじゃんにしたくないんだわ。だから、凛ちゃん達は気にしなくていいぞ」

 

「.......ですけどぉ....」

 

「カッコつけも程々にしたほうがいいですよ先輩。....じゃないと体壊しますよ?」

カッコつけ....か。

 

「いいんだよ......なにより俺が楽しみなんだ」

 

「「「え?」」」

 

「これは先週穂乃果達にも言ったことなんだが、俺を異性だからと変に距離を取らずに気軽に遊ぼうと言ってくれる。それが俺には嬉しいんだ。それに、俺は週末いつも何してると思う?」

 

「....勉強?」

 

「他には?」

 

「.....ランニング...とか?」

 

「他には?」

 

「...ゲームとか?」

 

「そこなんだ。俺はゲームとかしない」

 

「「「....え?」」」

 

「俺は休日はいつも、勉強したら空を眺めているだけ。雨でも晴れでもな。テレビを見るのは本当に稀だ」

 

「....なぜ読書とかをしないんですか?」

 

「興味がわかないのさ....前世ではゲームもやったし本も読んだ。だけど....今は興味が沸かないのさ...だからただ時間が過ぎて暗くなるまで外を眺めているんだ」

 

「「「......」」」

 

「......休日はそんな感じだからね。それをな?凛ちゃん達と遊べるなら、時間を有意義に過ごせるなら俺は喜んでOKするよ」

 

「....わかりました」

 

「んじゃ、そういうことで週末のお出かけは決まりだな。...ごめんな。折角心配してくれたのに」

 

「いえ!いいんです...私も本当はお出かけしたかったので...」

 

「ならいいんだ....さ、もうそろそろで水炊きもできただろう。...なぁ真姫」

 

「っ 何かしら」

 

「配膳手伝ってくれ」

 

「! わかったわ」

 

 

 

 

「...本当に良かったの?」

 

「ん?」

 

「私達とお出かけなんかして....またどこからか目つけられるかもよ?」

 

「そんなのお前らも一緒だろ?俺が過剰に反応しすぎてるだけさ。はい、これ真姫の分」

 

「....みんなの分よりちょっと多くない?」

 

「ん?手伝ってくれたお礼だよ」

 

「....そう。でも、女の子にはそういうのはあまりよくないわ」

 

「そうなのか?」

 

「女の子は体重を気にするの。だから私もみんなと同じ量でいいわ」

 

「....気にするレベルじゃないだろうに...まぁわかった。気をつけるよ....ほい」

 

「....ありがと」

 

「さ、鍋持ってくからちょっとどいてくれ」

 

「はいはい」

 

「サンキュっと.....」

 

 

「っ!鍋!」

 

「おぉ!」

 

「そうだぞ~ 出来立てだぞ~」

 

「これにラーメンを....はっ お腹減ったにゃぁ...」

 

「もうすぐだからな」

 

「はい、ごはんもってきたわよ」

 

「! ごはん!」

....この二人って結構似てるのな。




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