ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。


....書くことないですね。神綺の物語.....はじまります。


70話

やぁ、神綺だ。

....あの後は普通に飯食って授業を受けて放課後になった。....だが問題がある。この教室は窓から校門が見えるんだが.....なーんかいつもより校門にいる人多くねぇか?.....嫌な予感しかしない。

だが、帰るにはあそこしか.....

 

「おーっし終わった~ 斎藤!帰るぞ!って....どうしたんだ?窓なんか見て」

 

「....校門見てみ」

 

「ん?.....あれ、今日ってなんかあったっけ」

 

「.....俺目当てじゃないことを祈るよ」

 

「あぁ.....なるほどね。動画みて嗅ぎつけたか....はえぇな」

はぁ.....。

 

「とりあえずどうする?裏門から帰るか?」

 

「その手があったか。よし、行こう」

忘れてた。これで勝ったな。

 

 

 

「これからどうするんだ?お前」

ん?

 

「どうするって...なにを?」

 

「μ'sだよ。もう少しで最終予選じゃないか」

 

「あぁ....やれることをやるだけさ。悔いは残らないようにな」

 

「そうか....そうd『~~~~♪』あ、出ていいぞ」

電話......穂乃果?

 

「すまない....」

ピッ

 

「もしもし」

 

『せ、先輩!今すぐ音ノ木坂に来ることってできますか!?』

 

「....は?」

 

『なんか昨日のことが動画でアップされてるみたいで!?なんか先輩をひと目見ようとしてる人がいっぱいいるんですぅ!』

 

「....こっちの学校にもいるよ.....」

 

『えぇ!?どうするんですか!』

 

「こっちは裏門から逃げる。なんで俺なんかに興味持つかね....」

 

『あはは...それにそのことについて絵里ちゃんが話があると....』

 

「またあいつか。....わかった。そっちに裏門は?」

先送りにしたいが....あいつうるさいからな....

 

『ありません。.....正門じゃないと....』

 

「なん.....だと.....」

こりゃぁきついな...

 

『はっ 走って突き抜ければ大丈夫かと!』

 

「んな無茶な.....まぁいい。そっち行くよ....」

 

『おっ お気をつけて!』

ピッ

 

「....どうしたんだ?」

 

「音ノ木坂もこっちと同じ状況らしい....そして俺はそれについて呼び出された」

 

「....がんばれ」

 

「....あぁ」

行くしかないか....

------------------

うわぁ....こっちのほうが人多いじゃねぇか。

本当なら変装でもしたいが....それで通報されたくないし....行くっきゃない!

 

「すみません!どいてください!通ります!」

強行突破するのみ!

 

「あっ あの人!」

「あぁ!?」

えぇいっ 邪魔だ!

 

「通ります!どいてください!」

よし、もう少し!

 

「あ、斉藤先輩。こんにちは~」

「こ、こんにちは!」

 

「っ あぁ!こんにちは!」

よし!校門くぐった。これで安心だ。

 

 

「あぁ!学校に逃げられたぁ!?」

.....あぁもう滅茶苦茶だよ。

疲れた。とりあえず....部室か。

 

 

 

 

 

「すみません....斉藤です....」

いつも通り、守衛さんに顔出さないと。

 

「あ、斎藤さん。来ましたね.....理事長があなたが来たら理事長室に来るように、と」

.....もうやだ。

 

「わかりました.....」

部室に行くのはもっと遅れるみたいだ.....

 

 

 

 

コンコン

「はい」

 

「.....斎藤神綺です」

 

「あ、どうぞ」

 

「....失礼します」

ガチャ

 

「こんにちは、斎藤君」

 

「....はい、こんにちは。...なんでしょうか?」

 

「もうここにいるってことはわかっているでしょう?....あの校門にいる人達って....」

 

「多分...μ's関係でしょう」

 

「やはり.....それはそうと。....例の動画はご存知で?」

 

「えぇ、こちらの学長にも聞かれました」

 

「そうですか....」

 

「申し訳ありません。ご迷惑を...」

 

「あぁ、いいのよ。それより、ありがとう」

 

「....え?」

 

「ことりを助けてくれて。すっごい困ってたみたいだから....前から多かったのよ。でもその度に誰かが止めてすぐに引き返してくれるんだけど...今回はそうならなかったみたいね」

 

「はい...少々荒いことをしてしまいました...それで怖がらせてしまいました」

 

「それは仕方ないわよ。あの子は争いごととか好まないから」

そういえばことりはこの人の娘さんか....忘れてた。

 

「....確かに優しいいい子です」

 

「ふふっ、ありがとう。それで?今日もμ's?」

 

「えぇ、この件について絵里が騒いでまして....穂乃果からヘルプが来まして」

 

「あら....そうだったの。ごめんなさいね、態々寄らせちゃって」

 

「いえ!私が問題を起こさなければよかったことです。申し訳ありません」

 

「いいのよ。さ、早く行かないと絢瀬さん怒っちゃうわね」

....もう怒ってるだろうな。

 

「そうですね.....失礼します...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あー やっと部室だ。

コンコン

「はい?」

.....うわぁ、威圧感ある声だなー(棒)

 

「神綺だ」

 

「....入って」

あー面倒くせぇ。

ガチャ

 

「ういーっす」

あえてだらけて入る!

 

「あ、先輩!」

おま.....穂乃果泣いてんじゃん。

 

「おいおい....穂乃果になにしたんだよ」

 

「何もしてないわよ....さっきからどうしよーうって言いながら泣いてるのよ」

......うわぁ。

 

「それで?この動画はどういうことかしら?」

 

「どういうもなにもなくね?仲介に入って鎮圧した」

 

「そ、そんなアッサリ....」

 

「だって実際簡単だったし、無傷だし」

 

「......そう」

あれ.....俺おかしいこと言った?

 

「怒られることはしてねぇんだがな、殴り返さず鎮圧したんだから」

受け流しただけだからやり返しにもならんし。

 

「それは.....そうだけど....」

 

「ま、穂乃果達には怖い思いさせたしな.....ごめんな」

 

「い、いいんです!それはもう昨日済みましたし!」

 

「そうですよ。何も蒸し返さなくても....」

 

「.....はぁ。なんかもういいわ」

 

「....ん?」

 

「言いたいこといっぱいあったのに、神綺みたらどうでもよくなったわ」

....んん?

 

「.....つまり俺は別にここにこなくても良かったと?」

ほーう?

 

「え゛ど、どうしたのよ急に」

 

「俺はお前のわがままに付き合わされた...と?校門にいるそれなりの人垣をなんとかかき分けてきて....どうでもいい...だぁ?」

 

「せ、先輩....」

 

「ちょっ 先輩!戻ってます!戻ってます!」

....仕方ないだろう?これは流石に収まらん....

 

「覚悟しろよ。絵里」ワキワキ

 

「えっ ちょっ 待って!あれはやめて!?」

 

「嫌だ」

 

「ちょっ!?謝るから!ごめんなさい!やめて!?」

うるさいなぁ....

 

「おらぁ!」

くすぐりじゃぁ!!

 

「あっはははっは!やめっ あははははははははっ」

 

「え、絵里ち.....」

「こんな先輩久しぶりに見たにゃ....」

「す、すごい.....」

 

 

 

 

 

 

「よし」

 

「なにがよし、よ!絵里が壊れてるじゃない!?」

 

「あは....ははっ....は.....ははっ」ガクガク

 

「知らん。俺の学校から抜け出すのも一苦労だったんだぞ?それを一言で終わらせた絵里が悪い。こっちは怒られると思ってきたのに.....」

 

「あはは.....」

 

「今週末は凛ちゃん達だったな.....どうする?本当に行くのか?」

 

「勿論!予定もバッチシです!」

 

「そうか....じゃ、また何かあったら呼んでくれ」

 

「わ、わかったわ....」

 

「あ、絵里に言っておいてくれ。ちょっと度が過ぎてごめんっとね」

ちょっとストレス発散も込めて強くしたからな...

 

「え、えぇ....」

 

「んじゃな~」

またあの校門通るのか.....悪夢なんだけど。

 




閲覧ありがとうございます。

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