ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
もう少しで凛ちゃんに浮気しちゃう所でした。危ない危ない....
やはり私には海未ちゃんがっ!



神綺の物語....はじまります。


65話

やぁ、神綺だ。いや~ 寒い。特段寒がりじゃぁないんだがやはりキツいなぁ.....うぅ...さぶ。学校帰りは寄り道せず、まっすぐ家に帰るに限る!

 

~~~~~♪

っだぁー なんだよこんな時に電話ぁ?

速く暖かい家帰りてぇよ.......ん?絵里?なんだ......

 

「....もしもし?」

 

『あ、神綺?』

 

「どうした....」

 

『...何かあったの?』

 

「別に....んで?要件は?」

こっちは家に帰りたいんじゃい!

 

『ちょっとラブライブの最終予選についてみんなで話し合いたいの』

 

「...俺いる?それ」

 

『勿論よ。コーチでしょ?』

 

「...わかった...どこに行けばいい」

 

『音ノ木坂学院で』

.....。

 

「前みたいに明神とかじゃダメなんかー?」

 

『だって寒いじゃない』

 

「....そうだったな。今から行く」

確かに俺も寒いのは嫌だな。

 

『待ってるわ』

.......行くしかないか。

----------------------

いやまじで、女子高にためらいなく入れるようになった自分が怖い。

守衛さんも顔パスで通してくれるようになっちゃったし....まぁ、手続き面倒なのはわかるけどさ。

 

コンコン

「はい」

 

「神綺だ。着いたぞ」

 

「入ってきて」

キィ

 

「「「こんにちわー」」」

 

「あぁ、こんにちは。...最終予選のことってなんだ?」

 

「いきなりね...まぁいいわ。実はさっき秋葉原のちょっとした会場で最終予選に参加するグループ発表に呼ばれてたのよ」

 

「ほぅ?」

そんなのがあったのか。

 

「それでね。私達も流石に気持ち入れ替えようかと思って」

 

「....それで?本題は?」

 

「...いやに急かすのね」

こっちは暖かい家でヌクヌクしていたいのさ。

 

「それでだけど。次の最終予選で歌う曲をどうしようか、とね」

 

「曲?どうするもなにも新曲しかないだろ?」

 

「そうなのだけど...ジャンルってあるじゃない?」

 

「....ジャンルか....」

なるほどね、考えたことなかったな。

 

「....例えばやけど、ウチらでラブソングってどうやろか?」

 

『ラブソング?』

ほぅ、また珍しい物を思いついたな。

 

「なっ なるほど!」

...ん?

 

「アイドルにおいて恋の歌っ すなわちラブソングは必要不可欠!定番曲の中に必ず入ってくる歌の一つなのにっ それが今までμ'sにはなかったぁっ!?」

....あーあ、花陽ちゃんスイッチ入っちゃった。

 

「...希?」

 

「..っ」

 

「でも...どうしてラブソングって今までなかったんだろう?」

 

「それは....」

 

「...? っなっなんですか?!その目は!」

....まぁそうなるな。歌詞書く人次第だし。

 

「だって海未ちゃん。恋愛経験ないんやろ?」

 

「え?なんで決め付けるんですかっ!」

あ、いるの?

 

「じゃぁあるの!?」

「あるの!?」

 

「なんでそんなに食いついてくるのですかっ!」

 

「ちょっと海未!どういうこと!?アイドルに恋人はNGなのよ!?」

 

「あるの?!」

「あるにゃ!?」

 

「っ何であなた達まで!?」

 

『どうなの?!』

 

「っ う....」

でたぁ。女子特有の集団戦法。結果、対象に勝ち目はない。

 

「そ、それは...」チラッ

ん?

 

「俺に助け呼んでも無駄だぞーぅ。てか俺も気になる」

 

「そ、そういうわけじゃっ!」

 

「...あー、なるほど」

「なるほどにゃー....」

 

「き、急にどうしたんですかっ さっきまであんなに...」

 

「だって海未ちゃん。いま先輩のこと見たじゃん」

 

「っ....まぁ....はい」

 

「それが答えでしょー?なら、もういいかなーって」

? 俺がなんだって言うんだ?

 

「じゃぁ、結局の所。海未ちゃんに恋愛経験はないってことでいいのかにゃ?」

 

「....はい。ありません」

なんだ....ないのか。

 

「なーんだ。やっぱりか~」

 

「びっくりしちゃった~」

 

「もー、変に溜めないでよー ドキドキするじゃーん」

 

「..っ なんであなた達に言われなきゃならないんです!」

 

「えっ」

 

「穂乃果もことりもないでしょう!?」

 

「「....うん」」

あ、ないのね。

 

「にしても、今から新曲は無理ね」

 

「ん?どうしてだにs....真姫」

おっと、今までの癖が...

 

「....だって海未があれじゃぁラブソングなんて無理でしょ」

 

「ラブソング以外にするにしてもジャンルはいっぱいあるだろ~ 考えようぜ」

 

「そうよっ 諦めるのはまだ早いわ」

 

「そうやねっ 曲作りで大切なのはイメージや想像力だろうし」

 

「まぁ、今までに経験したことだけを詩にしてきたわけではないですが...」

 

「でも、ラブソングって要するに恋愛でしょ?どうやってイメージを膨らま....す...のぁ!?」

 

『っ』

急に驚かすなよ....てか穂乃果、なぜ俺を見る。

 

「ある!あるよ!イメージを膨らます方法!!」

 

「っ それはなんなの!穂乃果!!」

 

「神綺先輩だよ!」

 

「....は?」

俺?

 

『神綺(先輩)?』

 

「神綺先輩に恋人をしてもらうんだよ!!」

 

「...は?」

どういうこと。

 

「な、なるほど...そそそ、そそ、そっ その手が!?」

 

「ナイスアイデアだよっ 穂乃果ちゃん!!」

 

「ハ、ハラショーっ」

 

「さすが穂乃果ちゃんにゃ!」

 

「その手があったとはっ」

 

「ちょっ ちょっと待て!いいか、落ち着こうぜ。どういうことだ。状況が把握できないんだが.....」

恋人をしてもらうってなんぞ?

 

「だから~ みんなで先輩とデートですよっ そうすれば!アイデアも浮かぶんじゃないかって!」

 

「.....お前、何言ってるかわかってんの?」

デートって....

 

「デートって恋人同士が行くもんだぞ?俺達は恋人でもないし。なによりお前らだって好きな人と行きたいだろ?違うか?」

 

「そうだった....先輩鈍いんだった...」ガーン

....おい待て、俺は鈍くねぇぞ。なんで絶望してんだよお前ら。

 

「ウチは別にいいよ。神綺となら。別に穂乃果ちゃんはデートって言ってるけど。普通に友達と遊びに行くと思えばおかしくないやん?」

 

「そ、それはそうだが....」

 

「そうだ!先輩!あの時の約束使いましょ!」

 

「....約束?」

 

「あれですよ!代替案の時の!」

 

「あぁ....あったな。そういえば」

てことは....

 

「なら私達もね。神綺♪」

 

「.....うわぁ^q^」

こうなるわけで。

 

「え?絵里ちゃんも?てか達?」

 

「あの後処理したの私と希なのよー?それなのにご褒美もないのかしら?ってことで神綺にお願いしたのよ」

 

「なるほど.....じゃぁこうしましょう!学年ごとに別れて、1週間交代で先輩とお出かけするの!」

 

『賛成!』

 

「えっ ちょっ」

お、俺の意思は?

 

「先輩は!待ってるだけでいいので!行程は私達が考えますので!」

 

「え、いや...うん。じゃなくてっ なんでみんな俺と遊びに行くことに肯定してるんだよ!?真姫とかは!?俺と一緒でもいいのか!?」

 

「...まぁ、悪くないわね」

.....さようですか。

 

「それじゃぁ決まりってことで!」

 

『いぇーい!!』

....HAHAHA。どうしてこうなった。

 

 




閲覧ありがとうございます。
いや~ 今回は初めてiPhoneからの投稿を試みたんですが.....キーボードの方が楽ですね~
一回まっさらにして、1からPCで書き直しちゃいましたw

蜂蜜梅さん、投票ありがとうございます。

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