では、神綺の物語....はじまります。
--side神綺--
やぁ神綺だ。
今日でここの家を使うのも最後か.....次の家はどんな感じなのだろうか...ただ引っ越すとしか言われてないからなにもわからないんだよなぁ...
「神綺ー 可愛い女の子が2人来てるわよー?」
可愛い子...まぁ凛ちゃんたちか。確かに可愛いね。ロリコンじゃないからなんとも思わんが...
「あーい 今行くー!」
「あ!先輩!」「こんにちは~!」
「やぁ凛ちゃん、花陽ちゃん。来てくれてありがとね」
早速だがあれあげるか。喜んでくれるだろうか....こういう物のセンスないからなぁ
「ちょっと2人とも。片手を出してみて」
「「??」」 スッ
「はい。2人分のお守り。凛ちゃんは特に危なそうだから交通安全ね」
「「!!」」
よし、これでちゃんと渡したぞ。
「おぉ~ お守りだ~」「あ、ありがとうございます!」
-「神綺ー もうそろそろ出るわよー?」
おっと、もうそんな時間か
「はーい!今行くよ!」
「じゃぁ俺はもう行くよ」
「っ はい!...また会えますよね?」
おう また聞くとわね ははっ
「ははっ 前も聞いたよ?そのセリフ(笑)」
「え、あ///」
「もちろん、会えるさ。外国に行くわけじゃないんだから。落ち着いたらこっちに遊びに来るさ。....そうだ。いつかさ3人で会える時に集まろうか?」
「おぉ~」「! いいですね!」
「なら決まりだ。携帯買ったら連絡しような」
「「はい!」」
「神綺ー? 何してるのー!?置いてくわよー?」
げ やば
「今行くって!.....じゃぁねまた今度な」
「はい!」「さよなら~!」
よし、2人の笑顔見たし。向こうでも頑張りますかねー
「....遅いわよ神綺」
「うっ ごめんごめん」
そう言いながら急いで車に乗り込む。するとすぐにエンジンが掛かった。
「あら、ほら神綺。さっきの2人がこっちに手を振ってるわよ?」
え? そういいながら後ろを向くと..
「!!」
凛ちゃんが元気よくブンブンと、花陽ちゃんが控えめに手をこちらにむかって振っていた。
.....ありがたいねぇ。これはお返ししなくちゃだね。
ほんとは危ないのだが、窓を開けて身を少し乗り出し凛ちゃんたちにもわかるように大きく手を振った。
これでも30過ぎてるんだがなぁ....なぜだか体が動いちゃうんだよなぁ。
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-車の中でのこと
「ねぇ、神綺?」
「ん?なに?」
「さっきの女の子2人ってさ
ガールフレンド?」
.....は?
「え どうしてそうなった」
「えー すごい仲良さそうだしー なにより神綺って女の子の友達いないじゃない?だから彼女たちは特別なのかな~って」
.....おいおい
「んなわけないでしょ....凛ちゃん達は友達さ」
「なーんだ、つまんないの」
俺で遊ぶなよ....
閲覧ありがとうございます。なんか思いついたことガリガリと書きましたがどうでしょう? 一応これで[別れ]は完結。これからは原作に触れていこうかと思いますー。